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醜い姉とその娘(1)
カテゴリ: 官能小説の館    掲示板名:近親相姦 官能小説   
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1:醜い姉とその娘(1)
投稿者: ユキダルマ
プロローグ
この家もかつては三世帯が住み賑やかだったが今はたった二人だけが住んでいる
庭は荒れ果て、郵便受けは錆びつき、窓には破れたままの網戸が何年も動かずはまっている
家を見ただけでこの家に住む者がどれだけだらしない人間なのか分かるようだ

13年前、親父とお袋が自らの命を絶った日を境に、俺の家族は崩壊した
祖父母は何も話さなくなり、間も無く介護施設へ、下の妹はこの家の淀んだ空気に嫌気をさし、大学に行くことをやめ、同じ高校に入ることとなった一番下の妹を連れ出て行った
あいつはしっかりしている
4人で分けたとはいえ、結構な遺産があったから、18の小娘でもなんとかなったんろうが、隣の駅前に大きく構える建設会社の事務員として就職し、末っ子を大学まで出した後、同じ会社の年上の後輩と結婚し、幸せに暮らしているようだ

まあ、俺もあいつも結婚式には呼ばれなかったがな
節目節目に一応の連絡だけはハガキでよこしてくるが、もう何年も会ったことはない

ガコンッ!
いつものように錆び付いた玄関の鍵を開ける音が鳴り響く
ドアを開けると汚くくたびれた靴が何足も散らばり、廊下には何個ものゴミ袋が置かれている

相変わらず汚ねぇ家だな、俺は吐き捨てるように小さく口ずさみ、ズタズタとあの薄汚れた居間に向かう

バンッ!と強くドアを開けると、部屋の真ん中にあるデカいソファーにワイドショーを見ながら寝転んだアザラシがいた

「あっ・・ごめんなさい・・水曜日だったね今日は」とのっそり起き上がるアザラシの顔は、いつもどおり腫ぼったい瞼に、異常なほど大きな下唇は、まるで試合後のボクサーのようだ

せめて身なりくらい整えればいいものを、無造作に伸ばした髪を輪ゴムで結び、何年も洗い続け繊維が崩れ切った大きめなキャミソール、当然ブラもつけていないから、重力に耐えきれない不必要にデカイ乳が本来あるべき場所にないことが裸にならずとも分かる

まあ、そんなことはどうでもいい、俺はテレビを切り、テーブルの上に金を置いた
「これ今月の」
「あ、う、うん」
いつものようにおどおどと、人の目を見ずボソボソ届いてつぶやいている
こいつは小さな頃からそうだった
いつも人に怯え、家族以外の者とは一切話すことができず、暗い部屋にこもって虚ろな目でテレビに向かっている
インターネットが普及してからは更に拍車がかかった
それなのに、相手が見えない電話やチャットでは饒舌になりやがる
対人恐怖症ってやつだ

校風なのか、たまたま生徒が良かったのか分からないが、こんな醜く暗い女がなぜかイジメにもあわず高校は卒業できた
俺の中学の卒業式と重ならなかったから、娘と同じく心の弱い親父とお袋に頼まれ、こいつの卒業式に参加したが、似たように見るから暗そうな痩せ細った女と抱き合いながら泣いているところを見てお袋が号泣している姿が懐かしい
俺も若かったのか鼻をすすってしまったのを今では苦々しく思う

対人恐怖症の女を雇ってくれるところなんか少なく、親父が方々を探したが、障害者に優しい会社をどんなに見つけてきてもこいつが面接にも行かないから結局、親の庇護から抜け出せない暮らし
まるで蓑虫のようだ

そんな生活に転機を迎えたのはこいつが22歳になった時だ
家の中から出ずにジャンクな食い物ばかり食べ、体が一回り大きくなるものの、歩かないから足だけは細くなり、俺が頭の中でマザーグースの卵人間を描いていた頃の話

きっかけは俺の就職だった
地元の印刷会社に入って2年目、これまでのようにオーダーのあったデータを印刷し納入するだけでは存続出来ないことに気づいた俺の会社は、ポスターだとかパンフレットのデザイン作成も始めることにした
しかし、高齢化した職員しかいなく、パソコンを使えるのは俺と会計のアラサー独身女だけ
当然二人ともそんな能力はないので、会社はデザインをできる職員を雇うことにした
余談だが、俺はこのアラサーから、入社2ヶ月目に童貞を奪われ、その後もたまにだか相手をさせられている
このことは会社の奴らには知られていない・・・はずだ

それはさておき、デザイン職員を雇う話を聞き、これなら人に合わずに出来る仕事だと思った俺は、部長(といっても社長の奥さんだが)に事情を説明した上で、発注者との調整は俺がするから、姉を雇って欲しいと土下座までしてお願いした
こいつが好きなマンガのキャラの、マンガの中ではありえないシーンをパソコンで作っているのを見たことがあり、これがなかなか格好良く素人目にもなかなかの出来だったので、これを活かせるところで働ければと常々考えていたし、自分で言うのもなんだか、割と姉思いの弟だから、恥ずかしくもなく頼むことができた

部長も凄くいい人で、雇うかどうか判断するために、とりあえず、町内のお祭りのポスターを自治会長として作らなければならないので、それを作って見て欲しい、良いものか出来れば、採用しよう、期限は1週間、と言ってくれた

その日は足早に家に帰り、こいつに言ったところ、やって見ると言って部屋に篭ったので、締め切りに間に合わせろよとドアの外から声をかけて自分の部屋に戻ったが、興奮が冷めやらず、それがなぜか下半身にも伝わり、耐えきれなくなった俺は電話をとり、始めて自分からアラサーを誘い家を出た
その日は、これまでにないくらい激しくアラサーを求めたせいか、終わった後いつも年上面しているアラサーも俺の腕の中で小娘のようにしなだれ、ずっと一緒にいてなどとか細い声を発していた

アラサーを起こさないように朝方家に帰ると、俺の机の上に1枚の紙とフロッピーディスク
紙には、躍動感のある大人神輿と荒々しい男達、その後ろには小さな神輿を担ぐ可愛らしい子供達、そしてそれを楽しそう見る多くの人々が描かれている
予算のことまで考えたのか、二色刷りでいける色使いで、データを見ると、モノトーンの下絵と、カラー部分のみの上絵に分かれている
嘘だろ暖とつい、口に出していた
こいつの部屋のドアをそっとあけると、パソコンをつけたまま、イビキをかいて寝ていたので、キーボードの上に、出来栄えに褒めちぎる言葉と感謝の言葉を大量に書いたメモを置き、家を出た

部長の評価は、トリプルA
スピード、内容ともに申し分ないどころか、大満足とのことで、即採用決定
周りにいたおっさん方も、こりゃあすげぇやと絶賛の嵐
特に二色刷りについて、印刷会社のことを良く分かっていると、大きく頷きながら関心
俺も鼻高々で全身に熱を持たせたが、昨日、楽しませすぎたのか、アラサーが一目も憚らず俺の肩に顎を乗せて、凄いねと一緒に感嘆しながら、腰に手を回すことだけは、周りに勘ぐられそうで寒気がした

家に帰ってから親父達も交えて顛末を話すと、妹達は凄い凄いと騒ぎ、親父も目を丸くさせて驚き感心するものだから、こいつも珍しく顔を赤らめながら、やってみると小さい声で強い意志表示
お袋は相変わらずの号泣

一度だけでいいからと会社に連れて行き挨拶をさせるのには苦労したが、その後は割とトントン拍子で話が進み、こいつは晴れて我が社で働くこととなった
 
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2017/01/03 22:54:45(sgxV6Co.)
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