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娘の友達
カテゴリ: 官能小説の館    掲示板名:ロリータ 官能小説   
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1:娘の友達
投稿者: やつ
「お父さん、まだギター弾ける?」娘の愛茉が唐突に言った。
「なんだ?今更。ギターかぁ…クローゼットにあるけど、弦は錆びてるだろうし、それよりも弾けるかなぁ…」

俺は、妻と1人娘の愛茉との3人家族だ。
今、高校2年生の愛茉とは、思春期にありがちな父親嫌いにはなっていないようで、割と関係はいい方だと思ってる。
そんな娘が、急にギターの事など持ち出してきた。
「なんで?愛茉が弾くのか?」と尋ねると、「あたしじゃなくて、杏奈だよ」
その名前を聞いて、一瞬誰か分からなかった。
その様子を見て、「杏奈、覚えてない?小学校の時、よく遊んでたじゃん。お父さん、前にギター弾いてくれたよ。」
それを聞いて、やっと思い出した。
杏奈、という娘は、愛茉が子供の頃よく一緒にいた同級生で、よく家にも遊びにきていた。可愛い上に、明るく活発な娘で、クラスメイトの男子にもてているらしい話をよく愛茉から聞いていた。
俺は平日休みの事もあったので、よく顔を合わせていた。
当時、アニメの主題歌のヒットで、あるガールズグループが女の子達の人気だった。学生の頃、バンド活動をしていて、ギターが弾けた俺は、夢中だった子供たちに、グループの曲を弾いてあげたことがあった。
中学に入ってからは、その娘は部活やら塾やらで忙しく、家にも来なくなっていた。
そんなしばらく会ってもいなくて、顔も覚えてない友達の名前が出てきて、ますます俺は理解できなかった。
「杏奈ちゃんがギター弾くのに、俺は関係ある?また弾いてみせろ、と?」と再度愛茉に聞くと「そう。というか、衝動的に始めたみたいで、よくわからないみたいで。て、前にお父さんギター弾いてくれたの思い出して、教えて欲しいんだって。」
「そう言われても、俺もずっと弾いてないし、人に教えるような上手いわけでもないよ」
そんなに本格的でなくていいから、と言われ、俺は渋々承諾した。今度の日曜日に来るらしい。
次の日、仕事帰りに新しい弦とピックを買いに楽器屋に寄った。
弦を手に取り、ピックを選んでる際、浮足立っていたのが自分でも分かる。
「浮かれてるな、俺は…」そう自重しようとしたが、「杏奈ちゃん、可愛い娘だったからな…高校生になってどうなってるか楽しみだ…」そう思いながら、ついニヤけてしまうのだった。
日曜日当日。ギターを手に持って弾いてみたが、昔のように指が動かなかったので、あの日から少しずつ弾いていた。
おかげでなんとか勘を取り戻してきたが、少しでも上手く弾こうと、リビングでつま弾いていた。
娘はスマホ弄りながら、なにか音楽を聴いているようだ。
チャイムがなり、娘が出迎えた。
そして、「お邪魔します」とゆっくり制服姿にポニーテールのスレンダーな彼女が部屋に入ってきた。
彼女は、小学生の時のイメージからは想像もできない美少女になっていた。
顔には可愛らしかった面影が残るが、綺麗さも加わり、大人びた顔立ちになっていた。スラッとした高身長のスタイルの彼女は、制服とポニーテールでなければ、素敵なレディと言っても過言ではなかった。
「こんにちは、お久しぶりです。」彼女はそう挨拶したが、あまりにも大人びた変貌振りに俺はつい、「ああ、久しぶり」と素っ気ない挨拶を交わしてしまった。
「ずいぶん綺麗ないいオンナになったな」
娘と買ってきた飲み物を飲みながら、談笑してる彼女を横目で見ていた。
それに気付いたのか、彼女も時々こちらを気にしていた。
「杏奈ちゃん、ギター始めたんだって?」
俺は切り出した。
聞けば、以前からやりたかったそうで、高校に入ってから友達とバンドやろう、ということになったらしく、思い切ってギターを買ったそうだ。
彼女のギターを見て思わず、「えっ、これ?」そのギターは、レスポールタイプの厚みもありけっこう重いギターだった。
聞けば、好きなバンドのボーカルが同じタイプの物を使ってるらしく、それで買ったのだそうだ。
「そうなんですよ、でも弾く以前に、私には重くて…」とギターを見つめている。
とりあえず俺達はギターを交換して、教えながら基礎的なことから始めた。
彼女は本当に始めたばかりらしく、たどたどしい指使いで、ギターを弾いていた。
「お父さんのギター、すごく弾きやすいですね!私もこれにすれば良かったな。」
「でも、このギターで女の子が弾くのも、かわいくてカッコいいと思うよ。」
そんなやり取りをしながら、しばらくそうやってギターをいじっていた。
娘は、初めのうちは興味津々にみていたが飽きてきたらしく、「今日お母さん居ないし、お父さんも杏奈に教えてるから、コンビニでお昼なんか買ってくるよ、お金ちょうだい」と、俺の財布から勝手にお金を持ち出し、コンビニに出かけていった。
家には俺と彼女の2人だけとなったが、教えることに夢中になり、そんな事は考えもつかなかった。
すると彼女は「そういえば、さっきのスケールっての、ちょっともう1回教えてもらえますか?」とギターを構えた。
俺は向かい合って、指でああして、こうして…と教えていた。
すると彼女は、「よくわかんないですね…」と言ってきた。
「わからない?さっきは出来てたと思ったけど…」そう思って困惑していると、「失礼します…」とおもむろに立ち上がり、俺に近づき、ギターを持ったまま背を向け、身体を寄せてきた。
はたから見たら、俺が後ろから抱きついているような形になったのだ。
「えっ…!?」俺は一瞬、何が起こったのか分からなかった。
すると彼女は「この方が…わかると思って…お願いします…」そう呟くように言うと、俺の手を両手でギュッ、と掴んで顔を寄せてきた。彼女こちらを向き
「こうしてると…ドキドキしますね、フフッ…」と顔を赤らめながら、その潤んだ瞳は、どこかからかっているように見えた。
「えっ!?ちょっ、ちょっと、あ、杏奈ちゃん!?」
焦った俺は彼女から離れようとした。だが、その瞬間に俺の手を逃さないかのように、掴んだ手に力が入った。
すると、玄関に娘が帰ってきた気配がした。すると彼女はようやく俺から離れた。
そして、唇に指を当て、その指を俺の唇に付け、こう言った。
「愛茉にはナイショね、お父さん…」
 
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2025/11/12 19:08:51(KiPn6whs)
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