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“廓(くるわ)” それは所謂、遊郭の別称。 美しくも艶やかな遊女達が妖しく舞い、夜毎、男と女の淫靡な駆け引きが繰り返される悦楽の園。 そんなものとはまったく無縁な地方の鄙びた村。 そこへ流れてきたひとりの旅商いの男。 彼はようやく見つけた一軒の屋敷で客人としてたいそうなもてなしを受けることになるが... 本編へ続く。 ※この小説はフィクションです。実在の人物や団体などとは関係ありません。 ※時代劇風に仕上げておりますが、読者の方それぞれのイメージでお読み頂きたいため、時代設定はあえて曖昧にしております。また、作中の言葉・方言にも統一感を持たせておりません。表現上、一部に古語を使用している箇所もございますので、予めご了承ください。
2019/09/24 10:28:02(Tygwa.qX)
投稿者:
モンスーン
◆LcZFM.jE8Y
それからすぐに戸が開く音がした。 もも丈ほどの白の半襦袢に着替えた千鶴子が湯気の立つ湯気で霞む風呂場へと入ってくる。 勘兵衛は振り向かずにじっと座ったままだ。 千鶴子はそんな彼の後ろにすっと腰を下ろす。 「失礼します..お背中流します..」 千鶴子は手桶で湯をすくい、勘兵衛の肩にゆっくりとかけてやった。 『ああ、、熱くていい湯だ、、』 勘兵衛が声を漏らす。 手拭いに石鹸を擦り泡立てると、それで勘兵衛の背中を丁寧に洗う。 「お客さんの背中..ずいぶんと男々しいですねぇ」 『そんな、大したことねぇですよ』 ひとしきり背中を洗い終えると、流れるように隆々とした腕へと移る。 「腕も..こんなに太く逞しくて..」 千鶴子の褒め言葉に、両手を広げた勘兵衛の顔が緩む。 『奥さん、、あんたこそずいぶん色っぺぇですよ。そんなお方にあっしのこの汚ねぇ体を洗ってもらえるなんてねぇ、、なんと幸せなこった』 それを聞いた千鶴子は淑やかな笑みを浮かべながら、彼の体についた泡を湯で流した。
19/09/24 12:55
(Mgg/3iEM)
投稿者:
モンスーン
◆LcZFM.jE8Y
「そんでは..前のほうも..」 『いやいや、いかん、前はあっしが自分で、、』 勘兵衛は慌てて振り向き、思わず千鶴子の手を取った。 婀娜な表情をした千鶴子と目が合う。 「いいんですよ..ほら、楽になさって..」 千鶴子の言葉にいなされるように勘兵衛は再び前を向き直した。 すると、勘兵衛の脇下から手拭いを持った千鶴子の手が伸び、背中越しに彼の胸板を洗う。 『なんともかたじけない、、』 円を描くように洗う千鶴子の手は胸から腹へと下りていく。 贅肉のない引き締まった腹を洗いあげると、さらに手先が下を向く。 『お、奥さん、、それより下はいかん、、』 「ふふ..よく喋るお客さんねぇ..」 ゆっくりと下へ進む千鶴子の両手は際どいところのすぐ手前で二手に分かれ、太ももの付け根、鼠蹊部へと流れていく。 『おぉ、っ、、』 思わず声を漏らす勘兵衛。 それを揶揄うように千鶴子。 「ふふ..お客さん、可笑しな声ば出してどうしたんですかぇ? 笑」
19/09/24 12:57
(Mgg/3iEM)
投稿者:
モンスーン
◆LcZFM.jE8Y
千鶴子の懇ろな洗体が続く。 『お、奥さんや、、あっしの背中になんぞ柔いもんが当たっとるが、、』 「お客さん、そないなこと気にせんどいて..」 千鶴子はかまわずその豊かな乳房を押し当てながら洗体を続ける。 それにはさすがの勘兵衛も体を硬くする 『き、気にせんで言うても、、愚息が言うこときかんくなるでな、、』 千鶴子は盛り上がった勘兵衛の前掛け手拭いを床に捨てると、その泡立った両手で彼の半勃ちとなったイチモツをキツく握った。 『くぅっ、、!』 勘兵衛が思わず声を出す。 千鶴子が左右の手を巧みに動かし、捻りを加えながら勘兵衛のイチモツをゴシゴシとシゴくと、ソレは見事に奮い起ち天井を指した。 「うふふ..やっぱり..ご立派ですこと..」 それを見た千鶴子は嬉々とした表情を浮かべている。
19/09/24 17:38
(Mgg/3iEM)
投稿者:
モンスーン
◆LcZFM.jE8Y
勘兵衛が聞く。 『“やっぱり”とは、なんぞはじめから知っとったような物言いでねぇか?』 千鶴子は白状するように言った。 「お便所のとき見てしもたんよ。あんな海鼠(ナマコ)のように大っきいもんは初めて見たと」 『そうか、あんとき横で見てたんか、、そんなにデカいかぇ?』 「ええ、お客さんのは7寸(約21センチ)はあるでしょう? うちの人のでも5寸(約15センチ)だってのに...そら大きいわよ」 会話の間もシゴきの手は止めない千鶴子。 時折、だらりとぶら下がるふぐりをふぐり握り、金玉の大きさまで確かめているようだ。 『くぅ、、ほんで、奥さん、、あっしの愚息をどうしようってんだい?』 千鶴子は何も言わずに手を止め立ち上がり、座る勘兵衛の前にくるりと立ちまわった。
19/09/24 17:39
(Mgg/3iEM)
投稿者:
モンスーン
◆LcZFM.jE8Y
白地の襦袢はすっかり湯泡に濡れて、千鶴子の鶴のような白い肌に張り付いていた。 もちろん、豊かな乳房の先に付いている色濃い乳首も、黒々として縮れの少ない上品な陰毛もすべて濡れ透けている。 それはもはや裸同然の装いだった。 『こ、こりゃ、たまらん、、』 勘兵衛は久方ぶりに見る女体を前に嘆美を漏らした。 と同時に、天井を向いて聳えるイチモツがビクんと震え、益々怒張を増していく。 「ふふ..お客さんも下の男根様も、どっちもえらく正直者ねぇ 笑」 千鶴子は自ら襦袢に手を掛け肩をはだけると、そのままするりと風呂場の床に襦袢を落とす。 風呂場の薄明かりが丸みを帯びた千鶴子の体に情欲的な陰影を作る。 もはや勘兵衛は千鶴子の虜になっていた。 彼はこれから始まるであろう千鶴子との色事を想像してか、ゴクリと生唾を呑んだ。
19/09/24 17:41
(Mgg/3iEM)
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