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キャンプへ行った妻
カテゴリ: 官能小説の館    掲示板名:ノンジャンル 官能小説   
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1:キャンプへ行った妻
投稿者: 不甲斐ない夫
今年の夏、妻がキャンプに行ってもいいか、と訊いてきた。
パート先で企画が持ち上がったらしく、日頃の慰安を兼ねて、バイトの子やパート仲間で行くのだという。
子供たちは夏休みであったし、無理に反対する理由もないので快く承諾した。
キャンプに出掛ける日は、軽装に着替えた妻をパート先の近くまで送ってやったものだ。
ぴっちりとしたホットパンツに小さめなTシャツと、めずらしく肌の露出が多い服装をしていたのが、いささか気になりはしたものの、若い男の子たちも来るというから、老けて見られるのを嫌って若い格好をしているのだろうと、あまり気にも留めなかった。
集合場所に着くと、待っていたのはキャンプ資材を積んだ真新しそうな新型のワンボックスと、バイトの子らしい3人の若者たち。
礼儀正しい青年たちだった。
まだ、大学生だという。
他に車は見あたらず、そこに立っていたのは、妻を含めてその4人だけだった。
「他は、まだ来ていないみたいだな。」
「うん、まだ早いから、これから来るんじゃない?」
パート仲間や従業員たちも一緒に行くのだと聞いていた。
だから、誰もいないのを不思議にも思いもしたが、何食わぬ顔で、そう言った彼女に私はまったく疑問さえ感じていなかった。
「ありがと。もう、いいわよ。」
行ってくるね、と手を振る彼女に笑顔で見送られ、私は、妻を残して家に帰った。

キャンプの予定は3日間。
日頃の妻の苦労をしっかりと肌に感じつつ、その3日間は、子供たちを相手に悪戦苦闘したものだ。
3日目の夕方になって、妻はようやく帰ってきた。
「ああ、疲れた!」と、玄関で荷物を下ろした彼女は、疲れてるわりには、とても晴れ晴れとした表情を浮かべていた。
きっと、仲間といっぱい遊んで、リフレッシュできたに違いない。
家計をやりくりするためにパートをふたつも掛け持ちしている彼女だ。
たまには家族を忘れて気分転換するのもいいことだ、などと、晴れやかな表情を浮かべる彼女を見て、私は心の底から喜んだりしていた。
しかし、よく見ると、妻は怪我をしていて、ひざやひじのあたりには小さな擦過傷が幾つもある。
小さな傷は、ふくらはぎや足の先にも見てとれた。
「それ、どうしたの?」
気になって、訊ねてみたら「ああ、ちょっと転んじゃって。」と、妻は、はにかむように笑っていた。
どれほど羽目を外したのかは知らないが、「歳なんだから気をつけろよ。」と、窘めると「失礼ね。これでも、まだ若いのよ。」と、彼女は勝ち誇ったように笑っていた。

それから一週間ほどが過ぎた頃のことだ。
近くのスーパーで買い物をしていたら、たまたま妻の友達にあった。
ママ友で、長女が幼稚園からずっと一緒だったせいか、私にも気軽に話しかけてくれる、気さくで明るい女性だった。
ノースリーブのシャツを着ていた彼女の肩が、真っ黒に日焼けをしているのを見て「さすがにキャンプに行ったら、焼けてるねえ。」と、私は笑った。
彼女も、妻のパート仲間で、この間のキャンプへ行ったのだ。
すると、不意に彼女が怪訝な顔をした。

「キャンプ?なにそれ?今年は行ってないよ。」

「え?この間、うちの奴と一緒にキャンプに行ったでしょ?それで、焼けてるんじゃないの?」

妻は、彼女も一緒に行くと、確かに言っていた。
だから、安心して、妻を送り出すことができたのだ。

「これ?全然違うよぉ。実家の手伝いに行ってたの。毎日畑仕事させられて、大変だったよぉ。」

訊けば、実家のお母さんの具合が悪くなったらしく、帰省を兼ねて、家族ぐるみで農家をやっている家の手伝いに帰っていたのだという。

「じゃあ、キャンプには行ってないの?」

「行ってないよ。」

「でも、うちの奴が、○○さんも一緒に行くって・・・。」

「そんな話聞いてないよぉ。」

「だって、パート先の慰安旅行を兼ねているから、みんなで行くって・・・。」

言葉が続かなかった。
この辺りから、胸がざわつき始めていた。

「それって、いつぐらいのこと?」

妻がキャンプに行った日を教えてやった。
急に彼女が思案顔になって、不安そうな目を向けてきた。

「あのさ、こんなこと言ったら、なんなんだけど・・・。奥さん、気をつけた方がいいわよ。」

「気をつけた方が、いいって・・・?」

「うん、××さんの奥さんね、職場で意外と人気があるのよ。ほら、スタイルだっていいし、顔も可愛いでしょ?だからね、奥さんに声掛けてるバイトの子が結構いるみたいなの。まだ学生の子が多いから年上の人に興味があるみたいで・・・。奥さんは、相手にしていないみたいだったけど、その時って、ちょうどバイトの子の何人かがキャンプに行くって言ってた日なのよね。だから・・・もしかしたら、その子たちと行ったのかも・・。ああ!これは、あくまでも私の想像だけどね!」

