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タカハシ家の人々
カテゴリ: 官能小説の館    掲示板名:強姦輪姦 官能小説   
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1:タカハシ家の人々
投稿者: (無名)

◎やけぼっくいは燃えやすい

タカハシ氏は48歳、某中堅企業の中間管理職を務めている。妻の希美は43歳。もともと細身だったが、やや脂が乗ってきたら外見は若返り、30代半ばにみられる。
息子の隆は高3で医学部目指して毎日深夜まで猛勉強中。小5の娘結衣はやたら色気づいてきて、Hについては興味津々だ。そのため希美は「子供に聞かれたらどうするの」とここのところずっとタカハシ氏の求めを拒み続けているが、タカハシ氏もちゃっかり部下と浮気を続けているので、性生活に大きな不満はない。

今夏、タカハシ氏は未消化の有給も含めて、5日間の夏休みが決まったが、息子の泊まり込み受験対策セミナーと日程が重なって、海外など遠出は論外。考えた挙句、墓参りもかねて実家に帰省しようかということになったが、妻とタカハシ氏の父母とはあまりうまくいっておらず、希美は憂鬱そうだ。ちょうどその時に希美の高校時代の友人から1泊2日の温泉旅行の誘いがかかり、相談の結果、希美が旅行から帰るのを待ってタカハシ氏と一緒に帰省することにした。祖父母から猫かわいがりされている娘の結衣は、すでに一足先に実家に泊まり込んでいる。
タカハシ氏としても、帰省期間を短縮すれば嫁と姑の冷戦の真ん中でおろおろしたり、なぜか希美につきまとう父親に不快感を感じる時間が減るわけで、内心では大歓迎だった。

旅行に出発する妻を車で駅まで送ったタカハシ氏、希美がピンクのブラとパンティが透けて見えそうな白のワンピースだったのがなんとなく気がかりだったものの、妻の姿が見えなくなるとさっそく浮気相手の部下にラインし、夜は自宅デートとしゃれこむことにして、やたら酒好きな相手を酔わせるワイン選びに余念がない。

タカハシ氏は妻が女友達と旅行するのだと勝手に思っていたが、電車の中、希美の隣に座ったのは高校時代の3年間付き合った元カレで、希美が処女を捧げた相手でもある。
希美が高1の時、バイト先で当時大学3年だった元カレと知り合った。元カレは大学の卒業後、郷里の会社に就職して遠距離恋愛になったのだが、希美には恋人が傍にいない寂しさにつけ込んだ彼の先輩や悪友たちに弄ばれてしまった負い目があって、二人の関係はいつしか自然消滅していた。
それが先日、急な雨を避けて飛び込んだ喫茶店で偶然に再会。聞けば仕事上の失敗でこちらの営業所に左遷されてきたのだという。懐かしさと同情でやけぼっくいに火が付くまで時間はかからなかった。

数人が離れ離れに座っているだけの車中、男は大胆になって希美のワンピのボタンを外して下着に手を入れてくる。自分の弱点を知り尽くした男の巧みな愛撫で、希美のあそこはびしょびしょに濡れ何度か軽くイカされてた。旅館に着くと案内の仲居が部屋を出たか出ないうちに、ワンピの裾をめくり、小さなピンクのビキニのパンティを逃がされてそのままドギースタイルで結合。激しく突き上げられて、子宮が精液で溢れるぐらい、大量に中出しされた。
その後も彼のちんぽは興奮しっぱなし。食事前、二人以外は誰もいない露天風呂で、お湯を揺らしながらもう一発。ここでふとわれに返った希美が、きょうは危険日だと伝えたが、元カレは「おれの子供を産んでくれ」と逆に張り切ってしまった。
本当は食事のあと、近くの夜景のきれいな丘を散策する予定だったが、欲望に火が付いた男が強引に浴衣を脱がしにかかったので、希美は「前はもう十分だから、今度はこっちで」とアヌスを差し出し、夫より大きなものをお尻の穴で飲み込んだ。元カレは清純だった女子高生時代の希美を思い起こし「お前、すげぇ女になったんだなぁ」とささやいて希美を恥ずかしがらせた。
実は元カレに仕込まれたのはフェラチオまでで、希美のアナルを調教したのは、OL時代に秘書として仕えた社長だった。
3度の放出でさすがに落ち着きを取り戻した元カレとカラオケで騒いでいると、スマホに夫からの着信が。「楽しんでいるか」「明日は予定通り5時に駅に迎えに行けばいいのか」などと聞いてきたが、こちらの様子を探っている感がありありとうかがえた。

通話を終えた希美は「男ってバカよねぇ」とつぶやくと、元カレが不信な顔でこちらを見る。「うちの亭主、家に自分しかいないと思って、浮気相手の若い女を連れ込んだのよ。電話口でずっといちゃいちゃしてるからすぐわかった」
倦怠期とはいえやはり夫婦、面白くない希美は強くない酒を飲みすぎてしまい正体を失った。

翌朝、早朝に目覚めた希美が朝風呂から部屋に戻ると、元カレが浴衣の前を広げて椅子に座っていた。そして希美に膨れ上がったイチモツを見せつけるとフェラを強要。柔道で鍛えた体でいやがる希美を押さえつけ「確実に妊娠させてやる」とまた中出しを重ねた。

