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微熱
カテゴリ: 官能小説の館    掲示板名:ノンジャンル 官能小説   
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1:微熱
投稿者: ◆Df3LS3WJTE
私の寝室は一階。
美月と美空は二階。
クロスは私の隣の部屋。
この家はなかなか綺麗だな・・古いけど。
ヨーロッパに来てからすぐに学校の建設が始まった。周りの家に挨拶をして数人の子供が来てくれる事になった。
学校というより塾かな?

家から少し離れた所に建てる予定。
朝から工事の音が聞こえる。
食堂に向かうと美空がいた「おはよ、美空」
「うん・・むぅ・・」
「眠いの・・?」
「うん・・」
目を擦りながらフラフラしている。
「ママの部屋でもう一回寝なさい」
「・・・うん・・」
美空を抱き抱える。
どう扱ったらいいのかな。精神的にはもう大人なんだけど。
ベットに寝かせて布団を被せる。
寝ぼけ目で私を見つめる。
「ママ・・おやふみ・・すーっ」
「早いな・・おやすみ」
美空の頭を撫でて机に置いてあるPx4に触れる。
黒いスライドがキラリと光る。
布で優しく磨く。
「お前とは長い付き合いだよね・・・」
日本に来てから私は一人ぼっちこいつが唯一の友達だった。
フレームは綺麗なマリンブルーとパープル。
不調もないし。

コンコン。

「ママ、入るよ」
「どうぞ」
美月が目を擦りながら入ってきた。
美空と同じか。
「どしたの?」
「うにゅ・・眠くて」
「美空と一緒に寝てれば?」「うん・・・」
美月もベットに潜りこんだ
こんな可愛い子供がいて幸せ。
大人扱いはもう少し先でいいや。
Px4を分解してスライドのオイルを落とす。
専用の液体を布につけて擦れば綺麗に落ちる。
「ねぇ、ママ・・なんでずっとその銃なの?」
美月が布団から頭だけ出してこちらを見ている。
「うーん・・道具って思えなくなっちゃったんだ・・こいつには色々助けられたから」
「へぇ・・どんな風に?」
「クスッ・・じゃあまずこいつとの出会いから・・」

日本に来た時は私は14か15くらいだった。
荷物はカバン一つだけ。
空港内であたふたする。
「えっと・・えっと・・こっちかな?」
目線が集まるけど他人にはあまり聞きたくない。
すぐに答が出るのはつまらない。
出口を見つけて街を見た。お洒落な感じのビルや綺麗なお店が見える。
「日本かぁ・・・」
サムライがカタナを下げてないし。
チョンマゲもない。
そんなの当たり前だ。
ちゃんと勉強してきた。


師匠は訓練や任務では厳しいけど日本に行く前は父親のようだった。
私は父親がどんな物か分からないけど。
たぶん優しくて心配してくれる大きな存在。
街をブラブラ。
一生暮らしていけるお金はある。
けど私は殺し屋だから。
師匠がせっかく訓練してくれたんだし。
銃の持ち込みはできないけど国内にあるガンショップで銃が買える。
師匠が教えてくれたお店に向かう。
こじんまりとしたお店。
「ほへ・・・」
ズラッと並ぶライフル。
私はとりあえず拳銃が欲しい。
前に使っていたM9は元米兵に貰った物。
デザインが気に入っていたガラスケースの中にはたくさんの銃器。
「お嬢ちゃん何かお探し?」少し年老いたおばちゃんだった。
「あの・・師匠の紹介できました」
おばちゃんはふむふむとうなずいて店の奥に案内してくれた。
「さて・・お嬢ちゃんは何て名前?」
「えっと・・悠」
「仕事用の名前も決めておくといいよ」
「はい・・・」
カッコいいおばちゃんだ。師匠より少し若い。
髪を後ろでまとめてポニーテールにしている。
「私のやってる所に入る?まぁ私は武器庫にいるだけなんだけど」
「あ、はいっ!」
おばちゃんはニコッと笑った。
「じゃあ連絡しとくよ。年齢制限もないからね・・じゃあ好きな拳銃を選びなさい」
「はーい!」
再びガラスケースの前。
色々ある・・・。
Hk USPはグリップが嫌い。師匠は気に入っていたが私は手がそんなに大きくないのだ。
あんな大根おろしみたいなグリップはグローブをはめないと痛い。
「前は何を使ってたの?」
「えと・・・ベレッタのM9・・米軍仕様のやつ」
「じゃあこれにしなさい」
おばちゃんはガラスケースからベレッタPx4を取り出した。
ポリマーフレームの新しいやつだ。
握らしてもらう。
「ふむん・・・いいかも」
デザインもセクシーだし・・・いい!
「おばちゃんこれにする!」おばちゃんは笑って棚から袋を取り出した。
「それにすると思って一式用意しといたよ」