慌てて否定していたが、もはや、私の頭の中には、疑念だけしか渦巻いてなかった。

「私が言ったこと、奥さんには黙っててね。」

まずいことを教えて妻との関係がこじれるのを嫌ったのか、バツの悪そうな顔をして、逃げるように立ち去ろうとした彼女を呼び止めた。

「悪いけど、頼みがあるんだ・・・。」

疑惑は、確信に変わりつつあった。
キャンプから帰ってきた日、妻はノーブラだった。
ふっくらと盛り上がっていたTシャツの薄い生地に、ふたつの小さな突起が飛び出していたのを思い出していた。
ひどく暑い日が続いていたし、日頃からブラジャーを嫌って、家の中では、あまりしたがらないのを知っていたから、さほど気にも留めなかった。
だが、今思えば、若い男たちの前にノーブラの姿をさらすなど、既婚とはいえ、羞恥心がないわけではないのだから、普通ならできることじゃない。
しかし、身体の関係があるなら、話は別だ。
私は、彼女にあることを頼むと、携帯電話の番号を教えて、別れた。

妻とは、結婚をしてから12年になる。
結婚したての頃は、25歳だったから、彼女は今37歳だ。
ふっくらとした顔をしていて、眼尻が下がっているから、年齢よりも幼く見られることが多い。
そのせいか、見ようによっては男好きのする顔をしている。
子供を3人産んでいるわりには、スタイルはまだ崩れてなくて、乳房なども目を見張るほどに豊かな張りに富んでいた。
尻も大きくて、細い身体とのアンバランスが、よく男の目を惹いた。
性格は、これと言って問題はない。
大人しいかと言えば、そうでもないし、かといって、特に口うるさく騒ぎ立てることもなく、毒にも薬にもならない気性をしているから、ことさら不満を覚えたこともなかった。
夫婦仲は、それほど悪くない。
ただ、2年ほど前から、軽いEDになって、夜の生活は、ここしばらくご無沙汰している。
私と妻は、8つ歳が離れていた。
妻も気遣っているのか、無理に求めて来ようとはしないので、申し訳ないと思いつつも、今まで甘えてきた。
だが、可愛がってやらないからと言って、それを理由に妻が不機嫌になることはなかったし、仲違いをしたこともない。
派手なことを好む女ではなかったし、ことさら癖のある性癖を持っているわけでもなかったから、あまり興味がないのだと思っていた。
どちらかと言えば性行為には控え目な性格をしていて、ことさらしたがるタイプでもなかったのだ。
だから、浮気などそれまで一度として考えたこともなかった。
ましてや、妻に変態的な嗜好があるなどとは夢想だにしたこともない。
実に、良き妻であったし、良き母親であった。
私は、心の底から彼女を信じ切っていたのだ。

ママ友の彼女から、携帯に電話があったのは、つい先日の夕方のことだ。
スーパーで会ってから、1週間ほどが経っていた。
近くの喫茶店に呼び出されて、そこで落ち合うことになった。
結論から言えば、クロだった。
それも、開いた口がふさがらないほどの真っ黒だ。

「待ち合わせしたところに3人いたんでしょ?その3人を相手に頑張っちゃったみたいよ。」

アイスコーヒーのストローを口にくわえながら、彼女は呆れたように言っていた。
にわかには信じられない話に、呆然と聞いていたものだ。

「そこに背の高い子がいなかった?その子が、奥さんをすごく気に入ってるらしくて、強引に口説いて、キャンプに行く前から、もう関係はあったらしいわ。私も知ってるけど、なかなかカッコいい子だから、今は奥さんの方が夢中になってるみたい。それでね、その子には、仲の良い子が他に二人いて、奥さんは、その子たちの相手もしてるみたいね。それが、待ち合わせ場所に一緒にいたふたりよ。どうして3人も相手にすることになっちゃったのかは知らないけれど、無理矢理ってわけでもないみたいで、キャンプに行った時も、納得して行ったみたいよ。奥さん、最初から3人を相手にするつもりだったのね。」

冷ややかな目で彼女に見つめられて、思わず頬が赤らんだ。
思わぬ妻のふしだらさと、それに気付きもしなかった自分が恥ずかしくてならなかったのだ。

「向こうに行ってからも、ずいぶんとすごかったみたいよ。最初からエッチ目的だったみたいで、誰も来ないような山奥まで行ったんだって。行く途中も車の中で散々したらしいわ。向こうに着いてからも、ずっと裸で服を着る暇もなかったって話よ。奥さん、休むこともできなかったんじゃない?若い人って、ほんとにすごいし、3人もいたらねぇ・・・。それで、3人いっぺんに相手までしちゃったって言うんだから、ちょっと彼女の性格からは信じられなくて、話を聞いたときには私も耳を疑っちゃったわ。でも、事実らしくて、ずっとそんなことばかりしてたみたい。真ん中の日は、裸の奥さんを山の中に逃がして、強姦ごっこみたいなこともしてたって言うんだから、まったく驚いちゃうわよねぇ。3人で追いかけて、捕まえた人からしたんですって。ずっと、一日中そんなことばかりしてたらしいけど、奥さん怪我とかしてなかった?でも、なんか、私も聞いてて、少しだけうらやましくなっちゃった。ちょっと、憧れたりはするわよねぇ。」

そう言った彼女の瞳には、妖しい光が浮いていた。
あの妻からは、信じられないような話ばかりに、現実のものとして捉えることができず、夢の中で話を聞いているような気さえしてならなかった。
しかし、言われてみれば、確かに妻の手足には、幾つもの擦過傷があった。
あれが地面にひれ伏しながら犯された傷ならば、納得もできる。
だが、アナルまで使わせたなどとは、にわかに信じがたかった。
アナルに触れただけで、嫌がるような妻だったのだ。

