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ホトトギス
カテゴリ: 官能小説の館    掲示板名:人妻熟女 官能小説   
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1:ホトトギス
投稿者:
青天の霹靂か15年前別れた萌から、突然電話がかかってきた。近所に来ているからどうしても会いたいという。別に断る理由もないので、俺一人きりで住まう我が家への訪問を承諾した。女房とは二年前協議離婚が成立、成人を果たした二人の子供たちも独立してこの家を離れている。萌の到着を待つわずかの時間で、かつての萌と俺の甘酸っぱく、ほろ苦い時間と数々の出来事を思い起こしていた。
彼女との付き合いは俺が35歳、萌が18歳の時からだから、今日までにかれこれ18年の月日が流れたことになる。

なれそめは萌が俺の部下として配属されたことによる。
二人が文字通りの男と女になった時、萌は処女であった。
彼女がシングルマザーで育てられた環境から、父性愛に飢えていた事で最初の相手が17歳も年上の俺だったのかもしれない。しかし、決して俺からの誘惑ではなく、萌から俺への熱烈なアプローチ、アタックからの成り行きであった。

高校生時代、陸上で鍛えられた萌の見事に締まった裸身、そして美形といえる顔立ちの萌が、それまで男を知らない事は俺にとって不可思議であった。処女喪失の相手として、なぜ中年男の俺なんかに白羽の矢が立ったのかは、今でも不明だ。

萌が最初の場所に選んだのは、タウン誌で知ったという海辺のリゾートホテルだった。シャワーを浴びてバスタオルを身体に巻き付け、バスルームから出てきた萌の肩にはブラジャーのストラップがのぞいていた。どうやら下着を外してくるまでの勇気はなかったようだ。先にシャワーを済ませてベッドに潜り込んでいた俺の横に萌はふんわりと上掛けをまくり滑り込んだ。やがて俺に身体を密着させると、そして緊張のためかひとつ小さくため息をついた。薄く瞼を閉じて小刻みに震える萌に、これからの行為に前哨として初めて触れた唇は、洗面台に置かれていたマウスウォッシュの香りがした。
舌を差し入れた俺の大人のキスに、必死に応えようとしながらも不安に耐える萌の姿はいじらしいまでの可憐さだった。

これからの動きがしやすいように上掛けを剥ぎ、バスタオルに手をかけると恥じらいからか、わずかに抗いを見せたがあきらめたように一言つぶやいた。
「課長、明るいです・・部屋のライト消してくだい・・恥ずかしい・・」
ベッドの枕もとのスイッチでスモールライトに調整し、改めてバスタオル、ブラジャーと萌の身体から槌いでいった。薄明りの中の萌の半裸身はしっかりと張りつめ、形よく盛り上がったバストは崩れることもなく乳首はツンと天井を向いていた。
その乳首を軽くついばむと萌の身体がピクンと反応した。経験はなくても女としての身体は十分発達しているということなのだろう。最後の下着に手をかけた時、萌は俺の手を軽く掴んだがそれも弱い抗いでしかなかった。

