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1:PTA役員…紀子
投稿者:
俺も初心者
山内紀子49歳。
夫の正明51歳と、高校3年の娘の理花との3人家族。 紀子は1人娘とゆうこともあり、理花の小中と、PTAの活動に積極的であり、比較的PTAの役員を引き受けることがあり、 理花の高校最後となる今年度もPTAの役員を引き受けていた。 夫の正明は中堅企業の管理職をしており、わりと収入もよいほうで、正明の収入だけでも十分なのだが、娘の理花が中学に入ってからは、理花の塾代の足しにでもなればと思い、車で10分ほどのとこにあるファミレスで、10時~16時までのパートをしていた。 理花の高校が夏休みにはいるのも後数日とゆうある日、 16時からのパートが当欠することになってしまい、紀子が21時まで延長ではいることになった。 娘の理花に連絡して夕飯のことは頼んだので、家のことは心配なく、仕事にはいれたのであった。 夕方18時ごろを過ぎた頃から店もだんだん忙しくなってきたので、慌ただしく動きまわる紀子であった。 19時をまわったころ、若い男女4人組を紀子は案内したのだが、その中の1人の男の子がなんとなく見覚えのある顔だと思い紀子は考えていた。 女子の2人が制服だったので高校生だと思い、(娘の知り合いだったかな?)などと考えていたのだが店も忙しく、仕事してるうちに、紀子はそのことを考えるのも忘れてしまっていた。 後少しで21時になるとゆう時に、紀子はレジにいて、さっきの若い4人組がちょうどお会計にきたので紀子がレジを担当した。 見覚えのある男の子がお金を払い、紀子はありがとうございました!と、若い4人組の後ろ姿を見ながら、(あっ!あの子理花と同じ中学の子だ!)と思い出した。 娘と中学の同級生とはいえ、娘の理花ともほとんどなんの接点もない少年なのだが、PTAの集まりで名前がでることもあった少年なので紀子は知っていたのだ。 中学のころ、その少年がよく遅い時間に出歩いている、などの報告があったのだ。 なので、紀子は少年のことを思いだしたが、その場で特に声をかけることをしなかった。 仕事が終わり紀子は車を走らせて、コンビニで明日の食パンを買おうと思い、帰り道のコンビニに立ち寄った。 コンビニの入り口付近に化粧品が置いてあり、ふと見ると、さっきの少年が1人でいたので、声をかけようかと迷っていたら、その少年が手にしてた整髪剤らしきものを、すっとポケットにそのまま入れたとこを見てしまった。 (えっ!どうしよう?万引き?) 紀子が少し混乱していると、その少年はすーっとコンビニから出て行ってしまった。 紀子もとっさにコンビニをでて、少年を追いかけていた。 路地を曲がったところで紀子は 「ちょっと待ちなさい!今何かポケットに入れたでしょ!出しなさい」 何も答えず俯いてる少年にたたみかけるように 「あなた、○○中学だった吉沢君よね!?」 「早く今ポケットに入れたもの出しなさい!」 言うと同時に紀子は少年のポケットに手を入れ、持ちかえってきたであろうヘアワックスを取り出した。 「持ってきたのはこれだけ?」 黙って頷く少年に紀子は 「ちょっとここで待ってなさい!逃げてもあなたのことはわかってますからね!」 紀子は少年に釘をさすように言い、ヘアワックスを持ってコンビニへと入っていった。 紀子が出てきた時に、少年は逃げずにその場で待っていたので 「ちょっとお話ししたいからいいかしら?私の車に乗って!」 少年は黙って紀子の車に乗り込んだ。 「ここじゃなんだから…○○のマック行くわね!」 紀子は万引きしたコンビニの近くにいると、少年が万引きしたのがお店の人にわかってしまうと思い、機転をきかせて車を走らせたのだった。 俯いたままの少年に 「どうしてこんなことしたの?万引きは犯罪よ!」 なにを紀子が言っても少年はうつむいたまま何も答えないので紀子も少し落ち着いて、話を変えてみようと思い 「吉沢君よね?うちの娘と○○中学の同級生なの!