「コンドームなんて使わないでしてたって言うから、避妊はどうしたんだろ?赤ちゃんなんかできたら、最悪なのにね。」

おそらく、それはないだろう。
それだけは、確信があった。
私との交渉は、ここのところまったく途絶えていた。
だから妊娠などすれば、すぐに浮気が発覚する。
もし、彼女の話が事実であるならば、おそらくキャンプに行く前から、妻は避妊の準備をしていたのだ。
子供の学校の支度は、必ず前日のうちに終わらせていて、朝になっても、子供たちが慌てふためくことなど、一度もなかった。
何事にも念入りに準備をして、きちんとしていなければ、気の済まない性格をした妻だった。
おそらく、彼女は妊娠することがないように、きっと用意周到に準備をしていたはずだ。
ピルでも飲んでいたのかもしれない。
今夜、タンスの中でも探ってみよう、などと彼女の話を聞きながら考えていた。

「ねえ、ほんとにまったく気付いてなかったの?私は気付かなかったけど、若い子の間では、奥さん評判にもなってたみたいよ。」

彼女の瞳には、非難するような色があった。
正直なところ、性欲というものが失せかけていて、ここのところまったく妻の裸を見ていない。
多少でも、妻を気にかけていれば、もっと早くに気付いていたのかもしれないが、私は、それを怠っていたのだ。
非難されても仕方のないことだった。

「なんかね、その3人のうちのひとりが良いとこの坊ちゃんらしくて、結構いいマンションに住んでるみたいでね、そこをたまり場にして、乱交パーティみたいなこともしてるんですって。それでね、時々は、その3人以外にも、他の子が混じったりしてたらしいのよ。手当たり次第だったみたいね。ほんと、迷惑な話だわ。」

ため息混じりに、ぽつりとつぶやいた最後の彼女の言葉の意味がわからなかった。
淡々と口にしていたが、その時の彼女は、まるで妻を嫌ってるかのようにも思えた。
いったい、妻が彼女になんの迷惑をかけたのだろうか?
同じパート仲間として恥じているのか?
それとも、同性として、妻のふしだらな行為を軽蔑しているのか?
妻と同い年の彼女だった。
歳が同じだったせいか、知り合ってからは、同じ勤め先を探してくるなど、ひどく懇意にもしていた。
だが、その時の彼女は、妻を忌み嫌っているようにも見えたのだ。
そう言えば、一人言のようにしゃべり続ける彼女に、妙な疑問を覚えた。
彼女は、いったい誰から話を聞いたのだ?
まるであたかも自分が見てきたように話をしているが、それはいったい誰に教えてもらったことなのだろう?
それを考えると、不思議でならなかった。

「ねえ、ところで、それは誰に聞いたの?」

疑問が、口をついて出た。
彼女は、迷惑そうな顔をしながらも、あっけらかんと答えた。

「私のカレから・・・。私も奥さんと同じで、あの職場に若いカレ氏がいるの。奥さんを気に入ってる子と仲が良いから、頼んで全部訊いてきてもらったのよ。それを、あなたに教えてあげてるの。」

予想もしなかった答えに息を飲んだ。
彼女も、浮気をしていたのだ。

「でね、訊いてよ・・・。」

急に眉根をしかめ、不機嫌そうな顔つきで身を乗り出してきて、彼女が続けた。

「あなたに言われてから、すぐにカレに聞いたんだけど、なかなか教えてくれなくて、おかしいな、とは思ってたのよね。でも、やっと昨日白状して、なかなか教えてくれなかった理由がわかったわ。実は私のカレもね、その子に誘われて、今言ったマンションに、行ったことがあるんですって。それでね、あなたの奥さんとしてきちゃった、なんて言うのよぉ。挙げ句にすごく良かったなんて言うもんだから、もう腹が立っちゃって。あなたが、しっかりと奥さんを見ていないから、私まで嫌な思いしちゃったじゃない。」

怒ったように告白されて、ようやく疑問が解けた。
そうか、彼女は男を寝取られたと思っていたから、妻を快く思っていなかったのだ。
まさか、妻が彼女の男まで相手にしていたとは思いもしなかった。
それにしても、なんと言うことだ。
あの妻が、次々と若い男たちに体を開いているの言うのだ。
まさに彼女が言うように手当たり次第ではないか。
だが、聞けば聞くほど、あの妻が、そんなことをしているなど、にわかには信じがたい気持ちが強くなっていき、戸惑いさえ覚えた。
それは、おそらく事実なのだろう。
わざわざ私を呼び出してまで、嘘を教えるメリットが彼女にはない。
むしろ、浮気の事実さえ教えてしまったデメリットに、真実味さえ感じてならない。
きっと、彼女の言っているとおりなのだ。
妻は、次々と若い男たちに身体を与え、そして喜悦の声を上げて悶えているのだ。

「これから、どうするの?」

塞ぎ込むように黙り込んでしまった私に、彼女が苛立つように訊ねた。
答えなど求められても、すぐには返答などできそうになかった。
どうしても信じられなかったし、信じたくもなかったのだ。
その時、不意に彼女の携帯が鳴って、彼女は慌てたように小さなバッグから携帯電話を取り出すと、耳へと当てていった。

