勉強を怠ることはしなかったので、大学も名を出して恥ずかしいようなところには進んでいません。

　処女である焦りのようなものも特には持ってはいませんでしたが、やはり大学となると男の子の積極度も違います。

　私は入学後2ヶ月で年上の彼氏が出来、初体験も終えました。

　そこから数ヶ月は、少し乱れた生活だったかも知れません。

　そこで元来の生真面目さがブレーキをかけ、彼とも別れ、また刺激のない、しかし落ち着いた生活に戻りました。


　そこから三年、

　その間、何もなかったわけではありません。

　その後も二人の男の子と交際し、それなりの行為もありました。

　普通の女子大生、、の範疇だと言えると思います。

　普通、、、

　何だかその言葉に、やたらと違和感、嫌悪感をかんじました。

　卒業まであと1年、という時期に入ってからでしょうか、、、
　なんだか無性にはみ出してみたい、というようなそんな気持ちになったのです。


　自慢ではないけど、私はモテないほうではないと思います。

　中高大、とこれまで交際相手こそ6人ですが、告白を受けた数はそれの倍以上はあります。


　これは友人からの私の客観評そのまままですが、

「一言で言えば清楚系、ただし凛としていてやや近寄り難いところがある。

　可愛いよりは美人系。スタイルもそこそこ。最大の欠点は真面目オーラ全開でもしかしたら口でするのも拒否されそうなお堅い感じ」

　というような褒められてるのか貶されてるのかわからないようなイメージだと聞かされたことがあります。

　私自身は完全に誤解だと思っており、求められたことを何でもやるわけではないけれど、好きな相手の望みならある程度は受け入れることは出来ます。

　この友人の言葉がきっかけかも知れません、、、


　もともと私にはレイプ願望のようなものがある、、と言いました。

　ただ小学生や中学生の女の子が、そのような想像をして、、というような生真面目さが妄想にブレーキをかけていたのでしょう。

　そう言う意味では友人の指摘通りであり、そしてそれが何だか「見透かされた悔しさ」に繋がり、、冒頭述べた私のこの度の「暴走・後悔」に至る経緯だと振り返り思います。


　正直に明かしますが、私はレイプされました。

　正確には「レイプをしてもらう依頼をした」のです。

　これまでの胸のモヤモヤをすべて払拭し、今までの自分から脱却する、、そのような思いから、かねてからの願望でもある「レイプ」を経験する決意をしました。


　これでも、ここぞというときの行動力と実行力には自信があります。

「私だって女、、レイプされるのはいい女と認められた証」

、、今にして思えば、暴論だったと思います。

それでもそのときの私は、SNS上でそういう相手を求め始めていました。

　このご時世です、そう言った情報に窮することはなく、私のニーズに該当するサイトが幾つも見つかりました。

　その中でも、「実際に出会えそうな可能性の高そうな」という点を重視し、幾つかのサイトに書き込みをしました。

「レイプ希望。
　女子大生21歳。

　〇〇市在住なのでその近隣もしくは指定地まで交通機関で行ける範囲で。ただし帰りは送っていただけることを条件に。

　3人くらいを希望。

　その他、詳しくは相談の上で。」

　今思えば、無茶なことを、と思います。

　真面目で学力もある、と自負はしていましたが、こういう経験値には間違いなく乏しかったようです。

　のちの後悔も、この最初の段階で自ら作っていたと思います。

　就寝前に書き込んだ記載には、約24時間を過ぎたころには幾つものレスが入っていました。

「こんなに私へのニーズはあるんだ」

　我ながら変な自己満足に浸りながら一通一通目を通す。

　冷やかしが半分、さらに残りの半分は条件が合わず、残ったのは11件。

　それでもかなりの数だ。
さらにふるいにかけることにした。

「どのようにしてくださいますか？どんなことがしたいですか？事前に確認、こちらが承諾してないとこはNGです。」

　というこちらからの質問に対し、2人だけ返信はなかったが、9人の回答に目を通し、許容範囲外のものを除き、特に熱意を感じた4人に承諾する旨を返信した。

　その4人だが、1人目は32歳サラリーマン、そういうプレイの経験があるらしく今回最年長。生挿入を強く希望している。

　私も、レイプされるのにゴムって、、おかしのではと思い、この際と思い承知した。

　性病などリスクを考えると無謀だったと思う。


　2人目は29歳サラリーマン、既婚者。
　結婚の有無は問うつもりは無かったが、その日は家を空けていいのかという問いに、夜勤を理由に来るらしいとのことだった。

やたらと私の写真をと催促し、除外しようかとも考えたが、醜いと思われるのも心外なので、顔なしの全身写真を送り、


「顔は、自分で言うのも何ですが悪いと言われたことはありません。ご不満なら当日キャンセルされても結構ですので」

　と送りつけた。

　私のスタイルには満足してもらえたらしく、強く参加を希望する旨の返信がきた。

　スタイルは、中高6年間バスケをしてきたので悪くはないと思っている。

　159cmと決して大きくはないが細身の部類で、、ただバストはギリギリのCでややコンプレックスではあるが、

「大きな胸が好みなのならこちらからお断り」

　というくらいのプライドはありました。

　3人目は25歳自営業。
　何の仕事をしてるのだろ？と思いつつ、不要な質問は避けたほうがいいと。
　
　希望は私を縛りたいとのこと。

どの程度を望んでいるのだろうか、という不安はあったが、レイプならあり得そうな状況だと思い、断らないことにした。

　出来る限り悔いを残さず、一度きりの体験にしたかった。


　そして4人目は、17歳の高校3年生。
　え？年下？と最初困惑し断るつもりで、そのように仕向けたが、熱心に希望してくれていることに嬉しくなり、そして、進学も決まっており、その日は友人宅に泊まる、と言って出てくるとのこと、比較的近隣で、最悪深夜でも歩いて帰れる、とのこと。

　どうしてもレイプがしたい、とのストレートな言に、どこか共感を覚え承諾してしまった。

　未成年なのでまずいかなと考えたが、どのみちまずいことをするのだから、明るみになれば何歳相手でも同じ。

　完璧なプランでやらねば、というどこか変な覚悟のようなものはあった。