さっきお店にきた時に見たの。」 「はい!吉沢です。娘さんって誰ですか?」 やっと口を開いてくれた少年に 「山内理花よ!あんまり知らないでしょ?(笑)私は理花が中3の時にPTAしてたから、なんとなくあなたのことも知ってたの!運が悪かったわね(笑)」 冗談ぽくあえて少年の気持ちを和ませるために紀子は言うと少年は少し笑いながら 「そんなことは…(笑)」 少し和んできたのだか紀子はまた強い口調で 「でもね、悪いことは悪いんだから後で吉沢君のお母さんにも連絡するわよ!」 そんな話しをしてたらマックに到着して、紀子は少年に席に座らせて、少年のためのコーラと自分のコーヒーを買って戻ってきた。 「コーラでよかったかしら?さっきもファミレスでコーラ飲んでたから!」 「はい、いただきます。」 万引きが見つかり緊張していたせいか、一気にコーラをゴクゴク飲む少年を見ながら紀子は 「さてと!まず吉沢君の自宅の電話かお母さんの携帯の番号教えてもらえる?お店には私のほうから謝って、ヘアワックスは買い取ってきたけど、お母さんには報告しておかないといけないから!」 「母はいません…自宅の電話ありますけど、たぶん父もいないと思います。」 「お母さんいないって?吉沢君はお父さんと2人で暮らしてるの?ご兄弟は?」 「姉がいますけど、母親が出てった時に姉も1人で独立しました。」 「そうなの…一応おうちの電話番号教えてちょうだい!」 母が出てったと聞き、気の毒に思う気持ちも紀子にはあったのだが、本当のことかどうかもわからないので、とりあえず自宅に電話しようと思い聞いた。 「はい!これです。」 少年は素直に電話番号を書いて紀子に渡した。 受け取った紀子はその番号にかけるが、やはり誰もでることなく留守番電話に切り替わった。 「本当に誰もいないみたいね?お父さんは何時ごろ帰ってくるのかな?」 「たぶん…今週は帰ってこないかと思います。二週間ぶんの食費もらったから…」 「えっ?吉沢君はいつも1人で生活してるの?食事はどうしてるの?」 「父にまとめてもらったぶんで外食したり、コンビニで買ってきたり、適当にしてます。」 (ああ!だから吉沢君は中学のころよく夜なのに外にいて噂があったんだ!) 急に少年がどうゆう生活をしているのかが気になり始め 「だからさっきのファミレスでも吉沢君がみんなのぶんをおごってたのかしら?」 「はい、みんなにおごるから付き合ってもらってるんです。それで…さっきも本当はお金あったら買いたかったんだけど、ファミレスでお金全部使ってしまって…すいませんでした。」 素直に謝る少年をみて紀子はかわいそうになり 「そうだったのね!でもやっぱり万引きはいけないわね!欲しくても我慢しなきゃ!どうしてもそのワックスがなきゃ生活できなかったわけでもないんだし…とりあえずこのワックスは私が買ってあげました!出世払いよ!(笑)」 笑いながら先ほどコンビニから買い取ってきたワックスを少年に笑いながら手渡した。 「いいんですか?ありがとうございます。」 「いいのよ!そのかわりもう万引きなんかしないって約束してね!わかったかしら?」 「はい!約束します。本当にごめんなさい。」 「約束よ!じゃあもうしないと約束してくれた吉沢君を信じて、このことは学校にもお父さんにも言わないでおいてあげるから!」 「本当にありがとうございます。」 何度もお礼を言われ紀子はすがすがしい気持ちになっていた。 「あら、もう22時ね!高校生は帰らないと!送ってくわ!」 車に乗り込み少年の自宅まで道案内をされながら運転してると、 万引きを見つけた時よりも紀子自身の気持ちも落ち着き、あらためて若い男性と2人で車に乗ってるとゆうことを紀子は、車に立ち込めた若い男の匂いで感じた。 意識してしまいそうになるのを紀子は振り払うように運転に集中した。 間もなく少年のマンションの前に着き、ホッとしたような残念なような気持ちだったが紀子はそんな態度を悟られまいと 「明日も学校あるんだから、もう遅いから出たりしないのよ!」 