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1:裏腹
投稿者:
ぼぶ
両親は、共に公立中学校の教師。
幼い頃から、しつけには厳格な方だと思う。 そんな夢が大学に入るまでは、男っ気なんてなかった。 正確に言えば、大学に入り、好きなアニメがきっかけで知り合った男から告白されるまでは、そんな話は自分には無縁と思っていた。 恋愛なんて、良く分からないままに、その彼とお付き合いを始め、1年ほどして、別れるまで、肉体関係も経験した。 お互いに初めてだった事もあり、教科書通りのセックスしかしなかった。 そこから彼氏はいなかったが、そのせいか、一人で慰めることを覚えた。 隣の部屋にいる2つ下の妹に聞こえないように工夫することで、興奮することも覚えてしまった。 大学を卒業し、大学病院の職員として、社会人生活が始まった。 歓迎会で、地味な女のレッテルを貼られてしまったが、それならと服装を明るめにして、清楚な感じにしてみたら、少しずつ周りからの印象が変わった。 それでも、男っ気はない生活が続き、恋愛は妄想の中だけの話になっていくと、夢を好きになる男性は奥手の人が多いのか、余計に男を寄せ付けなくなっていくことに気付いていなかった。 社会に出て3年目の時に、夢からすれば運命の出会いがあった。 SNSの趣味の掲示板で知り合った2つ年上の、雅樹だ。 メールのやり取りから始まり、電話でも話していると、夢は次第に理想の恋愛が雅樹ならば出来ると思いこむようになっていた。 雅樹と電話で話しているだけで興奮している自分にすぐに気付いた。 時には、手で自分の体を弄ってしまうことも。 『どうした?大丈夫か?』 たまに、雅樹から聞かれた時は、興奮が抑えきれなかった時だった。 雅樹は、夢の様子がどんな状況なのかは、何度かそんなことが続けば、自ずと気付いていたが、その事は黙ったまま、夢をさらに自分に惹かせようと、あえて夢が共感出来るような話ばかりするようにした。 『会いたい』と言ったのは、夢の方からだった。 その時の雅樹は、起業することを目指していたこともあり、仕事で多忙を極め、年間の休みが10日もない状況で、新幹線で3時間あまりの距離に住んでいた夢に会うのは、余程の調整が必要だった。 夢もその雅樹の状況は、毎日のように続いていた電話で知っていたが、抑えきれなかった。 そして、雅樹が出張も絡めて、夢の住んでいた所の近くに来ることになり、 二人は会うことになった。 当日、雅樹の仕事が順調に終わり、夢の方が、少し待ち合わせ場所に遅れてやってきた。 お互いの第一印象は、悪くなかったというよりも、夢からしたら雅樹は、すでに王子様にしか見えていなかった。 雅樹は、夢が想像したよりも地味には見えなかったので、安心できた。 会社帰りのサラリーマンでごった返していた駅前から少し離れたおしゃれな居酒屋の個室に二人は入った。 夢が見つけて、予め予約していた店だった。 『良い感じの店だね。予約してくれてありがとう。』 雅樹のその言葉だけで、夢の頬が赤らんだ。 掘りごたつ式の座敷に向かい合い、雅樹は夢が気持ち良くなる言葉を自然と連発していた。 夢は興奮が抑えきれなくなりそうだった。 そこに、夢の頬を手のひらで優しく覆うように、 『さっきから、赤いけど、大丈夫?』 と聞かれたものだから、余計に体が火照ってきた。 無意識に呼吸も荒くなっていて、雅樹はそれに気付いていたが、夢本人は気付いていなかった。 『今夜は特にホテルを決めてないんだけど、一緒に泊まってくれるよね?』 夢は頷いた。 翌日も本当は仕事だったが、こんなこともあろうかと、有休を取っていた。 個室だったこともあり、夢を隣に呼んだ雅樹は、夢の肩を抱き寄せて、キスをした。 舌を絡め始めると、夢のブラウスのボタンをいくつか外して、そこから手を入れた。 『嫌?』 雅樹の問いかけに頭を横に振る夢、キャミソールの中では、小ぶりな乳首が十分に起つほど愛撫されていた。 『可愛い下着だね。下もセット?』 夢は頷いた。 スカートがテーブルの下で捲られていくが、恥ずかしかったが、雅樹にそうされるのは嬉しさを感じた。 