もう10年以上前のこと、私もまだ若かった頃の話です。
元彼と別れて3年が過ぎようとしていた。
特に男性を求めていたわけではなかったけれど、ぬくもりが欲しかったのかもしれない。
何かのきっかけでナンネットを知って、その中にマッサージをしてくれるという掲示板があることを知った私は、毎日のように訪れていた。いくつも並んでいる募集内容を漫然と眺める日が続いた。
いつもは応募する気もなく見ていたのですが、ある日なんだか気になる募集を見つけてしまったのでした。
内容はまじめなアロママッサージをしてくれそうな感じで、でもこんなところだからエッチなこともされちゃうような気もして。
ただ、あからさまにエッチなマッサージだとそういう目的に思われて応募しにくいし、そんな雰囲気になったときに断れなくなってしまいそうだったけど、その募集はエッチなことされそうになったときにも「そんなつもりじゃなかったので」って断れそうな感じだった。
気が付いたら、その募集にメールをしていました。
メールをした後に急に怖気づいてしまって、その方のプロフィールを確認しました。
プロフィールは本格的なオイルマッサージの写真が何枚も載っていて、この人なら大丈夫と自分に言い聞かせていました。
数十分後、メールに返信がきました。マッサージの内容とか、アロマオイルのこととか、丁寧な説明がされていました。
何度かやり取りをして、数日後の夜に、私の自宅の一つ手前の駅近くのシティホテルのロビーで待ち合わせすることになりました。
当日はいったん家に帰り、さっとシャワーを浴びて、あまりセクシーに見えない下着を選んで身に着けホテルに向かいました。
待ち合わせの時間より少しだけ遅れてロビーに到着すると、それらしき人がいました。年齢は40代後半とのことでしたが、意外に若く見える落ち着きのある優しそうな男性でした。
向こうもすぐさま見つけてくれて、一緒に部屋に向かいました。
部屋にはいると、マッサージの手順をしっかり説明してくれ、紙ショーツとバスローブを渡されて、シャワーを浴びるように指示されました。来るまでに少し急いだのと、緊張から汗ばんでいたので、再度シャワーを浴びにいきました。
シャワーから戻ると、部屋はぼんやり見えるくらいの明るさで、掛布団は隅にたたまれ、アロマが部屋中に香っていました。指示されたようにうつぶせで横になると、上からバスタオルを全身にかけられ、バスローブを間から抜き取られました。あとで思うに「送り人」のあのシーンのようでした。
最初はタオルの上から軽く指圧。緊張してた心も体と一緒にほぐれていきました。
指圧が終わると、タオルを左脚だけまくりオイルマッサージが始まりました。足裏から太腿の付け根までを時間をかけて、流すようにマッサージをしていただきました。アロマの香りとも相まって、先ほどまでの緊張はすっかり消えていました。左脚が終わると右脚。下半身が終わると、いったんタオルを掛け直され、今度は上半身の施術になりました。
上半身は、首から肩にかけて、背中、肩甲骨、そしてお尻から腰にかけて丁寧にマッサージをしていただきました。
特に性的な触り方はしていないと思うのに、脇の下から体の横をなぞって下がっていくときには、感じてしまいました。
背中が終わると、仰向けになるように言われました。その時もバスタオルの後ろで全身が見えないようにしてくれました。
再び、全身にタオルがかけられると、先ほどと同じように左脚だけタオルを捲り、つま先から太腿にかけての施術が始まりました。太腿により上にはタオルがかけられていて見えないようにしてくれましたが、手はタオルの下にも進んで、かなりきわどいところまで指先が入り込んでいきました。大事なところには触れてこないのに、だんだん湿ってきているのが自分でもわかりました。
指先は鼠径部を圧迫しながら進み、少しの痛みがありましたが、それよりもそんなところを触られていることに興奮し、さらに濡れてきてしまい、触られたらわかってしまうのが、恥ずかしくもあり、怖くもありました。でも、触られたいという気持ちも強くなっていきました。そうして両脚が終わるころには、大事なところはすっかり熱く潤っていました。
そのあとはデコルテでした。乳輪が見えないくらいにタオルを下げられて、丁寧にデコルテや脇のマッサージがはじまりました。
指先は乳輪ぎりぎりを通るので、だんだんと乳首も硬くなっていきました。きっとタオル越しにもはっきりわかったと思います。
そんな感じで1時間以上経った頃でしょうか。全身終わりましたとのこと。まだ気になるところがあればやりますとのことだったのでもう一度うつぶせで脚をやってもらうことにしました。
再度うつぶせになって全身にタオルをかけられました。ロングストロークの施術をするので、紙ショーツをとっていいかを聞かれました。これまでの施術ですでに信頼をしていたので、了解しました。タオルの下に手を入れてショーツを脱がされ、両足を少し開くように促されました。先ほどより大胆にタオルを捲られマッサージがはじまりました。おそらく大事なところも見えていたと思います。マッサージは先ほどよりダイナミックな動きで、足首から背中にかけてのスムーズな流れでとても気持ちよかったです。ただ、手が上に上ってから下に戻るとき、背中の脇を指先が通るたびにぞくぞくとし、もう一方の指先はおしりの穴をかすめ、こちらも感じてしまいました。何度かそんな施術のあと、おしりの穴をかすめた指がついに大事なところもかすめていき、思わずあーーと声をあげてしまいました。
長くなったので続きはあとで書きたいと思います。