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1:人妻澄子
投稿者:
万太郎
◆WzpMn05TJA
夏も終わろうとしていた去年の9月中頃、農産物を扱う俺の勤務先での出来事。
猛暑が続き、台風や雨が災いし、仕入れや販売に苦戦が続いて、毎日残業する日々。 朝は市場の開場前から、真っ暗になっても帰宅できず、疲れとストレスの権化、病んでいたのかも知れない。 外回りから19時頃に帰社すると、加工班の部屋に灯りが点いていた。 普段なら誰もいないはず、物音もしないので消し忘れだと思い部屋に入った。 見渡しても、誰もいない。 灯りを消そうと壁のスイッチに手を伸ばした瞬間、奥の方で何かが動いた気がした。 恐る恐る忍び足で近付いてみると、コンテナの山の向こうに人影が見えた。 泥棒か? 「誰だっ!何してる!」 俺の声に驚いたのか、そいつは足を滑らせ、後ろにのけ反りながら倒れ、コンテナの縁に頭を打ち付けた。 「痛いっ!誰っ?」 近付いてみると、ベテラン社員の澄子だった。 「なんだ、澄ちゃんだったのか、驚かせてゴメンゴメン、頭は大丈夫か?」 「あ~痛い、びっくりするじゃないの、誰よ」 「俺だよ、田中田中」 「なあんだ、次長だったの。あ~驚いた。タンコブ出来ちゃったじゃないですか、もう」 「いやいや、すまん。泥棒かと思ってさ」 「今何時?」 「7時過ぎだよ」 「もうそんな時間なの、明日の準備してたら遅くなっちゃった」 「頭切れたりしてないか?見せて」 「大丈夫ですよ、ホントにタンコブだけだし、大したことないから」 「そうか、でもこんな時間までご苦労様だな、早く片付けて帰らないと晩御飯待ってるだろ」 「うちはもうみんな成人だし、自分の好きなようにさせてるからご心配いりませんよ」 「でもご主人は?」 「ああ、あの人もいっしょ、うちはホントにセルフなの」 「そりゃ楽でいいね、うちも変わりないか」 「ところで次長こそこんな時間にしごとですか?」 「ああ、台帳の確認さ」 「誰かにやってもらえばいいのに」 「そんな人がいたらお願いしてるさ、さっきから気になってたんだけど。澄ちゃんその格好」 普段なら作業着を着ているはずが、エアコンもかけずにタンクトップに膝上くらいのフレアスカートで、汗が滲んで下着が透けたいた。 「あら、51のババアでも気になったの?」 「そりゃ気になるさ、澄ちゃん若々しいし、綺麗だもん」 「お世辞でも嬉しいわ、お礼のチュッ」 と言って俺の頬にキスしてきた。 俺は年甲斐もなく、照れて顔を赤くしてたと思う。 「あら、赤くなってるの? 可愛いハハ」 「おいおい、爺さんからかうなよ。いきなりキスされたらびっくりするよ」 「奥さん相手してくれないの?」 「ば~か、知らなかったかい、俺バツイチだよ」 「そうだっけ、いつ?」 「この春」 「そうなの、次長っておいくつでしたっけ?」 「澄ちゃんの三つ上」 「やだ、うちの旦那と同じ年なんだ。比べちゃ失礼かも知れないけど、私といっしょか少し下かと思ってたわ」 「分かりやすいお世辞をありがと。さあ、早く帰って仕舞って帰んなさい」 「はいはい、ババアは早く帰れってことね」 「だから、ババアなんて言ってないだろ、それより目に毒だから早く何か羽織ってよ」 「やだもん、熱中症で倒れちゃうわ、次長こそ仕事片付けたら」 「ああそうするよ、困った人だな。残業あんまりしないでね」 部屋を後にして、事務所のデスクで書類の確認を始めた。 腹も減り、眠気もしてくるからなかなか終わらない。 冷蔵庫の麦茶を飲んで、目を覚まして座ろうとした時、突然事務所のドアが開いて澄子が入ってきた。 「次長、喉がカラカラ、なんかないの?」 「澄ちゃんまだいたの? 冷蔵庫に麦茶 あるよ」 「助かったぁ、倒れそう」 澄子は、さっきより汗だくでタンクトップもスカートも濡れている。 「熱いとこからエアコンの効いた部屋に入ると風邪引くよ、着替えとかないの?」 「あったら着替えてますぅ、はあ、おいしい」 紙コップに注いだ麦茶を一気に飲み干し、2杯目を注ぎ出す。 「ハハハ、目の毒だったのよね、ごめんなさい。見るだけならタダだからいいでしょ」 「もういいよ、疲れて腹も減るし、眠気までしてるから、構ってられないよ」 「ご挨拶ね、誘ったつもりなのに」 「???」 「もう、疲れて思考能力ゼロ?」 「なんて言った?」 「思考能力ゼロかって」 「いやいや、その前」 「やだ、二回も言わせないでよ」 「なんで俺なの?」 「あら、覚えてる。毎日頑張り過ぎてるから」 「何だそれ、ほかにないのかよ」 「言わせたいの?意地悪ね。タイプだから」 「旦那さんいるじゃない」 「仮面夫婦なの、あいつはあいつで遊んでるもん」 「たがらって澄ちゃんもってことにはならないだろ」 「あ~ら、私じゃ不満?」 「本音で言えば、ご馳走さまだけど、一応上司だし。職場だからね」 「ふ~ん、一応のモラルは持ってるってことかな、そんなのいいからシャワー浴びれるところ連れてって!」 「本気になるぞぉ」 「ええ、もちろん」 澄子、旦那と息子二人と旦那の父親の五人家族。 短大を出てすぐ、うちの会社勤始め、取引先の営業マンだった旦那と知り合い結婚。 澄子が入社した時、俺は既に別れた嫁と生まれたばかりの息子がいた。 当時の澄子を一目見て、この娘と一緒になるべきだったと後悔したことを思い出す。 