◎ミニバンは簡易なラブホ

9月というのにまだ熱波が居座って、真夏日どころか猛暑日続きだ。不倫相手の部下のOLからいきなり別れと結婚を告げられて3週間。受験を控えた子供に変な声を聴かれたくないと、妻の希美にも拒まれているタカハシ氏、暑さと禁欲の強制でイライラがもう我慢の限界が近いのを自覚していた。これまでは経理だった不倫相手がうまく金をねん出してくれていたが、別れてしまっては頼れるはずもなく、風俗に行く軍資金もない。医学部進学は金がかかるからと妻はすっかり節約モードで、小遣いの値上げなぞまったく期待できない。

祝日の今日も冷房は子供部屋だけ、夫婦のいる居間はエアコンが切られている。タカハシ氏はやむなくTシャツと5分丈ズボンで1日を過ごすことになるのだが、妻の希美といえば白のホットパンツに長めのノースリーブのTシャツで、しかもわきが大胆に開いているから白のブラが丸見えだ。透けるような薄い素材でできた夏用のブラだから、Tシャツの上からでも乳首がくっきり浮いてみえる。

隆の家庭教師は田沼という男の大学院生だ。希美がその格好で果物とジュースを息子の部屋に持っていこうとするものだから、普段鷹揚なタカハシ氏も、「さすがにその格好は刺激が強すぎるだろう」と咎めたものの、希美は「若い人はおばさんに興味はないわよ」と笑って取り合わない。
それどころか、2階の隆の部屋に入ったまま、小一時間戻ってこないものだから、たまってるタカハシ氏もあらぬ妄想にかられてしまう。

そこへ車のセールスが、注文してあったアルファードを届けに来た。中古車とはいえ300万超、程度も悪くない。セールスたちは妻が息子の部屋から出てこないのが不満そうだったが、さっさとお帰りを願った。ちょうど希美がなぜか上気した顔で浴室から出てきたので、ドライブに誘い出した。そのまま20分ほど離れた海岸に向かい、誰もいない駐車場に止めると広い後部座席に希美を押し倒した。希美は「あんまり長く留守にすると子供たちが変に思う」とか、「人が来たらみられる」とか、理由にもならないようなことを言って抵抗したが、大学時代ラグビー部の主将まで務めたタカハシ氏の本気にかなうはずもない。

希美を脱がせてタカハシ氏が驚いたのは、乳房が記憶より一回り以上大きくなっていることと、あそこがツルツルだったこと。元来、体毛は薄かったけれど、たしかに陰毛はしっかり存在していた。妻を問い詰めると「暑いから剃った」とわかるようなわからぬような答え。しかし、あそこがしっかり濡れていることも指で確かめたタカハシ氏は、たぎる欲望で剛直したイチモツを希美の膣に突き立て、乳房を乱暴に揉みしだき、セックスに没頭した。ツルツルのあそこは娘の結衣を連想させ、自分自身でも知らなかった禁断の願望がタカハシ氏を一層興奮させた。たまりにたまっていた精液は、希美の膣内からあふれて車のシートを汚したが、本革だったので簡単に拭き取れた。

帰りは精力を使い果たして、ぐったりしているタカハシ氏に代わり希美が運転し、子供たちの目をゴマかすための多少の買い物を終えて帰宅すると、ちょうど家庭教師の田沼が帰る時間だったので、希美がそのまま大学院生をアパートまで送り届けることになった。

車に乗り込んだ田沼、車内に漂うかすかな性臭に気付き、運転する希美に「約束違反だ」と怒り始めた。田沼は隆の帰宅がたまたま遅かった日、希美のあふれるマゾッ気に誘われて希美を縛りあげて犯し、「これからはダンナとするのは禁止だ」と一方的に宣言して、その担保として希美の陰毛を剃ってしまったのだ。きょうも隆の隙をみて自宅の風呂場に連れ込み、希美の生えかけた陰毛をすっかり剃り上げたばかりだった。
ここで田沼の機嫌を損ねたら、隆の医学部進学の夢に支障をきたす。希美は謝罪の為、やむなくアパートの駐車場で田沼の臭いちんぽを口に含み、あげくバックからの侵入を許すことになった。アパートの住民らが血走った目で覗いていることにはまるで気づかずに…。

◎正体を知らぬは亭主ばかりなり

あれからますます希美の肉体に執着するようになったタカハシ氏、何度も迫るが妻のガードは異常に固くどうにも思うようにSEXできない。そんな時、部下と飲んだ宴席で「必ずデキるSNS」を教えられ、翌週、出張先でポコっと生まれた空き時間で確かめてみることに。

何度かトライした後で、自称38歳のパート主婦とつながった。なかなかの淫乱女で、年齢が離れたダンナはもう気持ち悪くて受け入れられないけれど、常時3人から5人のセフレがいるそうだ。今も子供の家庭教師だった大学生に半ば無理やりラブホに連れ込まれたそうで、あそこに1回、アヌスに1回突っ込まれ、今はその大学生が友人を迎えに行っているという。みんなが揃ったら女1人男4人の5Pで腰が立たなくなるまで凌辱されるらしい。話が盛り上がって一度会ってみることになり、次の金曜の退社後にタカハシ氏が目印をもってホテルの前で待つことまでは決めたものの、肝心の相手のルックスを聞く前に大学生たちが戻ってきてしまい、どんな外見かはわからないままになった。

金曜の夜、赤いバラの花束を持ってホテルの前にいたタカハシ氏の背中を誰かが叩いた。
期待して振り返ると、なぜか買い物かごを抱えた妻の希美が「あなた、バラなんか持って何してるの?」
タカハシ氏は慌てたが、そこは不倫歴20年の経験にものを言わせたいいわけで切り抜け、逆にここ幸いと希美を引きずるように後ろのホテルに連れ込んで、ひさびさにその甘美で締まりのいい肉体を堪能した。