おばちゃんにお礼を言って店を出る。
仕事は連絡があるまでできない。
マンションを用意してあるらしい。
すぐ近く。
師匠が用意してくれた。
こんな時は優しいんだな。管理人さんに事情を説明して鍵を貰った。
部屋の案内はしてくれないのか・・。
何もないすっからかんの部屋。
とりあえず座る。
「ふぅ・・・髪の色目立つかなぁ・・」
銀髪は目立つ。
少し伸びてきたし。
「とにかく・・はらへった」近くにお店がないか調べた古っぽいバーがあった。
ドアをあけると鈴がなった「いらっしゃい」
マスターがグラスを磨いていた。
私は椅子に座る。
中は綺麗だな。
「お嬢ちゃん、なんにします?」
「お腹がいっぱいになる物がいいなぁ」
「じゃあパスタ系にしよう」マスターは厨房に行った。お財布には日本の紙幣が何枚かある。
頬杖をついてグラスを眺める。
「お酒・・飲みたいなぁ」
せっかくの一人暮らし。
好き勝手にやってみたい。マスターがナポリタンを作ってきてくれた。
「はい、おまちどおさま」
私はすぐに食い付く。
うまい・・・。
あっと言う間にたいらげた「おいしい!マスターって料理うまいね」
「いや、それほどでもないよ」
しばらく話すとなかなかいい人みたいだ。
殺し屋の事は内緒だけど名前は教えた。

街を歩いてみる。
もう夜だ・・・。
私の外見は目を引く。
我がなら美形だし。
銀髪だし・・・。
けど誰も声をかけてこないな。
日本人って臆病なんだな。私は部屋に戻って寝転がるPx4をいじる。
真っ黒なフレーム。
真っ黒なスライド。
「ふむ・・おまえも美人にしてやる!」
Px4とにらめっこしながらいつの間にか寝てしまった・・・。
隣にだれかいてくれたらって思った。
恋人が欲しかった・・・。



 
2011/01/08 11:33:49(RORlASax)
27
投稿者: 綾 ◆Df3LS3WJTE
二人の訓練の様子を眺める・・・さすがだな。
例の特殊サイレンサーの開発も進んでいる。
美月がMP5を使って射撃訓練をしている。
体積の広い部分を狙って撃っている。
頭は普通は狙わない。
頭を撃っても脳髄を撒き散らしながらこちらに向かってくるジャンキーを見た事がある。
あれはなかなか怖かった。師匠がとどめを刺したが。銃を使うぶんゾンビより恐ろしい。
体に撃って倒す方がよろしい。
「綾っ!」
美月が抱きついてきた。
私も抱き締める。
あの日から美月も元気になった。
甘えさせてばかり・・・。それでいいよね・・・。
私はこうしたい。
ぎゅっと抱き締めていて・・・・。
美空の目線・・・。
凄く羨ましそうな・・・。「美月・・・美空ともイチャイチャしてあげなよ」
「うーん?・・・いいよ」
美空はそっぽを向いてまた射撃を始める。
美空・・・。