最初の痛みの悲鳴、苦痛の風情や腰の下に敷いたしわくちゃになったバスタオルに残された赤い印は、私が最初の男であった事を如実に物語っていた。

「最初は痛くてきついかもしれないけど、最初だけの我慢だからな」
こくりとうなずいた萌の両下肢の間に俺の身体を差し込むとそのまま行為に移ることにした。前戯を施すことも考えたが、処女の身体にどれだけの前戯も、あまり効果のない事かと勝手な判断ではあった。
あまり手入れはされていない恥毛の下の花唇に鬼頭を押し付けゆっくりと押し込む。ほんの少し差し入れただけで本能的に拒もうと、後ずさりして逃げる萌の両脇から差し入れた私の両手で両肩をがっしりと固定して腰を進める。
「いったーーーい、痛い!やっぱり無理、だめーー、やめて、これ取って、はずしてぇーー無理――痛いよーー」
ここで俺の躊躇は何の意味もなさない。強引に腰を前に進めた。軋みながら俺のペニスが萌の中を進む。萌は激しく頭を左右に打ち振って痛みに耐える。そして最深部に到達したことを鬼頭が感じた。
私を萌の中に完全に納めても萌はしばらく肩で荒い息を繰り返していた。痛みのせいか萌の膣内はひくひくと小さなけいれんを繰り返していた。きつく結ばれた萌の両目からは涙があふれていた。
「目を開けてごらん、これで完全に萌は正真正銘の女になったんだよ」
うっすらと目を開けて私の目を見ると、はにかんだ様子で首を倒して横を向き、俺の視線から逃れた。
暫くそのままの態勢を保っていたが、膣のひくつきが収まる頃合いで話しかけた。
「どうする、まだ痛いむか?きついかも知れないが少し動いてみるか?それともここまでとするか?」
少しの思案の後、横を向いたまま小さな声で答えた。
「ものすごく痛かったけど、何とか我慢できそう。少し動いてみてください」
返事を聞いて俺が腰を少し引くと眉根にしわを寄せて「アッ」と一声上げた。だが行為の継続を拒むことなく右手の甲を唇に押し当て、痛みを我慢する風情を見せた。また少し挿入を深めると同じようにこらえる表情で首を左右に振る。何度か抽送を静かに繰り返しながら少しずつストロークの幅をひろげていった。徐々に痛みに慣れていく様子ではあったが、無理は禁物なので破瓜の儀式は終了することにした。私は逝かないままに萌の身体から離れた。ペニスが身体から抜ける瞬間また小さな声で「アッ」っと叫んだ。
しばらく二人寄り添って呼吸を整えていたが、いたずら心で尋ねてみた。
「どうだ、女になった気分は・・」
「恥ずかしいから言っちゃだめ・・」そう言って私の唇に強引に萌のそれを押し付けてきた。
その日は、もう一度試したいという萌の要望に応えて、再度挿入を試みた。
さすがにまだ痛がったが最初ほどの身体の抵抗はなく問題なく俺のペニスを収めた。

 
2023/04/21 10:15:31(GFZuFHnv)
2
投稿者: (無名)
それからの萌は乾いた砂地が水を吸い込むように、俺とのセックスにのめりこんでいった。俺も若い萌の身体のとりこになり、周りに知られる事を恐れながらも月に二回くらいのペースで逢瀬を重ねた。そして萌の身体を3年間で俺仕様に育てあげた。

もともと萌は高校時代、アスリートとして鍛えあげられ、ストレッチに明け暮れた柔軟性に富んだ身体は、貪欲にいろいろな体位を受け入れ、俺の愛撫に声を上げて応えるまでに、そんなに時間はかからなかった。
特に首筋への唇による愛撫には身をよじって反応を示し、形の良い乳房の弾力は俺の指をはじき返し、最初は恥ずかしがっていた秘唇への口づけも積極的に受け入れるようになった。
セックスへの興味も旺盛で、俺へのお返しの愛撫もすぐに大人のテクニックに変っていった。俺のペニスを口に含んで、いたずらっぽく俺の顔を見上げる様子は小悪魔そのものだった。好きな体位もはっきりと口に出してせがむようになった。一番のお気に入りは正常位で最初の時のことが忘れられないらしい。いつのセックスでも、はじまりは正常位での挿入をせがんだ。次にお気に入りは対面座位だった。騎乗位からの変化で胡坐の上で俺に抱きつき、キスをせがみながら激しく腰を動かした。深い結合ではないものの、俺との密着感が好きなのだといった。

「こんなの恥ずかしいからいやだ・・」
最初、後背位を試した時にはそう言っていた萌だが、他の体位との挿入角度の違いや、「奥で子宮に当たる感じがすごい」とだんだんと馴染み、ついには毎回「後ろからお願い・・」とリクエストされるようになった。
萌曰く「自分では直接見ることのできないお尻の部分を、課長に見られていると思うと、不思議な気分になってゾクゾクとした妙な興奮を覚える」のだそうだ。
或る時、いたずら心からピストンの最中に、唾を付けた親指で後ろのすぼみをひと撫でしたら、びっくりしたのか『ひゃん!』と子犬のような高い声を上げた萌が、振り向いて俺を睨んだりもした。しかしその反応が面白くて、その後も何度も試したが『もぉー』と尻を軽く左右に振るだけで、けっして拒否の反応ではなかった。
一度、指の先をほんの少し差し入れた時には、さすがに怒られたりはしたが。

