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同級生女将
カテゴリ: 官能小説の館    掲示板名:ノンジャンル 官能小説   
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1:同級生女将
投稿者: (無名)
同僚に誘われ同僚が降りる駅で降り、商店街にある小さな割烹居酒屋に行った。店内に入ると「あら!?中谷さんいらっしゃい」と綺麗な女将が言った。俺も中谷に続いて入る。そして女将を見た瞬間、俺は女将に恋をした。女将はビックリした顔で俺を見つめていた。「ん?女将どうしたん?コイツがどうかした?」と中谷が言ったら「いえ…何でもないわ…ただ同級生に似てたから…」…座敷に座った。客は俺達2人とカウンターに50代位のサラリーマンが2人、座敷に若いOL1人とその上司と30代位のグループがいた。…「女将っ…生2つと何かつまむ物お願い」「はい」…女将はお通しと生を持ってきた。「女将コイツ同期の…」「坂本さんね」「何で知ってるの?」「前言ってたじゃない…今度連れて来るって」「そうだっけ?」「そうよ…よろしくね坂本さん」と笑ったその笑顔に懐かしい物を感じた。(何だろうこの感じ)と思いながらも「よろしく」と言って握手をした時、女将の右手の大きな古傷が見えた。「あれ?その傷…」「ああこれ…昔ちょっとね」と言って手を引っ込めた。その日はそれで終わった。俺は何か忘れてる気がした。
 
2015/11/18 19:40:16(32x7lQBJ)
7
投稿者: (無名)
その次の日は通夜、月曜日は葬式だった。火曜日重い足取りで学校に行くと、俺の事情を知らない女子達に、凄い剣幕で責められ弁解する事が出来なかった。俺は恵理に謝りに行こうとしたが、周りの女子が恵理に近づけさせなかった。電話で謝ろうと思ったが掛ける事も出来なかった。(その当時携帯もなかった)…結局謝る事が出来ずに卒業したのだった。そのまま傷を引きずりながら20年が過ぎた。その事が今も残っているから店には行けなかった。…週末、中谷に強引に連れられ店に行った。「いらっしゃい…あっ!?…坂本さんもいらっしゃい」と微笑み言った。「コイツ女将が会いたいって言ってんのに、言い訳ばっか言って断るから、強引に連れてきた」「いいのよ中谷さん…無理やり連れて来なくても」と言ってカウンターの中に戻った。…暫く飲んでから恵理が急に言った。「坂本さん…明日お店に来てね?」「明日?」「そう明日…約束よ」「何で俺?」「明日になれば分かるから…絶対来てね」「女将俺は?」「えっ!?中谷さんは別に」「ひでぇ」と言いながらも笑った。
15/11/19 09:55 (7wXTvJ6d)
8
投稿者: (無名)
帰り際念を押された「明日夜7時にお店に来てね」「俺は?」「中谷さんは奥さんを労ってあげて」「え~っ」「じゃあ気をつけて」と恵理は俺達を見送った。…次の日、俺は昔の事もあって気が重かったが、約束通り店に行った。店の扉に[臨時休業]と出ていた。(あれ?おかしいな)と思い帰ろうとしたら、ガラッと扉が開き「亮太君…いらっしゃい」と恵理が笑顔で言った。中に入ると店の奥に連れていかれ、靴を脱ぎ階段を登らされた。ドアを開けると住居だった。更に奥に通され、恵理が襖を開けるとそこには料理が用意されていた。「そこに座って」と促され座った。すると電気を消され別室から、ローソクを点けたケーキを娘が運んできた。俺の誕生日だった。ローソクを吹き消し電気がついた。「ありがとう…すっかり忘れてた…よく覚えてたね」「当たり前だよ…同級生だもん…今日の約束する為に昨日中谷さんに連れて来て貰ったの」「でも…昨日…」「演技よ」「マジか」「さぁ…冷めちゃうから食べよう」とささやかなパーティーが始まった。
15/11/19 10:26 (7wXTvJ6d)
9
投稿者: ひろひろ♂
続投お願いいたします!
15/11/19 18:27 (tu1YrR0A)
10
投稿者: (無名)
飯を食べてると恵理の娘(翆みどりC1)が「おじさんがママの言ってた初恋の人なんだぁ」といきなり言った。恵理が咽せた。「コラ…翆いきなり何言うのっ」「だってママ自分で言ってたじゃん」「そんな事…今言わなくていいの」「え~っ…おじさんにも聞きたいのに~」「もうっ…亮太君ゴメンね」と慌てて取り繕った。…〆のケーキを食べ終わると、翆は立ち上がり「ママ…ゆうちゃん家行くから」と言って階段に向かった。「えっ?…翆?ちょっと…」ドアを閉める時「おじさん…今日は帰って来ないからごゆっくり…」と言って階段を降りて行った。「もうあの子は…」と恵理は言って居間に来て「ゴメンね…せっかくの誕生日なのに」「いや…いいよ…明るい子だね」「うん…でもちょっと無理してるかも」「無理?」「あの子父親の顔知らないの…」と話し始めた。話しによると結婚し1年で旦那が浮気して、離婚した後に妊娠してるのが解り、昼の仕事しながらずっと1人で育てた。と恵理は語った。
15/11/19 19:47 (7wXTvJ6d)
11
投稿者: (無名)
「ゴメン…何か暗くなっちゃったね…」「別れてからは誰とも付きあってないの?」「…ううん…1人いたけど翆が懐かなかったからすぐ別れたの」「そうなんだ」「あの子人見知りなんだけど…亮太君とは合うみたいね…」「そう?」「だって楽しそうに話してたから…」「そうかな」「あの子の楽しそうな笑顔…久しぶりに見たわ」…そんな話しをしながらお酒も進み、俺は結構酔っ払った。時計を見た。「あっもう最終の時間だ…もう帰らないと」と立ち上がろうとしたら、酔い過ぎて足がもつれた。「亮太君…大丈夫?」「大丈夫」「これじゃ危ないから今日は泊まっていって…」と恵理は俺を支えながら言った。それでも俺は「大丈夫」と階段に向かったが、グルグルと目が回った。「危ないから…ね?お願い…」と説得され仕方なく泊まる事にした。恵理は寝室に行き布団を2つ敷いた。俺は何とか布団に入った。「あ~久しぶりにこんなに酔ったなぁ」「大丈夫?」恵理は心配そうに言って隣りの布団に入った。
15/11/19 23:18 (7wXTvJ6d)
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