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小さい事務所に独り、残業をしていた。大した内容ではないが、仕事は早めに終わらせるに限る。だが、今日残業をしようと決めたのは、もう一つやっておきたい事があったからだ。今やっている仕事は、そのための口実に過ぎなかった。
夕方に送ったメールの返信を見て、俺は残業を決めた。そしてその事を折り返し返信した。 街灯もまばらな工業団地の一画に建つ小さな事務所。その窓の外にちらりと車のライトの光が見えた。 本当の残業が始まる。
2015/01/04 05:13:17(IQzNh9J/)
事務室に戻ったところで、後ろから低い音が 聞こえてくるのに気が付いた。
耳をすませると、紛れもない小便の音だった。 「!、漏らしてやがる」 声は出さなかったが正直驚いた。 「あの女相当なもんだな」 いわゆるセレブというやつで、自分には縁のない世界の住人だと思っていた。刹那的に、一度だけ肉体を合わせはした。しかし、それも暇な金持ちの気紛れだと思っていた。だから、余計な気遣いなんかせずに、文字どおり蹂躙した。思い付くままに、あの肉体を責めてやった。 それがまさかこんな事になろうとは。 「少なくとも、暇潰しじゃないよな」 その確信が、密かにあったあの女に対する劣等感の様なものを打ち消した。 「あとはどのくらいなのか」 それはこれからじっくり時間をかけて調べてみよう。 俺はバソコンを閉じると、事務室の電灯を退社の時と同じように減らした。 点いている電灯は出入口だけになり、外の様子が見えるようになった。 郊外の片隅にひっそりと建つ、中小の小企業が集まった小さな工業団地。忘れられた集落のように、プレハブの事務所や倉庫が並んでいる。実際には使われていない建物の方が多いくらいだ。所々に立つ外灯のぼんやりとした灯りに照らされた建物群を窓から見ていると、なぜか気持ちが昂ってくる。 俺は着ている作業着の前を開けると、ゆっくりと給湯室のドアに向かった。
15/08/04 21:20
(CLS/dsmS)
余韻に浸るというより意識が朦朧として何も考えられないまま私は座っていた。呼吸は荒く口は半開きのままで端からは涎が垂れそうになっていたが私にはどうすることもできなかった。座ったまま俯いて呼吸を整えようとしたが、下から上がってくるアンモニア臭に私の羞恥心が掻き立てられ、呼吸は静まらなかった。
ふと、空気の動きを感じて顔を上げるとトイレのドアが開き彼が立っていた。私は喜びと恥じらいで更に呼吸が荒くなった。彼は静かに私の前に立った。私は辛うじて口を閉じて体裁を取り繕った。まるで普段の私に戻ろうとしているかのようだったが、私が置かれた状況からみれば、それは何の意味もなかった。私の目の前に立った彼は黙って私を見下ろしていた。無機質。冷淡。蔑み。どれも当てはまるような彼の眼。初めて会った時に私はこの眼に捕らえられた。その後の行為と今日これからの行為が私の頭の中を駆け巡る。その間も彼の眼は私を捕らえて離さない。私はこの眼に犯される、そう思った時、私の敏感になっていた性器は過敏に反応し、私は彼の目の前で絶頂に達した。
16/02/24 20:28
(oEZ6WURm)
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