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「楽園に連れていってあげる。」
貴方はそう言って、夜の街に車を走らせる。 助手席の私の下半身を覆っているのは薄いシフォンのスカートだけ。私の敏感な部分には、下着の代わりに振動体が取り付けられ、予測の出来ないタイミングで刺激が送りこまれる。 貴方が車を停めた時には、下半身が疼くような痺れを感じ、車を降りる動作もぎこちなくなってしまう。スカートを濡らしてしまわぬよう、腿をぴったりと閉じていたけれど、立ち上がった途端、つーっと熱いものが下りてくる。 貴方は私を支えるように後ろに回ると、そっとスカートをたくしあげて、私の内腿に手を這わせる。 「もう、こんなになに濡らして。ダメだよ、まだこのくらいで感じてたら。。。」その瞬間、またビリビリと刺激が走り、私は膝を降りそうになる。 「ほら、周りに気付かれちゃうだろ?しっかり歩いて。」貴方に腰を支えられ、向かった先は南国を模したホテル。頽廃的で甘い香りが漂うロビーのソファーに座り、貴方がチェックインするのを待つ。その間、絶えず刺激が送りこまれ、たどり着きたくとも届かない、焦れったい快感に、私は耐えることを強いられる。 エレベーターで二人きりになった途端、貴方は私を抱き寄せ、腰を固定すると、スカートの上から振動体をぐっと中心に押し当てる。分散していた私の快感は、一気に頂点に押し上げられる。 「ん、んん~。。。」鋭い快感に、もれそうになった喘ぎは、貴方の唇に吸い込まれて声にはならない。 「楽になった?でも、まだまだこれからだよ。さあ、ここだ。入って。」貴方は欲望の火を含んだ瞳で私を見つめると、ホテルの一室のドアを開けた。。。
2019/08/04 11:05:54(9BZwWgIa)
投稿者:
くらげ
続きます。。。
19/08/04 11:07
(9BZwWgIa)
投稿者:
くらげ
部屋に入って真っ先に目に入るのは、存在感のある真っ赤な椅子。夜景の広がる窓の向きに、少し背もたれが倒れた角度で備えつけてある。
座ればイルミネーションの輝く夜景を一望にできそうなそれは、なぜか一人掛けだった。 「シャワーを浴びておいで。これは取っちゃだめだよ。」不規則に動く振動体を着けたまま、私は不自然な姿勢でシャワーを浴びる。バスローブを身にまとい、貴方の元に戻ると、私は背後から、シルクの布で眼を覆われてしまう。 「夜景が見えなくなって残念かな。でももっときらびやかな世界を見せてあげるよ、君の頭の中に。。。さあ、ここに座って。その前に。。」貴方は私のバスローブをゆっくり脱がせ、裸の私を一度抱きしめると、さっきの椅子に私を導き、座らせる。足首に貴方の手の温もりを感じると、私の足は大きく開かれ椅子に装着されていたらしい器具で固定されてしまう。 恥ずかしさで、振動体の部分を隠そうとした私の手を、貴方はあっけなくひきはがし、両手首は頭上で縛られしまう。 「さあ、準備は調った。言ったろ?楽園に連れていってあげるって。そのために、今日は客を招いているんだ。楽園への同行者だ。そろそろ着く頃だ。」
19/08/04 12:13
(9BZwWgIa)
部屋の呼び鈴がなり、誰かが入ってくる気配がする。でも目隠しをされ、手足の自由を奪われた私は、確認する術もない。
「お客様だよ。皆、君にプレゼントを持ってきてくれたそうだ。」 皆?皆って、誰?何人いるの? 混乱している私の頭上から、聞き覚えのない男の声がかけられる。 「こんばんは、くらげさん。今日はお招きいただきまして。。。お酒がお好きと聞いてます。とっておきのロゼを持ってきたので、テイスティングをお願いしようかな。」 答える間もなく、私の唇は男の唇に捉えられ、 舌づたいにアルコールが少しずつ少しずつ流しこまれる。。。注意深いキスにも関わらず、唇のはしから流れてしまうワインを、男は私の顎から唇まで舌を這わせ、舐め取って、再び私の舌に絡みつく。。。 「気に入ってくれた?この味、好き?」キスの合間に私に尋ねながらも、答えを待たずに、男は後から後から私にロゼを飲ませつづける。。。
19/08/04 12:59
(9BZwWgIa)
投稿者:
くらげ
喉に受け止めきれず、胸元まで流れ出たワインを、別の男が舌で受け止める。アルコールで湿ったそれは、私の身体をゆっくりなぞり、焦らすように乳輪の上で弧を描く。ねっとりと周囲だけを舐められた乳首は、恥ずかしいほどピンと立ってしまう。
次の刺激を待ち望むかのように固くなった乳首に男はそっと触れると、「理想的な形になりました。これなら僕のお持ちしたアクセサリー、お気に召して頂けると思います。最初は少し痛みを感じるかもしれないので、アイドリングをしておきましょう。」と言い、乳首を唇に含む。 なぶるように舌を這わせ、転がし、吸われた後に、ガっと歯を立てられる。私は感じる痛みとは裏腹に悦びの声をあげてしまう。。。 「感じるんですね、この位の刺激が。ではリングの輪もきつめにしておきましよう。」 男はそう言って、私の乳首に何か金属のようなものをはめ、徐々に圧を加えていく。。 「ニップルリングですよ。あぁ、きれいだ。くらげさんの勃起した乳首を、締め上げてる。。。」そう言って男はニップルリングごと、再び口に含んで、舌でそれを転がし始める。。。
19/08/04 15:04
(cfamsQMV)
投稿者:
くらげ
唇と乳首を支配され、快感に息絶え絶えになっている私の耳元に、また知らない男の声が響く。「こんな無機質な機械で外側ばかりなぶられて可哀想に。。。奥がすっかりお留守になってる。」
溢れ出す滴を舐める小動物のように、男の指先が私のひだの周りを蠢き、滴に十分馴染んだところでぐっと奥まで差し込まれる。くの字に曲げられた男の指は、容赦なく私の肉壁を押し上げ、僅かに残っていた理性の砦を、大量の潮と共に押し流してしまう。。。 自分の海に溺れそうになるころ、やっと貴方に声をかけられる。 「楽園の中にいる?でも、まだ入口だよ。この先がメインエリアだ。最初は僕が案内するよ。しっかり見て。。」 貴方は私の眼を覆っていた布を取り除く。 そっと眼を開けると、私は複数の男たちに取り囲まれていることを思い知る。男たちは唇や片方の手で思い思いに私の身体を愛撫し、もう片方の手で下半身にそそり立つ、硬い武器の準備に余念がない。その強烈な絵に私は目が眩みそうになる。 貴方は私の足元に回り、最初の一撃を私に撃ち込む。膣奥に蠢いていた男の指より、はるかに太くて硬いそれは、更に強い快感を私に刻みこむ。私の脳裏には、極彩色の光が弾け、私は断末魔の叫びをあげる。男たちは代わる代わる私に砲弾を浴びせ、私は死にも似た瞬間を何度も迎える。果てしなく続く快楽の地獄、私は確かに「楽園」の中にいる。。。(完)
19/08/04 22:33
(XKJhksVX)
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