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人妻 PART2
カテゴリ: 官能小説の館    掲示板名:ノンジャンル 官能小説   
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1:人妻 PART2
投稿者: 影法師

「冴子様、ご主人様からお聞きと思いますが、今日お部屋を移動して頂きま
す。もう暫くすると工藤がお迎えにまいります。」
男が約束した様に、マンションへの引っ越しの様だった。
工藤の運転する車に乗り、滝嶋と二人でそのマンションに向かった。
東京の湾岸地区に有る、新築の高層マンションだ。
しかも、最上階だ。
「嘘! 信じられない、ここが私の部屋?」
如何見ても、億単の部屋だ。
「本当にこの部屋なの? 間違いではないの?」
「間違いではありません、鍵もお預かりしております。今日からこの部屋は冴
子様のお部屋になります。」
それは、性奴となった冴子の対価であった。
冴子の男は、闇社会の大物である。
その資産は、冴子の想像を遥かに超えるものだ。
男の手に入らない物はない。
どんな手段を使ってでも、欲しいものは必ず手に入れる。それが例え人妻でも
だ。
「滝嶋さん、私を酷い女だと思っています?」
「如何してそんな事をお聞きになるのですか?」
「主人も、子供も棄てた女ですよ。その証が、この部屋。」
冴子は、滝嶋が同じ様に男の世話を受けていた事を聞いていた。
しかし、今目の前に居る彼女は、あきらかに冴子とは立場が異なっている。
この違いが何なのか・・冴子は気になった。
「自分を責めるのは、お止めになったほうがよろしいのでは? これもまた運
命だと思います。」
「自分で選んだのよ、それでも・・?」
「はい、そうです。例えそうだとしても、そうなる事が運命だったのです。」
冴子は、それ以上言うのは止めた。
それが、滝嶋の冴子に対する思いやりだと感じたからだ。
自由は得た。
あれほど欲しがっていた自由は手に入ったが、もはや冴子には本当の意味での
自由は存在しなかった。
男の慰めモノの道を選んだ時点で、冴子は女としての自由を失った。
「ハーレムと違い、ここにはご主人様自身でお越しになります。連絡はこの携
帯に入りますので、常にお持ち下さい。昼間外出する際は、私に連絡をお願い
します。工藤がお伴します。」
携帯電話を手渡された後、滝嶋は帰って行った。
冴子の性奴としての生活が始まった。


外へ出たのはもう随分前の様に思えた。
工藤に頼み冴子は田沢の元を訊ねた。
久しぶりに髪をセットしたくなった。
思いだしたのは、あの時の田沢夫人だ。
今の冴子があるのは、全てその田沢夫人に誘われた時から始まった。
彼女が主催する乱交パーティーに、それとは知らず、友人大賀徹子と参加する
事になった。
そこで冴子はあの男の目に留ってしまい、性奴の生活を余儀なくされた。
全てはそこから始まっていた。
銀座の一等地に彼女の店は有った。

<影法師>
2010/04/26 06:41:04(P/rdbbdR)
7
投稿者: 影法師

健介が冴子から送られてきた離婚届を前に、茫然としていた。
冴子の処には、すでに彼女の名前と印鑑が押されてあった。
先に送られてきたDVDの内容から、この事が予測できなかった訳では無い。
今更ながら何も出来なかった自分の無力さに、健介は酒に逃げるしか無かっ
た。
例え妻が帰って来たとしても、恐らく自分は妻を許せまい。
もはや、一緒に暮らす事が出来ないなら・・、その結果は判っていた。
健介の目から泪が零れ落ちた。



平凡な主婦から・・冴子は一転して「淀君」となった。
男の威光は、即ち冴子のものでもある。
失った物も有ったが、冴子が手にしたものも大きかった。
だが、男の前ではその威光は通じない。
男にとっては、冴子は唯の性奴に過ぎなかった。
「工藤から聞いたぞ、チンピラに絡まれたらしいな?」
「はい、申し訳ありません。」
冴子は叱られると思い、覚悟して謝った。
「まあいい、工藤がいたからいいが、外出する時は必ず伴をつけるんだ。」
「この前の事で良く判りました。必ず工藤に伴をさせます。」
「それでいい、ところで女がやられている処に行ったらしいな?」
さすが全てを男は把握していた。
「そんな事まで、お耳に・・、分不相応な事をしてすみません。ただ、気に
なったものですから?」
「如何だ、良く判ったか? 俺の力が?」
それは紛れの無い事だった。
冴子が男の寵愛を受けているとは知らず、強請りをかけたばかりに、女は複
数の男に犯され、男は瀕死状態の怪我を負わされたのだ。
「はい、ご主人様の凄さを、改めて教えられました。」
「判ればいい、お前に手を出す奴は俺が許さない。冴子は安心して、外出す
ればいい。」
「ご主人様、冴子は今まで通り外出してもよろしいのですか?」
「何を言っている、構わん。お前の好きな様にしろ。それと、お前に何か言
う奴がいたら俺に言え。そんな奴には、灸をすえてやる。」
その口調は有無を言わさない強さがあった。
「ご主人様、冴子は幸せ者です。今直ぐに冴子を可愛がって下さい。」
男の目じりが急速に下がった。
「おお、冴子・・お前と言う奴は、判った、判った・・ああ、可愛がってや
るとも。」
男はそう言って、冴子の手を引いた。