「うん・・・うん・・・わかった。すぐ、行くね。」

携帯を畳んだ彼女は、実に嬉しそうな顔をしていた。

「カレが迎えに来てくれたみたいだから、もう行くね。」

「彼?」

「今言った、若いカレ氏。浮気した罰に、今から遊びに連れて行ってもらうの。」

「えっ?これから?子供たちはどうするの?こんな時間から、いったいどこへ行くって言うの?」

本当なら、主婦である彼女は、夕げの支度にいそしんでいる時間のはずだった。
私の問いに、彼女の目が意地悪そうに輝いた。

「そのマンションに遊びに行くのよ。今日は、早くに仕事が終わったから、子供たちは、旦那が見てくれてるわ。たまには、私だって息抜きくらいさせてもらいたいわよ。」

「えっ!?」

露骨に乱交をしに行くと告げたのだ。
そのマンションは、乱交パーティのたまり場だと、彼女自身が言っていた。
予想もしなかった返事に、ただただ驚くばかりだった。
息抜きにしては、ずいぶんと艶めかしいことだ。

「じゃあ、行くね。」

立ち上がって、すぐさま背中を向けようとした。

「あ、それとね・・・。」

不意に振り返った彼女が、ひどく暗い目で私を見つめてきた。

「奥さんのことは、黙っていた方がいいかも。騒いでも何もいいことはないわよ。どうせ、遊びなんだし、向こうだって本気にはならないから、子供のことを考えたら、何も言わないで好きにさせてあげてた方がお互いのためだと思うわ。きっと、すぐに飽きちゃうだろうしね。それに、××さんだって、ずっとしてあげてなかったんでしょ?やっぱり、問題はあったと思うのよね。奥さん、ずっとこぼしてたもの。だから、少し遊ぶくらい大目にみてあげなきゃ。本気にならなければいいんだし、奥さんもバカじゃないから、それくらいわかってるわよ。」

妻を引き合いに出しているが、それは彼女のことも黙っていろと、暗に告げているように聞こえてならなかった。
若い男に弄ばれながら、喜悦の声を上げる妻のふしだらさが、大したことではないのか?
呆然としている私を尻目に、彼女はスタスタと歩いて店を出ていってしまった。


目の前で、話を聞かされても、にわかには信じがたい。
とても、浮気ができるような女ではなかったし、そんな気配など、これまで一度として感じたことはなかったのだ。
だが、あの奥さんが嘘をついているとも思えない。
やはり、妻は浮気をしているのだろうか?
しかし、乱交だと?
山の中で、強姦ごっこをしていただと?
あの妻がか?
キャンプから帰ってきた後も、いつもとまったく変わらない妻だった。
家事も手抜きすることなく、きちんとこなしていた。
相変わらず明るく笑うし、家族にも優しかった。
彼女は、彼女のままであって、ずっと良き妻であったし、良き母親であったのだ。
とても、ママ友の奥さんが言っていたようなことをしていたとは、到底思えない。
乱交までした事実を、あれほどうまく隠せるのなら、妻は、まさしく悪魔だ。
仮にそれがもし事実だとして、これからどうする?
離婚するのか?
3人の子供の面倒は誰が見る?
三女はまだ幼い。
長女にしたところで、まだ手の掛かる年頃だ。
思春期になって、いよいよ扱いづらくなってきた。
そこに、離婚話など持ち上がったら、いったいあの子はどうなってしまうのだ?
仕事にしたってそうだ。
今は、出世レースの大事な時期だ。
もし、離婚の事実が判れば、管理能力を問われるだろう。
私に不利益が働くのは、目に見えている。
浮気をしていようが、していまいが、選択肢など残っていないような気がした。
それに、私自身が、まだ妻を愛していた。
この事件が発覚するまで、なんの不満などもなかったのだ。
確証があるわけではない。
疑いがあるだけだ。
信じたくない思いが強すぎて、無理に信じ込もうとしていた。
キャンプだって、あれから仲間が来たのかもしれない。
ママ友の奥さんは、私をからかっただけなのだ。
気さくな彼女は、よく人をからかって楽しむところがある。
もう少し妻を信じてみよう。
無理にそう思い込みながら、私は家へと帰った。


玄関を開けると、ちょうど出掛けようとしていた妻と、ばったり出くわした。

「ああ、あなた、帰ってきたの?よかったぁ。ちょうど今、電話しようと思ってたとこなの。」

携帯電話を手にしていた妻は、いかにも助かったといった顔をして、明るい笑顔を向けてきた。

「え?なに?どうしたの?」

小綺麗に着飾った服を着て、丁寧に化粧をしていた。
強めの香水の匂いが、やけに鼻をくすぐってならなかった。

「あのね、ごめんなさい。また急にパート先から電話が入っちゃって、夜のシフトに入ってくれないかって、頼まれちゃったの。人がいなくて大変みたいで・・・。悪いけど、ご飯の用意はしてあるから、あの子たちに食べさせてあげてくれない?」

パートに出掛けるだけなら、そんなに着飾ることはない。
ずっと、気にはなっていた。

『あら?外に出るなら、これくらい普通よ。あなただって、自分の奥さんが綺麗に見られた方がいいでしょ?』

そうやって、いつも言いくるめられてきた。
私は、ずっと騙されていたのだ。
もはや、疑いの余地はなかった。
妻はふたつのパートを掛け持ちしている。
ママ友の奥さんと一緒に勤めている化粧品の配送センターの他に、深夜まで営業している大手焼き肉チェーン店の清掃婦もしているのだ。
通常なら、どちらも子供が学校へ通っている昼間だけだが、ここのところ、焼き肉屋の方が、突然、夜間のシフトが入れることが多くなっていた。
それを疑問に思ったことは、一度もなかったが、嘘だったのだ。
ついさっき別れたばかりのママ友の奥さんは、これからマンションに行くと言っていた。
そのマンションに待ち構えているであろう男たちと、息抜きと称した乱交を愉しむのだ。
おそらく妻も、その乱交に加わる。