気丈に言って帰ろうとしたら 「今日は本当にすいませんでした!それにワックスまで買ってもらって、ジュースまでご馳走になって…ありがとうございました」 紀子の顔の前で少年が深々と頭を下げたので、また若い男の匂いを鼻に嗅ぎ、紀子はめまいがしそうになるのをおさえて 「気にしなくていいのよ!なんかあったら私はあのファミレスで土日以外の16時まではだいたいいるから!また遊びにきてね!」 「はい!おやすみなさい。」 少年がエントランスに入るのを見届けて、紀子は車を出発させ自宅に戻った。 「ただいま~理花、夕飯ありがとう!」 「おかえり!遅かったね?お父さんと夕飯適当に食べたよ!お母さん夕飯はお店で食べてきたんだよね?」 「うん、お風呂入ろうかな?」 紀子はそのまま洗面所にいき、服を脱ぎ始めて最後の下着に手をかけておろした時に (ヤダ…やっぱり濡れてる。) 若い男と車の密室で少し一緒にいたとゆうだけで、紀子は反応してしまっていたのだ。 シャワーを浴びパジャマになりリビングにいくと、まだ娘の理花がリビングでテレビを見ていたので 「ねぇ理花?中学の時の同級生で吉沢君て理花は覚えてる?」 「うん!吉沢智樹でしょ?智樹君…どうしたの?」 「今日お店に友達と来ててね!ほら、あの子色んな意味で有名だったから、お母さんもわかったのよ!向こうはわからないと思うけどね!」 「あはは、確かにヤンチャで有名だったよね!相変わらずヤンチャしてた?(笑)でも彼、けっこうイケてるでしょ?中学ん時はかなりモテてたよ!」 「そうなんだ?今日も女の子と一緒にいたから…やっぱりモテるのね?」 「うん、智樹君て運動も出来たし、ちょっと影がある感じで大人っぽかったから、人気あったよ!まぁ、うちは全然タイプじゃないけどね!(笑)お母さんのタイプ?」 「ち、違うわよ!もう寝るね。おやすみ。」 娘の理花に急にタイプ?と聞かれて動揺してしまったのをごまかすために、紀子はそそくさと自室に戻ってきた。 自室で髪の毛を乾かしベッドに横になり、今日のことを考えていた。 (智樹君の親や学校に言わなくてよかったのかしら?この対処方法でよかったのかしら?) 紀子は自問自答していたが、智樹と一緒の車に乗って、智樹の若い男の匂いを感じとってしまった自分(*^^*)また思いだしてしまい (イヤァ……アン…ダメよ…智樹君……) 智樹に車でせまられるのを妄想してしまいながら 紀子は下着に手を潜りこませてしまっていた。
2014/09/10 20:26:20(1.lOhG/1)
投稿者:
俺も初心者
紀子は車の中で運転する前に、智樹からのLINEを開くと
「さっきはバタバタしてて、紀子さんのこと帰らせちゃったようになってしまい、すいませんでした。みんな今帰りました!紀子さんも家にもう帰りましたか?」 自分のことを気にかけてくれたのが嬉しくなり紀子はすぐ返信した。 「ちょっと買い物してたから、今から帰るとこよ!智樹君、具合はどう?」 するとすぐにLINEからの無料通話で、智樹から着信が来た。 「もしもし紀子さん?まだ家じゃないって聞いたから…電話しちゃった♪」 「うん、今買い物終わって車に戻ったところ!みんな早く帰ったのね?智樹君、具合はどう?」 思わぬ智樹からの電話にドキドキしてしまう紀子だった。 「紀子さんのおかげで熱も下がったし楽になったよ!本当にありがとう♪ねえ…紀子さん?もう来れないですか?」 「…えっ!!今から?」 (智樹君に会いに行きたい…) すぐに紀子はそう思った。 「うん!もう無理かな~?俺、紀子さんとめちゃめちゃ会いたいよ♪」 また素直な気持ちをストレートにぶつけてくる智樹に (私だって…今すぐ会いたい…) そうは思うが、紀子は自分の気持ちを素直にだすことができず、 「お買い物しちゃったし…お夕飯の支度もあるし…今すぐは無理よ…」 「じゃあ夕飯の支度終わったら来れる?」 強引に食い下がる智樹がかわいくて、 「ふーっ、わかったわ!何時になるか約束は出来ないけど…智樹君もお夕飯困るだろうし…なんか食べれるようにしてあげるわ!」 