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「では、お大事に。」 貴方のその言葉を合図に、その場にいた看護師が次の患者を呼ぶために場を離れる。そのタイミングで私は貴方に、そっとメモを渡す。 「先生。相談があります。 ここ数年、私、おかしいんです。性欲が抑えられません。毎日でもセックスしたくて、たまらないんです。夫とは、もう何年もないので、どうしようもなくなると、見ず知らずの男性相手と。。。してしまいます。これも更年期障害の一種でしょうか。先生、こんな症状を抑えられる薬はないでしょうか?」 上の子の妊婦検診から通っている産婦人科。今は定期的に婦人科系の疾病がないかどうか検診のために通院して、およそ20年。 最初は開業したてで、青年医師だった貴方の頭髪にも、今は白いものが混じっている。それだけ歳月が流れたのだ、もちろん、私の上にも。。。 こんな中年女になってから生じた身体と心の異変。閉経を間もなく迎える年齢になって、私は自分の中に悪魔を宿してしまった。 貴方は、メモを一瞥すると、全く表情を変えずに、私にこう告げる。 「では、明日、10時に再診察します。来れますね?」 「明日?ですか?明日は日曜日ですが。」 「そうです。仕事はお休みでしょう?」 「はぁ。。。わかりました。」 狐につままれたような気分で診察室を出る。 会計を済ませ、診察券を確認する。 「休診日、木曜日、土曜日午後、日曜日。」 やっぱり、日曜日は休診日。。いいのかしら。。 (続)
2019/08/31 05:59:49(SCsKqC.E)
浩二さま、無名さま、ゆうゆうさま
コメントありがとうございます。嬉しいです。
19/09/08 08:50
(kQM35oi4)
私の呼吸が整うのを待って、貴方は私の指をゆっくりほどいてバイブを取り除く。私の局部をそっと拭き取ってカーテンを引き、声だけで私に指示を出す。
「今日はここまでにしましょう。来週の日曜日も同じ時間に診ますので、いらしてください。 それまで器具を用いた自慰と、セックスは禁止です。中途半端な行為は症状を悪化させますからね。身支度が整ったら、今日はこのままお帰りください。」 「。。。はい。。。」 電動の診察椅子がゆっくり動き、太腿は閉じられ、やっと床に足を着けられる。 まだ、足が震える。人前で初めて達したあそこも鈍い快感を引きずって、疼いている。。 私はのろのろとショーツを履き、乱れた髪と、衣服を整えると、診察室を出てそのままクリニックを後にする。 来週の日曜日。。私は、またここを訪れてしまうのだろうか。。。 (続)
19/09/08 11:08
(kQM35oi4)
投稿拝見しました。
刺激的なお話、もっともっとお聞きしたい。 続きを宜しくお願い致します。
19/09/08 18:11
(WwSbvW.C)
その後の1週間は、仕事に家事に忙殺され、日中は、日曜日の診察について思いを巡らすこともなく過ごした。
しかし、週末が近づき、子供が寝付いたことを確認した後で自分も床につくと、嫌でもあの日の出来事が甦ってくる。 貴方に言われた通り、男性と会うこともなく、バイブに手を伸ばすこともない。ただただ、貴方の視界の中で、絶頂を迎えた記憶が身体に染み付いていて、ふとした折に、ぞくっと快感が呼び戻される。 そんな時は、つい、ショーツの中に右手を忍ばせ、クリトリスに指を這わせてしまう。。。 あ。でも、これじゃ、だめ。。いけない。。。。もどかしい。 悶々としながら眠りにつく日が2日続き、日曜日を迎えると、結局、貴方の問診を受けている私。。。 「約束は、守りましたか?」 「。。はい。。」 「では、内診しましょう。隣の診察室へ。」 ここまでは、先週と同じ。 カーテンを開けられたままクスコの内診を受けるのも、前回と同じ。今すぐ太腿を閉じて、逃げだしたくなる気持ちは変わらないものの、その行為に少しは慣れて、多少は落ち着いて貴方の話を聞くことができる。 「粘膜の荒れもおさまりましたね。これなら次の段階に進んでも良いでしょう。」 私の膣奥を覗きこんでいた貴方が顔を上げ、クスコを引き抜く。 「バイブレーターに頼らなくとも、エクスタシーを感じられるよう練習していきましょう。ご自分の身体の声をよく聞いてください。」 貴方はそう言って、私の局部の襞をゆっくり左右に開くと、人差し指でクリトリスの包皮を剥き、ゆっくり舌を近づける。。 ひっ。。。! 生暖かく、柔らかく、軟体動物のようにぬめぬめと動く貴方の舌が、剥き出しにされた私のクリトリスを捉え、弾き、吸いつき、転がし、なぶっていく。。 快感で歪む私の表情を上目遣いに確認すると、尚もねっとりと、執拗に刺激を送り続ける。 「せ、先生。もう。。!」 「もう?なんですか?」 私の愛液で唇の周りをべっとり濡らした貴方が、顔を上げ、私に尋ねる。 「ごめんなさい、先生。そんなことまで。。。 クリトリスが、ジンジンして。私。。」 「貴方は相手の男性にフェラチオをしますか?」 「?。。はい。大抵は。。。」 「クンニリングスは、いつもされていますか?」 「いえ。相手の方次第ですが。。ほとんど、されません。」 「男性と同じように、ここが十分勃起していないと、深く感じることは出来ません。ご存知の通り、クリトリスは繊細なので、指での愛撫では強すぎてしまうことが多いのです。舌での愛撫が有効です。可能な限り、してもらいなさい。自分の欲望だけにとらわれ、貴女を感じさせられない男とセックスしても意味はありません。」 そう言うと再び、私の股間に顔を埋め、敏感になった突起に、さらに刺激を与えていく。 バイブの快感とは違う、じんわりとした甘い痺れが腰全体にに広がる。 あっあー、うっうっ、、あン。あン。 もはや、声を抑えることができない私。朦朧とした頭で、確かこの診察室は防音のはず、と関係ないことを考えている。 「さあ、そろそろいいかな。」 貴方は顔をあげると、指で私のクリトリスにそっと触れる。自分でも、そこがぷっくり膨れ、一回り大きくなっているのを感じる。 くるくるそこをなぞった貴方の指が、襞にそって徐々に下におりてくる。 「この部分は、私の専門ですから。」 貴方はふっと微笑むと、ずぶりと二本の指を私の中にいれ、入口付近の上部、Gスポットのあたりをぐいっと何度も押し上げる。 クリトリスの刺激が連動しているかのように、強い快感が押し寄せてくる。。。 「ここは、どうでしょう。。。?」 貴方はさらにぐっと奥まで指を押し入れ、ボルチオと呼ばれるあたりを刺激していく。 感じる部分を、的確に、激しく責められ、私のそこは壊れた噴水のように、たらたらと愛液を垂れ流して貴方の指を汚してしまう。。 しかし、腰が溶けそうな快感にひたりながらも、完全に達したわけではないことを貴方に見透かされる。 「まだでしょう?これは、前哨戦です。これからが本番です。」 (続)
19/09/08 21:13
(kQM35oi4)
ひろさま、コメントありがとうございます。
19/09/08 21:15
(kQM35oi4)
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