「12時前には帰れると思うから。」

まだ6時にもなっていなかった。
つまり、これから5時間以上も、妻は何人もの男たちに弄ばれるのだ。
返事も待たずに、妻は、急ぐようにハイヒールに足を入れていく。
表情に悪びれた様子はない。
口元に微笑まで浮かべていた。
そんなに若い男はいいのか?
私の知らない妻が、目の前にいた。

「じゃあ、お願いね。あなた♪」

見事なまでに屈託のない笑みを残して、妻は、嬉しそうに玄関を出て行った。
きっとママ友が来ることは知らないはずだから、驚くはずだ。
だが、何事もなかったように、彼女たちは明日もパートに出掛けていく。
そして、今夜を境に、ふたりはより親密になっていくことだろう。
そうなったら、もう、私には、真実を知る術がなくなる。
口裏を合わせるようになるからだ。
胸の奥で、何かがすっぽりと抜け落ちたような感覚を覚えてならなかった。
私は、ぼんやりと玄関に佇みながら、妻の運転する軽自動車のエンジン音が遠のいていくのを、黙って聞いていた・・・。

2011/08/21 01:49:24(95m0bXiu)
52
投稿者: 隣人
自分は、この話しを フィクション ノンフィクションと 考えた時に、フィクションだと 思いますが 普通に 読むと、奥さんの 馬鹿さかげんが 目に付きます 又 現段階では、奥さんは、身体的な 快楽を 与えてくれるなら 誰でも、良いようですが 読み物として、みると 奥さんは、最初こそ 軽い気持ちで、浮気したけど ママ友の様に ビデオを 撮られ 脅され 関係を 続けて 自白ゲームも 軽い気持ちだったが 実際に自分の家 尚且つ 長女の部屋で、関係を 持った時に 怖くなり わざと スレ主と 離婚するよう 小出しに 全容を 出しているように 見えるのですが、だから 浮気が、ばれても スレ主を 挑発するような 言動をしたり ごめんなさいの 一言も ないのでは ママ友も 実は奥さんと 仲間で 奥さんが、自分では 言えないから、代弁者に なっているような 気がします。 この先の 展開として たまり場の マンションの持ち主が、 何か鍵を 握って きそうな気がします。 では、続編 よろしくお願いします。
11/09/01 12:57 (W2zu0YrQ)
53
投稿者: 通行人
また新しい展開ですね!何となく展開が予想出来そうで、裏切られるような気もします。色々な方々がノンフィクション・フィクションの意見を述べてますが、どちらにせよ主さんの描写力があるって事ですよ。主さんは、こんな私の意見や皆さんの意見を取り入れ、工夫してるとこが素晴らしいと思います。変に焦らず、主さんのペースで投稿を続けて下さい!
11/09/02 00:19 (MezebdXu)
54
投稿者: 不甲斐ない夫


離婚をするのは、簡単なことだ。
あのガキどもに制裁を加え、報復することだって容易い。
日本には、法があり、秩序を守る番人もいる。
犠牲を覚悟して、すべてを捨てさる決断さえしてしまえば、数年後には、たぶん笑うこともできるようになるのかもしれない。
そんなことは、誰に言われなくたってわかっている。
ただ理解できないのだ。
なぜ、このような真似をするのか、それがわからないのだ。
妻と一緒に暮らしてこなかった人々には、この女が極悪人のように思えるのだろう。
やっていることは、確かに非道で卑劣だ。
とても擁護できるものではない。
しかし、なぜそうなってしまったのか、その理由を知りたい。
「淫乱」の一言では、済まされない。
それは、理由にはならない。
なぜなら、私は12年間も妻と夫婦として暮らしてきたからだ。
そんな女ではなかったと断言できる。
そして、今でも家族を大事にしていると、その暮らしぶりから察することができる。
だからこそ、なぜここまで変質し、快楽のみに溺れて生きているのか、その理由が知りたくてならない。
納得のできる答えを聞いてから、決断をしても遅くはない。
選択肢は、決してひとつだけではない。
それを決めるのも、決められるのも私たちだけだ。