3年間続いた萌との関係に突然ピリオドが打たれたのは、彼女が22歳の誕生日をまじかに控えたある日のことだった。いつものように俺に抱かれた後のベッドの上で、しっかりと俺の目を見すえて唐突に、しかも意外とサバサバした表情で切り出した。
「私ね、結婚することに決めたんだ‥」
萌は高校時代から告白されていた、陸上部のコーチのプロポーズを受け入れた経緯や彼の人となりを話した。そして明日退職願を提出すると告げた。
先のない二人の不毛な関係に見切りをつけたかったのだろうか、寝耳に水の告白だったが、俺は黙って受け入れるしかなかった。
「じゃあ、これが最後ってことかな、こうして会うことも、抱き合うことも・・」
萌はこくりと頷いた。
しばらくお互い目を合わすことなく沈黙が続いた。ふと萌に目を向けると、俺に訴えかけるような眼差しを投げかけてきた。
「ねえ課長、お願い、最後にもう一回だけ私を抱いて・・最後だから初めての時みたいに、そのままで抱かれたい・・・今日は私、安全な日だから課長を生で欲しいの、だからなにも着けないでこれをちょうだい・・」
一回目のセックス後で、萎えたままのペニスをおもむろに口に咥えた。しばらく切羽詰まったような表情で口と手で奉仕した後、十分に屹立して復活したペニスを確かめて俺に馬乗りになった。そして自分にあてがうと、激しく身体をぶつけるように一気に沈みこませてきた。萌は狂ったように俺に口づけし、身体を揺すりたてた。今まで二人で試したお気に入りの体位をせがみ、大きな声で泣き叫んだ。
いつもに増して萌の中は熱く、俺のペニスにまとわりつく感触は、今まで味わったことのない強烈なものだった。萌を奪っていく男への嫉妬と、これが最後の逢瀬、セックスであるとの思いをぶつけるように、かつてない激しいピストンで萌の下腹を打ち続けた。
「逝く、逝く、いっちゃう、もうダメーー、お願い逝って、課長も私と一緒に逝って・・中に、私の中に課長を全部ちょうだい!」
最後は萌の願いで、正常位で俺を迎えた。萌は離れまい、離すまいとばかりに俺の腰に両足を巻きつけ、下から激しく突き上げて俺の射精をせがんだ。俺も耐え切れず、萌の身体の奥深くに精を放ち、息を切らせて動きを止めた。余韻に浸るようにそのまま萌の中にとどまっていたが、しばらくしてすべてを吐き出したペニスは力なく身体の外に抜け落ちた。萌の横にどさっと仰向けに身体を投げ出して、天井の洒落た照明に目をやった。いつもなら余裕のある二回の放出だが、今日は時間を置かずの行為で疲労感が半端ではなかった。
やはり同じように放心したように天井を見つめていた萌が「アッ‥」と言って自分の股間に右手を差し入れた。そして目の前にかざした指は、溢れこぼれた俺の放った精液なのか、濡れそぼって光を放っていた。萌はしばらくそれを眺めていたが『うふっ』と含み笑いをして、指先に舌の先端を押し当て、少し舐めてから枕もとのティッシュに手を伸ばして、きれいに拭き取った。

