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1:ホトトギス
投稿者:
俺
青天の霹靂か15年前別れた萌から、突然電話がかかってきた。近所に来ているからどうしても会いたいという。別に断る理由もないので、俺一人きりで住まう我が家への訪問を承諾した。女房とは二年前協議離婚が成立、成人を果たした二人の子供たちも独立してこの家を離れている。萌の到着を待つわずかの時間で、かつての萌と俺の甘酸っぱく、ほろ苦い時間と数々の出来事を思い起こしていた。
彼女との付き合いは俺が35歳、萌が18歳の時からだから、今日までにかれこれ18年の月日が流れたことになる。 なれそめは萌が俺の部下として配属されたことによる。 二人が文字通りの男と女になった時、萌は処女であった。 彼女がシングルマザーで育てられた環境から、父性愛に飢えていた事で最初の相手が17歳も年上の俺だったのかもしれない。しかし、決して俺からの誘惑ではなく、萌から俺への熱烈なアプローチ、アタックからの成り行きであった。 高校生時代、陸上で鍛えられた萌の見事に締まった裸身、そして美形といえる顔立ちの萌が、それまで男を知らない事は俺にとって不可思議であった。処女喪失の相手として、なぜ中年男の俺なんかに白羽の矢が立ったのかは、今でも不明だ。 萌が最初の場所に選んだのは、タウン誌で知ったという海辺のリゾートホテルだった。シャワーを浴びてバスタオルを身体に巻き付け、バスルームから出てきた萌の肩にはブラジャーのストラップがのぞいていた。どうやら下着を外してくるまでの勇気はなかったようだ。先にシャワーを済ませてベッドに潜り込んでいた俺の横に萌はふんわりと上掛けをまくり滑り込んだ。やがて俺に身体を密着させると、そして緊張のためかひとつ小さくため息をついた。薄く瞼を閉じて小刻みに震える萌に、これからの行為に前哨として初めて触れた唇は、洗面台に置かれていたマウスウォッシュの香りがした。 舌を差し入れた俺の大人のキスに、必死に応えようとしながらも不安に耐える萌の姿はいじらしいまでの可憐さだった。 これからの動きがしやすいように上掛けを剥ぎ、バスタオルに手をかけると恥じらいからか、わずかに抗いを見せたがあきらめたように一言つぶやいた。 「課長、明るいです・・部屋のライト消してくだい・・恥ずかしい・・」 ベッドの枕もとのスイッチでスモールライトに調整し、改めてバスタオル、ブラジャーと萌の身体から槌いでいった。薄明りの中の萌の半裸身はしっかりと張りつめ、形よく盛り上がったバストは崩れることもなく乳首はツンと天井を向いていた。 その乳首を軽くついばむと萌の身体がピクンと反応した。経験はなくても女としての身体は十分発達しているということなのだろう。最後の下着に手をかけた時、萌は俺の手を軽く掴んだがそれも弱い抗いでしかなかった。 最初の痛みの悲鳴、苦痛の風情や腰の下に敷いたしわくちゃになったバスタオルに残された赤い印は、私が最初の男であった事を如実に物語っていた。 「最初は痛くてきついかもしれないけど、最初だけの我慢だからな」 こくりとうなずいた萌の両下肢の間に俺の身体を差し込むとそのまま行為に移ることにした。前戯を施すことも考えたが、処女の身体にどれだけの前戯も、あまり効果のない事かと勝手な判断ではあった。 あまり手入れはされていない恥毛の下の花唇に鬼頭を押し付けゆっくりと押し込む。ほんの少し差し入れただけで本能的に拒もうと、後ずさりして逃げる萌の両脇から差し入れた私の両手で両肩をがっしりと固定して腰を進める。 「いったーーーい、痛い!やっぱり無理、だめーー、やめて、これ取って、はずしてぇーー無理――痛いよーー」 ここで俺の躊躇は何の意味もなさない。強引に腰を前に進めた。軋みながら俺のペニスが萌の中を進む。萌は激しく頭を左右に打ち振って痛みに耐える。そして最深部に到達したことを鬼頭が感じた。 私を萌の中に完全に納めても萌はしばらく肩で荒い息を繰り返していた。痛みのせいか萌の膣内はひくひくと小さなけいれんを繰り返していた。きつく結ばれた萌の両目からは涙があふれていた。 「目を開けてごらん、これで完全に萌は正真正銘の女になったんだよ」 うっすらと目を開けて私の目を見ると、はにかんだ様子で首を倒して横を向き、俺の視線から逃れた。 暫くそのままの態勢を保っていたが、膣のひくつきが収まる頃合いで話しかけた。 「どうする、まだ痛いむか?きついかも知れないが少し動いてみるか?それともここまでとするか?」 少しの思案の後、横を向いたまま小さな声で答えた。 「ものすごく痛かったけど、何とか我慢できそう。少し動いてみてください」 返事を聞いて俺が腰を少し引くと眉根にしわを寄せて「アッ」と一声上げた。だが行為の継続を拒むことなく右手の甲を唇に押し当て、痛みを我慢する風情を見せた。また少し挿入を深めると同じようにこらえる表情で首を左右に振る。何度か抽送を静かに繰り返しながら少しずつストロークの幅をひろげていった。徐々に痛みに慣れていく様子ではあったが、無理は禁物なので破瓜の儀式は終了することにした。私は逝かないままに萌の身体から離れた。ペニスが身体から抜ける瞬間また小さな声で「アッ」っと叫んだ。 しばらく二人寄り添って呼吸を整えていたが、いたずら心で尋ねてみた。 「どうだ、女になった気分は・・」 「恥ずかしいから言っちゃだめ・・」そう言って私の唇に強引に萌のそれを押し付けてきた。 その日は、もう一度試したいという萌の要望に応えて、再度挿入を試みた。 さすがにまだ痛がったが最初ほどの身体の抵抗はなく問題なく俺のペニスを収めた。
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2023/04/21 10:15:31(GFZuFHnv)
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