子供たちが寝静まってから、妻を呼んだ。
私の固い表情に、何かを察したらしかった。
正面に座りながら、居心地が悪そうに、すぐに俯いた。
ズボンのポケットから、無理を言って長女から借りてきた下着を取り出し、目の前に置いた。
すぐに顔色が変わった。
落ち着きなく、膝の上に置いた両手を、しきりに擦り合わせていた。
「どうしてわかったの?」
それが、妻の口にした、最初の言葉だった。
ママ友の奥さんのことは言わなかった。
言えば、また彼女に危害が及ぶような気がしたからだ。
それに、見つけた理由は問題ではない。
なぜ、こんな真似をしたのか、それが問題なのだ。
無言でいた。
何もしゃべらなかった。
ただ、ずっと妻を睨んでいた。
「あの子の部屋に居たときから様子がおかしかったから、もしかしたら、とは思っていたの。どこまで知っているの?」
沈黙に堪えかねたように、妻が訊ねてきた。
「全部」
それだけしか、言わなかった。
「そう・・・。」
あきらめたように、それだけを答えた。
また、長い沈黙が続いた。
夜は長い。
じっくりと待つつもりだった。
「あの子たちのところに行くと、ゲームをさせられてね・・。」
「知ってる。」
「そう・・。じゃあ、なぜあの子のタンスの中にあるのかも、わかってるわけね・・。」
「ゲームに負けたお前が、この家に男を連れ込んで、あの子の部屋でやりまくったからだ。」
皮肉を込めて言ってみた。
妻は、また押し黙った。
「お前、あの子の母親だぞ・・・。」
情けなくてならなかった。
「うん・・・。」
「よく、自分の娘が使う部屋でセックスなんかできるな?それもあいつの下着を穿いてまで・・。俺には、信じられんよ。」
私のあきれたような口調に、妻が答えた。
「仕方なかったのよ。それしか方法がなかったの・・。」
慈悲を求めるような目で訴えかけていた。
「仕方なかっただと?じゃあ、またゲームに負けたら、今度は、あの子とやらせるのか?それも仕方なかったで済ませるつもりか!?」
「そんなこと!・・。」
興奮してきて、自然と声が大きくなっていた。
今夜は、最後まで聞き遂げなければならない。
沸騰していく血の気を、懸命に抑えた。
妻は、俯いて唇を噛んでいた。
なぜか、悔しくてならないといった顔をしていた。
大きく息を吐いてみた。
胸に溜まったもやもやを、その息と一緒に吐き出してしまいたかった。
「なあ・・。俺にはわからんのだ。なぜ、お前がここまで墜ちたのか。こんなことをする女じゃなかっただろう?どうして、そこまで自分を貶める?そんなに奴らとのセックスがいいのか?自分の娘を犠牲にしてまで、奴らに抱かれたいのか?俺には、全然理解できんよ。なあ、頼むから、どうしてこんなに変わってしまったのか、その理由だけでも教えてくれ。」
妻は、唇を噛んだままだった。
何かを言いたげだが、口にすることができない。
そんな顔だった。
「俺は、あの子たちの親だ。あの子たちを守る義務がある。あの子たちを守るためなら何でもする。それだけの覚悟はある。必要ならば、たとえ相手がお前でも容赦はしない。もちろん、あのガキどもだって許さない。この家庭をすべてぶっ壊して、俺を犯罪者にさせるか?それが、お前の望みか?」
「そんなわけ・・・ないでしょ・・・。」
声が震えていた。
目の前の下着を手に取って、妻の前にかざした。
「なら、話せ。全部ここで話せ。どうしてこんな真似をするのか?なぜ、奴等の言いなりになるのか?俺が納得できるように、すべて話せ。」
妻は俯き、観念したかのように、しばらくの間すすり泣いた。
ずっと待ち続けた。
ひとしきり泣いた後、顔を上げた。
そして、覚悟を決めたように、静かに話し始めた。
「今年の4月頃だったけど、サトシ君からメールが来たの・・。いつも誘いのメールを送ってくるから、また、それだと思ったの・・・。相手にするつもりもなかったから、無視してたんだけど・・・。でも、今度はケータイに電話が掛かってきて、しつこいから怒ってやろうと思って、電話に出たの・・。そしたら、なんか様子がいつもと違っていて、お姉ちゃんのことで話があるから、出てこれないか、って言うの。」
妻は、長女のことを、お姉ちゃんと呼ぶ。
「なんのこと?って聞いても、来たら教えてやるばっかりで、それに、来ないと、とんでもないことになるかもしれませんよ、なんて言うから、仕方ないけど、会いに行ったの・・・。待ち合わせに言ってきたところが、どうしてか駅前にあるコンビニで、そこの裏に来てくれって言うのね・・・。それで、おかしいなとは思ったけど、そこに行ってみたの。言われたところに行ったら、サトシ君が裏口で待ってて、すぐに裏口からお店の中に入れられたわ。そうしたら、お姉ちゃんがいて、事務所の中で泣いてたのね。どうしたの?って聞いても泣いてるばっかりで、全然教えてくれなくて、困っていたら、サトシ君が万引で捕まったんだって、教えてくれたの。もう、びっくりしちゃって・・・。ほんと?って、お姉ちゃんに聞いたら、サトシ君がケータイを見せてくれて、そこに万引きしてるお姉ちゃんが映ってたの。動画で、お姉ちゃんが口紅を盗んでスカートのポケットに入れているところがはっきり映っていて、もう、どうしたらいいかわからなくなっちゃって・・・。その時、サトシ君が言ったの。僕の友達が見つけたけど、口止めしてあるから、まだ警察には言ってないって。そして、私の肩に手を回してきて、こう言ったの。お嬢さん、来年私立受けるんですよね、って・・。」
そこまで聞いて、ある程度理解した。
来年、上の娘は、私立を受ける。
娘が、行きたいと希望したからだ。
頭のいい娘だった。
向上心もあり、私は、あまり乗り気ではなかったが、妻の「子供のやる気は、大事よ。」の一言で、受験を認めた。
だが、それが裏目に出た。
私立は、頭の良さはもちろんだが、品格や行動も問われる。
試験に合格するためには、内申点が大きくものを言う。
万引きの事実など発覚すれば、もはや絶望的だ。
それがわかっていたから、表沙汰になるのを恐れた。
そして、それを逆手に取られたのだ。