それから数日後、お互いの携帯の番号を消し、萌は俺の前から去っていった。

23/04/22 13:18 (hCj7S.aQ)
3
投稿者: (無名)
続きをお願い致します♪
23/04/23 06:01 (5vQ.5Fhp)
4
投稿者: (無名)
そんな萌からの突然の電話が今日だった。
どうしてこの家の電話番号、ここの住所を知ったのか。なぜ俺が今現在、独りであることが分かったのか。とにかくキツネにつままれた思いでいた俺に、まさに今、玄関チャイムが鳴った
フワフワと夢の中を歩いているような感覚で玄関に向かい、ドアノブを回して玄関ドアを押し開けた。そこには別れた15年前より若干丸みを帯びて、大人の女の風情をまとった萌が、はにかみながら立っていた。
「こんにちは課長、お久しぶりです、私、来ちゃいました・・あのぉ、お邪魔じゃなかったですか?来ちゃっても、よかったですか?・・」
矢継ぎ早の萌の言葉で、15年の歳月が一瞬で飛び去った。
「びっくりしたよ、全く突然で・・どうして、また?・・まぁ、とにかく中に入りなさい」
「失礼して、遠慮なくお邪魔します」
萌は離れていた長い時間の経過など、全く感じさせない屈託のない様子で、玄関を中に入ってきた。
「何もお構いはできないけど、よかったら上がって」
居間に案内して萌にソファを勧めると、俺は激しい動揺を気取られないようにキッチンへ立ち、普段使いの番茶を入れる用意をした。
「一人住まいじゃ、なんにもモテナシはできないんで、お茶くらいしか出せないけど、いいか?‥」
「課長、何もお構いなく、私、勝手に突然お邪魔なんかして・・・ご迷惑だったんじゃないんですか?」
「いや、男やもめの休みの日って、洗濯くらいしかすることなくてね・・正直なところ暇もて余してたんだ、今だってこんなおっさん臭いジャージ姿さ、だから全く気にしないで・・」
何故か萌は俺の離婚の事を知っているような感じがして、現在が独り身であることを暴露した。そうでなければ今日のこの突然の訪問はあり得ない。
しばらく萌は興味深げに部屋の中を見回していたが、テーブルの湯飲み茶腕を手にすると一口茶をすすった。白い咽の上下は、かつて愛撫で何回も口づけをした事を思い出させて、不思議なトキメキを感じた。
俺は何を話すきっかけも見つからず、手の中の茶碗を見つめながら、まだ収まらない動悸を持て余していた。
お互いの沈黙を打ち破るように萌が話し始めたことで、俺の住所や電話番号を知り得た訳が判明した。
「実は先日、美沙に偶然、町で出会ったんです、ご存じでしょう、私と同期入社で総務課の山崎美沙、・・久しぶりに彼女とお茶していろいろな事、話したんです。お互いの生活の事や美沙の会社でのこと・・その時課長の事も、アッ、ごめんなさい『課長』だなんて、今は『常務』になられたんですよね、ごめんなさい・・でも私の中では今でも課長だから、『課長』ってそう呼んでいいですか?」
「俺自身は何も変わってないんだから、呼び方はなんだって、別に構わないよ・・萌の呼びやすいように・・」
自然に萌という呼称が口からこぼれた。
「課長の話が出て、急に懐かしくなって・・後で課長のことメールで教えて貰ったんです・・そうしたら、どうしても課長に会いたい気持ちが抑えられなくなって、こうして課長の都合考えずに会いに来ちゃいました」
確かに総務課にお局様と呼ばれる独身の女子事務員がいたはずだ。彼女が今回の萌の突然の訪問の情報源だったのか。
あとはとりとめのないお互いの近況報告やらの会話が続いた。
「ところで萌のところは、お子さんは?」
そう話に詰まって質問を振ると、嫌がる素振りもなく答えた。
「中3の娘と小6の息子の二人です」
「そっか、そうなんだ、今は萌も立派なお母さんってわけだ」
「立派じゃないけど、一応主婦と母親やってはいるんですよ」
肩をすくめていたずらっぽそうな瞳で俺を見つめた。
色々な思いが胸に溢れて、お互い何も話せなくなり、空になった湯呑み茶碗をもてあそびながらしばらく沈黙が続いた。
気まずい雰囲気を打ち破るように萌が話し始めた。
「課長のお宅って素敵ですね、こんな高台の一軒家。いいなぁ‥私の家はちっちゃいマンション・・、あれ、ひょっとしたらこの家の窓から富士山って見えません?」
「アア、二階の息子の部屋からなら綺麗に見えるよ、今日みたいないい天気だったらスッキリと見えるはずだ・・」
「本当ですか!?、羨ましいなぁ、私のところなんて全く景色悪くて、隣りのマンションの壁とちっちゃな空しか見えないんですよ、共用の庭だって猫の額」
「俺はいつも見てる景色、風景で有難くもなんともないけれど、何なら窓から覗いて見てみるか?・・」
「本当ですか、ワァ嬉しい!ぜひ、ぜひ見てみたい」
二人は連れだって階段を登った。家を出て行って主のいない息子の部屋は、スチールのベッドと文庫本の詰まった本箱だけが残された殺風景なものだった。月に一回は掃除機をかけるものの、多少の埃っぽさはお愛嬌だ。
カーテンを開けると、一気に明るくなった部屋の窓のかなたに、雪の完全に解けた初夏の富士山が浮かんでいた。
「うわぁ、本当だ、すごーい、あんなにクッキリと見えるんですね、富士山が・・いいなぁ、羨ましいなぁ」
妙なテンションではしゃぎながら、窓から見える景色を堪能しながら「素敵、素敵」を繰り返している萌の今日のいでたちを、後ろ姿で観察する余裕がやっと出てきた。膝上丈の体にフィットしたミニのニットのワンピース、色は淡いベージュだ。別れた頃より丸みを帯びたヒップの形を、クッキリと浮かび上がらせてなんとも挑発的だ。ボブに切りそろえられた髪も大人の色気を十分に醸し出している。昔、古寺巡りが趣味の俺が、奈良の室生寺で萌のために買った、般若心経の刻印された本柘植の念珠が、あめ色に変色して左手首に巻き付いていた。

