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美映子の事【プロローグ】
カテゴリ: 官能小説の館    掲示板名:ノンジャンル 官能小説   
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1:美映子の事【プロローグ】
投稿者: 柊司
いつも通りの朝…。
いつも通りに玄関の新聞受から、朝刊を引き抜くと居間のテーブルに広げる。
計った様なタイミングで、妻が珈琲を入れると開かれた新聞の横に置く。
『コーヒー、置きますね。』
『ああ、ありがとう。』一面の記事を流し読み、数枚めくると地方版のお悔み欄に目を落とす。
父母が他界し、家の慶弔事はぼくの役割となっていた為、お悔み欄を見る事が日課となっていた。

何人かの葬儀日程が書かれた一覧に、見覚えのある名前を見かける。
【○○美映子 65歳 喪主:長男…住所…】
年齢も住所も古い記憶のままであった事から、亡くなられた人が美映子本人である事は、容易に確信出来た。

『もう、三十年にもなるのか…。』三十年前を思い出し、懐かしくも恥ずかしい複雑な感情が沸き起こる。


 
2017/12/02 11:32:39(iXQUyToW)
12
投稿者: 柊司
ID:syuji3104
気怠さを抱えたまま、浴室のタイルばりの床に尻をついて座り込んだ。
冷たいタイルの感触が、火照った身体に気持ちいい。
美映子さんは床の片膝をつけた恰好で、シャワーを手にすると股間の精液を洗い流した。
温水に混ざり、排水口に流れ落ちる精液を何気に、ぼくは眺めていた。

身体にシャワーをあてられ、視線を上げると美映子さんはシャワーヘッドをぼくに向けて、温水を浴びせていた。
「汗かいちゃったでしょ。」
ぼくの肩、胸、下半身とシャワーを浴びせると、美映子さんは自らの肩口にシャワーを浴びせた。
肩口から胸元に流れ落ちる温水が、何故か艶めかしく感じた。

「出ようか…。」
そう促され、浴室を出ると美映子さんは脱衣籠に置かれたバスタオルを手に取った。
ぼくの身体を念入りに拭くと、後ろで纏められていた髪を下した。
美映子さんの長い黒髪が、乳房を隠す様に覆った。

「先に行ってていいよ。」
髪をバスタオルで拭きながら、美映子さんはそう告げた。

『じゃあ、先に行ってますね。』
そう答えると、ぼくは浴室を出てベットに向かった。
浴室から出ると、エアコンから吐き出される冷気が、徐々に火照ったままの身体を冷ましていく。
倒れ込む様に仰向けのままベットに倒れると、天井に張られた鏡が、無防備なままのぼくの裸を映し出していた。
力なく垂れさがった肉棒が、太ももに寄り添って密着している。

『なんか、生々しいな…。』
美映子さんの手で剃毛された肉棒は、陰毛が無い事でその姿を鮮明にさせていた。

「どうしたの?ニヤニヤしちゃって(笑)。」声の方向に顔を向けると、足元で髪をバスタオルで拭く美映子さんが立っていた。

『ニヤニヤしてましたか?。』

「してたわよ…何か楽しそうに。」バスタオルをソファーに投げ置くと、美映子さんはぼくの足元からベットに乗り込んでくる。
四つん這いで仰向けのぼくの上を這う様に進んで身体を被せると、美映子さんの顔が真正面にくる。

「もう、元気なくなっちゃった?。」
密着するほどに顔を近づけると、美映子さんの甘い息が鼻をくすぐる。

『どうかな…。』美映子さんの表情を伺うと、潤んだ瞳のまま見つめる顔があった。

「大丈夫よね…若いから…。」
意味深に言うと、美映子さんの手がぼくの肉棒を軽く握る。
美映子さんの顔が首筋に沈むと、少し厚めの唇が首筋を這う。

『んっ…ふっ…。』
肉棒を軽く握った手が、ゆっくり、丁寧に前後すると握られた肉棒が三度目の勃起を始めた。
美映子さんの顔が胸元に移動し、唇がぼくの乳首に当てられる。

「うふっ…立ってるよ、柊ちゃんの乳首…ここもだけど(笑)。」上目使いの悪戯な目を向ける。

『だって、そんな事をされたら…。』女性の様に身体を捻じり、美映子さんの唇から逃げようとした。

「ああん…もう…逃げちゃだめっ。」

『そんな事言われても…。』
美映子さんに乳首を舐められた事が刺激になったのか、ぼくの肉棒はすっかり固くなっていた。

「んふふふ…やっぱり若い子って、いいね。」
肉棒の硬度を確認するかのように、何度も握った美映子さんは上体を起すと、仰向けのぼくに跨った。
ぼくに正面を向けながら、腰に跨ると太ももを開き、肉棒を指で摘まむとゆっくり腰を落としていった。
ぼくの肉棒の先に、美映子さんの割れ目が触れる。