「黙っていてやるから、わかってますよね、って言われたときは、何も言えなかった・・・。すぐにお姉ちゃんを家に帰して、そして、そのままホテルに連れて行かれたの。それが、最初よ・・・。だから、もしかしたら、お姉ちゃんは、私がサトシ君に何かされたんじゃないかって、気付いてるのかもしれないわ。私が家に帰ったら、大丈夫だった?って、すごく心配そうな顔しながら、泣きじゃくってたもの。大丈夫よ、って教えてあげたけど、勘のいい子だから、何かされたんじゃないかって、心配してるのかもしれない・・・。だから、元気がないのよ。不安にさせないように、無理にかまわなかったけど、本当は、気付いていて、それが自分のせいだって、思い込んでるのかもしれないわ・・・。」
娘を語る妻の顔は、慈悲深かった。
本当に心配している顔つきだった。
ならば、なぜ?あの子の部屋でセックスなどしたのだ?
それが、知りたかった。
黙って、話を聞き続けた。
「サトシ君とは、1回だけって思ってたけど、やっぱり、そんな簡単なことじゃなかった。最初のときに、ケータイでビデオまで撮られちゃって、後は、なし崩しにって感じで・・・。その後のことは、パパに話したとおり。でも、少しだけ違うのは、3人とすることなんかに同意なんかしてなかったってこと。最初に、テッペイ君の部屋に行ったときには、誰も居なかったの。でも、そう思い込んでいただけで、あの子たちは隠れてただけだったのね。ベッドで、サトシ君と裸でいるときに、いきなり入ってきて、無理矢理されちゃったのよ。そのビデオまで撮られちゃって・・終わったときには、なんか、もう、ほんとに終わっちゃった、って、思っちゃった・・・。それからは、あの3人の言うがままよ。言うことさえ聞いていれば、大丈夫だと思ったから・・・。」
「なぜ俺に言わなかった?」
「言えるわけないわ。」
「なぜ?」
「ビデオを観たら、わかるわ。」
「それは、つまり・・・。」
「そういうことよ・・。」
妻は、感じたのだ。
3人の男に玩具にされて、悶えたのだ。
きっかけは、どうであれ、最後は悶えて、欲しがってしまった・・・。
無理もないと思う。
37歳と言えば、女盛りだ。
私が情けないばかりに、ずっと我慢を強いられてきた。
妻は、文句も言わずに耐えてきた。
渇ききっていたところにサトシが現れた。
まだ、サトシ一人だけだったなら、背徳感に後悔を覚えて、狂うこともなかったのかもしれない。
だが、いきなり3人に弄ばれるという、想像もしなかった行為には、脳が麻痺した。
きっと、脳を焼き尽くすような快楽があったに違いない。
狂ったように身悶えてしまったから、それで、私に言えなかった。
そんなところだろう・・・。
「それからは、妊娠しないように避妊リングを入れて、レーザー脱毛までして、あの子たちの前で言われるままにオシッコやウンチまでしてみせて・・・。キャンプに行ったときは、山の中で強姦ごっこもしたわ・・・。私、何してるんだろうって、考えたときもあったけど、なんだか、そのうち楽しくなって来ちゃって、こんな世界があったなんて知らなかったから、面白くなっちゃって・・・。そんなこと思い始めたら、それを教えてくれたあの子たちが、すごく可愛くなって・・・。パパには、悪いけれど、途中からは、してもらいたくて仕方なかった・・・。」
最後の方は、半ば自棄気味な口調になっていた。
「やめるつもりは、ないのか?・・・。」
「こんなことは、いけないことだってわかるから、やめたいけれど・・・。」
妻が、ちらっと私に目を向けた。
「俺が役立たずだから、やめられないってわけか・・・。」
「そんなこと言ってないよ!でもね・・・。」
「なんだ?」
「その・・パパも、元気になったでしょ?・・・。」
「確かにな。」
情けない限りではあるが・・・。
「あのね。すごく嬉しかったの。また、元気なパパに可愛がってもらえて、すっごく嬉しかった・・。」
「それで?」
「サトシ君たちとするのは楽しいんだけれどね、パパとするのとは違うの。」
「どこが?」
「サトシ君たちにしてもらうよりも、パパにしてもらった方が嬉しいの。」
「なんで?」
「愛してるからに決まってるでしょ。」
今さら、よくもぬけぬけと・・。
「愛してるわりには、お遊びが過ぎるように思うがな。」
「だから、それは仕方なかったって、言ったじゃない。」
埒があかん。
「あのな。俺は、これからどうするんだ?って聞いてるんだ。」
「うん。そのことなんだけどね・・・。」
やっぱり別れるか?
「パパ、怒らないで聞いてくれる?」
「もう、怒ってるよ。」
「じゃあ、言わない。」
「言え。」
「やだ。」
「怒らないから、言ってもらっていいですか?」
疲れる・・・。
「ほんとに怒らない?」
「しつこい。」
「じゃあ、言うけど・・あのね、その・・・パパも一緒にしてみない?」
「ああっ!?俺にも参戦しろってか!?」
「うん。」
「うん、じゃねえよ!お前ふざけてんのか!?」
「ふざけてなんかいないよ。まじめに言ってるの。」
「あのガキどもと一緒に、やれってか!?あいつ等の見てる前ですんのか!?そんなことできるわけねえだろ!」
「でも、パパ、私があの子たちに犯されてるってわかったら、おっきくなるようになったでしょ?」
「そりゃ、確かにそうだけどな、しかし、それにしたって・・。」
「目の前で見たら、もっと興奮するんじゃない?私、ずっと思ってたよ。ここにパパが居たらなぁ、って。」
なぜか否定できない自分がそこにいた。
「大丈夫よ。」
「なにが?」
「あの子たち、基本草食系だから、パパなら、うまくやれると思うわ。」
「レイプ魔の草食系なんて、聞いたことねえぞ。」
「パパに比べたら、あの子たちなんて子供よ。」
「ナニのでかさがか?」
「いや、そこは大人だけど・・・考えてることが子供なのよ。」
「ずいぶんと、くそったれなガキどもだな。」
「そう、ほんとに子供なの。だから、自分たちのしてることがわかってないの。」
「いったい、何が言いたいんだ?」
「うん。ずっと思ってたことなんだけどね。」
「なにを?」
「パパが、あの子たちをうまく使うことができるようになったら、なにも心配することもなくなると思うのね。」
「それは、つまり?」
「だから、ほら。パパさえ挑戦してくれたら、みんな幸せになれるかもってこと。」
さっきまで泣いていたくせに、そこには、無邪気に笑いながら、私を見つめる妻がいた。


