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1:妻の堕ち方
投稿者:
貴之
◆QmymJSDcqA
「それで、妻は・・・」
俺は、乾いた喉から声を絞り出した。 「順調ですよ・・・」 山崎浩二は、ニヤニヤしながら俺を見ている。 「見込んだ通りのマゾ・・・それに、淫乱だ」 そう言い終わるよりも早く、こみ上げる笑いを堪えきれずにグフッ、グフッ、グフフフッ、、、と、その巨大な体を揺らして笑った。 平日の11時過ぎ、待ち合わせに指定されたのはホテルのロビーに併設された喫茶店だった。 待ち合わせ時間の15分前に到着した俺は、無意識に椅子に座る事を選んだ。 待ち合わせ時間から30分も遅れてきた山崎は、当然のように壁際のソファーにどっかりと座った。 白いシーツの敷かれたテーブルを囲む俺達の他には、2~3組の客しかいない。 それでもそこまで広くない店内に、俺は山崎の声を他人に聞かれてしまうような気分になって、何故かも分からず恥ずかしいと感じていた。 「あれはもう、『悦び』を知りましたからねぇ・・・」 山崎は、そんな俺の心境を無視して話し続ける。 「ここからは、早いですよ・・・」 勝ち誇ったような笑みを浮かべ、睨むような力強い視線で俺の目を覗き込んでいる。 「アレは底無しだ・・・すぐに、我慢できないイヌになる・・・」 俺を睨む目に熱を、低い声に力を感じた。 「誰にでも・・・何でもするイヌにね・・・」 それは、まるで俺に言い聞かせているように感じた。 そうする・・・と宣言しているように。 そうさせる・・・その事を認めさせているように。 そう感じていたが、俺は山崎の目を見ながら、無言のまま頷く事しかできなかった。
2021/02/28 18:36:30(XRk6JIof)
投稿者:
貴之
予想通り、山崎さんは私の報告に爆笑した。
腹を抱え足をバタバタと跳ねさせるから、奉仕を続ける事すらできなかった。 両手で腹を抱えたまま、体を左右にゴロンゴロンと転がして笑う山崎さんを見ながら、その太い両足が目の前を通り過ぎて舌を近づけられるはずのない状況を見ながら、やはり篠宮の存在は 私とは相容れないと確信した。 健二君なんかは、ズボンのチャックを下ろし切るよりも前に、山崎さんの言葉に爆笑した。 一日を過ごした体、その汚れを落とすとゆう一番の幸せが、いつまでも叶わなかった。 あはははははは ダッハハハハハハ 「あははは、じゃあさ、その医者、もしかして ちょっと謝ったのかな?あははは!」 「ハハハハッ、いや、それどころか、もしかしたら・・・ダッハハハハハハ」 「それいい!あははは!」 「ダッハハハハハハ、そのまま、もしかしたらその玲子って女に・・・」 「あはははははは!ソレ、サイコー!あははは!・・・じゃさ、もしその女が・・・」 「プッ・・・ダッハハハハ、それはあり得るな!とゆうかそうなった方が・・・」 その光景は、私の中に別の意味での篠宮への嫌悪を植え付けた。 私はリビングのソファーに座る山崎さんと、立ったまま話す健二君に挟まれ、全裸なのに2人の視線をもらえないまま立ち続けていた。 ぜったいに、私は篠宮を許さない。 そう誓った。 「・・・あのですね」 2人は、お互いに腹を抱えた姿勢で固まり、私を見た。 「肉便器がですね・・・待ってるんですよね」
21/03/06 19:11
(AKyXm6A/)
投稿者:
貴之
水曜日は、旦那が家を出る前からメッセージが届いていた。
待ち合わせ時間は9時と書かれていたので、旦那を送り出してすぐに準備をして家を出た。 待ち合わせ場所にいたのは45歳くらいの男で、不潔だった。 11時に2人組と、14時と15時30分に1人づつ男と会った。 5人とも名前を名乗らなかったが、全員が口と膣に射精した。 帰宅したのは18時を過ぎていた。 旦那の帰宅は、いつも通り21時を過ぎるだろう・・・ そう確信する山崎さんを否定できず、疑うこともせずに報告をした。 「それで、一人目は?」 「・・・3枚です」 そう言って、私は小銭入れから500円玉を3枚取り出した。 そして、ナイトテーブルに置いた貯金箱に入れる。 100均で買ったプラスチック製の透明な貯金箱には、プリント代すらケチったのかプラスチックの凹凸だけで『500円玉で50万』と刻まれていた。 「二人目・・・いや、これは2人同時か・・・それで? 「・・・5枚です」 コトッ、コトッ、コトッ、コトッ、コトッ、、、 500円玉の上に落ちた500円玉が、音を立てていた。 「三人目・・・いや、四人目か・・・それは?」 「・・・3回でした」 また私は、3枚の500円玉を貯金箱に入れる。 最後の5人目の射精の回数を聞かれてを回と答え、また2枚の500円玉を入れた。 今日は13回か・・・まぁ、5人とはいえ中年男ばかりにしては、なかなかだな」 山崎さんは少し満足そうに、7分目を超えて溜まった貯金箱を見ている。 山崎さんがこの貯金箱を買った日、嬉しそうに私に言った言葉を思い出した。 「1発500円だ・・・良いと思わんか?」 「どこに出しても同じ・・・そうルールを作れば、もっと自分勝手に乱暴に、全員がお前を求めるだろう」
