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日曜日
子供たちは朝から遊びに出掛けて
あたしは昨日のショーツを干す

いつものように ベランダの一番端っこ
［あのひと］が起きて… 外に出て…
煙草を吸いながら 見上げたときに
迷わず 探さず すぐに見つけれる
いつもの位置に 大きく拡げる

あのあと 言うまでもないけれど
やはり あのままでは眠れずに
子供たちが寝静まった真夜中に
何度となく 慰めた

朝になり 下着を脱いで 洗濯機を回した
そのまま 軽くシャワーをして
いま また…
ベランダに揺れるショーツを見ながら
履き替えたばかりの下着に
卑猥な染みをつけている…

（［あのひと］が起きて 外に出て…）

（きっと今日も こちらを見上げる…）

（その身体を見て 汚した下着を…）

あたしは 暖かな陽射しのなか
たゆたうような妄想のなかで また
もはや 痴女としか自分でも思えないほどの
破廉恥な ひらめきをした

昨夜の熱を 思い出しながら
［あのひと］を待つ

［あのひと］の あの身体…
［あのひと］の 奥さんの顔… 子供たち…

ただのご近所の他人のはずのあたしが
［あのひと］の あそこを知ってる

奥さんにも内緒で ［あのひと］の…
他人の旦那さんの…

溢れかえる妄想と欲望のなか
あたしは 下着を脱がなかった
直接 触りたいのを我慢した

下半身に うごめく指先から
いじらしい快楽を感じながら
擦り付けるように 淫らな蜜を
ショーツのそこへ
塗り付け 染み込ませ続けた

数十分の間…
あたしは 絶頂を
何度も… 何度も…
誤魔化すように 遠ざけていた

（まだ… ダメだから…）

………

少し離れた場所で 玄関の開く音がする
あたしは 飛び起きるようにして
洗濯物のすき間から あそこを見る

風に乗って 微かに煙草の匂いがした…

しばらくして
まだ少し眠そうな素振りの［あのひと］

あたしは 急いで下着を脱ぐ

そして 直接 短いパンツを履いて
当たり前ながら 偶然のように…
周りも なにも ［あのひと］さえも
なにも気にしてません…という顔をして

ヌルヌルとした
透明な蜜が 塗り付けられた
ショーツを 裏返しにして干した…

干しながら あたしは
［あのひと］の視線を感じていた
下着にではなく あたし自身に…

Ｔシャツの下に ブラはしていない
当然ながら えもいわれぬ高揚のなかで
乳首はかたく 浮き立っている

直穿きしたパンツにも
新しい蜜が とめどなく染みていく…

［あのひと］の位置から
そこまで見えるはずはない…

いま干したショーツにすら
溢れたばかりの蜜が付いている事など
気づきはしないだろう…

それでも あたしは興奮した

（［あのひと］に見られている…）

それだけで 快感が
身体を震わせ 突き抜けた

部屋に入り 身を隠しながら
［あのひと］の姿を見つめる

遠くから
あたしのショーツを… あの部分を…
見つめられているような
そんな視線に 身をよじる

［あのひと］で濡らした下着…
［あなた］で濡らした下着…

（［あなた］の為に 濡らしたの…）


見て… もっと見て…
あたしの恥ずかしい姿を…

気づいて… その汚れの理由に…

あたしで もし…

［あなた］も こうして ひとりで…


そう考えた瞬間…

あたしは 下半身に
吹き出すような熱を感じながら
声も出せずに 絶頂した…

ひざまづき 窓際に隠れたままで
ビクビクと 何度も 身体を震わせた

パンツを履いたまま 迎えた絶頂…

ビシャビシャになった 両の手と
なんとも呼びがたい
吹き出した液体を 吸い込んで
お尻にまで 張り付き
食い込む 短いパンツ

そのすき間から ふともも… ふくらはぎ…
そして 足首… 床までも…

小さな水溜まりに ポタポタと落ちる雫…

あたしは羞恥と 絶望的なほどの自己嫌悪
そして それでも…
渇いて止まない 欲情に


（［あのひと］の… あれが… 欲しい…）


そう呟いて 窓の外を見る

［あのひと］の姿は ない

あたしは 今夜も…

夜の帳が 待ち遠しかった…

………

アラフォーの主婦ですが今まで経験したことのない驚きと興奮で読んでます
私も妄想でオナニーしたりするので彼女の気持ちがわかります
続きが楽しみです

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バタバタと 掃除を終えた正午過ぎ

ついというか… うっかりというか…
言葉にするには 憚られるが
いわゆる 潮吹きというものを
やらかしてしまったのち

恥ずかしさと 冷めやらぬ熱
覚めるどころか
ますます 膨張を続けるばかりの淫らな妄想…

それらに ひたすら
あたまも こころも 支配されたまま
後片付けから 拭き掃除に突入してしまい
気づけば もう こんな時間…

