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1:夜景
投稿者:
和宏
◆B36smCmVY
二人は、交差点で信号待ちの車内にいた。その交差点を、右に曲がると山へと登っていく。「和宏。夜景見て帰ろうか」 由希子は助手席から、運転席の和宏に話しかけた。和宏は右にハンドルを切ると母親の様子を窺った。 「母さん、ちょっとセンチになってない?」 一人娘の里香を空港まで送った帰り道、由希子は安堵感とも虚脱感ともつかぬ気持ちを抱えていた。 「これで、一人片付いた。和宏も結婚して家から出て行ってくれれば、母さんも一人で楽できるかな」 由希子は、10年前に夫を亡くし息子と娘を一人で育ててきた。18歳になり高校を卒業した里香は、この春から東京の会社に就職が決まり今日旅立っていった。今年24歳の和宏も大学を卒業し就職して2年が経つ、45歳になった今やっと肩の荷が下りた気がしていた。 空港の近くの公園に車を停め、展望台まで登ると、空港が一望できた。恋人達の集まる時間には、まだ早いようで、二人以外の人影は無かった。 「結婚する前に、死んだ父さんとここに、よく来たんだよ。此処で初めてキスしたのかな」 母が父の話をするのは、久しぶりだった。和宏は母が父の思い出話をしないのは、父を深く愛していたからだと最近になって気づいた。轟音を立ててジェット機が二人の上を飛び立っていった。 「和宏は、まだあの人とお付き合いしてるの?」 和宏は、1年ほど前から、今年32になる勤め先の事務員の女性と交際していた。会社内では誰も知らないが、由希子には付き合い始めて直ぐに知られていた。離婚歴があるものの見た目は若く、何故か和宏は心が休まる相手だった。週に一度ほどの割合で女性のマンションに泊まっていた。由希子は今までその話を切り出した事は無かった、ただ年上の女性との交際を母がどう思っているかは、察しが着いていた。 「うん。結婚とかは考えて無いけど」 「別に母さんは、何にも言わないよ。父さんとの結婚もさんざん反対されたから」 由希子は、息子が女性との暮らしを望んでいる事に気づいていた。 「母さんは、誰か一緒に暮らしたい人はいないの?」 「一人で充分。ねえ今日は、一緒にご飯食べて帰ろう、美味しいところ知ってるから」 由希子は、スキップでもするかのように、さっさと駐車場へと歩き出した。和宏は、昔から殆ど変わらぬプロポーションの良い母の後姿が、可愛らしく見えた。スカートとニットのアンサンブル姿の母は、年齢よりも若く見えた。 小さな店には、小さな看板に"ステーキとワインの店”とだけ書かれていた。店のマスターは母の顔を見るなり驚いたような表情を浮かべた。 「お久しぶりですね。息子さんですか?」 「覚えていてくださったんですね、10年ぶりかな。主人が死んでから初めてだから」 結婚する前からよくこの店に通っていたらしい。 「ご主人がお亡くなりになったんですか、でも息子さんは、ご主人そっくりですね」 店のマスターはしげしげと、和宏を見つめた。 メニューは、ステーキが3つしかなく、ワインのリストが届くと由希子は、さっと注文を出した。 「今日は、私とお父さんが結婚した年のワインで乾杯しましょう」 「ダメだよ、ドライバーが居なくなっちゃうから」 「たまには母親に付き合いなさい、泊まって行けばいいから」 二人で2本のワインを開け、店を出た時には、二人とも充分に酔いがまわっていた。ビジネスホテルのある通りへ歩いていこうとした和宏に、由希子が腕を絡ませた。 由紀子は、ワインの心地良い酔いとともに25年の時間を遡っていた。 初めて夫と体を重ねたのは、この店で食事をした後だった。あの頃の夫にそっくりになった息子の姿が由紀子を25年前へと戻した。そして由紀子自身気付かなかった想いを解き放っていた。 「マーちゃんこっちだよ」 由紀子は、和宏をひっばるようにラブホテル街の裏通に入って行った。 二人が縺れるようにホテルの部屋に入った瞬間に和宏は、一夜だけ父親になり母を抱く決意をかためた。 もたれ掛かる母の柔らかな体と母の匂いは、秘めていた想いを許されない行動へと駆り立てた。 中学生の和宏にとっても父親の死は計りしれねショック だった。 そして母を「自分が守らなければいけない」との強い意識がめばえた。
2012/08/18 13:41:49(hBiKO4iK)
投稿者:
(無名)
いいですねぇ。続き期待です。
12/08/18 17:16
(R//vM2hc)
投稿者:
和宏
◆B36smCmVY
由紀子は倒れこむようにベッドに横になると、眠ってしまった。和宏はゆっくりと由紀子の服を脱がせていった。父に似て大柄な和宏にとってどちらかと言えば華奢な体つきの由紀子を抱きかかえるようにし、服を脱がせることは、苦にならなかった。
由紀子は完全に寝ていたわけではなかった、息子の和宏が服を脱がせやすいように体を動かしていた。息子に服を脱がされる毎に、何か今まで縛られていたものから解放されていくような不思議な浮遊感の中にいた。 由紀子の身にまとっているもの全てを取り去った和宏は、自分も同じように生まれたままの姿となり、母の体の上に覆いかぶさった。母の裸体は神々しかった、24年前に自分を育ててくれた乳房をゆっくりと舐めわ回した。母の体全体を丹念に確認するように愛撫し、そして自分の生まれた場所へとゆっくりゆっくり進んでいった。 和宏がそこに顔を埋め舐め始めると、由紀子は大きな歓びの声を上げた。 「マーちゃん・・・」 由紀子が父親の名前を呼んでいるのが、この許されざる禁断の関係を正当化する声のように聞こえた。母親を抱いているのではない、今夜だけ父に代わり抱いているのだと。 張りつめたものを母の中に埋め込むように押し入れると、歓喜に包まれた。そうずっと心の中で密かに願い続けたことが、今現実となりしびれるような快感をもたらした。 由紀子にとっては、10年ぶりの歓びだった。子供を育て、生きていくために、そして亡くなった夫への愛の為に封印していた歓び。大きな体に指し抜かれる感覚は、夫とのセックスと同じ感覚だった、しかしそれが夫ではなく実の息子だということは心の奥で理解していた。でも、この夜だけの一夜限りの夢として、身をまかせたかった。 二人で何度頂上に登りつめたか分からないほど、激しい睦みあい倒れるようにして眠りについた。 和宏が朝起きると既に由紀子は身なりを整えていた。 「シャワー浴びてらっしゃい。どこかで朝ご飯を食べましょう」 由紀子は、和宏に昨夜の出来事は全て”一夜限りの夢”だと態度で示していた。
12/08/19 19:08
(vocsV47H)
投稿者:
(無名)
和宏さん、続編ぜひ発表して下さい。期待してますよ。
12/08/24 04:10
(mg8GaPYG)
投稿者:
はるお
家には二人しかいないと思うけど、やっぱりラブホテルに行くんですか?
少し、リアリティに欠けないかなあ。 でも知的な文章です。 これからの作品に期待します。
12/08/24 20:53
(nBWPI6Zn)
投稿者:
(無名)
飲んで泊まることになったから ホテルでいいだろう
そして酔っ払って 父親(旦那)と間違ってしまったのだから ラブホで問題なし と思うが いかがなものでしょう
12/08/25 22:46
(4fK4VKdr)
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