容姿が俺好みで、性格もその頃からあっけらかんとして、どこか天然なところがチャームポイント。 見た目と違い、仕事は正確に遅れることなく仕上げていく堅実さを持っていた。今もそれは変わらない。 当時はアイドルブームで、例えるなら柏原芳恵みたいで、顔だけが少し小顔なだけといった感じだ。 今は少し小じわがあるが、体型も変わらず、その魅力もそのままだ。 澄子にせがまれ、仕事を切り上げて向かった先は、澄子の家から随分離れた町の家族風呂。 今ではそんな形態の銭湯は無くなってきたが、そこの家族風呂の存在を職場の連中も、澄子の家族も知らないだろう。 駐車場に車を止めて 「澄ちゃん、着いたよ」 「えっ、ここ何?」 「家族風呂だよ」 「何でお風呂なの?」 「シャワー浴びたいって言うからさ」 「あのね、普通女が誘いをかけたら、お洒落なホテルとか気の効いたラブホくらい連れてくでしょ」 「ははは、それはこの後の話だよ、がっかりしちゃった?」 「するに決まってるでしょ、あとがあるなら許しますぅ」 車を降りて玄関を抜けてカウンターの前で 「これで代金支払いと必要なアメニティ買って来て」 5000円を渡す。 「ありがと」 澄子は着替えの下着やシャンプー等を買い揃えて、鍵を握って戻ってくる。 「家族風呂なんて初めてだから、システム分かんなくていろいろ聞いちゃった。さあ、入るわよ」 「疲れが溜まってるから、良いかなぁってね」 ロビーを抜けて俺達が入る風呂へ向かいながら 「澄ちゃんてさ、新入社員ころから体型変わらないよな」 「一応女子だからね、気は使ってるのよこれでも」 「だろうなぁ、俺はどうだい?」 「次長もそう言えば変わらないね、背は高いし細マッチョだよね、鍛えてるの?」 「あとでね、さ、入ろう」 バツイチになった最大の訳が、体型維持と関わっている。 職場では真面目なおじさん面してるけど、プライベートでは女好きが元で、別れた嫁と再三喧嘩になった。 暇と財布に余裕が出来ると、外で女遊びを繰り返す。 デブやハゲでもお金があれば遊べるだろうが、サラリーマンの小遣いで遊ぶには、見た目と体力がないと遊べない。 見た目にはさほど自信はないが、女を悦ばせる体力と技には多少自信がある。 脱衣場な入り、内鍵をかける。 「二人っ切りでいきなり裸になるって、非日常的で興奮しない?」 「そうか、俺はここに来るまでに結構興奮してるけど。相手が澄ちゃんだから」 「私じゃなくてもでしょ」 「いやいや、澄ちゃんだからなおさらさ」 「嬉しがることばっかり、相当女遊びしてきたでしょ」 「ははは、笑ってごまかすしかないかな」 「で、離婚したわけだ」 「まあ、それもあるけどね、いざ離婚となると実際は複雑なもんだよ」 「ふ~ん、そうかあ」 「澄ちゃん脱がせていいか」 「あら、優しいのね」 「澄ちゃんの身体を見たくて」 「マジマジ見られて耐えられる年じゃないわよ、いい?」 「俺の方が爺さんだもん、そんなふうに思わないよ」 密室になった脱衣場で、澄子の服を一枚一枚脱がせるとは、それだけでジュニアは大きくなっている。 タンクトップの上に薄手のブラウスを着てきた澄子。 向かい合い、胸元のボタンをひとつずつ外す。 ブラウスの上からでも、はち切れんばかりのバストを覆うカップ付のタンクトップ。 さっきは離れて見てたので、ボリューム感まで分からなかった。 「大きなバストだね」 「ブラだと肩が凝るんだよね、胸の小さい人が羨ましいわ」 「ブラ着けないの?」 「ほとんどこれか、スポーツブラね。普通のは締め付けが強くて嫌なの」 「家でもそうなの?」 「ノーブラよ、夏場は旦那の父親が厭らしい目でみるけど、楽だもん」 「旦那さんもムラムラするだろ」 「しないしない、あいつ女と思ってないわよ。ロリコンだから」 「もったいない、俺なら毎日ほっとかないけどな」 「じゃ、毎日かまってね」 「澄ちゃん、ひょっとしてレス?」 「そっ、下の子産んでからもう20年以上ね、引くでしょ」 「嘘だろ、もっと早く言ってくれたら俺が相手になってたのに」 「そんなこと言ったって、そんなチャンスなかったでしょ。ずっと忙しそうだったし、奥さんいたし」 「今までどうしてたの?」 ブラウスを脱がせ、タンクトップの裾をスカートから引っ張り出して、上へ捲り上げながら聞くと 「どうもしてないわ、別に特別エッチが好きな訳でもないし、我慢してたとも思わないよ。変かな?」 「性欲ってないのかよ」 「特別は無かったわ、うちの会社結構忙しいから」 「そういうものかな、男だから理解できないな」 「いいじゃない、そんな女が一人くらいいても」 「なのに何で誘ったの?」 「知りたい?」 「ああ、教えてくれよ」 「単純なの、最初から次長が好きだったの」 「何だよそれ、どういうこと?」 「私、入社したてのころから好きだったの、でも奥さんも子供さんもいたし、一応モラルはあったから」 「で、本心を隠して旦那さんと結婚したって言うの」 「ズバリ正解、ピンポ~ン」 と言う澄子のタンクトップを剥ぎ取る。
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2019/02/25 20:34:50(4/cwwAGW)
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