21/03/06 19:30
(AKyXm6A/)
投稿者:
貴之
あの日から、私の価値が決まった。
自分がどれだけ男の欲望を受け止めたのかが目に見えるようになった。 そして、自分勝手に使い続ける側と料金を払う側が分かれた事で、その違いが目に見えるほどはっきりした事で、私の中に『所有者』と『客』のような区分けができていった。 『客』とゆう存在は、さらに私に、自分自身がどれだけ卑しい存在になったのかを自覚させた。 場所代が相手負担とゆうのは、最初からの暗黙のルールだった。 しかし500円玉一枚とはいえ、『支払う』とゆう行為は男達にも変化を与えた。 ある男は、より私を蔑んだ。 支配的になった男もいた。 わざと高い場所にこだわる男もいたし、逆にいかに安く終わろうとする男もいた。 ただ、全員に共通して乱暴に、自分勝手になった。 金額の大小に関係なく、やはり『支払う』とゆう行為は、男性にとって明確な権利の象徴に、1つの区切りになり得るのかもしれないと思った。 そして、快楽に浸かって惚けた頭で考える。 50万とは、500円玉で・・・100・・・いや、1000枚? そして、目の前の貯金箱には、少なくとも7分目まで溜まっている・・・・ でも、今日だけで13枚・・・たぶん、先週は30枚を超えてた・・・ ここのところ、週に2~3回・・・いや、火曜や木曜にも、朝に一人と会うこともある・・・ 月に150枚なら、たった5か月で・・・いや、もう半年も経ったのだから、絶対に・・・
21/03/06 19:31
(AKyXm6A/)
投稿者:
貴之
「・・・いいんだな?」
山崎さんは、体に跨る私の腰を掴み前後に動かしていく。 密着したまま前後に動かされるたび、肉棒が膣の形を変えさせる。 私はその度に喘ぎ、繰り返す絶頂の波に言葉にならない。 「どうなんだ?・・・ほら・・・」 山崎さんは私の状態を正確に把握しながら、それでも強さを弱めることなく膣の中を掻き回し続ける。 初めて約束が結ばれた日から これまでに何度も繰り返されてきたやりとり。 それは、最近になって頻度を増し、今ではもう毎回のように問い詰められ続けていた。 「・・・バラして欲しいの?」 健二君は私の後ろに座り、お尻の穴にアナルバイブを挿入していく。 何度も私を責めたオモチャで、慣れた手つきで弄っていく。 「どう?・・・ホントに終わりたい?」 中ほどまでを挿入し グリグリと肉壁を掻き毟る。 一番奥まで押し込みスイッチを入れ、回転しながら引き抜いていく。 私は獣のような声で喘ぎ、どちらの快楽なのかの区別もつかずに また絶頂する。 「・・・いいんだな?」 「・・・終わりたくない?」 2人に責められ続け、私はまた絶頂し、ようやく返事を返す。 「・・・はい・・・あぁぁっ!・・・バレたら・・・バレたら終わり・・・あぁっ!・・・終わりです・・・あぁぁぁっ!!」 そして2人に交互に、時には同時に 前後の穴を使われて堕ちていく。
21/03/08 17:19
(Fqvmc470)
投稿者:
貴之
バレたら終わる・・・
全てが、そこで終わる・・・ 俺は自分が望んだ事に興奮しながら、けれど終わりを待ち望む気持ちを膨らませていった。 なんて自分勝手なのだろうかと自分でも思うが、それでも それが正直な気持ちだった。 バレたと・・・俺に知られたと知った妻は、いったいどんな反応をするだろうか。 自分のした事を後悔する気持ちに押しつぶされるだろうか? 俺への後ろめたさに絶望してしまうだろうか? 泣き崩れるかもしれない。 どんな言葉で謝るだろうか。 いや、そんな心配などいらない。 俺がきちんと受け止め、支えればいいのだ。 全てが元通りになるまで待ち、何事もなかったように愛せばいい。 時間はかかるかもしれないが、きっと大丈夫だ。 そう・・・そのはずだ。 そんな思いに支配されながら 時間を過ごした。 山崎から届く動画に興奮し、妻を堕とす事に協力をし続けているのに、そう確信していた。 何も疑っていなかった。 自分勝手な願望は、日に日に大きくなっていった。 そして、その日を迎えて初めて それがいかに自分勝手な妄想だったかを知った。
21/03/08 17:19
(Fqvmc470)
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