主治医からの紹介状を受け取り市内中心部のビルに入っている胃腸科に診察の予約を入れたのでした。そして診察当日。『ケツの穴からカメラ入れるなんてやだなぁ～』との思いで憂うつです。初めて訪れる胃腸科はビルの5階の奥まった場所にありました。
受付で紹介状と保険証を出し、問診票への記入をしてから医師に呼ばれるのを待ちました。医師との話では後日に改めて大腸カメラをする事、前日から当日朝にかけてお腹の中をキレイにするために下剤を使用する事を告げられました。そして検査についての準備の説明を看護師から受けるように言われたのです。
診察室の向かいの部屋に行くと、看護師さんが笑顔を見せて迎え入れてくれました。
それがMさんでした。

さて検査の前夜から下剤を飲み、当日の朝はポカリスエットの様な下剤を1.5リットルも飲み干してお腹の中はキレイさっぱり（笑）。指定された時間に胃腸科に行くとMさんが笑顔で迎えてくれました。『お腹の中はキレイになりましたか？』と聞かれ、『最後は水みたいな感じです』と答えると『じゃあ大丈夫ですね』との事でした。
お尻のところに穴の空いた紙パンツに履き替えて、いよいよカメラが入ります。
その時Mさんは先生の助手として検査台の横にいました。
Mさんの方を向いて横になり力を抜いているとカメラが入ります。ある程度入ったら先生が『上向きになってください』と言われました。
するとMさんがカメラが上手く進む様に私のお腹を押さえて来ました。

大腸は曲がってるところがあるのでカメラが進みにくくなります。
その時にスムーズに進む様にお腹を押さえるのが看護師であるMさんの仕事なんです。
私はお腹の中をグリグリ進むカメラを感じながら、自分がお腹上に置いていた手にMさんの手が触れている事を感じていました。
そしてMさんだけにわかる様にMさんの指先をタップしました。

Mさんはもちろん分かっているでしょうが、何も言わずそのまま指先に触れさせてくれてました。私はお尻にカメラを入れられながらも何かMさんに対して女を感じてしまったのです。
そして私は不覚にも勃起してしまったのです。

カメラの検査は順調に進み、いよいよその時はやってきました。
おへその下あたりをカメラが通る時、ついにMさんの細くて柔らかい右手が、しっかりと私の勃起している亀頭に触れたのです。
紙パンツなんて薄いものですから感触はあったでしょう。

私は二十歳過ぎの時に仮性包茎の手術をしているので亀頭が大きくなっています。まさかそんな事がこのタイミングで役に立つとは（笑）
Mさんはほんのすこしの間、そのまま私の亀頭を何事も無さげに押さえていました。
ですが、そのうち気がついた様で右手だけをスッと引いてしまいました。
まさか勃起しているとは思わなかったはずです。
Mさんは反応も見せずにそのまま検査は無事終わりました。

『お疲れ様でした。スムーズに終わりましたね』と、Mさんに声をかけられました。検査そのものも問題なく終わり一安心です。
落ち着いた私は急に勃起した性器を目の前の美人看護師さんに触られた事が恥ずかしくなりました。お礼を言うとまともに顔を見る事もなく帰路についたのです。
そして私はMさんとはもう会う事も無いだろうなぁと思い、ちょっとしたハプニングを楽しんだのでした。

ところがその日、夕方にショッピングモールに行って買い物をしている時になんと仕事を終えたMさんが通りかかったのです。
思わず私は頭を下げ、Mさんも私に気が付き会釈してすれ違いました。お話ししたかったのですが、Mさんの足取りが急いでる感じだったのでそのまま離れました。
思い返せば残念な事をしました。

ここまでが約2年前の話でした。

そして先月…