タイツの中に手が入ってきて、更にはパンツにも入ってきた。 『ちゃんと前に話した通りに、俺の好みにしてきてくれてるね。』 パイパンは好きではないが、それなりに処理してあるのが好きだと、前に夢に伝えた通りに、 夢が処理してきてくれた事を、雅樹は褒めた。 『もう少し我慢できる?』 足をテーブルの下で大きく開かされ、雅樹の指がすでに2本入れられてるのに、夢は聞かれて、 『早くちゃんとしたところに行きたいです。』と答えてしまった。 居酒屋を出て、コンビニに寄り、近くのホテル街へと足を向けた。 前に付き合っていた彼氏とは別のホテルが良いと思っていた夢が、雅樹を連れて行ったのは、結構高いホテルだった。 部屋選びの時には、夢は値段に驚いていたが、雅樹は特に気にした様子はないところも、余裕を夢に感じさせ、さらに夢は雅樹にハマった。 夕方から飲んでいたこともあり、夜は長かった。 湯船に湯を貯めている間、少しくつろいだ二人だったが、夢のドキドキ感は、雅樹に十分に伝わっていた。 風呂が湧くと、雅樹は、まず自分の目の前で、夢に自分で服を全て脱ぐように言った。 恥じらいつつも、時間を掛けて、全てを脱いだ夢を目の前に立たせて、キスをし、それから夢の体を観察するように、乳首を摘んでみたり、下の毛に指を軽く添わせてみたりした。 それから、夢に雅樹の服を脱がせるように言うと、夢は雅樹の服を脱がし始めた。 パンツや靴下も脱がせて、丁寧に畳んでいく夢を見て、雅樹は、夢へのある思いをさらに強くした。 シャワーを浴び、湯船に浸かると、少し会話をしてから、体を洗いっこすることにした。 夢が雅樹を洗うときに、やはり男性の体に触るのは、恥ずかしかった。 それを見た雅樹は、夢を抱き寄せて、その間にボディーソーブを垂らすと、夢の体を使って洗えば良いと言った。 夢は自分の体を雅樹の体に擦り付けるようにして洗い始めた。 途中で雅樹は座り、腕や足は、雅樹に言われて夢は股間を擦り付けるように洗った。 恥ずかしかったが、雅樹は褒めてくれたので、嬉しかった。 雅樹のそれも手で洗い終えて、体を流すと、雅樹は、『咥えて』と言った。 夢が応じようとすると、雅樹はそれで夢の頬を軽く叩いた。 言われるがままに、竿から玉まで丁寧に舌を這わせたり、口に含んだが、 夢はそれまで竿しか経験がなかった。 『これが欲しい?』 頷いた夢に、 『どこに?』 『…おまんこに…』 前に付き合った男は、そんなことを言わせるような男ではなく、強引さに掛けていた事も少し不満だったから、辱めを受けるのも初めてだったが、嫌ではなかった。 浴室を出て、ベッドに移動してからも、夢の股間がグチョグチョに濡れるまで、焦らされた。 その間に、何度かイカサレ、恥ずかしい言葉もたくさん言わされた。 だけど、その分、雅樹は褒めてくれた。 『自分にだけはイヤらしい姿を見せてくれるのは良いことだ。』と言ってくれた。 ゴムは買ったはずだったのに、ゴムはしなかった。 夢は避妊よりも、より早く自分の欲求を満たしてくれる方を夢は優先してしまっていた。 夢の尻穴まで色んな体液で濡れていて、雅樹は、遠慮なしに夢のそこの初めてを奪った。 夢は、身体的にも精神的にもめちゃくちゃにされた夜になったが、雅樹にそうしてもらえることが、完全に喜びへと感じさせてしまう事になった夜にもなっていた。 朝、起きたときには、夢の両手が、夢の身につけていた細いベルトで括られていて、すでに雅樹のが夢の股間に充てがわれていた。 目を覚ました直後に、雅樹か入ってきて、体に残る余韻が全て現実に再び返ってきた感じがした。 夢の全身が少し痙攣していたが、雅樹はそれに気付いているのか、いないのか、構わず夢に腰を打ち付けていた。 夢の口の中で果てたあと、夢にそれを飲み込ませた。 夢は初めて飲んだ。 雅樹は、また褒めてくれた。 嬉しかった。 シャワーをそれぞれ浴びて、夢が浴室から出ると、 夢の下着とタイツが雅樹の手にあった。 『少し恥ずかしいことはすき?』 雅樹に言われたら、褒められるために、頷くしかなかった。 ブラウスの下はキャミソールを着ているが、それでもやはり恥ずかしかった。 朝食を摂るため、ファミレスに入ると、店員の視線が気になった。 