「それで・・・自分から進んで、あの子の部屋でセックスしたわけか?・・。」
「うん・・・。」
ロリコンの糞ガキが、娘を狙った。
さすがに、それは防がなければならなかった妻は、何でもするから、それだけは勘弁してくれと頼んだ。
なかなか首を縦に振ろうとしなかったガキに、長女の部屋ですることを提案した。
私の家には、何人ものガキどもが入っている。
だが、子供たちの部屋に入れたことは、一度もなかったらしい。
さすがに、それは躊躇われたのだ。
だが、快楽に負けて、ゲームにも負けてしまった。
のっぴきならない状況に追い込まれて、やむなく条件を出した。
最初の男にしてやると言ったら、ようやく糞ガキは首を縦に振ったらしかった。
娘を守るためには、仕方がなかったのだ。
快楽に溺れてしまったとはいえ、まだママ友の奥さんが言ったようなばかな女ではない。
家族を犠牲にするほど、腐ってはいないのだ。
真っ暗な部屋の中で、裸にした妻を床の上に寝そべらせ、大の字にして後ろから犯していた。
うつ伏せにして、アナルを責めていた。
妻は、大の字になったまま、手足を伸ばしきっていた。
そうしろと私が命じたからだ。
テレビはつけていなかった。
そんなものを見なくとも、次は、ガキどもに犯される妻を、現実のものとして、目の当たりにすることになると思うと、なぜか不思議なほどに勃起して、萎える気配は全然なかった。
納得をしたわけではなかった。
だが、それも面白そうだと思ってしまったのは、確かだ。
奴らをうまくコントロールできるようになれば、子供たちに危害が及ぶのを心配する必要はなくなる。
そして、妻を取り戻すこともだ。
まずは自白ゲームはやめさせる。
他のガキどもが交ざることもだ。
許すのは、あの3人だけだ。
すべてのガキどもをコントロールする自信は、さすがになかった。
だが、あの3人だけなら容易なことだ。
腕力には、自信があった。
仕事柄、若い奴らを手なずける術も心得ている。
だてに出世してきたわけじゃない。
それに、どうせ失敗したならば、最後の手段に出ればいいだけの話だ。
相当の痛みを覚悟する前に、妻の言ったように挑戦してみるのも面白いと思えたのだ。
奴らに与えることにはなってしまうが、妻を取り戻すことはできる。
こうして奴らとのことを想像しただけで、妻を犯せるのが、いい証拠だ。
「どうしてパンツは入れたままだったんだ?お前だって気付いていただろう?」
「う、うん・・・。」
ゆっくりと責めていた。
気持ちがいいのか、妻は、今にも寝てしまいそうに、目を閉じている。
「ほら、答えろ。」
深く突き入れた。
「ああ!・・・はい・・・あれは、証拠にする・・ためです・・。」
「証拠?ビデオを撮ったろう?」
「前に・・あ・・・違う女の人で・・・やっぱり、子供部屋ですることになった人がいて・・・その人が、どうしても嫌だったから・・・自分の実家に・・連れて行ったことがあって・・それが、ばれて・・証拠を残すように、なったんです・・・。」
やっぱり、子供の部屋でするってのは、誰でも嫌なわけだ。
「他の女の人って、あの奥さんのことか?」
ママ友の奥さんだ。
「いえ・・違う人です・・・。」
「違う人って、他に何人いるんだ?」
「私を入れて・・全部で、4人・・・。」
「4人もいるのか!?」
「うん・・・。」
なんて、ガキどもだ。
「なぜ、パンツは抜いておかなかった?」
そうすれば、私に動かぬ証拠を握られることもなかった。
「いつ・・確かめに来るか・・わからないから・・・です・・。」
「確かめに来る?誰かが、確かめに来るのか?」
「たぶん・・サトシ君・・。」
「あいつが来るのか?」
「たぶん・・・。」
「よし、それがわかったら、すぐに俺に連絡しろ。」
「え?」
「メールでも何でもいいから、すぐに俺に知らせるんだ。」
「どうして?・・・。」
まずは、サトシから落としてやる。
「お前は、言われたとおりにすればいいんだ。」
激しく、突き上げた。
「ああ!はい!」
3人一緒だと、窮鼠猫を噛むってこともある。
だが、一人ずつなら、簡単に事は運ぶ。
妻の手引きがあれば、造作もないことだ。
協力してくれなければ、打つ手も限られるが、妻が手助けするとわかった今では、幾らでもやりようはある。
いい加減、受け身でいることにも飽きてきた。
今度は、こっちから仕掛けてやる。
「ずっと可愛がってもらいたいか?」
頭上から問いかけた。
「はい。」
「なら、俺に尽くせ。」
俺には、わかっている。
「はい。」
一緒に過ごしてきた12年間に嘘はない。
「今度こそ、守ってやる。」
ずっと守り続けてきたのだ。
「はい。」
それは、妻だって、わかっている・・・。

11/09/02 02:32 (WkNmLg.K)
55
投稿者: 不甲斐ない夫
>>通行人さん
いつも的確なアドバイス、ありがとう。
他の方たちも、様々なご意見ありがとうございます。
色々思うところがあって投稿しています。
お暇な方は、最後までおつきあいを。

11/09/02 02:33 (WkNmLg.K)
56
投稿者: 代表
是非最後までお願いします
11/09/02 22:49 (EDFD/h1m)
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