◎妹は最高の研究材料

結衣が小学校3年の時だ。兄の隆が突然結衣の部屋に入ってきて、自分は世界的な医者になる決心をしたこと、医者はなんといっても実地体験が一番の武器であること、したがって妹の結衣は隆の研究材料として身を捧げる義務があると宣言した。
わけがわからないまま結衣は裸にされ、タオルでゆるく手足を縛られて、身体をいやらしく撫でまわされた。そして「子供でも母乳がでるか実験だ」と告げられて乳首を強く吸われ、「上はでなくてもこっちは液体がにじみ出るはずだ」とテンション高く言われてあそこを舐められた。
結衣は本当に自分のあそこが中から濡れ始めたのに驚き、兄の研究材料の境地を受け入れることになった。

それからは兄の剛直を自分の小さな手でこするように撫でることや、口に含んで苦い噴出を飲み込む練習をさせられ、割れ目にちんぽをこすりつけられる毎日が始まった。
隆は素股の最中に何度かちんぽを結衣のあそこに押し入れようとしたが、結衣がまだ幼すぎて成功しなかった。しかしここ1か月の間に何度か先っぽが割れ目の穴をとらえ、濡れ方も十分で侵入できそうな気配が漂い始めた。
隆は「医学部に合格したら、学生マンションで一人暮らしするから遊びに来い。そこでお前を犯してやる」と結衣を合格のご褒美扱いし始めた。さらに「もしも不合格だったら、帰宅途中のお前をクルマでさらって、そこで強姦する」と言い放った。
どっちにしろ、結衣の処女は来春には失われることが確定したようだ。
 
2017/11/27 21:27:37(.bBCk5vY)
42
投稿者: 桜会員
◎若き宏海の悩み

宏海の胸がはっきり膨らみ始めたのは高二の晩秋、部活の陸上部を引退してからだ。肩や腕の筋肉の脂肪化も進み、身体全体に丸みがついた上、乳輪や乳首もはっきり大きくなってきた。さらに骨盤が徐々に広く浅く変形したので、相対的にウエスト近辺が締まって見える。布地が厚い冬の制服は体形変化を隠してくれたものの、薄着になる春夏の制服なら、いやでも級友たちは女体化現象に気づくだろう。

宏海は小六のころ、急激に太りだし、一時は「クラス一の巨乳」とからかわれた。心配した母親の希美が、当時は医学部教授だった叔母の祐実の診察を受けさせた。思春期直前の男児にたまにあるホルモンバランスの崩れと診断され、数回のホルモン剤注射を受け、同時に運動で脂肪を筋肉に変えろと指導を受けて、ジョギングを始めたら症状は収まった。

祐実はその後、新薬開発のトラブルに巻き込まれて大学を辞め、大手化粧品会社が設立した、セレブ御用達のアンチエイジング研究所長(兼付属医院長)に転身した。経過観察のため宏海は月一回程度、祐実の健診を受けていた。今回も強めの男性ホルモン剤を投与すれば女体化は収まりそうだが、今回は大事な受験前、ホルモン剤の副作用で精神的安定を失っては元も子もない。祐実は本格的な治療は大学進学後に先送りし、とりあえずはサラシを巻いて胸を潰せば、残り少ない高校生活、周囲に身体の異変を気づかれることはないだろうと助言した。

体育での着替えのときに、宏海のサラシ姿は目を引いたが「医学部合格の願掛け」でみな納得した。というよりも、それぞれが自分の受験勉強で頭がいっぱいで、宏海のことなど、どうでもよかったというのが正しいかもしれない。

しかし、放課後の教室で、もうだれもいないと思った宏海が、急に苦しくなったサラシをとって、また大きくなった自分の胸を調べている様子を、こっそり覗いていた同級生がいた。宏海と学年ベスト3を争っているうちの一人、渇田だ。ついこの間まで丸坊主だった同級生がDカップはあろうかというみごとな巨乳、渇田少年が驚かないはずがない。宏海は眉骨突起が小さく顎が華奢、ひげは生えていないしのどぼとけも小さい、つまり中性的というより女性的な顔だちなので、これに巨乳が加わると、もう美少女にしか見えない。だが渇田少年は、体育の着替えなどで何度も宏海の下半身にぶらさがる、標準よりは大きめのちんぽを目撃している。勉強一筋でまだ童貞の渇田少年は混乱し、そして自身はまだ気づいていないが、恋に落ちてしまっていた。

実は宏海の童貞は、中二のとき、祐実が奪っている。治療がうまく行っているか、男性機能に支障はないかの検査をするには、セックスするのが一番手っ取り早かったからだ。関係は健診のたびに続いているが、宏海のちんぽは、父親のタカハシ氏の血が示すごとく、元気すぎる。余りに元気なので、宏海が中高生のうちに同級生らを次々妊娠させる種馬と化しても困ると、催眠を駆使して、女性としての性的対象を祐実自身と妹の結衣に限定するよう、強固な暗示をかけたぐらいだ。女体化の進行も宏海のちんぽを衰えさせるには力不足で、こっちの面では祐実はまったく心配していなかった。

