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また水曜日が来てしまった・・・ そんな後悔をしながらも、熱い吐息を吐いている自分がいる。 不安で仕方がないはずなのに、時間が経つにつれ興奮が高まっていくのが分かる。 こんな事をしてはいけない・・・ こんな事を続けていたら、いつか取り返しのつかない何かが起きてしまうかもしれない。 分かっているのに、その『何か』を想像しようとしただけで体の芯が疼きはじめる。 朝は自然にできただろうか・・・ 旦那は何かを感じたか・・・ そんな事を考えている自分に気づき、なんて酷い女だと思って笑った。 まったく、なんてはしたない・・・ 由美子さんは これを『遊び』だと言った。 退屈な日常への ほんの少しの刺激だと。 普通に考えれば こんな提案を受け入れるはずがない。 けれど私は孤独だった。 結婚を機に会社を辞め、旦那の転勤に合わせて土地を移った。 仕事をしている旦那はすぐに馴染んだようだが 専業主婦には難しかった。 同僚や友人から離れ、知り合いなど目の前にいる由美子さんだけ。 朝起き、家事をして寝るだけを繰り返す毎日。 平和で、安全で、死んでしまいそうなほど退屈な時間は、自分でも気づかないうちに 自分自身を限界まで抑圧していたのだと思う。 だから、私は提案を受け入れてしまった。 由美子さんの説明する『遊び』に惹かれてしまった。
2023/02/07 11:07:29(9bMTyb.U)
投稿者:
貴之
「どうだった?」 由美子さんの声は興奮していた。 自分の仕掛けた悪戯の結果を、早く聞きたくて仕方がないようだ。 獲物を狙うネコのように、大きな瞳をギラギラと輝かせている。 「・・・酷いわ」 私がそう言うと、満足そうにクスリと笑った。 「言ってあったでしょう?ちょっと悪戯を仕掛けとくねって」 「でも・・・でも、あんな・・・」 『遊び』の内容はシンプルだった。 指定された日時に送られてくる小包を受け取るだけ。 ただ、その時間は指定された服装でいなければいけない。 初めての日に指定されたのは、下着を着けない事だった。 1回目だから服の指定はしないけど、上に何かを羽織ってもいけないと言われた。 気づかれたらどうしよう・・・ 気づいたらどんな反応をするだろう・・・ 不安に思いながらも期待する自分がいた。 時間が経つにつれ怖くなり、けれど同時に興奮もしていて、荷物が届く直前に 私はトレーナーからブラウスに着替えた。
23/02/07 11:08
(9bMTyb.U)
投稿者:
貴之
荷物を届けたのは男だった。 見慣れない紺色の作業服を着た日に焼けた肌の男。 私は扉を開けたまま固まってしまった。 無言の時間が少し続いた後、何も言えない私に向かって背が高くてメタボな中年男の手が小包を差し出す。 私は顔もまともに見れず、顔を伏せたまま荷物を受け取った。 怖くて、なのに興奮していて、乳首が痛いくらいに固くなっているのがわかる。 ダメ、ここままでは気づかれてしまう・・・ どうしてブラウスに着替えてしまったのだろう・・・ 乳首の形が服に浮いてるんじゃないか・・・ そんな事ばかりグルグルと考えていた。 早くサインして男を返してしまおう・・・そう思いながら小包を見た。 そして、次の瞬間に固まった。 20センチほどの小さな箱。 その表面に、黒いマジックで落書きがされていた。 私は淫乱女です 下着をつけてないの分かりますか? 見られて興奮するんです
23/02/07 11:09
(9bMTyb.U)
投稿者:
貴之
息の音が聞こえた。 ゆっくりと、けれど荒くて熱い息だ。 男の興奮が伝わってくる。 男は知っていたのだ・・・ いや、玄関を開けるまでは疑っていただけかもしれない。 けれど私の体を見て確信した。 下着をつけていない・・・ それは、最初から疑って見ればすぐに気づいただろう。 白いブラウスの胸元で、乳首がこんなにも硬くなっているのだから。 下着をつけていない・・・ この男はその事実を確信した。 ならば、次は何を思っただろう。 目の前にいる女が、本当に下着をつけていなかったのだ・・・ なら、他の落書きも事実なのかもしれない・・・ そう思ったに違いない。 見られて興奮する? まさか、こんな普通の女が? 淫乱? 見知らぬ男にそんな告白を? 男の視線が送り状を見た。 宛先は間違いなくこの家だ。 このマンションのこの部屋だ。 男の視線が送り主の住所を見る。 そこに書かれているのはこのマンション、この部屋の部屋番号。 そうか・・・ 男がそう言った気がした。 そうか・・・これはそうゆう遊びか・・・ まったく、なんて淫乱な女だ・・・ まさか、こんな真面目そうな奥さんがな・・・ そんなにエロい目で見てほしいのか・・・
23/02/07 11:10
(9bMTyb.U)
投稿者:
貴之
「・・・それで?・・・ね、教えて・・・その後は?」 由美子さんは興奮した顔で私を促す。 一つ一つ丁寧に、時にはまるで見ていたかのように補足しながら全てを聞き出していった。 「すごい目で私を見てきた・・・露骨ないやらしい目で・・・隠そうともしないの・・・」 温度を感じるような ねっとりとした視線が、私の腰をゆっくりと撫でた。 股間をチロチロと弄ってから、乳房を下から揉み上げていく。 乳首を執拗に責め続け、転がしては摘んで引っ張る。 男の視線を感じながら、私は男の手を連想した。 大きな手が乳房を乱暴に揉み、太い指が股間を弄る。 固くなった乳首を転がし、痛みを感じるほど強く摘んで潰す。 「舐められる想像も・・・でしょ?」 由美子さんは決めつけた。 そしてそれは、正しかった。 「乳首を見ながら・・・舌を出したの・・・私が見てる事に気づいたらニヤニヤ笑って・・・舌を揺らしながら、また乳首を見て・・・」 男は確かに舐めていた。 太い舌が上下に、左右に揺れていた。 固くなった乳首を唇で噛み、そのまま吸ってベロベロと舐める。
23/02/07 11:37
(9bMTyb.U)
投稿者:
貴之
「・・・その時も、そんな顔をしてたのね」 いつからか由美子さんは私を責めていた。 怖いと感じるほど力のこもった強い声が、私の弱い部分を煽る。 私は抵抗を思いつく余裕もなく、言われる全てに応えていった。 「いやらしい顔・・・それに息も・・・オスの性欲に反応したのね・・・」 「だって・・・あ・・・だって・・・」 「淫乱な女だって思ったでしょうね・・・どうしようもない淫乱女だって思われた・・・」 「んっ、そんな・・・あ・・・あぁっ・・・」 私の意識はあの日の玄関にタイムスリップしていた。 ここは暖かいリビングではなく、冷たい風が開けっぱなしのドアから吹き込む玄関だった。 目の前にいるのは由美子さんではなく、名前も知らない中年男。 背が高くて腹の出た、大きな丸鼻と太い唇が特徴的な醜い顔の男だった。
23/02/07 12:40
(d6cVoorH)
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