夕飯を作りながら考える。美空も辛いだろうな・・。私はどうしたら・・。
ちょうど美空がいた。
「美空、ちょっと来て」
「・・・うん」
美空を抱き締める。
「美空・・・ごめんね」
「うん・・・」
美空の背中を擦る。
私のわがままのせいで・・・・。
「ママ・・・大丈夫」
「美空は辛いでしょ?」
「うん・・・」
「美空も美月に甘えなさい」「いいの?ママは嫌じゃない?」
美空の顔を見つめる。
「美空の想いにはかなわないよ・・・私より美月を愛してるんだね・・・」
美空は顔を少し赤くした。
夜に美月がやってくる。
最近いつもだ。
「綾・・しよ」
「待って、今日は・・」
美月が擦りよってくると私の心が揺れてしまう。
「今日は美空の所に行ってあげなさい」
「んんっ・・綾がいい」
そんな目で・・・見ないで・・可愛い・・・。
理性が消えそうになる。
美空は部屋で待ってるのに・・・。
「だっ・・ダメだよ」
「綾としたい・・」
「美空の事も愛してあげなきゃ」
「むぅ・・・」
「嫌・・・なの?」
美月がムッとして頷いた。「そんな・・・美月の事誰よりも愛してるのに?」
「違うよ・・・美空は僕の事嫌いだよ」
胸を触ってきた。
触れられるだけで感じてしまう。
「んっ・・だめ・・」
「ケンカしたから・・・美空と」
「ふぇ?」
なるほど・・・・。
美月が手を止めない。
「綾のおっぱい・・柔らかい」
「ね、美空と・・仲直りして?・・・っ」
「いや・・・」
ケンカかよ・・・。
やっぱりまだ子供だな。
美月がキスしてきた。
もう・・・無理。
「今日は僕が攻めるから・・・レイプしてやるっ」
美月が私の上に乗ってきた「ねぇ・・・綾・・好き」
ケンカの原因って何?
美月・・・。
正常位で突かれる。
気持ちいい・・・。
流されてしまう。
「んっ・・・」
「綾・・可愛い・・」
美月が私の弱い所を攻めてくる。
熱い物が激しく出し入れされる。
こんな・・・こんなの・・いけないって思っちゃう。けど・・・気持ち良くて・・・愛しくて・・止まらない。
美月の息が荒くなる。
「はぁ・・はぁ・・綾・・もぉ・・イクよ・・綾のお腹の中にたくさん・・っ!」「んんっ・・!」
どくんっ・・どくっ!
熱い物がたくさん注がれるどうしよう・・・美空。

翌日一計試みた。
「美空っ!」
美空を抱き締めて離さないこうしてれば美月もまた美空と仲良くなるかも。
「ママ?・・うーん・・」
私の考えを読んでいる。
頷いて私を見た。
今日はいい天気。
美空の髪が輝く。
美月がやってきた。
美空がぷぃっとそっぽを向いた。
美月がムッとした。
ホントにケンカか・・・。「ね、ねぇ?二人とも仲直りしなよ」
美空は私の腕をぎゅっと掴む。
「美月が・・・悪いもん」
「違うよ・・美空が悪い」
「むぅ・・」
「ふんっ・・」
何が原因かな?




11/02/05 12:06 (uH6RiLJV)
28
投稿者: 綾 ◆Df3LS3WJTE
二人とも目を合わせようとしない。
原因がさっぱり分からない・・・・。
「ねぇ、美空・・原因はなに?」
「言わない・・・」
ムッとしている美空もかわゆい・・・。
じゃなくて・・・。
美月にも聞いてみるか。
美月を探す。
なかなか見つからない。
外に出て探してみると芝生の所に美月がいた。
何かを見ている。
「みーつきっ!」
「んわっ!」
後ろから抱き締める。
指輪を持っている・・?
「何それ?」
「・・・なんでもない」
「言いにゃさい!」
「なんでもないもん!」
やっぱ子供だ・・・。
どうすっかな・・。
「ねぇ・・美月は美空を好きなんでしょ?」
「ふんっ・・・・」
美月がプイッとそっぽを向いた。
少し頬が赤い。
ふむん・・・。
強行作戦してみるか。