恥ずかしいから、立たせたくないのに、なぜだか、乳首が立ってしまっていた。 『興奮してるみたいだね』 雅樹の言葉を否定出来なかった。 その日は、夢からの提案で、いくつか観光スポットを巡ることになった。 雅樹も帰りは新幹線ではなく、飛行機の最終便の方が時間が遅いからと、飛行機を取ってくれた。 観光スポットと言っても、繁忙期ではないせいか、閑散としていた。 そこで、雅樹は夢にスカートを自分でたくし上げるように言った。 スカートの下は何も履いていないから、恥ずかしい所が露わになる。 そして、その様子を雅樹は写真に収めた。 場所によっては、ブラウスのボタンを外して、キャミソールをまくり揚げもした。 一通り、回り終えて、遅めのランチを食べに行く途中に、緑道に入った。 ベンチがあり、歩きっぱなしだったこともあって、少し休憩することになった。 どちらからでもなく、キスが始まり、雅樹の手が夢のスカートの中へ。 ブラウスもボタンが外されていた。 その時に、雅樹か夢の耳元で 『オナニー見せて。』 と囁いた。 夢が躊躇している間に、手が雅樹に取られて、スカートが完全に捲られた。 キャミソールも捲りあげられていた。 夢の目の前にしゃがみ込んだ雅樹は、夢の足を大きく開いて、ベンチの上に、足を乗せた。 夢は目を閉じて、自分の体をゆっくりと弄り始めた。 時々、雅樹から褒められると、自然に手の動きも激しくなり、指を自分の中にも沈めていった。 その様子がデジカメで動画撮影されているとは思ってなかった。 外なのに、途中からは卑猥な言葉もたくさん言わされるようになり、最後はビクンッと激しく体を揺さぶりながら、いってしまった。 体に朝までの余韻が残っていたとはいえ、一人でしていて、そこまで感じたのは初めてのことだった。 放心状態でしばらく服を正すことも出来なかった。 夢は雅樹に喜んでもらえて、褒められることが、単純に嬉しく思えた。 そのためには、恥ずかしいことでも、経験していく事だと思った。 夢がこの時点で雅樹に依存し始めている事に、雅樹は気付いていたが、計画通りだった。 ランチをしているときには、夢は店員の視線なんか気にしなくなっていた。 『ランチの後、どうしようか?』 雅樹は、それとなく聞いた。 別に他意はなかった。 『最後に…』 恥ずかしそうに夢はなかなか答えようとしなかった。 雅樹は本当に意味が分からなくて、戸惑った。 『…またして欲しい…ホテルで…』 夢は答えた。 雅樹は、本当に予想外の答えだった。 『気持ち良くしてくれるなら』 と笑いながら言うと、夢は頷いた。 そして、ホテルに入ると、夢は雅樹に尽くすように、全身全霊で汗だくになりながら、雅樹を喜ばせようとした。 時間が迫ってくると、夢は何を思ったのか、 『責任とかどうでも良いから、私の中に出して下さい。』と言った。 雅樹は、悩んだが、夢の望み通り、夢の中に出した。 夢は涙を流して、喜んだ。 たった一晩の関係と見るか、それまでのやり取りも含めた関係と見るかは別として、女が男に依存するのに、時間の問題ではない事が、垣間見えた感じが雅樹はした。 ホテルを出るときに、雅樹は夢に下着類を返した。 今度は夢の方が、雅樹をいつでも喜ばせる事が出来るようにと、下着類を身に着けなかった。 利用者が少ない地方空港へ向かう電車の車内は、えらく空いていた。 別れ際の露出プレイを楽しんだ二人。 雅樹が空港でチェックインを終えると、夢は大号泣した。 とりあえず、人目を避けるように、端の方に移動し、キスをしながら、夢の体をあえて名残惜しそうに弄った雅樹。 夢は雅樹と別れた後も、その余韻に浸るように、下着類を身に着けずに帰宅した。 一方、飛行機に乗り込んだ、雅樹は、夢が自分が予想していたよりも簡単に依存してきた事に満足していた。 さらに、面白い計画を練ろうと思いながらも、目を閉じると、そのまま寝てしまった。
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2022/07/11 23:09:12(.8ImMORg)
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