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婦人科検診〜理性と欲望
カテゴリ: 官能小説の館    掲示板名:人妻熟女 官能小説   
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1:婦人科検診〜理性と欲望
投稿者: ミキ
平田優子はパソコンの画面を睨みながら、こめかみにあてた指を動かして思案をしていた。

雑誌編集部に就いてから15年、本当は記者になりたかったが今となってはそれなりのやり甲斐を感じている。

初めはやっていけるだろうかと不安しかなかったが、コツを覚えてしまうとメキメキと頭角を現し仕事が面白くて仕方がなくなった。

巷では結婚、出産の便りが届き、風の噂で親友の結婚が優子の心をざわつかせたものだが仕事にのめり込むことでやり過ごしてきた。

優子にも結婚の話が持ち上がった時期もあったが、家庭に入ることを強く望む当時のパートナーとは破局してから恋愛を遠ざけていた。

女としていい歳になってきて、焦りがなかったわけではない。
決してモテないわけではない。年下ではあったがこんな自分に交際を申し込んできた男性と、一時期は付き合ったこともあった。
5つも年下だけあってベッドでは疲れ果てるほど優子を導いてくれたが、若いということ以外に合わないことがあり過ぎて別れることになった。
それ以来、更に恋愛を遠ざけようになって気がつけば優子は38歳になっていた。

………もう、結婚は無理かな……

優子はそんなふうに思うようになっていた。


ー平田君、もう済ませてくれたかい?

課長の遠回しの催促だった。

優子の申し訳なさそうな反応を見て、課長は溜息をつく。

ー面倒なのは理解できるけどね、今月中には済ませてね………もう君だけなんだから、上がそろそろうるさくなってきてるから、もう庇えないぞ。

毎年恒例の健康診断、優子はこれが苦手だった。
年齢を重ねると検査対象が増えて、憂鬱で仕方がない。
会社社屋の横にバスを改造した移動検診車が止められ社員が順次検診を行うのだが、優子は取材だ何だと理由をつけて先延ばしにしていたのだ。
おかげで医療機関まで出向かなければならない。

課長に手渡されたリストにはいくつかの病院の名があった。
その中に去年まではなかった病院の名があった。
あまり気乗りしないまま優子は、試しに検索してみた。
産婦人科医院らしく、女医というだけでそこに決めていた。
それでもマンモグラフィ、クスコで膣を覗かれることを思えば憂鬱になるのは変わらない。
バリウムの苦痛だけでも嫌なのに………。

優子は嫌なことはさっさと済ませる為、一週間後に有給を取って病院に行くことに決めた。


便利な時代になったものだ。優子はこの期に及んでこれから行く病院を性懲りもなく検索してみた。
利用者たちの感想は比較的に良いものばかりだが、本当だろうか。
それでも感想を見ていると心が落ち着いてくる。
丁寧、苦痛は最低限という感想は救いだ。
ただ気になる感想もあるにはある。
女性ならここに行きたくなるかも………と。


病院に着いてみると壁紙やインテリアが女性好みになっていて、こういうことねと優子は納得した。さすがに女性医院長のいる産婦人科医院だと思った。


手続きを済ませると、思っていたよりも早く名前を呼ばれて部屋に通されていた。
用意されているカゴに脱いだ衣類を入れ、下着もとってピンク色の検査着に着替える。

血液の採取やら何やら一通りを済ませる。
いよいよ婦人科系の検査だ。
診察用の簡易ベッドに寝かされて、検査着の前を解かれて乳房を露わにされる。
冷たいジェルを塗られて超音波で隈なく乳房を調べられる間、やっぱりドキドキはする。
これといって問題はなさそうでほっとしたのもつかの間、いよいよマンモグラフィだ。
あの板に挟まれて乳房がペシャンコにされるのは何回経験しても、平気な女性はいない筈だ。

優子は特別大きくはない乳房だが、Dカップはある。
それが平ぺったくなるされるのは酷く惨めで、やっぱり痛かった。当然だが、両胸なのだ。

我慢強いと大袈裟に褒めるのは、この病院の方針なのだろうか。
それにしても超音波の検査前に念入りな触診をされたが、女医だからか力加減が絶妙だった。
男性医師ならば必ず多少は痛みが生じるのに、それがなかったのだ。
それどころか、危うく変な気分になりかけた。
ソフトタッチでスゥ〜っと肌を滑らせる、そんな指先の感触が性的なものを感じさせたのだ。
執拗とはいえないまでも、乳首に触れられた。
数回だったが優しく摘まれて離してはまた摘んで……。妊婦でもないのに稀に乳白色ではない色の分泌液、それが出てしまう人がいるのだと聞かされていた。その場合は、ある病気を疑う必要がある。
それが出いないか否かを確認するために、スリっと先端を指先が擦る。その瞬間、明らかに性的な快感か背中を駆け抜けた。

