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1:恐ろしい風習
投稿者:
あさこ
私が嫁に迎えられたのは、今から12年前。代々続く造り酒屋で雪深い山間部の小さな集落にある旧家だった。
舅と姑も優しく、もちろん夫も私を大切にしてくれる。ただ後継ぎの問題と離れまで建てて夫婦の営みを強要させられたのは、心地よいものでは無かった。 お風呂に入って下着もつけずに浴衣だけ羽織り離れに向かう。舌を絡めながら浴衣を剥がし合い私を布団に押し倒す。 「大切な赤ちゃんは大切に作らないとね」 夫は私の躰を優しく愛撫しながら全身を舐めてくれる。ピクンと反応する箇所を見つけては、反応を楽しむように強く吸い付いて激しく舌で舐めあげる。くすぐったかった感覚が快感へとなり全身で夫を受け入れる。ゆっくり侵入した夫は、膣の中で暴れだす。縦横無尽に動いて刺激する。 私の中いっぱいに出された精子を零さないように、もう一度挿入し蓋をする。そのまま、何度も繰り返し交ざり合った。 期待に反して一年近くも妊娠しなかった。
2014/03/13 09:58:12(BIPlX/fM)
投稿者:
あさこ
「おめでとうございます!オメデタですよ!!」
医師に言われて夫と私は涙を流して喜んだ。 待望の赤ちゃんは可愛い女の子だった。舅は大喜びし小躍りするほどなのに姑の複雑な笑顔を覚えている。違和感を感じながらも子育てに追われる日々になった。 その後も男の子を1人、女の子を1人出産した。舅は、まだ子供を作るように言っていたが姑が離れを子供部屋に模様替えして、後継ぎのプレッシャーから解放された。 夫との夫婦の営みも無くなるのかと思っていたが、そうでは無かった。 お腹の上で射精し躰中に塗ったり、口に出したりと今まで無かったプレイを楽しむようになった。3人も出産した私の躰だったが夫と快楽に溺れることで体型も保たれている気がする。
14/03/13 10:00
(BIPlX/fM)
投稿者:
あさこ
長女は満貴(まき)
次女は満帆(まほ) 長男は穣太郎 子供たちは大きな病気もせず、すくすく育った。 集落には子供が少なく、特に女の子は数人だったが成長するたびに引っ越してしまい満貴と満帆の2人だけだった。過疎化も進んでいたし、後継ぎは男の子が望ましいからだと不思議に思わずにいた。 恐ろしい風習があると知らなかったのは私たち夫婦だけとも知らずに…。自慢の娘たちを集落の宴の場に御披露目したりしていた。 「満貴ちゃん満帆ちゃんは引っ越さないの?」 よく聞かれたので気になり始めた頃には、もう遅かった。
14/03/13 10:02
(BIPlX/fM)
投稿者:
あさこ
「ママ、変なの」
トイレで叫ぶ満貴。 初潮だった。説明をしながら着替えをさせ、ゆっくりするように伝えた。 異変に気づいた姑が 「満貴、初潮?」 聞いてきた。私が頷くと姑はうなだれたように 「覚悟しないと、、ね」か細く言った。思い詰めた表情の姑に何も聞き返せなかった。 この時、全てを知っていたら…あの惨劇は防げたかもしれないと何度も私は後悔した。 姑は、お赤飯の準備をして動き回っている。その様子に気づいた舅が急いで電話をして出かけて行った。 大量のお赤飯が炊き上がった頃、紅白の容器を持って帰ってきた。満足そうにお赤飯を眺めてから次々と容器に詰めていく。集落の全部の家に配るのだという。 「そんな満貴が晒し者みたいで恥ずかしいですよ。全部のお宅に配るなんて、止めて下さい!」 私が叫ぶように言っても、何度お願いしても…。 「ここの風習だから」 舅が言うだけだった。 こんな時代に、風習なんて馬鹿げてるとしか思えない。私は、止めさせようと必死だった。夫も騒ぎに気がついて近寄ってきたが風習に従ったほうがいいということになった。 舅は、ずっとゴキゲンでたくさんのお赤飯を配りに行った。
14/03/13 10:07
(BIPlX/fM)
姑は、お赤飯だけでなくご馳走をたくさん作っていた。豪華な夕食に、子供たちも喜んだ。
少し体調が悪そうだった満貴も大好きな唐揚げをたくさん食べていた。 風習はお赤飯だけなんだろうか…? 不安が頭をよぎったが、何事も無いまま2週間が過ぎた。 「今日の夜、みんな来るから!よろしく頼む!」朝、張り切ったように舅が私と姑に言った。 今夜は、家で宴があるらしい。舅の様子から、とても楽しみにしているのが分かった。 夕方になり忙しく準備をしていると、近所の方が子供を預かると言ってくれて満帆と穣太郎を連れて行ってくれた。満貴もとお願いしたのだが、あやふやな言い訳で断られてしまった。満貴は遊び相手も居なくなり暇をもてあまして私の後をくっついて準備を手伝っていた。
14/03/13 10:10
(BIPlX/fM)
投稿者:
あさこ
「こんばんは!」
「こんばんは!!」 お客さんが集まり始めた。お酒の準備をして、お酌をして回る。 いつの間にか傍に居たはずの満貴が居なかった。姑のほうに居ると思って確かめもせずにお酒を運んでいた。 宴にあまり参加しない夫も舅の横で楽しそうに呑んでいた。ゴキゲンだった舅が無言で料理を食べながらチビチビと酒を呑んでいる。いつもは豪快に呑んでいるのに…と気になった。 すると、夫と私が宴の真ん中に引っ張り出された。戸惑っている私たち夫婦はコップを持たされ、お酒がなみなみと注がれ、乾杯を促された。訳も解らず乾杯し、その場に座らされた。 後ろから歓声に包まれながら誰かが入って来た。振り返ろうとしたが動けない。全身を男たちに押さえつけられていた。体を捻って夫を見ると同じように押さえつけられている。 歓声とともに横を通り過ぎたのは、浴衣を着た満貴だった。あの浴衣は!ハッとした。子作りの時に必ず着るように言われた真っ白の浴衣…。 「満貴に何をするの?」 私が叫んでも誰も何も言わない。 満貴は、舅の胡座に座り抱っこされている。何か楽しそうに舅と話している。胸騒ぎはしたが、料理を食べてジュースを飲む満貴は無邪気にはしゃいでいて、ホッとさせられた。 舅の合図で、料理が片付けられた。長座布団が曳かれ真っ白いシーツが被せられた。 「さぁ、満貴。ここに座ってごらん。みんなの方を向くんだよ。怖くないからね~」 「はぁ~い」 舅の優しい声に何の疑いも無く白いシーツの上で体育座りをする満貴。
14/03/13 10:12
(BIPlX/fM)
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