夜に美空と美月を呼び出す「何・・?」
二人ともタイミングバッチリだ。
さすが双子。
「少し待っててね」
二人を残して部屋を出る。カチャッ。
鍵をかけた。
これで出られない。
内側からは開けられないように細工した。
「ママっ!?」
「綾、どうゆうつもり?」
二人がドンドンと扉をノックしている。
「おしおきっ!仲直りするまで出しません」
私は壁に寄りかかる。
二人の会話が聞こえる。
「美月が悪いんだよっ!」
「違うっ!」
ケンカが始まる。
しばらくそのやり取りが続いた。
「美空が・・・素直に受けとればいいんだよ」
「いらない・・そんな安物なんか」
「僕は美空が好き・・・だから・・受けとってよ」
「むぅ・・・」
やっぱりあの指輪は・・。美空にプレゼントするつもりだったんだな。
「私も・・・美月が好きだよ・・けど今はダメ・・今はママを愛してあげてよ」美空・・・そんな風に・・我慢してたんだ。
何か押し倒したような音。「もぅ・・・受けとってよ・・・」
「美月のばかっ!」
しばらくして喘ぎ声が聞こえる。
たぶん大丈夫だな。
鍵を開けて私は部屋を離れる。
しっかし・・音漏れが結構激しいな。

しばらく食堂で待っていた美月と美空が顔を赤くして手を繋いで歩いてきた。
手には指輪が・・・。
「あはっ、仲直りした?」
二人は頷く。
良かった・・・・。
美月が近づく。
ポッケから何か取り出した「綾、愛してる」
「うん?えぇっ!?」
私にも指輪をはめてくれた・・・。
「僕は・・・二人が好きだから・・だから・・うん・・受け取って」
美月の告白は頼りない感じだけど可愛くて。
おもいっきり抱き締めた。嬉しかった。
「よしっ、今日は三人で寝よう」
「うんっ」
たった一人じゃなくてもいい。
愛してくれてる気持ちが分かるから・・・。



11/02/05 15:18 (uH6RiLJV)
29
投稿者: 綾 ◆Df3LS3WJTE
この幸せはいつまで続くのかな?
たまに不安になる。
私たちは普通じゃないから・・・。
外を散歩しているといい気持ち。
夕方でもまだ明るい。
「んきゅ・・・そろそろ帰るかな・・」
家に向かおうとした。
パンッ。
前に倒れた。
「え・・・っ?」
かすった・・・。
けど・・・。
脇腹がえぐられてる。
血が止まらない・・・。
「あっ・・いたい・・いたいよ・・」
何なの?
死ぬの・・・?
お腹を触る。
内蔵が・・・。
もう・・・助からない。
プロペラの音。
ヘリコプターが・・・。
美月と美空が危ない。
頑張って動くけど・・。
ダメだ・・・・。
こんな事で・・・。
目の前が真っ暗になった。