内心ではドキドキするのだが、仕方なくとゆう感じを出しながら紀子は答えた。 「やった~♪じゃあすぐ帰って支度終わらせて、早く来てくださいね♪」 「もう…智樹君ったら…わかったわ!そのかわり…今度はイタズラしたら本当に怒るわよ!(笑)おとなしく寝て待っててね!」 紀子は自分からそんなことを言って、さっき智樹に一瞬でも大切なところを弄られたのを思い出し、顔を赤くしていた。 「えへへ…紀子さんも濡らさないようにね!(笑)」 「智樹君…そんな意地悪なこと言うんなら行かないから…」 紀子は電話で智樹にからかわれ、ますますカーッと身体が熱くなり、口ごもってしまうのであった。 「あはは、ごめん!ごめん!(笑)機嫌なおしてください!紀子さん来てくれるまでおとなしく寝てますから!めちゃめちゃ楽しみだな~♪じゃあまた着いたら電話してくださいね」 一方的に話してくる智樹に 「わかったわ…後でね!」 そっけなく返事して電話を切った紀子であるが、ドキドキ感はすでに限界であった。 電話を切って家に帰る時、 (なんて言って家を出ようかしら?) などと、家を出る口実を考えていた。 普段紀子はたまにあるPTAの飲み会には参加することがあるが、それも以前から決まってることで、急に家を夜あけるようなことはしたことがなかった。 色々考えて、パートの同僚から急遽お芝居の券があまったから一緒に行かないか?と誘われたことにしようと考えた。 家族に嘘をつくのも罪悪感から、真面目な紀子にとってドキドキすることであった。 そんなことを考えながら家に着くと、まだ誰も帰ってなかった。
14/10/08 20:07
(OFDrm9aI)
投稿者:
俺も初心者
家に誰も帰ってないのを確認した紀子は、スマホをキッチンに置き、買い物してきたものを冷蔵庫にしまいはじめた。
すると智樹からLINE受信した。 いつもはキッチンにスマホなど持ちこまないのだが、智樹からもしかしたら何か連絡があるかも?と思い、誰もいないのを確認したうえで、スマホを置いていたのだ。 (智樹君だわ!何かしら…?) 不安と期待でスマホをすぐ開き、智樹からのメッセージを読んだ。 「もう家に着いたと思うから、メールにしました。さっきいい忘れてたけど…紀子さんのワンピ、ガチで似合ってたよ♪さっき来てたやつ…亮平ってゆうんだけど、亮平も若々しくていい感じのおばさんって言ってたよ!だから全然気にすることないから!来る時また着てきてくださいね♪」 涙が出るほど高校生達に娘と共用のワンピ姿を見られて恥ずかしかったのだが、智樹の優しい心遣いにまたこみ上げてきそうになっていた。 「嘘よ!みんなであの後笑ってたんじゃないの?もう絶対着ていかないから!」 似合ってると言われて嬉しかったが、紀子は素直になれず返信した。 「笑うわけないし!俺はすごく紀子さんが着ててかわいいと思ったし、亮平もいい感じって言ってたのも本当だけど、紀子さんが嫌なら仕方ないね!でも本当に全然イケてたから♪じゃあ…また後で!」 (かわいいって…もうすぐ50のおばさんなのに…) なんて返信してよいかわからずに、買い物してきたものをしまい、とりあえず紀子はシャワーに入るために、着替えの下着を用意しようと思い、自室に戻った。 下着の引き出しを開けたが、新しい下着は今付けてるのしかなく、どれにしようかと下着を眺めてみた。 特にセクシーな下着などもってないのだが、以前かわいいと思って白い紐のパンティを買ってたのを思いだし、 (これが1番かわいいわね♪) と、白の上下を持ってバスルームへと向かった。 智樹から好きと言われ抱きしめられたり、下着見られたり、そして何より濡れてる大事なところを触られたり、様々なことが短時間でおこったので、身体が熱くなりっぱなしで、シャワーを早くしたいと思ってたのだ。 脱衣所で自分のワンピ姿を鏡で見て、 (そうよね…どこで買ったかさえわからなければ、私が着ててもおかしくないわよね?それに…智樹君がかわいいって言ってくれたし…) ボーッとワンピ姿を眺めながら考えていた。 (あっ!