「アァァァァぁ~~、ご主人様~~、ソコハイケマセン~~、ソンナトコロ
ハダメです~~。」
「ダメだ・・サエコ・・もっとケツを突きだせ・・おおぅ~可愛い尻だ。」
冴子はお尻を男の前に突きだす様にしている。
男の右手に攻め道具が握られている。
冴子のアナルを、その器具で苛んでいるのだ。
「涎が出ているぞ、冴子・・、チンポが欲しいんじゃないのか?」
「イジワル・・、ご主人様の意地悪・・・」
暫くして、冴子はアナルと蜜壺の2穴を同時攻撃されていた。
顔をベッドに擦りつけながら、男の同時攻撃に絶叫をあげていた。
「イイデス・・・、アァァ~~イイデス・・ご主人さま~~、アァァ~モッ
ト突イテェ~~ェ~!」
その姿は正に性奴そのものだった。

<影法師>
10/04/29 06:10 (wXxbd2un)
8
投稿者: 美希 ◆PRteQJyPzQ
影法師さんご苦労様です。
何時も素敵な物語読ませて頂きありがとうございます。

今回の人妻は、切ない物語ですね、特に最愛のご主人と愛し子のお嬢さんが悲しげでたまりませ。

淀君になった冴子のこの先も悲しいですね。

今後の展開楽しみに待っています。
頑張って下さい。
10/04/29 09:17 (U69z.iml)
9
投稿者: 影法師

何度目かの外出の折り、冴子はある現場に遭遇した。
ある若い男女が、一見それと判る男達に取り囲まれていた。
冴子は、初めは通り過ぎるつもりでいたのだが、その男女は真面目そうな2
人だった。
通り過ぎた後、ふと娘の由紀の事を思い出した。
由紀の姿とその娘の姿がふとダブった。
年はまるで違うが、もし由紀があんな目に有ったら・・、冴子はそんな思い
が胸を過った。
冴子は引き返すと、その場に引き返した。
滝嶋は、
「冴子様、お止めになった方が・・。」
そう諭したものの、冴子は聞かなかった。
「如何したの・・? あなた達は何をしているの?」
若い二人に声をかけ、取り囲んでいる連中に対して言った。
「あん? 何だ、あんた? 関係ないだろう!」
突然入りこんで来た冴子に、その3人が身体を向けて来た。
「この人達が困っているの、見えないの? あなた達は?」
冴子は、堂々と男達に言い放った。
「うるせえんだよ、余計なことすんな! 犯すぞ、てめえ!」
冴子の後ろから工藤が姿を見せた。
工藤はその3人に向かって、
「田島の処の奴らだな?」
そう訊ねた。
「田島とは何だ、兄貴を、呼び捨てにするなんて許せねえ!」
3人の中の一番若い男が凄んだ。
すると中の一人が、突然、
「よせ、ケンジ、止めろ!」
慌てて、ケンジと呼ばれた男を制した。
「何だよ、何で止めるんだよ?」
「済みません、こいつまだ新しい奴で、工藤さんの顔知らないもんで。」
ケンジは訳が判らずに、呆気にとられている様だった。
「ケンジ、この方に逆らうんじゃない。」
「何でなんだよ、何でなんだか、判らねえよ?」
男は工藤に丁重に頭を下げた。
「あなた達、もう行きなさい、ごめんなさいね。」
冴子は若い二人に優しくそう言うと、その場を解放した。
二人は、突然現れた冴子の存在に戸惑いながらも、
「誰か知らないけど、ありがとうございます。洋ちゃんもお礼を言って。」
若い男に向かって言うと、娘は冴子に頭を下げ、その場から離れた。
「あなた達、以後こんなところ見たら、許さないわよ。」
3人は訳が判らずに、冴子の方を見た。
すると工藤は、
「お前達、この方の顔を良く覚えておけ、いいか、以後、失礼の無い様にす
るんだ。」
3人にそう命じた後、
「これでよろしいですね?」
工藤は冴子に確認した。
冴子は、黙って頷き、
「滝嶋、行きましょう。」
冴子の堂々とした姿に、訳も判らずにいた3人の男達は、何故かその姿に圧
党される思いだった。
「冴子様、貫録でしたね。私も驚きました。」
「工藤の様にはいきません。」
「でも、あの様なマネは、以後慎んで下さい。」
「如何かしら? 約束は出来ません。」
工藤は、そんな冴子の言葉を黙って聞きながらも、その顔に笑みが浮かんで
いた。