真っ暗だった。
昔お母さんに言われた気がする。
あなたは特別なんだって。お母さんとお父さんは戦争で死んだって聞いた。
お母さんとお父さんの顔は思い出せない。
でも・・・普通じゃない・・・そう・・普通じゃなかった。
いつの間にか孤児院で暮らしてた。
私は銀色の髪で珍しがられて・・・。
いじめられたりした。
私の心は荒んでいった。
師匠に拾われて・・・。
ルカに出会って・・・。
でももう死んだから。
もう・・・・。
「綾・・・」
その声は・・。
「綾っ・・・」
誰・・・・?。
「綾・・綾っ」
目蓋が動く。
目を開いた。
私の大好きな人が私を見て泣いている。
「綾っ!」
なんで・・・生きてる?
病室のようだけど・・・。「美空っ、早く来て!」
美空が走って来た。
私を見て泣き出した。
どういう事?
「綾、大丈夫だよ・・・三人で生きて行こう」
「美月・・・ここは?」
「事情は後で・・・とりあえず良かった」
しばらく美月と美空が抱きついて離れなかった。
何がなんだか分からないけど生きてた。
お腹を触る。
内臓が飛び出てたハズ。
シャツを捲ってお腹を見る・・・。
綺麗だ・・傷一つない。
ドアをノックされた。
医者らしき人物が入ってきた。
「目覚めましたか・・・」
美月と美空がやっと離れた「少し検査をさせてもらいます。歩けますか?」
美月と美空を見る。
今一状況が把握できない。
車椅子に乗って病室を出たなんだここ・・・。
映画で見たような光景。
人もいるし・・・。
検査室に入る。
美月も美空もついてきた。簡単な検査をされた。
傷口も全くない・・・。
どうなってる?
医者が私の体を触る。
えぐられたはずのお腹を触る。
「痛みはありますか?」
「少し・・・」
「ふむん・・・」
紙にさらさらと書き込んでいる。
「私は・・・死んだんじゃ?」
医者が美月と美空を見た。目で確認をした。
「あなた方の素性は知っています・・・はっきり言いますとあなたは不老不死です」
「・・・・・はぁ?」
美月が後ろから抱きついてきた。
医者は喋り続ける。
「不老不死、再生能力も凄い・・・その能力を美月君、美空ちゃんが受け継いだ訳です・・・まぁ解明したのは美空ちゃんですがね」美空が少し微笑んだ。
さすが美空・・・・。
「ここなら大丈夫ですよ・・・色んな人がいますからね」
検査室を出た。
白っぽい壁紙。
どこなんだ?
「ねぇ・・何があったの?」美月と美空が車椅子を押して歩く。
噴水のある広場な出た。
「僕たちは保護されたんだよ・・・」
「保護・・・?」
「ここは地下にある施設だよ・・・世界を支配してる人たちが暮らしてる」
地下施設か・・・。
美空が背中を擦ってくれる「クロスは?」
「おじさんは家に残ったよ」「そっか・・・」
「おじさんも来ていいって言われたけど・・守る物があるからって」
クロス・・・。
学校やワンコたちの世話もあるし。
部屋に戻った。
鏡を見て初めて気付いた。「えっ、あ・・銀色になってる・・・」
「色が落ちて銀色になったんだよ・・また染めればいいよ」
「うん・・・」
・・・銀髪でもやっぱり美人だな・・・。
じゃなくて・・・。
ベッドにゆっくり座る。
ちゃんと歩けない。
「詳しい話は明日するから・・今はこうやって・・」美空と美月が布団に入ってきた。
「・・ねっ?」
「うん・・・」
美月と美空がいるなら・・どこでもいい。
生きていける。


しばらく寝て。
目が覚めた。
窓があるけど景色は作り物液晶モニターに写し出される。
美月と美空はまだ寝ているこの施設はなんなのかな・・・・。
朝食はゼリーみたいな物を食べた。
あまり美味しくなかった。昨日の医者がやってきた。「おはようございます」
美月と美空があいさつを返した。
かなりなついているみたいだ。
「調子はいかがですか?」
「うーん・・まぁまぁですかね」
日本人だな。
品のいいおじさま。   「ああ、私は西村と申します。あなたの専属医ですから」
「専属医!!?」
「ええ、あなた達は上の方のお気に入りですしね」
検査を終えて車椅子に乗った。
部屋を出る。
なかなか慣れないな。
美月と美空と一緒に施設を見て回る事にした。
地図を見てびっくりした。かなりデカイ・・・何階層もある。
私がいるのは居住区。
「全部歩いて回るのは無理だね・・・」
とりあえず居住区を見て回る。
迷いそうだな・・・。
色々ありすぎて考える暇がなかったけど。
私が不老不死・・・。
「美空・・・私は」
美空は車椅子を押しながらニコッと笑った。
「もう、ママはライバルだね!」
「あぅ・・うん」
これからは恋敵か・・・。とりあえずここの状況を飲み込むのに時間がかかるな・・・。