夕飯の支度もあるし急がなきゃ!) 急いで服を脱ぎ、ショーツも脱いだところで、 (イヤだ…私…またこんなに濡らしちゃってる…) ショーツを見て恥ずかしくなるのだが、一気に脱いでシャワーへと向かった。 髪の毛は乾かすのに時間かかったり、セットも大変なので、体だけ念入りに洗い、ボディーソープの泡をシャワーで流した時に自分の身体が鏡に写った。 (智樹君に私の身体見られちゃうのかも…) 鏡に写った自分の裸体を見て、また不安がこみ上げてきた。 (智樹君、こんなに胸が小さかったらがっかりしちゃうかな?それに…こんな弛んだ身体見たら笑われちゃうかも…でも、智樹君に会いたい!また抱きしめてキスして欲しい…) 会いたい気持ちが恥ずかしさより勝っていた。 手早くシャワーを終え、下着を付けてると、 「ただいま~」 と、理花が帰ってきた。 脱衣所のドアを理花が開けると下着姿の紀子がいた。 下着姿の紀子を見ながら理花が、 「あれ!お母さん?シャワーしたの?」 「う、うん!これからちょっと出かけることになって…パートのお友達の石井さんがお芝居の券、一緒に行く人が来れなくなったらしくて…急遽お母さんが誘われたのよ!」 急に脱衣所を開けられて、少しビックリしながらも、さっき考えてたとおりの嘘を言った。 「そうなんだー?夕飯はどうするの?」 「今からカレーでも作っとくから、お父さん帰ってきたら適当に食べて!」 「はーい!」 返事をして理花は自分の部屋へと戻っていった。 下着は持ってきてたが、服は脱いだワンピースしかなかったので、とりあえずまた先ほどのワンピースを着て、キッチンへと戻り、ワンピースにエプロンを付け、夕飯の支度にとりかかった。
14/10/09 15:56
(.Jye0VL2)
投稿者:
俺も初心者
カレーを作り終えた頃、夫の正明が帰ってきた。
紀子はエプロンをはずし、 「お帰りなさい。」 キッチンからでてリビングで正明に声をかけ、 「理花には言ってあるけど、これからお友達とお芝居観に出かけるから…お夕飯はカレー作っといたから、理花と適当に食べてね!」 「そうか!わかった!」 紀子のワンピース姿を見てもなんの反応もしめさない正明だった。 二階の理花の部屋へと行き、 「お母さんそろそろ出掛けるから、お父さんのことよろしくね!」 振り向いた理花が紀子を見て、 「はーい!あっ…お母さん!早速この前のワンピ着てるの?うちよか先に着たらダメじゃない!(笑)汚さないでよね!」 「はいはい!わかってるわよ!(笑)変じゃない?」 智樹はかわいいと言ってくれてるが、どうしても若い人達から見るとどう思われてるのか気になり、理花に尋ねた。 もしおかしいと言われたら着替えるつもりだった。 「うん!大丈夫よ♪お母さんにしてはちょっと丈が短いけど…でもそれぐらい今のおばさん達は普通なんじゃないの?」 「そうよね!役員さんでももっとミニの人もいるし…大丈夫よね?」 「大丈夫よ~♪お母さんももっと若い格好しないと、来年は50になっちゃうんだから!(笑)」 「コラッ!理花(笑)じゃあ行ってくるわね!」 「後片付けもやっとくから!たまにはお母さんもゆっくり楽しんできて♪」 「うん…理花、ありがとう。」 娘の心遣いが嬉しくもあり、心苦しくもある紀子だった。 車に乗り、今度は智樹の夕飯をどうするか考えていた。 (若い子だからお肉やパスタなんかが好きかしら?でも食べ飽きてるからたまには家庭的なお料理にしようかしら?) 智樹がどうしたら喜んでくれるか♪考えるのが紀子は楽しかった。 先ほど行ったスーパーにまた入り、 (智樹君、体調も悪いからお肉はちょっと重いかな?お野菜とお魚中心で作りましょう!) ある程度の献立を考えて食材を買って、智樹の部屋へと向かった。 今日二度目となるコインパーキングに車を止め、ドキドキしながら紀子は智樹に電話した。 「もしもし、智樹君?今着きました!」 「あっ!紀子さん♪早かったね!玄関開けとくから入ってきてください!」 「わかったわ…」 電話を切りドキドキがピークに達しながら、紀子は智樹の待つ部屋へと早足で向かった。