<影法師>
10/04/30 05:39 (zwLXEhTS)
10
投稿者: 影法師
力と言うものがどれほどのものか、冴子は今改めてその事を感じていた。
男の庇護を受け、冴子は確実に力を持ち始めていた。
自分の本当の力で無い事も判ってはいたが、それを手に入れた事も良く判っ
た。
全てを捨て、冴子はその力を得た。
平凡な主婦から・・「淀君」と言う地位を。


「何だ、そんな事が有ったのか?」
工藤は男の前で、先日の出来度を報告していた。
「私も驚く程の貫録でした。」
「冴子がなあ? ヒョッしたらあいつ、使えるかもしれんな? 如何思う工
藤は?」
男は工藤に訊ねた。
「会長、私もそんな気がして参りました。お連れしても宜しいかと。」
工藤は、冴子から頼まれ、離婚届を夫宛てに送った事も会長に話していた。
「判った、良く考えてみよう。」
何故か、男は急に冴子に逢いたくなった。


健介は、冴子から送られてきた離婚届を出す決心をした。
それが妻の出した結論だと、その事を受け入れる気持ちになったのだ。
娘の由紀には、それとなく話していた事でも有ったが、妻が姿を現さない事
が誤算では有った。妻は由紀をも棄てたのだと思った。
「健介さん、それでいいの?」
大賀徹子は健介から離婚届を提出すると言う話を聞き、そう彼に訊ねた。
「いつまでも、こんな中途半端な状態を続ける訳にはいかないだろう?」
「それはそうだけど・・。」
大賀徹子は、冴子が暫くジムに顔を見せないので、気になって片平家を訪
ね、冴子の失踪を知った。
健介は、徹子に失踪した本当の理由を説明する事は出来ない。
徹子も、あの日以降、冴子が突然姿を決してしまった事に責任を感じ、時々
片平家に姿を見せる様になっていた。
健介の落胆が余りに酷いのに同情した徹子は、彼を励ましている内に、ヒョ
ンな事で男と女の関係になってしまっていた。無論徹子には夫がいた。
徹子にすれば、軽い浮気のつもりではあった。
ただ、その男の妻が失踪しているというのなら、話は別だ。
その妻に対し、気を使う必要は無かった。
むしろ、その代りを務めて補やると言う大義が出来た。
健介は、冴子を失った寂しさから、衝動的にその熟れた身体を抱いてしまっ
たのだ。
しかも、一度ならず、その後何度となく徹子を抱いた。
「いいのか? 本当に?」
「健介さんは気にしなくてもいいから・・。うちの人とは、もう当に絶縁状
態だもの。今は健介さんだけよ。」
妻が如何と言う話では無かった。
健介にとっては、男の生理的な面が関係する処が強い。
妻の実態を見るにつけ、その反動が別の形で現れたのだ。
そんな彼の前に、突然大賀徹子が救世主の様に現れたのだ。
お互いの不足している性的な部分を、それぞれが補い有った形である。
「すまない。」
「いいわよ、そんな事言わなくても、ねえ、健介さん、抱いて・・。」
ベッドの中で、互いが不足しあった部分を、思いっ切り補充しあった。
その後、健介は冴子との離婚話を切り出したのだ。
「由紀ちゃんは如何するの?」
「俺が育てるしかないだろうな?」
健介は、徹子の豊満な乳房を愛撫しながら、そう話した。
「そうよね、私が育てる訳にはいかないものね。」
「君には、本当に感謝しているよ。」
「いいのよ、精々私の事を利用して・・。これも何かの縁だと思っているか
ら。」
大賀徹子は、健介の妻冴子が失踪した、本当の事実は知らされてはいなかっ
たのだ。
健介は、全てを己の胸の中に仕舞い込んだのだった。

<影法師>


***次回よりPART3となります***
10/04/30 19:13 (zwLXEhTS)
11
投稿者: 美希 ◆PRteQJyPzQ
影法師さんご苦労様です。
新しい展開期待しています。
出来る事なら、遠回しに成っても前の夫と愛娘と幸せな生活に戻れますように。
影法師さん、頑張って下さい。
10/04/30 20:15 (r9BaOtvi)
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