外陰、膣周辺の痒みは様々です。特別の気炎菌(原因となってる菌)が無く
ても生理血・汗等で荒れやすい場所です。皮膚の湿疹による痒みであれば特
異的原因菌(カンジダ等)の有無を判別し外用薬処方で完治するとおもいま
すよ。菌が無ければ単純性外陰炎として皮膚の炎症を抑える薬で治療すると
思いますけどね。
慢性肥厚性変化(炎症を長く繰り返してると皮膚がカサカサに白く肥厚し、
たまらない痒み)を生じているならば原因がカンジダの時もあるので。(抗
真菌剤、ステロイドホルモン剤併用)
※ステロイドは効果的ですけど長期使用だと無効だったり副作用の原因にも
なるので。
カンジダ膣炎は感染症ではあるけど殆どの大人は身体に常在菌として存在し
てるので。体力低下・抗生物質服用等カンジダ菌が増え易い状態だと一気に
増えて症状が現れます。
又、外陰に発生するイボで特に多いのは脂胞(ニキビと同じ様なもの)だけ
ど外陰皮下組織は厚いので脂胞が毛根に溜まるとかなり大きくなるけどね。
自壊(潰れる事)・自然退縮で膿と一緒になくなる場合もあるよ。※コンジ
ロームはウイルス発生)
ニキビ状に脂胞が蓄積したもの、膿瘍(オデキ)、赤黒ければ血管腫もある
し、例えば外陰唇の膿瘍原因だけだって様々。(ニキビ・アテローム・潰
瘍・脂胞・腫瘍・コンジローム・・・etc)
それぞれで痛みを伴った分泌がある等、病状の時期で症状が異なるよ。
外陰にはニキビを大きくしたおできが良く発生するけど(毛穴の脂胞分泌腺
経由)炎症があれば抗生物質投与で大抵自然治癒するけどね。
コンジローム・ヘルペス等は診断は視診、触診を行い、カンジダ症は男性か
らの感染は理論上有り得ないし現実には余程酷いカンジダに男性が罹患して
る状態で性交しないと感染は無いと考えます。
いずれにしても自己判断せず専門医を受診されて正確な診断のもと、治療さ
れたほうが賢明です。投薬、経過観察なり原因に基づく扱いが大切です。
皮膚科・婦人科 お大事に
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