昔の萌とのセックスの様子などを思い出しながら、後姿を堪能しているとふいに萌が振り向いた。先ほど来の無邪気さとは打って変わった至って真剣な眼差しに、俺の心の中の不埒な思いを見透かされたのかとドギマギしたが、次の瞬間、萌が俺の胸の中に飛び込むように身体を投げかけてきた。
突然のことにビックリして受け止めたが、どぎまぎしながら口早に尋ねた。
「どうした、萌?・・どうしたんだ、一体?」
萌は俺の胸の中でイヤイヤをするように、頭を左右に振り続けた。しばらくして俺の胸に額を押し付けて、両腕を俺の背中に回してきた。萌の首筋からは俺がかつて萌の誕生日にプレゼントとして贈った、パフュームの『アナイス・アナイス』の香が鼻をくすぐった。
「まだアナイス使ってたんだ!?・・」
萌は頭を俺に胸に押し付けたままこくりと頷いた。
「今日まで、わたし一日だって課長のこと忘れたことなかった、お別れを口にした
あの日からずっと・・だからアナイスは私の分身・・これを付ける度、課長のこと思い出してた。この念珠だってそう、お風呂以外は今まで1分だって外したことなんかないんだ」
そう言って仰向けに顔を俺に向け、そして瞳を静かに閉じた。萌の二つの目尻から涙が零れ落ちていた。俺は静かに唇を瞼に押し付けて涙を吸い取って、そのまま萌の唇に口づけると黙ってそれを受け止めた。
俺も萌の背中に手を回し、しっかりと抱き寄せると萌は下半身を押し付けるように、寄り添ってきた。しばらく二人は口づけを繰り返し、無言で抱き合っていた。過ぎ去った15年を慈しむように。

腰に回した俺の手は、萌の尻の上で所在なげに置かれていたが、思い切り抱き寄せた。弾力あるヒップが俺の手の平の中で弾んでいる。衝動にかられニットのスカートを手繰り上げると、ストッキングもなしに素肌に身に着けたシルクタッチのショーツに触れた。萌は何も言わない。
俺の普段着のジャージの中のペニスは年甲斐もなくいきり立ち、それを萌もスカート越しに感じているはずだ。息遣いも荒くなっている。
二人、そのまま息子のベッドに横に並んで腰を下ろして、全く抵抗のない萌をそのまま横たえた。口づけをしながらニットの上からバストに手を添えると、切ない喘ぎ声が萌の唇から漏れ出た。
「いいのか?」
萌は目を閉じたままこくりと頷いた。
バストにあてた右手を腹に沿って徐々に下に這わせて、スカートの裾まで届くと、そのまま内ももに沿ってスカートの中を、萌の中心部に向かい進ませた。
そして右手が布越しに、かつて俺が女にした女性部に達した。