11/02/05 23:40 (uH6RiLJV)
30
投稿者: 綾 ◆Df3LS3WJTE
居住区はかなり広い。
その割には人は少ないみたいだけど。
ファーストフードのお店が並ぶ。
「あぅ・・・ハンバーガー」「ママ、ダメだよ」
「うにゅ・・・」
美空と目を合わせる。
「そ、そんな甘えたってダメっ!」
「もぉ・・・」
ライバルになっちゃったしな・・。
たまには味の濃い物も食べたいのです・・。
しっかしここが地下とはね・・・。
「ねぇ、私は何日寝てたの?傷はどれくらいで治ったの?」
美月に訪ねた。
「うーんと、28日ぐらい」
「ほぇ・・」
そんなに寝てたんだ。
じゃあ今は夏かな。
前髪をいじる。
伸びたな。
うん・・伸びた。
銀髪だとさらに幼くなったような気分。
美空のお姉ちゃんみたいに見えるかな。
広場とかコンビニもある。工場地区があるみたいだしすべてここで作られた商品って事か。
把握しきれないまま部屋に戻る。
ベッドに寝かされる。
少し疲れた。
美空が白衣を着た。
「おおっ!美空、どうしたの?」
美空が自慢気にネームプレートを見せた。
「研究主任になったの!」
「ほぇ・・・凄い」
美空は嬉しそうに部屋を出ていった。
美月はムッとしている。
「薄情なやつ・・・」
「美空は研究が好きなんだよ・・美月が一番知ってるでしょ?」
「むぅ・・まぁね」
しばらくは食事も制限されるとかで・・・。
和食レストランがあったから治ったらそこに行きたい「綾、心配したよ」
美月が抱きついてきた。
「美月・・・・どうゆう理由でここに連れて来られたの?」
「僕たちはいつも監視されてたんだ・・ここの方が生活しやすいからって」
「ふむん・・じゃあなんで私は撃たれたの?」
「それは・・・まだ知らなくていいよ」
美月が私を見つめる。
「お腹空いたでしょ?」
「うん?・・・うん」
「キスで我慢して」
「うん・・・」
唇が触れる。
やわかくて甘い。
もっと欲しくて貪る。
「んっ、ふぁ・・」
「可愛い・・」
生きてて良かった・・。
こうしてまた美月に触れられる。
「美月・・えっちしよ」
「だめ・・ちゃんと治ってから」
「またお預けか・・」
ボフッと寝転がる。
ベッドはフカフカ。
美月が布団の中に入ってきた。
「僕も我慢してたんだよ・・・だいぶ溜まってる」
「美空としなかったの?」
「できるわけ・・ないでしょ」
美月が私のパジャマをギュッと掴んだ。
「心配で心配で・・・綾が死んだらどうしようって・・・」
泣き出した。
美月を抱き締める。
「ごめんね・・・」
