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初恋のお姉さん
カテゴリ: 官能小説の館    掲示板名:超能力・超常現象等体験告白
ルール: 私は超能力者、そんな私の空想H体験告白
  
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1:初恋のお姉さん
投稿者: ◆AU/OjWxByc
俺は佐野コウタ。都会に近い田舎の村に住む小学6年生だ。

元々、俺は都会育ちだが、父さんの都合でこの村に移住してきた。県名はN県で村の名前は沢蛇村(ざわだむら)。

通っている小学校は都会の近くで移住してきた時から登校しており、今年で6年目になる。当然、来年には卒業だ。

卒業に伴い、俺達は都会に戻るつもりだ。それでもこの村と小学校でできた友人達とは疎遠にならない誓いを立てている。

そんな友人たちの他に俺には好きな人もいた。その人の名前は西嶋かほ。

初めてかほさんと会ったのは今から6年前でその時の彼女は13歳だった。

その時の俺はというと、この村に来たばかりの小学1年の新参者に過ぎなかった。
2022/01/11 23:54:31(pwBiC2gm)
22
投稿者: 蟹 ◆AU/OjWxByc
「少し場所を変えようか」

「え?は、はい」

かほさんがそう言うと、杏咲さんがそれに返事をした。

その返事の後、ザバッと水の音がした。2人が湯船から出た音だろう。

今頃、あちらではお湯で濡れた白い裸身を互いに隠さず、大きい胸も股間も曝しながら歩いているのだろう。

歩く度に二人の胸は揺れているのだろうか。

あちらの二人にしか見えていない世界。男が決して見てはいけない景色。想像するだけで心臓がうるさくなった。

二人の向かう先は奥にある露天風呂だ。あちらは内側の浴槽よりも広い。

俺は浴槽から上がり、静かに男の露天風呂に行った。露天風呂に行くには引き戸を開ける必要があった。

俺は音をごまかすためにかほさんが引き戸に手をかけたタイミングを合わせた。

ガラララ

俺はなるべく静かに開けた。

「ん?」

「どうしました?」

「ううん、何でもない」

二人のそんな声が聞こえて一瞬ドキッとしたが、何とかごまかせたみたいだ。

「んー、この開放感!」

「外が気持ちいいですね」

二人の会話と同時に俺は露天風呂に入った。平らに近い形で削られた大きい岩に囲われた大浴場。昔は男友達とも他の客がいないときに泳いだものだ。

「それじゃあ続きを話すね」

かほさんが杏咲さんに話を始めた。
22/01/18 14:29 (.uCEo1WU)
23
投稿者: 蟹 ◆AU/OjWxByc
「私と一緒に魔蛇と戦う人がいることは前に言ったよね」

「ええ。かほさんが変身するイドゥンの番いの戦士で始まりの男の仮面の戦士の力を宿した人ってところまで」

「そう。その人は野島裕也って言って今まで黙ってたけど、私の幼馴染よ」

「野島裕也?え、もしかして年齢は私と同じ年で字は野山の野、島はただの島、裕は裕、也はなりって読みます?」

「あら知ってた?」

「知ってるも何も私と護の同級生で2年生のときも同じクラスでよく遊んでますよ。まさか仮面の戦士になるなんて」

「はは、世間は狭いものね。裕也くんは赤ん坊の頃にこの村に来たこともあってその頃から私と顔馴染みよ。あの時は本当に可愛い子だったわ」

初めて聞くかほさんの幼馴染・裕也の存在。そんな話、今まで聞かなかったのに・・・

「いつかみんなにも話そうと思っていたけど、なんだかんだで6年前も経ってしまったわ」

かほさんの話しぶりからして俺達と会っていない裏では裕也さんとも交流を続けていて、それも俺達よりも長いもの。

そう思うと俺の胸はモヤモヤした。

「杏咲達と会うまで、裕也君とはたくさん遊んだわ。みんなと一緒にやった大体の事は裕也君ともやった事がある事よ」

俺達とやった思い出の遊びまで・・・

「でも唯一やってないこともあるわ。それが私と裕也くんの馴れ始めよ」

馴れ始め。俺が一番聞きたくないようで・・・聞きたい話がはじまった。

「? それってどんな?」

杏咲さんは少し間を置いた。

「この銭湯って苗字は違うけど母方のお祖父ちゃんが造ったものだってことは前に話したじゃない?おかげで今は違うけど私とお母さん、お祖母ちゃんは特別に無料(ただ)で入れた時期もあったわ」

