昨日もガッカリ気味の私に、店長さんは相変わらず
「まりこさん 色気が増したね」と誰にも聞こえない
ように言って通り過ぎていきます。
こんな婆をつかまえてと思いながらも、反面色っぽく
なったのかしらと、嬉しくもあります。
しかし、薄い胸が遠い少女の時みたいに、膨らんできた
ようにも感じます。
田中君にいじられたせいか?
なんかの時、店長さんに聞いてみようかしら。
「どこが色っぽいの?」
そんな事を考えていたら、レジ打ちを間違いお客さんに
言われちゃいました。
「おばさん 気をつけてよ」
こんな色っぽい婆を、おばさんなんて失礼な。
「まりこさんにしては 間違えるなんて 珍しいですね」
と隣の同僚からも、言われた。
モヤモヤを抱えながら、家に帰ってきました。
今日はお盆のお中日、ちょっと豪華な夕飯が待ってました。
娘夫婦やら子供たちと賑やかに食べました。
食べ終わって、自分の部屋に戻ると、どうしようもなく
涙が出て来ます。
今週いっぱい、田中君の顔は見れない、ましてや身体を
触ることもできない。
やはり、明日行って来よう。
変なおばさんが来たと、周りの人から言われるかな?
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