「許さない・・僕のを綾の中に全部注いでやる・・気絶しても知らない」
「あは・・楽しみにしとく」擦り寄ってくる美月を強く強く抱き締める。
「もぉ・・固くなったよ」
「うん・・したい?」
「分かんない・・・」
美月に覆い被さる。
グイグイとチンコに体を擦り付ける。
「んっ、くぅ・・・」
「美月・・たまんないっ」
この顔・・可愛い。
モフモフと布団が動く。
このまま射精させてあげよう。
「んぁ・・綾・・入れたい」「美月・・」
布団の中でパジャマの下だけを脱ぐ。
パンツを下ろして繋がる。「んっ、はぁ・・」
「気持ち・・・いい・・」
覆い被さって動く。
たまんない・・気持ち良すぎる。
息が荒い・・・。
美月が激しく腰を動かす。荒っぽいエッチもいい・・「ああっ・・はぁ」
「綾っ・・ごめん・・イきそう・・首・・舐めて」
「うんっ・・」
首筋は美月の弱点。
ペロペロ舐めるとビクンビクンと膣内でチンコが脈打つ。
たまらない・・ずっとこうしたい。
「ああっ・・いくっ!」
どくっどくっ!!!
体が痙攣しそうなくらい激しい射精。
気絶・・・しそう。
息を整えないと・・・。
快感でおかしく・・なる。
目が覚めると夕方・・。
シーツは美月が変えてくれた。
凄い量だった。
とりあえずシャワーを浴びる。
ハイテクな風呂場だな。
服を脱ぐ。
割れ目から精子がボタボタと落ちる。
なんとか手で抑える。
「ふぅ・・歩けないかな」
立つのがやっと・・・。
エッチはできたのに。
「綾、大丈夫?」
「あ、美月・・手伝って」
美月は少し顔を赤くする。いい加減慣れてもいい気もするけど。
私の裸を見ると美月はいっつも顔を赤くする。
シャワーを浴びる。
撃たれた時の痛みが蘇る。少し怖かった。
美月が優しくボディーソープをつけてくれる。
「美月も洗ってあげる」
「んあっ!」
美月も私も裸。
抱き合う・・・。
ヌルヌルで気持ちいい。
「美空がライバルになっちゃった・・」
「うん・・・綾も死なないもんね」
「美空と私・・どっちの方が気持ちいい?」
「えっと・・・綾かな」
ううっ、たまらない。
この顔を赤らめるのがたまらなく可愛い!
「綾のがエッチだから・・入れるとキツくてヌルヌルして・・・凄く気持ちいいよ」      
「あんまり言わないのっ!」親子でこんなエロトークはさすがによそう・・。
いけない事だって・・忘れちゃいけない気がする。
服を着て部屋に戻る。
テレビがある。
特に面白い番組はないかな・・・。
またベッドに寝転がる。
「綾、元気になってね」
「・・うん」
早く元気になって・・・慣れなきゃね。
まだまだよくわからない。