この銭湯を狗道さんが造ったことは知っていたが、そんな話は初めて聞いた。

「それでね、私がここに定期的に通い始めたのは保育園児の頃でその時にはお祖母ちゃんとお母さん、まだ小さかった裕也君と一緒に入ったわ・・・」

かほさんは恥ずかしそうに告白した。声の感じからして当時の事を思い出しながら話しているのだろう。

同時に俺は驚きと衝撃を受けていた。かほさんと一緒にお風呂? そんな事、俺を含めた男友達も誰もやっていない。

何だよ・・・裕也って奴、かほさんにとってかなり特別な人だってことは確かなようだ。



22/01/18 15:45 (.uCEo1WU)
24
投稿者: 蟹 ◆AU/OjWxByc
「一緒に入ったときはお互い何とも思わなかったけど、成長するに連れて裕也くんも少しずつ男の子らしくなってきて、当時は温泉や銭湯の規制がまだ緩くなかったけど、彼が10歳、私が11歳を最後に一緒に入るのをやめたわ」

かほさんの保育園児の頃の年齢を考えると、裕也は4、5歳児くらいだろうか。約5年もの間、どれくらい西嶋一家の裸を見続けたのだろうか。

「でも一緒に入るのをやめたのは規制とかじゃなく、お互いの・・・裸を見る目がだんだん子供のそれじゃなくなってきたことが一番の理由よ」

やっぱりか。それは大体予想していたが、裕也の奴・・かほさんを見る目が変わってきていたのか。

「お互いの身体の成長を見せ合っているんだから当然の事よね。最初は何も感じなかったはずの裕也君の目も、私やお母さん、お祖母ちゃんや他の女のお客さんの裸を見る度に熱を帯びたものに変わって、彼のあそこも・・・柔らかいモノではなくなっていったわ」

銭湯の女湯で、銭湯を立てた孫の幼馴染という立場も使って、教科書では得られない実物を間近で見て性に目覚めた裕也。

俺は自分で何を言っているのか、もう分からなくなっていた。
22/01/18 16:21 (.uCEo1WU)
25
投稿者: 蟹 ◆AU/OjWxByc
柔らかいモノではなくなっていた。言い方からしてかほさんと裕也が互いの身体を清潔にしている最中にかほさんが裕也の身体に生じた異変に気付いた事に対する気まずさから来ていて、俺達の知らないかほさんの気まずい思い出なのだろう。

裕也の前か、後ろか。泡のついたスポンジでかほさんが身体を清めていた際にまだ清めていない場所、裕也の股間を見つけたのだろう。

かほさんは前か、後ろか裕也の「そこ」を清めようとした。そんな時に見つけた裕也の身体の異変。

幼き俺達のように可愛く柔らかかったモノはかほさんが清めている最中に硬さを帯びていたのだろう。

そのことに気付いたかほさん、気付かれた裕也。
22/01/18 17:05 (.uCEo1WU)
26
投稿者: 蟹 ◆AU/OjWxByc
かほさんが気付いた位置は後ろなら右か、左か。前だったら股間の異変に気付いて見上げると顔を赤くした裕也と対面したはずである。

この場合、裸のお互いが向き合う形になる「前」がもっとも恥ずかしい位置だろう。

これまで当たり前のように一緒に銭湯に通い、裸と言う形で互いのすべてを曝し、身体を清め、湯船に浸かってきた二人。

成長するに連れて訪れた互いの身体も心も無垢の子共ではなくなった事を自覚した二人。

その瞬間は楽園にいた裸の男女が禁断の果実を口にしたことで、それまでの二人ではいられなくなったという創世期の瞬間と同じだったのだろうか。

その場合、禁断の果実を食べるようそそのかした蛇は女の裸で硬くなることを知った裕也のモノだろう。

俺はそんなことをなぜか真剣に考えていた。
22/01/18 17:38 (.uCEo1WU)
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