「ああっ…堅い…。」
仰向けのまま、頭だけを持ち上げると、美映子さんの割れ目に自分の肉棒が入ろうとしていた。
美映子さんがゆっくり、静かに腰を沈める。
赤く染まった亀頭が、美映子さんの割れ目を広げながら、薄桃色した肉壁に吸い込まれていく。

「あああっ…。」
刹那気な声を漏らしながら、腰を沈め続けた。
亀頭がすっぽり吸い込まれ、先端が挿入されると幾分か腰の沈下が早くなった。

「はぁっ…んんんん…。」
美映子さんの股間と、ぼくの股間が密着した。
美映子さんは眉間に皺をよせ、瞼を閉じるとぼくの下腹部に両手を置き、ゆっくりと腰を上下させ始めた。

「あっ…あっ…ああっ…。」
腰の動きに呼応するみたいに、声を上げる美映子さん。
美映子さんと結合した部分は隠す障害物もなく、腰を上げる度に現れる肉棒は、美映子さんの愛液でヌラヌラとしていた。

「はぁっ、はぁっ…。」
美映子さんの両腕の間に、手を入れ美映子さんの乳房を覆うと、重そうに揺れる乳房を揉んだ。

「あっ…いい…柊ちゃんの…。」

『どういいの…美映子さん…?』美映子さんが腰を沈めるタイミングで、腰を突き上げた。

「ああ…ちんぽが…奥に…あああ。」
美映子さんの腰の動きが早くなる。

「ハァハァハァ…ああ…。」
美映子さんの額から伝った汗が、ぼくの胸板に落ちる。
乳首を摘まみ、握り潰す様に扱く。

「あんっ!…あああん…。」
限界を感じた瞬間、美映子さんの腰の動きが止まる。

『んっ…はぁっ…。』
短い吐息と共に、肉棒の先から精液が美映子さんの中に注がれた。

「んっ…んんん…。」
口を真一文字にくいしばると、全身でぼくの精液を美映子さんは受け入れてくれた。

「はぁ…はぁはぁはぁ…。」
美映子さんは、そのまま前のめりに倒れ込むと、ぼくの胸に頬をつけて、肩で息をしていた。
まだ、勃起したままの肉棒を美映子さんの中に置いたまま、ぼくは美映子さんの身体を抱いた。
熱を帯びた、お互いの体温を感じながら、心地よい眠気が襲ってきた。
美映子さんの重みを感じながら、ぼくは深い眠りに落ちた…。


終わり
17/12/19 19:12 (is.eqL9.)
13
投稿者: 柊司
ID:syuji3104
初めての美映子さんとの夜以降、ぼくと美映子さんとの関係は緊密になって行った。
身体を重ねる度に、美映子さんは本質を露わにしだした。
まだ若いぼくのマニュアル通りのセックスに美映子さんが物足りなさを感じ、より刺激を求めている事をぼくは知らなかった。

その日は、退去者の出た物件を貸し出したいというオーナーに会う事になっていた。
このオーナーは何棟かの賃貸マンションを所有していて、弊社との取引は初めてだった。
美映子さんが何度も通い、漸く物件を任される運びとなった。

待ちあわせ場所に指定されたマンションに到着すると、前もって渡されていた鍵を使いワンルームの部屋に入った。
まだ残暑の残る八月の下旬、空調の止まったままの部屋に入ると、ムッっとした熱気が身体を包んだ。

『なかなか、いい部屋ですね。単身者向けでしたっけ?。』
住人が退去した後、業者を入れ床や壁をリフォームした部屋は新築に見紛う程だった。
8畳程のフローリングのワンンルームは一人で住むには十分なスペースだった。

「そうよ、ワンルームのバス・トイレにキッチン付き。あら、クローゼットもあるみたいね。」
美映子さんは壁に据え付けられた折り戸を開いた。
折り戸を開くと一畳程の空間が現われ、簡単な棚が据え付けられていた。

『いい部屋ですね。』
興味深く辺りを見回すぼくに

「気に入ったの?柊ちゃんが借りてもいいんだよ、ここ…。」
折に触れて、実家から出て一人暮らしを始めたい事を、美映子さんに話した事があった。
美映子さんは、その事を覚えていてくれた様だった。