宏海の秘密を知る人間はもう一人いる。そう、家庭教師の大学院生、田沼だ。田沼は宏海に会ってすぐ、成績の伸び悩みが慢性的な性的抑圧、不満にあることに気付いた。田沼の専攻は心理学、それもいまどき珍しいフロイト学派なので、何もかもセックスに結び付けたがる傾向はあるものの、この分析には自信があった。そこで宏海に講義前に心身をリラックスさせるマッサージをしてあげると誘い、打ち解けるにしたがって、自分の性的ジョークや体験談を話しながら、宏海の下半身に手を伸ばした。初めのうちはさすがに嫌がったが、調教中の人妻の話には驚くほど興味を示し、2連発3連発の射精も珍しくなかった。自分の母親が凌辱されている状況を、それと知らずに教えられて性的に興奮する美少年、なんとも下手くそなポルノまがいの現実だ。

宏海の乳房が大きくなり始めたのは、このころからだ。田沼はバイブその他の淫具を持ち込むようになり、宏海の乳房が、さまざまな刺激に感じやすいことを発見した。さらには母親に似て、拘束されるだけで軽い絶頂状態に陥ることも判明した。手足を拘束し、リング状の口輪をつけて、乳首をひねりながらイラマチオさせると、そそり立った宏海のちんぽから精液があふれ出る。Dカップのパイズリからフェラへの移行も最近の定番コースだ。もちろん宏海の処女アナルもイタダクつもりだが、女体化が完全に進行してから犯る方が、いいのではないかとも考えている。最近、宏海の衰えぬちんぽをしゃぶってみたい衝動に駆られていることは、まだ宏海に気付かれてはいない。



17/12/30 23:10 (x6LEMwY0)
43
投稿者: 桜会員
結構コンパクトに収まりそうだと思って、本編に組み込むことにしたんだけど、どんどん伸びていく。
別立てが正解だったのかなぁ。

まぁ増補版(途中)です。
18/01/01 03:22 (x.L9dK/u)
44
投稿者: 桜会員
◎若き宏海の悩み(増補版 1回目)

宏海の胸がはっきり膨らみ始めたのは高二の晩秋、部活の陸上部を引退してからだ。肩や腕の筋肉の脂肪化も進み、身体全体に丸みがついた上、乳輪や乳首もはっきり大きくなってきた。さらに骨盤が徐々に広く浅く変形したので、相対的にウエスト近辺が締まって見える。布地が厚い冬の制服は体形変化を隠してくれたものの、薄着になる春夏の制服なら、いやでも級友たちは女体化現象に気づくだろう。

宏海は小六のころ、急激に太りだして、ちぃっとしたアンコ型力士体形になり、一時は「クラス一の巨乳」とからかわれた。心配した母親の希美が、当時は医学部教授だった叔母の祐実の診察を受けさせた。思春期直前の男児にたまにあるホルモンバランスの崩れと診断され、数回のホルモン剤注射を受け、同時に運動で脂肪を筋肉に変えろと指導を受けて、ジョギングを始めたら症状は収まった。

祐実はその後、新薬開発のトラブルに巻き込まれて大学を辞め、大手化粧品会社が設立した、セレブ御用達のアンチエイジング研究所長(兼付属医院長)に転身した。経過観察のため宏海は月一回程度、祐実の研究所で健診を受けていた。今回も強めの男性ホルモン剤を投与すれば女体化は収まりそうと診断されたが、今回は大事な受験前、ホルモン剤の副作用で精神的安定を失っては元も子もない。祐実は本格的な治療は大学進学後に先送りし、とりあえずはサラシを巻いて胸を潰せば、残り少ない高校生活、周囲に身体の異変を気づかれることはないだろうと助言した。

急にヤクザ映画張りのサラシ姿になった宏海は、学校でさすがに目立ちはしたが「医学部合格の願掛け」でみな納得した。というよりも、それぞれが自分の受験勉強で頭がいっぱいで、妙な願掛けをする奴がいっぱいいる、進学校特有の事情から、教師も含めて、宏海のサラシ姿など、成績の昇降に比べればどうでもよかったというのが正しいかもしれない。

しかし、初夏の放課後の教室で、もうだれもいないと思った宏海が、急に苦しくなったサラシをとって、また大きくなった自分の胸を調べている様子を、こっそり覗いていた同級生がいた。宏海と学年ベスト3を争っているうちの一人、渇田だ。つい半年間まで丸坊主だった同級生が、Dカップはあろうかというみごとな巨乳、渇田少年が驚かないはずがない。宏海は眉骨突起が小さく顎が華奢、ひげは生えていないしのどぼとけも小さい、つまり中性的というより女性的な顔だちなので、これに巨乳が加わると、もう美少女にしか見えない。だが渇田少年は、体育の着替えなどで何度も宏海の下半身にぶらさがる、標準よりは大きめのちんぽを目撃している。勉強一筋でまだ童貞の渇田少年は混乱し、そして自身はまだ気づいていないが、恋に落ちてしまっていた。

実は宏海の童貞は、中二のとき、祐実が奪ってしまった。治療がうまく行っているか、男性機能に支障はないかの検査をするには、セックスするのが一番手っ取り早かったからだ。関係は健診のたびに続いているが、宏海のちんぽは、父親のタカハシ氏の血が示すごとく、元気すぎる。月一回のセックスで収まるわけがなく、勢いあまって同級生らを次々妊娠させる種馬と化しても困ると、催眠を駆使して、女性としての性的対象を祐実自身と妹の結衣に限定するよう、強固な暗示をかけたぐらいだ。女体化の進行も宏海のちんぽを衰えさせるには力不足で、こっちの面では祐実はまったく心配していなかった。