昨晩の残り物を 軽くつついて
すでに本日 ２回目となるシャワーを浴びる

買い物に出掛けるまえ
干したままで 忘れていた
あの下着を思い出した

けれど あえて片付けないで
［あのひと］の為にと そのままにした

なんなら 玄関の鍵も締めずに
［あのひと］に
盗んで貰いたいくらいだったけれど
さすがに 普通に 泥棒が来たら困る

夕食の献立を考えながらも
あたまのなかは［あのひと］の事…
［あのひと］の…

集中できずに
ついつい ぼさっと立ち止まり
帳の降りた 世界を思う

ほんの少し 下腹部が熱い…

そういえば［あのひと］は
家にいるときは 眼鏡をしている
仕事や お出掛けのときには
たぶん コンタクトなんだろう

お風呂にまで 眼鏡を持ち込むくらいなら
外してるときには ほとんど見えていないはず…

（直接… 見れるかも知れない…）

あたしは おとなげないほどに
胸を躍らせ ワクワクしていた

妖艶な 紫色の 蜘蛛の糸
張り巡らされた その罠が
帳のなかで すでに この身に
絡みついていたことすら知らずに…

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妄想大好きです
続きをワクワクして待ってます

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夕食の買い物を終えて
１度 帰宅した１５時過ぎ
まだ 子供たちは戻った様子もなく
手早く 冷蔵庫に食材をしまう

足早に ふたたび 玄関を出て
ベランダに干されたままの
あの下着を見上げる

身体のなか お腹の辺りから
込み上げるような… 染み出すような…
そんな熱を感じて 唇を噛むけれど
いまは そんな時間はない

今夜のために いま やるべきこと

再度 自転車を走らせて
先ほどとは 逆方向の100均へ急ぐ

滑り込むように自転車を停めて
自動ドアの先
可愛らしいグラスの 棚の横を通り抜ける
お目当てを目掛けて
突き進むように歩く姿に なんとなく
不思議そうな視線を 感じながらも
あたまのなかは
［あのひと］のはだかで いっぱいだった

そそくさと レジを済ませて 店を出る
背中に流れる 汗を感じる
風を切るように 自転車を走らせる

もうすぐ 駐車場が見える
時刻は まだ１６時前
我ながら驚くような早さに
思わず 笑みがこぼれてしまったのも束の間
到着すると 玄関の前に 娘の自転車

（うそ…）

予想外に子供の帰宅が早い…

かごに入らず
片手にぶら下げていた レジ袋を
そっと 自転車置き場の端に置いて
見えないように 自転車を止める

ホッとして まだ明るい空を見上げると
ひらひらと 視界に映る あの 下着…

ヤバッ…と思うよりも先に
あたしの身体は反応していて
玄関から 一直線に階段を駆け上がり
ベランダへと 飛び出る

いきなりな上に あまりの騒々しさに
娘も慌てて ２階へと走ってくる

「ママッ！？」

ビクッとした あたしは バタバタと
むかし見た なにかのアニメのように
あわてふためいて 腕を振るって
掴んでいた下着を 下に落としてしまった

「あ…いや…洗濯物が
風で飛ばされそうだったから…」

「え～…それであんなに慌ててたの？」

「あ…うん…でも…間に合わなかった」

あたしは なんとか取り繕って
なんとか 干していた下着を また洗うという
なんとも 不可思議な行為に理由も見つけて
笑いながら 階段を降りていく娘の足音に
胸を撫で下ろしながら 振り返って外を見た

そして そのまま
今度はベランダから部屋に飛び込み
カーテンに身を隠すという
あまりにも 不自然な動きをしてしまった…

（なんで…なんで…なんで…）

あたしはパニックだった…

そこに［あのひと］がいた…

地面に落ちている なにか を見つけて
［あのひと］が近づいて来ていた
そして おそらく
いまの あたしの
不自然な動きも…（見られている？）

あたしは バクバクと
身体のなかで鳴り響く 心臓の音と
あまりにも唐突な 願望の成就を予期して
指先を痺れさせながら
カーテンの裏で 震えていた

（どうしよう…どうしよう… どうしたら…）

あたしは 顔をのぞかせて
［あのひと］の様子を
垣間見ることすら 出来なかった

そして そのあと
静かに 遠ざかる足音を聞いていても
しばらく そこから動けなかった


そして… 下着は 無くなっていた…


あたしの… あの…
［あのひと］で汚した あの… 下着…


こんなことは 初めてだった

絶頂を迎えたのは… あたしの… あたま？

なんにもしていないのに…
あたしは またもや… しゃがみこんで…

そのまま 床に 突っ伏して…

カーテンの裏
背中から腰… お尻まで…
電気でも走ったかのように
身体を 激しく 飛び跳ねさせた


娘が 下の部屋にいるのに…

………