『でも、家賃が…』
立地条件と部屋の状態を考えると、とても家賃を継続して払えるとは思えなかった。

「そうね…駐車場込みで月七万円は、今の柊ちゃんじゃきついか…。」
ファイルされた、物件の条件に目を落とすと美映子さんはそう呟いた。

『そうですね…五万円位なら、何とかなるんですけど…。』

「オーナーさんが来たら、相談してみようか。」

『そんな事出来るんですか?だって、この物件だって初めてなんでしょう…オーナーが気を悪くしたりしないですか?。』
マンションのオーナーには、一度会った事があった。

美映子さんが何度も営業に訪れていた為か、美映子さんを【ミエコちゃん】と気軽に呼んでいた。
年齢的には40代後半、身長が低く、身体が太ってる為かしきりに汗を拭いていた。
頭頂は薄く、頭の側面に生えた髪には薄らと白くなっていた。
美映子さんを見る視線が異様に思えた事がオーナーの第一印象だった。

「それが仕事だから、大丈夫よ。」
そう言いながら美映子さんは、腕時計に目を落とした。

「そろそろ、いらっしゃる頃ね。」

「柊ちゃんは、ここにいて。」
美映子さんはクローゼットの折り戸を開くと、ぼくにクローゼットに入る様促した。

『えっ?ここにですか…。』
美映子さんが何を目的に、ぼくにクローゼットの中に入れと言うのか、ぼくは理解できなかった。

「こうゆう話は、一対一がいいの。だから、ここに隠れていて。」

『だからって…。』
そんなやり取りを続けていると、玄関扉を開ける音が聞こえた。
驚きいて、玄関に視線を向ける美映子はオーナーの姿を見止めた様だった。

「ほら、来ちゃったじゃない…。」
無理やりぼくの背中を押すと、美映子さんはぼくをクローゼットに押し込んだ。

「静かにしてて…ばれちゃ、だめだからねっ。」
強く言ううと、無造作にクローゼットの折り戸が閉められた。
折り戸が閉められると、クローゼットの中は暗くなった。
ただ、少しだ開いたままの折り戸の隙間から、外の光が差し込んできた。
薄暗いクローゼットの中で、外の様子を伺う様に聞き耳をたてる。

【ドスドスッ】廊下を乱暴に進むオーナーの足音が聞こえる。

「おっ、ミエコちゃん早いね。」
馴れ馴れしい口調のオーナーの声が聞こえる。

「はい、折角頂いた機会なので、気が急いたというか…。」

「どう?この部屋。前の住人は女だったから、他から見れば綺麗な方だと思うんだ。」

「そうですね。綺麗にされてて、これなら申し分無いと思います。」

蒸し暑いクローゼットに息を潜め、外で交わされる美映子さんとオーナーの会話に聞き入っていた。
額から滲み出た汗が首筋を伝う。

「ただ…これはご相談なんですが…。」美映子さんの臆した声が聞こえる。

「相談?…どんな相談かな?。」

「ええ、できればお家賃をもう少し下げて頂ければと…。」
美映子さんがそう告げると、少しの時間沈黙したオーナーは

「ミエコちゃんがそう言うなら、考えてもいいけど…で、どの位の金額ならいいのかな?。」

「そうですね…五万円に値下げは可能でしょうか?。」

「ご、五万円…。」声だけでも、オーナーの絶句した様子が伺い知れた。

「ミエコちゃんの頼みだから、考えないでもないけど…五万円は無理な話だよ。」

「お願いします。五万円なら直ぐに借り手がつくんです。」

「そう言われてもなぁ…。少し考えさせて貰えないか…。」オーナーの困惑が、声の様子で伝わる。
無言の時間が流れ、ぼくは静寂した室内に気配を気取れない様、クローゼットの中で息を潜めたまま、様子をうかがっていた。

「お願いします…オーナー。」美映子さんが不安な声でオーナーに告げる。

「オーナーから預かった、初めての物件なんです。どうしても、わたしが手掛けたいんです。」

「それに…この物件が纏まれば、わたしの成績にもなりますし…。」
『成績?』聞き覚えのない単語に、美映子さんが何を言おうとしてるのか、理解出来なかった。
ぼくは入社後、一度だって成績やノルマといった言葉を聞いた事がなかった。

「成績ねぇ…ミエコちゃんも大変なんだ…どうしようかな、そんな話を聞かされたんじゃ…。」

「だめですか?オーナー…。」美映子さんの声が次第に小さくなっていった。

「わかったよ…仕方ないなぁ…。」

「本当ですか?」嬉々とした、美映子さんの声が聞こえてきた。

「ああ…ミエコちゃんのお願いだからね。でも、交換条件じゃないけどミエコちゃんにお願いがあるんだ。」

「お願いですか?わたしで出来る事なら、何でもします。」美映子さんは二つ返事でOKした。

「ミエコちゃんじゃなきゃ出来ない事だよ。」陰湿に感じる、オーナーの物言いに不安を感じていた。
17/12/29 12:35 (.Q4EhUxp)
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