宏海の秘密を知る人間はもう一人いる。そう、家庭教師の大学院生、田沼だ。田沼は宏海に会ってすぐ、成績の伸び悩みが慢性的な性的抑圧、不満にあることに気付いた。田沼の専攻は心理学、それもいまどき珍しいフロイト学派なので、何もかもセックスに結び付けたがる傾向はあるものの、この分析には自信があった。そこで宏海に講義前に心身をリラックスさせるマッサージをしてあげると誘い、打ち解けるにしたがって、性的ジョークや自分の体験談を話しながら、宏海の下半身に手を伸ばした。初めのうちはさすがに嫌がったが、マッサージを受けるようになってからみるみる成績が伸びたので、積極的に田沼に身をゆだねるようになった。とくに田沼が調教中の人妻の話には興味を示し、2連発3連発の射精も珍しくなかった。自分の母親が凌辱されている状況を、それと知らずに教えられて性的に興奮する美少年、なんとも下手くそなポルノまがいの現実だ。

宏海の乳房が大きくなり始めたのは、このころからだ。祐実との月一セックス、ほぼ毎夜行われる結衣との素股に田沼の絶妙なマッサージ、男性ホルモンが流出過多になってもおかしくはない。

田沼はバイブその他の淫具を持ち込み、宏海の乳房が、さまざまな刺激に感じやすいことを発見した。さらには母親に似て、拘束されるだけで軽い絶頂状態に陥ることも判明した。手足を拘束し、リング状の口輪をつけて、乳首をひねりながらイラマチオさせると、そそり立った宏海のちんぽから精液があふれ出る。Dカップのパイズリからフェラへの移行も最近の定番コースだ。もちろん宏海の処女アナルもイタダクつもりだが、女体化が完全に進行してから犯る方が、いいのではないかとも考えている。最近、宏海の衰えぬちんぽをしゃぶってみたい衝動に駆られていることは、まだ宏海に気付かれてはいない。

宏海は六月に入った辺りから、帰宅後や休日はブラをつけ始めた。サラシが暑くてやりきれなくなったからだ。下も男物のパンツから、尻の割れ目が見えるかみえないかぐらいのハーフバックのパンティーに変えた。ビキニも試したが、イチモツを覆いきれなくて零れ落ちてしまう。上着は、厚手のタオル地のロンTに、大き目のジーンズのサロペットを愛用している。サロペットは胸板の記事がDカップの乳房の存在をかなり隠してくれるので、街で偶然級友たちに出会っても、あまり違和感は感じさせない。ただ、宏海を男とは知らない他人には、マニッシュな服装を好む女の子と誤解される可能性もあるわけで、事実、これまで何度か、電車やバスの中で、ぶかぶかなサロペットの腰回りの隙間から手を突っ込んで尻やあそこを触ろうとする男が現れた。手を突っ込んできた瞬間に指を逆に曲げてやったら全員退散したが、中の二人ぐらいは指を折った感触があった。

いよいよ暑くなってくるとミニスカにも手を出すことになった。いったん「女装」を体験したら、抵抗感はどんどん下がってくる。服は主に古着屋の格安コーナーで探すので、実用的とは思えない服、座ったら確実にパンツが見えるミニスカや、スケスケのワンピースがたくさん集まった。そのうち濃い目の大きなサングラスで顔を隠して、街中を出歩くようにもなった。ナンパや痴漢除けで田沼を付き添わせているので、目撃した田沼の研究仲間は「あいつは売れないグラドルと付き合ってる」と噂しているようだ。

渇田少年は家が裕福とはいえないため、小学生相手の塾講師のバイトをしている。高校生ながら教え方がうまいと評判で、毎週、土日の4コマで月二十万超と、効率も悪くない。そんなバイト帰りのバスの中から、黄色のふわっとしたミニスカワンピ姿の宏海が、ガタイにいい男と手をつないで歩いているのを見つけた。学校で隠し撮りした宏海の姿と、あのときのDカップをおかずに毎日オナニーしているのだ、間違えるはずがない。妄想の中では宏海は本物の女で、あの時は見られなかった、もっときわどいポーズも取らせている。もっとも女を知らない渇田少年、空想の宏海の肝心の部分はぼんやりしているのだが。

渇田少年は宏海に男がいた衝撃で、バスの車内で崩れそうになった。「目の前が真っ暗になる」という言葉が、ただの例えではなかったことを思い知らされた。思わず停止ボタンを押してしまい、これまで下りたことがないバス停に下りて、ベンチに座り込んでしまった。だが、少し時間がたつと、必ずしも悪いことばかりではないと思い当たった。これまでは男と男が付き合う、そして宏海と愛を交わすことなどできるはずがないとあきらめていたのだが、宏海が男とデートすることに抵抗がないなら、自分にも可能性が開けたということではないか。恋人持ちの女を、いやあのガタイのいい男が恋人かどうかもわからないし、第一宏海は男だけど、寝取りこそ最高の快楽というではないか。今まで顔を伝っていた涙はいつの間にか引っ込み、代わりに渇田少年の分身から欲望の先走り液がにじみだした。
 
祐実はいら立ちが収まらなかった。製造開始直前だった新しいアンチエイジングクリームの販売に、親会社のコンプライアンス部門からストップが掛かったのだ。新製品は効果がありすぎるので、医薬品に分類されるべきだと主張する一派が現れたのだ。医薬品となれば安全性審査にまた長い時間がかかるし、その過程でアンチエイジング効果の秘密が漏れる可能性が高い。そもそも安全性は若さを求めるセレブ婆ぁたち、そしてなにより祐実自身を対象にした人体実験で確認済みだ。祐実は、いわゆるアラカンだが、一見したところでは希美と変わらないか、調子が良ければ若く見られるほどだ。もしかしたら会社としては、このクリームを今まで通りセレブ層に超高価格で売ると同時に、恩やコネも押し付けるほうが、結果的に有利だと考えたのかも知れない。