23/04/25 15:55 (pkP/avQV)
5
投稿者: (無名)
萌は瞳を閉じ、両手を組み合わせて胸の上に置いていた。なにかに祈りを捧げるかのように。
俺の指には薄い布越しに、萌の秘部が少し熱を帯びているのが感じられた。ぴたりと閉じられた両腿の間に手を差し入れると、力を緩めて俺の手が動きやすいように調整してくれた。昔から勘のよい女だった。押し付けた指が当たる部分を上下させると「うっ」と小さな声を上げたが、そのまま愛撫の快感に身をゆだねた。快楽の声が漏れるのを恥じたのか、自分の人差し指の背を唇に当てて、顔を横に倒した。
しばらくに秘唇への刺激を、強く弱くでストロークを繰り返した。
数分後、俺は萌の股間から手を引き、顎に手を当てこちらを向かせると、ひとつ口づけをした。これは萌とのセックスで、以前の決めごとのようなもので、愛撫にせよ体位にせよ、次の行為に移る際のサインだった。一瞬身構えるように、身体が硬直したがすぐに弛緩した。それは次へ行為への期待の現れだったのだろう。
それまではベッドの萌に対し、俺は横向きに床へひざまずいての行為だったが、ベッドの上に移動し、投げ出された萌の片方の脚をやや開き気味に移動させ、その間に立膝で割り込んだ。若干まくれ上がったスカートの中には、薄ピンクのショーツが光沢を放ってのぞいていた。
ニットのスカートを両手で腰の位置までたくし上げると、ショーツからへそに向けて妊娠線がうっすらと刻まれていた。そのままショーツの尻の部分に差し込むと、萌は俺の作業がしやすいように、尻を浮かせ気味に軽く持ち上げた。徐々に下げられていくショーツ、あらわになっていく下半身、陰毛は昔と違ってきれいに整えられていた。夫との性生活のためのものなのか、若干の嫉妬の思いが胸をよぎったが、それは仕方のない事だと得心して行為を続行させた。ショーツを両足首まで下げ、一気に取り去った。ちらりと萌の股間に目をやると、陰毛の中に秘唇があらわになって俺を恥ずかしげに誘っていた。
萌の両膝をすくうように両手で抱え、中心部に向かい顔を寄せていった。
「課長、だめ、汚れているから・・」
次の行為を予測したのだろう、両手で陰部を覆い隠した。
「大丈夫だよ、萌のだったら何にも嫌じゃない、俺のものだった萌を確かめさせてくれ」
そう言って萌の両手を外した。萌も簡単に中心部をさらし、両手で顔を覆い隠した。
唇を寄せると若干女のにおいがしたが、決して不快なものではなく、むしろ淫靡な雰囲気を掻き立てる。少しアルコールの匂いがするのは、この情事をあらかじめ覚悟して、この家に来訪前に濡れティッシュで陰部を綺麗にしてきたからかもしれない。昔からセックス前に風呂、シャワーを使えない時、そうしていた萌の習慣だった。
舌先を、濡れて俺を迎え入れる準備の整った秘唇の中に差し入れる。俺の鼻先が、昔より若干大きくなった、それでも人より一回り小ぶりなクリトリスに当たる。
「グッ」
顔を覆った両手での下からくぐもった声が漏れ、腰がビックっと小さく跳ねる。感応の仕方も昔と全く変わらない昔のままの萌だ。俺は以前のように愛撫をし、行為に移っていけばいい。キスで合図をしながら。
俺の唇は秘唇からクリトリスへ移り、十分に濡れそぼった蜜壺に、人差し指を差し入れた。手のひらを上向きにして指先を蜜壺の中の、クリトリスの裏側に擦りつける。
「ひっぃぃぃ――」
Gスポットを責められた萌の唇から、か細い悲鳴が上がる。濡れそぼった秘唇からあふれ出した愛液が俺の手を濡らす。昔同様十分に感じ取っている。昔のセックスを思い出すことができた事に安堵を覚え、さらにクリトリスを吸い上げ、蜜壺の中を人差し指がかき回す。
「だめっ、だめっ、きつすぎる、これだめっ、本当にダメ――」
身体がビックンビクンと跳ね、執拗な愛撫から逃れようと下半身が左右に揺れ、両腿をきつく閉じ合わせて、俺の手をはじき出そうと身をよじる。それでも追及を緩めない俺の手をきつく掴んで、そして萌は達した。
「いくー、いっちゃうー、だめだめだめーもぅーだめーーー」
つま先立ちにのけぞって、あらん限りの声で叫んだ。蜜壺に差し入れた俺の人差し指がギュウと締め付けられた。昔と変わらない膣の締め付けの力だ。
家を新築の際、ハードロック好きの息子のたっての願いで、この部屋だけは防音壁が設えてある。かなりの音でも外に漏れることない部屋の造りだが、さすがに萌の叫び声は例外的に外に漏れ出たのでは、と少し心配になるほどの激しいものだった。

このまま次の行為に移行するのは、無理そうなくらい大きな息でワンピースの胸が上下している。疲れた訳でもない俺も、萌の隣に寄り添って横になり天井を見上げた。ペニスは年甲斐もなくみっちりと勃起し下腹を盛り上げている。こんなに大きく屹立したのは何年ぶりだろう。別れた女房とは10年以上も没交渉だったし、飲み屋で知り合った年増のセックスフレンドとのセックスや、金銭だけの割り切った関係の女たちとは、これほどまでにいきり立つことはない。
俺は引き続きこれから起きる行為を想定し、高まりをそっと片手で撫で上げた。

23/05/01 13:32 (BC3iCj29)
6
投稿者: インコ
ホトトギス、中三の娘、だよね!
続きを楽しみに待ってます
23/05/10 07:27 (.6pabMpe)
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