ようこそゲストさん。
ナンネットIDにログインしていません。
ID: PASS:
IDを保存 
ナンネットIDは完全無料のサービスです。ナンネットIDを取得するとナンネットの様々なサービスをご利用いただけます。
新規登録はこちら
ID・パスワードの再発行はこちら
同級生女将
カテゴリ: 官能小説の館    掲示板名:ノンジャンル 官能小説   
投稿の削除 パスワード:
1:同級生女将
投稿者: (無名)
同僚に誘われ同僚が降りる駅で降り、商店街にある小さな割烹居酒屋に行った。店内に入ると「あら!?中谷さんいらっしゃい」と綺麗な女将が言った。俺も中谷に続いて入る。そして女将を見た瞬間、俺は女将に恋をした。女将はビックリした顔で俺を見つめていた。「ん?女将どうしたん?コイツがどうかした?」と中谷が言ったら「いえ…何でもないわ…ただ同級生に似てたから…」…座敷に座った。客は俺達2人とカウンターに50代位のサラリーマンが2人、座敷に若いOL1人とその上司と30代位のグループがいた。…「女将っ…生2つと何かつまむ物お願い」「はい」…女将はお通しと生を持ってきた。「女将コイツ同期の…」「坂本さんね」「何で知ってるの?」「前言ってたじゃない…今度連れて来るって」「そうだっけ?」「そうよ…よろしくね坂本さん」と笑ったその笑顔に懐かしい物を感じた。(何だろうこの感じ)と思いながらも「よろしく」と言って握手をした時、女将の右手の大きな古傷が見えた。「あれ?その傷…」「ああこれ…昔ちょっとね」と言って手を引っ込めた。その日はそれで終わった。俺は何か忘れてる気がした。
2015/11/18 19:40:16(32x7lQBJ)
2
投稿者: ひろひろ♂
続き楽しみです!
15/11/18 20:13 (M6wFt8.W)
3
投稿者: (無名)
翌週末、中谷は出張に行ってるので俺1人で店に行った。「あら坂本さんいらっしゃい…今日は1人なの?」「はい…そうです」「そんな敬語はよして…同い年なんだから」「えっ!?そうなの?」俺はカウンターの一番奥に座った。客はこの前見た中年のサラリーマンが2人だけだった。俺はウーロンハイの薄めを頼んだ。…「坂本さんこれ食べて」とうちの田舎の[ひもかわうどん]を出した。「女将これ知ってるんだ?」「知ってわよ」「女将の田舎って…秩父なの?」「内緒」「教えてよ…」「いつかね」と言ってニコっと笑った。その愛嬌のある笑顔が俺の中のモヤモヤを大きくした。俺はうどんを食べた。(懐かしい味だなぁ)と思いながら田舎を思い出した。1人思いに耽っていると、徐々に客が入ってきた。皆この店の常連客らしい。女将と冗談を言っていた。俺は女将を見ていた。女将の右耳のすぐ下に、少し大きめなホクロが見えた。(あれ?あのホクロどっかで…)と思った瞬間、中学時代の光景が脳裏に浮かんだ。(あれ?まさか)と思っていると1人の女の子が店の奥から現れた。
15/11/18 22:01 (32x7lQBJ)
4
投稿者: (無名)
その女の子を見た瞬間完全に思い出した。その女の子は中学時代の初恋の女の子にそっくりだった。俺は固まった。…女将の手の傷は中学時代、理科の実験中に俺が誤って付けてしまった物だった。マグネシウムの燃焼実験で、塊がバチッと跳ね驚きそれを避けた時、後ろに居た女将にぶつかり、転んだ時にビーカーが割れて、女将の手に消える事のない傷を作ってしまったのだった。その後大騒ぎになり救急車が来て、女将は病院に行き5針縫った。幸い右手の腱に異常はなく、包帯等も取れた。だが傷は残ってしまった。…全てを思い出した俺は呑むを止め店を出た。恵理(女将)が見送りに出てきた。「坂本さんまた来てね」「じゃあな恵理」と名前を言うとえっ!?と言う顔をして、すぐ笑顔になり「またね亮太君…待ってるから」と言って手を振った。…家に帰り部屋でぼーっとして恵理の事を思い出し「またねっか」と1人呟いた。そして同じ相手に二回も恋をしている自分に可笑しくなった。
15/11/18 22:41 (32x7lQBJ)
5
投稿者: 滝川クリトリス
ID:cricri1
素晴らしい表現力に感心!
二回目の恋の行方を楽しみにしています。
15/11/19 07:42 (zQSj7lLN)
6
投稿者: (無名)
その後俺は全然あの店に行かなかった。中谷はよく行ってるらしく「坂本、女将がお前連れて来いってよく言ってくるんだけど、お前女将と何かあったの?」「いや…別に」「そうか…でもあの女将お前の事、気に入ってるみたいだぞ…よくお前の事聞かれんだよな」「へぇ…中谷お前そんなにしょっちゅう行ってて、かみさん文句言わねぇの?」と話題を逸らした。詮索されたくなかった。…「待ってるから」と手を振る姿が、頭から離れなれずモヤモヤがまた大きくなった。…何故行きたくないのかは分かっている。…中学時代の事だった。9月に秋祭りがありその前日の土曜日、俺の下駄箱に手紙があった。裏に3-Bイニシャル〝E〟と書かれていた。俺はすぐに解った。Eが付くのは恵理だけだった。手紙の内容は[明日の秋祭り一緒行きませんか?6時に神社にある公園で待ってます]と震えた文字で書かれていた。俺は飛び上がる程嬉しかった。だが行かなかった…いや…行けなかった。当日の午後、入院していた大好きな祖母が危篤状態になった為、家族全員で病院に行ったのだ。その日の午後10時過ぎに他界した。
15/11/19 09:21 (7wXTvJ6d)
≪ 前 1 2 311 次 ≫
コメントを投稿
投稿前に利用規定をお読みください。
名前
メール
本文
スレッドを上げない
画像認証

上に表示されている文字を半角英数字で入力してください。
 
官能小説 掲示板
官能小説 月間人気
官能小説 最近の人気
作品検索
動画掲示板
画像で見せたい女
その他の新着投稿
人気の話題・ネタ
ナンネット人気カテゴリ
information

ご支援ありがとうございます。ナンネットはプレミアム会員様のご支援に支えられております。

Copyright © ナンネット All Rights Reserved.