堂々巡りの会議の途中で、筆頭格の女性秘書が戸惑った様子で宏海の来訪を告げた。そういえば定期健診の日だが、優先されるべきは会議であり、途中でわざわざ連絡してくることでもない。過去には同じような状況が何度もあったが、そのときは秘書たちは宏海を適当な部屋に案内して、待たせている。怒りが沸点に近づいていた祐実は、思わず大声で秘書を叱り付けてしまった。

結論が出ないまま会議を終えたのは三十分ぐらい後だったろうか。終わったというよりは、秘書を叱る祐実の剣幕に、会社側の人間が恐れをなして撤退した感が強い。そうなると、あの女性秘書はわが身を犠牲にした功労者になるかも知れず、すぐにも褒める機会をつくらねば、そう考えながら祐実が診察室のドアを開けると、そこには髪をショートにした、十代のころの希美がいた。

そんなわけはない。よく見れば座っているのは女装した宏海だった。これでは秘書が驚いて会議室に走りこんできたのも無理はない。「どうしたの。その恰好…」。宏海がこの暑さでは、もうサラシを巻くのは耐えられないこと、ブラに変えたら上も女物にならざるを得ないことを話し、休日はほぼこの恰好で過ごしていると説明した。自分の診断が自信過剰で、手をこまぬいているうちに宏海は心まで女性化してしまったのではないか、心配になった。急いで宏海を裸にすると、想定以上に成長した胸に軽い驚きを覚え、以前と変わらずソソリ立ったペニスを見て安心した。そのまま宏海を押し倒して騎乗位で挿入し、これまでのいら立ちのすべてをぶつけるように腰を振った。宏海の乳房をわしづかみにすると、
宏海の身体はブリッジをするように何度も反り返って、祐実の膣奥まで若い精液を噴出する。これまでにない反応がおもしろく、これはこれでありかな、と祐実は思った。

きょうの宏海の主な相談は、夏休み中の受験対策泊まり込みセミナーに行くべきかどうか、だった。全国規模の大型予備校主催のセミナーなので、今の自分の実力を知るにはいい機会だが、日程が七日間もあり、費用も高額な上、Dカップをどう誤魔化すか、思いつかないのだ。祐実は同じ高校からの参加者はまずいないことを確かめたうえで「女の子の恰好で行きなさいよ」と簡単に言い放った。セミナーはホテル借り上げで、今時、雑魚寝では、客は集まらないから、参加者はそれぞれ個室に泊まる。個人情報だ性差別だナンだと小うるさい時代なので、申し込み書に性別の欄はない。個室のタイプと食事の選択(アレルギーや宗教上の禁忌対応)で料金に違いがあるから、目立つのはそこの部分だ。「ひろみ」は男女共通の名だから、参加者が男でも女でも不思議はない。たまっていたうっぷんを宏海の身体で解消した祐実は機嫌よく、費用の全額を負担することにし、一番高いランクの部屋を取れといった。
18/01/01 03:23 (x.L9dK/u)
45
投稿者: 桜会員
ええい。また修正前の文章を…

ということで、微修正済みの差し替え稿です。
18/01/01 03:46 (x.L9dK/u)
46
投稿者: 桜会員

◎若き宏海の悩み

宏海の胸がはっきり膨らみ始めたのは高二の晩秋、部活の陸上部を引退してからだ。肩や腕の筋肉の脂肪化も進み、身体全体に丸みがついた上、乳輪や乳首もはっきり大きくなってきた。さらに骨盤が徐々に広く浅く変形したので、相対的にウエスト近辺が締まって見える。布地が厚い冬の制服は体形変化を隠してくれたものの、薄着になる春夏の制服なら、いやでも級友たちは女体化現象に気づくだろう。

宏海は小六のころ、急激に太りだして、ちょっとしたアンコ型力士体形になり、一時は「クラス一の巨乳」とからかわれた。心配した母親の希美は、当時は医学部教授だった叔母の祐実の診察を受けさせた。思春期直前の男児にたまにあるホルモンバランスの崩れと診断され、数回のホルモン剤注射を受け、同時に運動で脂肪を筋肉に変えろと指導を受けて、ジョギングを始めたら症状は収まった。

祐実はその後、新薬開発のトラブルに巻き込まれて大学を辞め、大手化粧品会社が設立した、セレブ御用達のアンチエイジング研究所長(兼付属医院長)に転身した。経過観察のため宏海は月一回程度、祐実の研究所で健診を受けていた。今回も強めの男性ホルモン剤を投与すれば女体化は収まりそうと診断されたが、今回は大事な受験前、ホルモン剤の副作用で精神的安定を失っては元も子もない。祐実は本格的な治療は大学進学後に先送りし、とりあえずはサラシを巻いて胸を潰せば、残り少ない高校生活、周囲に身体の異変を気づかれることはないだろうと助言した。

急にヤクザ映画張りのサラシ姿になった宏海は、学校でさすがに目立ちはしたが「医学部合格の願掛け」でみな納得した。というよりも、それぞれが自分の受験勉強で頭がいっぱいで、妙な願掛けをする奴がいっぱいいる、進学校特有の事情から、教師も含めて、宏海のサラシ姿など、成績の昇降に比べればどうでもよかったというのが正しいかもしれない。

