俺は25歳になっていた。社会人になって3年、独り暮しにも慣れた。週末には会社の先輩で2才歳上の彼女、みなみが泊まりに来ている。
「ねぇノンくん、何でノンって呼ばれたいの?」
「初めての彼女がつけてくれたあだ名だからかな」
「それって何年前?」
「15年くらい前かな」
「小学校の時?」
「そう、5年生の時」
「その頃のノンくんって可愛かったろうな~」みなみは微笑みながら俺の頭を撫でた。俺たちは裸のままベッドに横になり、火照りを冷ましていた。
「そうかもな、けっこうモテたし」
「自分で言う~?相手はどんな女の子?」
「担任の先生だよ」