14/10/09 17:15
(.Jye0VL2)
投稿者:
俺も初心者
智樹の部屋の前に立ち、チャイムを押すと、すぐに智樹がドアを開けてくれた。
「お帰りなさい♪」 笑いながら出迎えてくれた智樹に、 (ぷっ!お帰りなさいって何よ?) おかしくなり吹き出してしまった。 智樹のその一言で紀子の緊張がほぐれた。 「ただいま♪ちゃんとお利口に寝てましたか?」 笑いながら紀子も尋ねた。 「うん!ほとんど寝てないけど…とりあえずあがってください!」 サンダルを脱いで買い物の荷物を持って、また智樹の部屋へあがろうとすると、 「何作ってくれるんですか?」 買い物袋を覗きこみながら智樹が尋ねてきた。 「そうね?智樹君は煮魚なんて食べれる?智樹君若いからお肉にしようかと思ったんだけど…体調悪い時にお肉もハードかな?と思って…もしお魚苦手だったらお肉買いに行くけど…」 「魚も大好きだよ!いつも魚とかあんまり食べないから、むしろ嬉しいかも♪」 「そう?それならよかったわ♪支度するから、キッチン借りるわね!」 紀子の読み通り、智樹は家庭的な料理がよかったのだ、と紀子は安心した。 キッチンに入る紀子を智樹も追いかけてきて、キッチンに一緒に入ってきた。 「ちょっとー智樹君、キッチンの中狭いから、寝てていいからね!」 「紀子さんが料理作ってるとこ、ちょっと見たくなったんだもん♪」 かわいいことを言ってくる智樹にキュンとしながらも、 「そんなの見なくていいの!できるまでまた寝てなさい!出来たらまた起こしてあげるから!」 渋々キッチンを出る智樹を笑いながら見送り、床に置いてた買い物袋から、屈んで魚や野菜をとってると、 「超セクシーショット♪」 紀子が振り向くと、ベッドに戻ってたと思った智樹が、紀子を見ながらニヤニヤして立っていた。 智樹の位置から見ると、紀子がちょうどお尻を突き出してる態勢になってたのだった。 「ちょっと智樹君!何してるの?さっきも言ったはずよ!悪戯するならもう帰るわよ!」 そんなとこを智樹に見られてるとは知らずに、恥ずかしくなり、つい声を荒げてしまった。 すると智樹がキッチンの中に入ってきて、 「紀子さん、やっぱり俺、紀子さんが好きです!」 狭いキッチンで行き場のない紀子は、その場に立ちつくしていると、いきなり抱きしめられた。 「智樹君…ダメよ!お夕飯作れないよ…」 口では抵抗するが、智樹を押し返すことは出来なかった。 抱きしめたまま智樹は紀子の耳元で、 「紀子さん、ワンピ着てくれたんだね?めちゃめちゃかわいいですよ♪」 「ち、違うの!帰ったら娘がいて…着替えられなかったの!」 俺のために着てくれた…と、智樹に思われるのが恥ずかしく、紀子はとっさに言い訳をしていた。 「紀子さん…かわいい…」 抱きしめたまま、恥ずかしくて下を向いてしまった紀子の顔を覗きこみながら、智樹は唇を重ねてきた。 紀子はもう抵抗せず、智樹の唇を受け入れた。 キスと智樹の言葉だけで紀子は目眩がするほどの感覚だったが、片手をキッチンテーブルに付き、なんとか立っているのであった。 やがて智樹の舌が紀子の唇をさまよいはじめ、紀子は自然に智樹の舌も受け入れた。 背中に回してた智樹の手が、やがて紀子のワンピースの背中側に付いてるファスナーを下げはじめた。 「イヤッ…ダメ!」 ファスナーおろされそうになったことに紀子は気づき、慌てて唇を離して身体を捻って智樹から逃れた。 「紀子さん、ベッド行こう♪」 離れた紀子の手をとり、智樹はベッドへと引っ張って行くのであった。 「もうー、お夕飯はどうするのよ?」 一応紀子も踏ん張るのだが、智樹の力には逆らえず…ずるずるとベッドの部屋へと連れて行かれるのであった。
14/10/09 19:13
(M4kLzcAF)
投稿者:
かな
◆RxjkpTCIPg
続き楽しみにしてます
14/10/09 20:59
(8ZORtdzx)
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