しかし、初夏の放課後の教室で、もうだれもいないと思った宏海が、急に苦しくなったサラシをとって、また大きくなった自分の胸を調べている様子を、こっそり覗いていた同級生がいた。宏海と学年ベスト3を争っているうちの一人、渇田だ。つい半年間まで丸坊主だった同級生が、Dカップはあろうかというみごとな巨乳、渇田少年が驚かないはずがない。宏海は、眉骨突起が発達しておらず、顎は華奢、ひげは生えていないしのどぼとけも小さい、つまり中性的というより女性的な顔だちなので、これに巨乳が加わると、もう美少女にしか見えない。だが渇田少年は、体育の着替えなどで何度も宏海の下半身にぶらさがる、標準よりは大きめのちんぽを目撃している。勉強一筋でまだ童貞の渇田少年は混乱し、そして自身はまだ気づいていないが、恋に落ちてしまっていた。

実は宏海の童貞は、中二のとき、祐実が奪ってしまった。治療がうまく行っているか、男性機能に支障はないかの検査をするには、セックスするのが一番手っ取り早かったからだ。関係は健診のたびに続いているが、宏海のちんぽは、父親のタカハシ氏の血が示すごとく、元気すぎる。月一回のセックスで収まるわけがなく、勢いあまって同級生らを次々妊娠させる種馬と化しても困ると、催眠を駆使して、女性としての性的対象を祐実自身と妹の結衣に限定するよう、強固な暗示をかけたぐらいだ。

宏海の秘密を知る人間はもう一人いる。そう、家庭教師の大学院生、田沼だ。田沼は宏海に会ってすぐ、成績の伸び悩みが慢性的な性的抑圧、不満にあることに気付いた。田沼の専攻は心理学、それもいまどき珍しいフロイト学派なので、何もかもセックスに結び付けたがる傾向はあるものの、この分析には自信があった。そこで宏海に講義前に心身をリラックスさせるマッサージをしてあげると誘い、打ち解けるにしたがって、性的ジョークや自分の体験談を話しながら、宏海の下半身に手を伸ばした。初めのうちはさすがに嫌がったが、マッサージを受けるようになってからみるみる成績が伸びたので、積極的に田沼に身をゆだねるようになった。とくに田沼が調教中の人妻の話には興味を示し、2連発3連発の射精も珍しくなかった。自分の母親が凌辱されている状況を、それと知らずに教えられて性的に興奮する美少年、なんとも下手くそなポルノまがいの現実だ。

宏海の乳房が大きくなり始めたのは、このころからだ。祐実との月一セックス、ほぼ毎夜行われる結衣との素股に田沼の絶妙なマッサージ、男性ホルモンが流出過多になってもおかしくはない。

田沼はバイブその他の淫具を持ち込み、宏海の乳房が、さまざまな刺激に感じやすいことを発見した。さらには母親に似て、拘束されるだけで軽い絶頂状態に陥ることも判明した。手足を拘束し、リング状の口輪をつけて、乳首をひねりながらイラマチオさせると、そそり立った宏海のちんぽから精液があふれ出る。Dカップのパイズリからフェラへの移行も最近の定番コースだ。もちろん宏海の処女アナルもイタダクつもりだが、まず宏海に母親の希美を犯させて、その最中に自分が宏海の処女を奪うという鬼畜な案をもて遊んでいる。最近、宏海の衰えぬちんぽをしゃぶってみたい衝動に駆られていることは、まだ宏海に気付かれてはいない。

宏海は六月に入った辺りから、帰宅後や休日はブラをつけ始めた。サラシが暑くてやりきれなくなったからだ。下も男物のパンツから、尻の割れ目が見えるかみえないかぐらいのハーフバックのパンティーに変えた。ビキニも試したが、イチモツを覆いきれなくて零れ落ちてしまう。上着は、厚手のタオル地のロンTに、大き目のジーンズのサロペットを愛用している。サロペットは胸板の記事がDカップの乳房の存在をかなり隠してくれるので、街で偶然級友たちに出会っても、あまり違和感は感じさせない。ただ、宏海を男とは知らない他人には、マニッシュな服装を好む女の子と誤解される可能性もあるわけで、事実、これまで何度か、電車やバスの中で、ぶかぶかなサロペットの腰回りの隙間から手を突っ込んで尻やあそこを触ろうとする男が現れた。手を突っ込んできた瞬間に指を逆に曲げてやったら全員退散したが、そのうちの二人ぐらいは指を折った感触があった。

いよいよ暑くなってくるとミニスカにも手を出すことになった。いったん「女装」を体験したら、抵抗感はどんどん下がってくる。服は主に古着屋の格安コーナーで探すので、座ったら確実にパンツが見えるミニスカや、スケスケのワンピースがたくさん集まった。流行の服はそれなりの値段だし、基本、布地の量と価格は比例するから、安さ優先の選択では、そこのところに文句は言えない。むしろ、本当に誰か着ていたのかと思うような露出度の高い服、どうやって着るかもわからない奇抜なデザインの服が、こんなにあることが不思議なぐらいだ。宏海は女装に慣れてくると、濃い目の大きなサングラスで顔を隠して、街中を出歩くようにもなった。ナンパや痴漢除けで田沼を付き添わせているので、目撃した田沼の研究仲間は「あいつは売れないグラドルと付き合ってる」と噂しているようだ。