11/02/06 10:24 (Yvsh3gSf)
31
投稿者: 綾 ◆Df3LS3WJTE
私の体についての説明を聞いた。
不老不死の原因は不明。
銀狼計画とは関係ないらしい。
年齢は20歳でストップしているらしい。
体型も20歳のまま。
これも原因不明。
「原因不明ばっかし・・」
資料を見てるとため息が出る。
寝転がる。
「お腹空いたなぁ・・・」
もう普通のご飯は食べていいみたい。
鏡で身だしなみをチェックする。
いいな・・・銀髪も。
少し灰色っぽい銀だ・・黒よりいいかも?
腰くらいまで伸びている。ヘアゴムで髪をまとめる。「うしっ!」
車椅子に乗って部屋を出た和食レストランに行きたい「ふんふーん」
すれ違う人は私に振り替える。
もっと見てっ!
案内標を見る。
「んー・・・分かんない」
どうやって行けばいいのかな・・・。
かなり広いんですけど・・・・。
とりあえず進んでみる。
広すぎるってのも問題だな車椅子は全自動だ。
スイスイ動く。
人もそんなにいない。
「はふぅ・・・休憩すっかな・・」
自販機を見つけたのでジュースを買う。
ココアをポチッと押す。
久しぶりのココア。
「うみゃい・・・んー」
まったりする。
目の前には噴水。
携帯が鳴る。
美空からだ。      「もしもし?美空?」
「あ、ママ・・あのね」
「うん?」
「美月の精子をちゃんと調べたんだけどね・・・凄く少ないけど生きてる精子がいたんだ・・・だからちゃんと避妊したほうがいいよ・・」
「あ・・・う、うん」
「じゃあね」
昼間っから・・・。
妊娠するのはさすがにまずいしな・・・。
今度からゴム付けよう。
今は妊娠してないし大丈夫・・大丈夫・・。
顔をパシパシ叩いてレストランに向かう。
違う案内標を見る。
もう少しだな。
レストラン街についた。
お昼だからたくさんの人。やっぱり注目されちゃう。スイスイ進んで目的のレストランを見つけた。
自動ドアじゃない・・・。グッジョブ!
ガラガラッと扉を開く。
「いらっしゃいませ!お一人様ですか?」
「あ、はい・・」
「二名でお願いします」
後ろから声がした。
美月がいた。
「はいっ、二名様ご案内ーっ」
美月が車椅子を押してくれた。
「どしたの?」
美月がムッとしている。
椅子に座る。
隣に美月が座った。
くっついてきた。
「いきなりどっか行っちゃうんだから・・心配させないでよ」
「うん・・ごめん」
メニューを見る。
和食全般揃ってるな。
「どれにしよっかなぁ・・ふむん」
「綾、美空から聞いた?」
「あ、うん・・・」
「気をつけるから・・」
「う、うん・・」
ぎこちない・・・。
今まで妊娠しないと思ってたから中出ししてたけど。少し・・残念かな。
美月とメニューを見る。
筑前煮と肉じゃがとお粥を注文する。
まだ白ご飯な気分じゃない・・・。
「美月はどこかで働くの?」「うーん・・まだ考え中」
「ふむん・・」
「なるべく綾のそばにいたいよ」
「ははっ、甘えん坊だね」
「むぅ・・そんなんじゃないもん」
料理が運ばれてきた。
お粥は土鍋に入れられている。
卵付きだ。
トロッとしている。
なかなかうみゃいじゃないか!
少しずつ食べる。
「ふーん・・いい味」
美月もうなずく。
はぁ・・可愛い・・。
見とれちゃう。
お金を払って店を出る。
なかなかいいお店だった。美月が隣にならんで歩く。広場で少し休憩する。
美月とベンチに座る。
「ねぇ・・綾」
「ん?」
「なんか・・不安になってきたよ」
「どして?将来の事?」
「うーんと・・まぁ、うん」将来か・・・。
死なないし・・ずっと若いままだし。
「僕は・・ずっと二人を愛して・・生きてく・・」
「・・辛い?」
「分かんないよ・・分かんない・・・」
美月を引き寄せる。
「安全日なら中に出してもいいんだよ?」
「んっ!・・・うん」
「そんなの考えなくていいよ・・・」
「・・・うん」
私も考えたくない。
この先どうなるかなんて。            部屋に戻るとだいぶ時間が立っていた。
備え付けのパソコンをつける。
施設内にデザイナーの仕事があるみたい。
明日見てこようかな。
ニュースをチェックする。地上では特に変わった事はないようだ。
株価が上がったらしい。
施設内のニュースもある。農業階層で夏野菜セール開催中。
これもチェック。
安い物は買っとこう。
「綾、これ」
美月がタッチパネルの携帯を差し出した。
「ん?なんで?」
「こっちのが便利だよ」
「ふむん・・・」
ポチポチ触ってみる。
施設内の案内も出る。
なかなかいいな。
「サンキュ、大事に使うね」「うんっ」
パソコンでデータを移しておく。
これで昔の携帯はさよならだ。
けど捨てない。
お気に入りだから!
ベットに寝転ぶ。
早速新しい携帯でクロスに電話をする。
・・・・かからない。
なんだかな・・。
心配なんだぞ・・。
美月が着替えている。
華奢で白い肌・・・。
綺麗・・・。
「綾・・そんなに見ないで」「美月は恥ずかしがり屋だね・・たまに大胆にエロい事するのに」
「むぅ・・・」
肌が白いから赤くなるのがすぐわかる。
可愛い・・・。
「僕、出かけるから・・」
「うん、いってらっしゃい」美月が手を振る。
キュンとする。
テレビをつけて目を閉じる運動しないと・・さすがに太るな。




11/02/06 14:51 (Yvsh3gSf)
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