女医ーうんっ、こっちは問題ありませんね………反対側も診ますね……

女医の真剣な眼差し、触診をする手つきから不信を抱かせる感じはもちろんなかったが、如何せんあの指先の感触の後の乳首だから敏感になる。それもマンモグラフィの苦痛で飛んでしまったけど………。


女医ーじゃあ、あちらに移動して台に乗ってくださいね

婦人科では当たり前の、足を乗せるパーツの着いた嫌な診察台に乗った。
足を乗せる前に素早く目隠のカーテンが引かれる心遣いが、女性らしい。やはり女性の気持ちが分かるのは女性なのだと思った。


足をそれぞれの台に乗せ脚が左右に開く。


女医ーちょっと冷たいかもしれません、洗浄しますね

言い終わるとあまりにも冷たくて、身体がピクリとしてしまった。
脱脂綿らしい感じの物が丁寧すぎるくらい、性器を拭う。


女医ー アンケートに生理痛が重いと書かれてますが、不正出血はありますか?


優子ーたまに生理が終わったと思ったのに、まだ出たりとか……変なタイミングなことはあります


女医ーそうなんですね。これまでに子宮筋腫だと診断を受けたことはありますか?


優子ーはい、10代の時から生理痛はあったので、数年前から重くなって受診したらそのときに子宮筋腫だと診断されました


女医ーその時から受診はされてますか?

優子ー仕事が忙しくて、病院には行けなくて……でも薬で何とかなってましたから…


女医ーう〜ん……これからはなるべく受診されたほうがいいですね。問診表にあったかと思いますが、当院は痛みはなく細やかに調べられます。
他ではあまりしない手法ではありますが、成果は信用しても良いと思います。


優子ーそれはどんなというか、どんなことをするんですか?


女医ー説明しますね……オリモノは女性なら誰でも出ます。それは膣を清潔にするだけではなくて、正常な状態に保つ意味で大事なことです。
膣壁からも分泌されますし、子宮からも分泌されます。
この検査はその子宮からの分泌液を採取する必要があります。


優子ーそれは、どうやるんですか?


女医ー方法は2つあって、1つは子宮口から器具を入れて採取する方法です。これは急ぐ人やその必要がある方がされる場合が多いです。当然痛みがありますから麻酔をかける必要があります。

もう一つは、排卵期の卵白状のオリモノをご自分でお持ちになるか、この場で分泌させて採取する方法です。緊急性がなければだいたい後者が多いですね。


優子ーそれは痛くないんですか?


女医ーはい、だから皆さんこちらを選ぶんです。
ただ、分泌させるわけですから時間が必要なんですけど、今日は大丈夫ですか?


優子ーそれは大丈夫ですけど、分泌させるってどんなことをするんですか?


女医ーある意味、強制的に分泌させるわけですから刺激をします。はっきりいえば、性的な快感が伴うことになります。完全に秘匿なので外に漏れることはないですし、今までそれはありません。
ただこれは医療行為なのは間違いないですから。


優子ー快感って……例えばどんなことをするんですか?


女医ー専用の医療器具を使用します。クリトリスを刺激するんですが、痛みや違和感がないようにその方に合った物を使用して、最終的に分泌液を採取することになります。
もう一度繰り返し言うと患者さんの情報は外に漏れることはありません、守秘義務もありますから。
安全で秘密は守られますし、確かな結果が明日には分かります。公に公表することではありませんから、あまり知られていないのが難点だったんですけどね。
でも、口コミで受診される方が増えてきちゃって………。


女医の最後の言葉は、優子には意味深に聞こえた。
それはそろそろ予約が必要なほど順番待ちになるくらい、合法的に性的な快感が得られると言っているみたいだった。


女医ーどうされますか?今でしたら直ぐに出来ますが………


下半身をあられもない姿で悩むのも恥ずかしいので、優子はお願いすることにした。
女医が言っていたように、これは医療行為なのだから………。
 
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2024/08/28 10:39:30(cdJ3HtNg)
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