渇田少年は家が裕福とはいえないため、小学生相手の塾講師のバイトをしている。高校生ながら教え方がうまいと評判で、毎週、土日の4コマで月二十万超と、効率も悪くない。そんなバイト帰りのバスの中から、黄色のふわっとしたミニスカワンピ姿の宏海が、ガタイにいい男と手をつないで歩いているのを見つけた。学校で隠し撮りした宏海の姿と、あのときのDカップをおかずに毎日オナニーしているのだ、間違えるはずがない。妄想の中では宏海は本物の女で、あの時は見られなかった、もっときわどいポーズも取らせている。もっとも女を知らない渇田少年、空想の宏海の肝心の部分はぼんやりしているのだが。

渇田少年は宏海に男がいた衝撃で、バスの車内で崩れそうになった。「目の前が真っ暗になる」という言葉が、ただの例えではなかったことを思い知らされた。思わず停止ボタンを押してしまい、これまで降りたことがないバス停の、誰もいないベンチに座り込んでしまった。泣いている姿をほかの乗客に見られたくなかったのだ。しかし少し時間がたつと、必ずしも悪いことばかりではないと思い当たった。これまでは男と男が付き合う、そして愛を交わすことなどできるはずがないとあきらめていたのだが、宏海が男とデートすることに抵抗がないなら、自分にも可能性が開けたということではないか。恋人持ちの女を、いやあのガタイのいい男が恋人かどうかもわからないし、第一宏海は男だけど、寝取りこそ最高の快楽というではないか。今まで顔を伝っていた涙はいつの間にか引っ込み、代わりに渇田少年の分身から欲望の先走り液がにじみだした。
 
祐実はいら立ちが収まらなかった。製造開始直前だった新しいアンチエイジングクリームの販売に、親会社のコンプライアンス部門からストップが掛かったのだ。新製品は効果がありすぎるので、医薬品に分類されるべきだと主張する一派が現れたのだ。医薬品となれば安全性審査にまた長い時間がかかるし、その過程でアンチエイジング効果の秘密が漏れる可能性が高い。そもそも安全性は若さを求めるセレブ婆ぁたち、そしてなにより祐実自身を対象にした人体実験で確認済みだ。祐実は、いわゆるアラカンだが、一見したところでは希美と変わらないか、調子が良ければ若く見られるほどだ。もしかしたら会社としては、このクリームを今まで通りセレブ層に超高価格で売ると同時に、恩やコネも押し付けるほうが、結果的に有利だと考えたのかも知れない。

堂々巡りの会議の途中で、筆頭格の女性秘書が戸惑った様子で宏海の来訪を告げた。そういえば定期健診の日だが、優先されるべきは会議であり、途中でわざわざ連絡してくることでもない。過去には同じような状況が何度もあったが、そのときは秘書たちは宏海を適当な部屋に案内して、待たせている。怒りが沸点に近づいていた祐実は、思わず大声で秘書を叱り付けてしまった。

結論が出ないまま会議を終えたのは三十分ぐらい後だったろうか。終わったというよりは、秘書を叱る祐実の剣幕に、会社側の人間が恐れをなして撤退した感が強い。そうなると、あの女性秘書はわが身を犠牲にした功労者になるかも知れず、すぐにも褒める機会をつくらねば、そう考えながら祐実が診察室のドアを開けると、そこには髪をショートにした、十代のころの希美がいた。

そんなわけはない。よく見れば座っているのは女装した宏海だった。これでは秘書が驚いて会議室に走りこんできたのも無理はない。「どうしたの。その恰好…」。宏海がこの暑さでは、もうサラシを巻くのは耐えられないこと、ブラに変えたら上も女物にならざるを得ないことを話し、休日はほぼこの恰好で過ごしていると説明した。祐実は自分の診断が自信過剰で、手をこまぬいているうちに宏海は心まで女性化してしまったのではないか、心配になった。急いで宏海を裸にすると、想定以上に成長した胸に軽い驚きを覚え、以前と変わらずソソリ立ったペニスを見て安心した。そのまま宏海を押し倒して騎乗位で挿入し、これまでのいら立ちのすべてをぶつけるように腰を振った。宏海の乳房をわしづかみにすると、宏海の身体はブリッジをするように何度も反り返って、祐実の膣奥まで若い精液を噴出する。これまでにない反応がおもしろく、これはこれでありかな、と祐実は思った。

きょうの宏海の主な相談は、夏休み中の受験対策泊まり込みセミナーに行くべきかどうか、だった。全国規模の大型予備校主催のセミナーなので、今の自分の実力を知るにはいい機会だが、日程が七日間もあり、費用も高額な上、Dカップをどう誤魔化すか、思いつかないのだ。祐実は同じ高校からの参加者はまずいないことを確かめたうえで「女の子の恰好で行きなさいよ」と簡単に言い放った。セミナーはホテル借り上げで、今時、雑魚寝では、客は集まらないから、参加者はそれぞれ個室に泊まる。個人情報だ性差別だナンだと小うるさい時代なので、申し込み書に性別の欄はない。個室のタイプと食事の選択(アレルギーや宗教上の禁忌対応)で料金に違いがあるから、目立つのはそこの部分だ。「ひろみ」は男女共通の名だから、参加者が男でも女でも不思議はない。たまっていたうっぷんを宏海の身体で解消した祐実は機嫌よく、費用の全額を負担することにし、一番高いランクの部屋を取れといった。

18/01/01 03:46 (x.L9dK/u)
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