失敗談の後半です。
私はこの橋を渡って戻る事は出来ないと思い、他の橋を探す事にしました。
私はノーブラに小さめTシャツ、下半身丸出しの姿です。
慣れない住宅街の道はグニャグニャ入り組んでいて、かなかな他の橋にたどり着けません。
ようやく橋を見つけて渡って、車の方へ向かいました。やっと私の車が見えた時、私は愕然としました。車の隣にパトカーがいます。
今はまだ戻れない。私はあとずさりして隠れました。すると更にパトカーが2、3台やって来て
警察官が沢山やって来て辺りを捜索し始めました。
大変な事になりました。
隠れていれば、そのうち諦めて退散すると思っていましたが甘かったです。
警察は範囲をどんどん広げて来るので、私は少しずつ場所を移しながら隠れます。
時々私の車が見える角度から確認しても、ずっと警察が張り込んでいます。
「なんで?露出女一人ごときで、なんでそこまでするの?」私は泣きたくなりました。なんとかして車に乗って逃げなきゃいけません。泣いてる場合じゃありません。
だんだん夜が明けて明るくなってきました。
後悔しました。せめて下に履くズボンと携帯を持ってきていれば良かった。
少し話しがそれます。
アミは露出遊びを何度もしているうちに、物足りなくなってきて、時々自分にミッションをかけるようなプレイをしていました。
内容はこうです。
目標ゴール地点に、持ってきた折りたたみ自転車を降ろします。そこで服を脱いで隠します。
全裸で車を運転して、遠くまで来ます。(徒歩で1時間くらい)
そこで車から降りて車にロックします。鍵は車の近くに隠します。
そして服が置いてある所まで1時間かけて歩き、服を取りにいきます。
ゴールしたら服を着て自転車で車の所まで戻ってきて帰ります。
こんな風に途中でやめたくても服を取るまで、後戻り出来ないように、自分を追い込んで露出することに興奮してました。
このやり方は、たま~にしかやってませんでした。
時間に余裕がある時、季節、天気、にもよります。
人が多い週末は避けました。
あと、誰も人が出ていない夏の土砂降りの雨の日にした事もあります。全裸で全身ずぶ濡れで気持ちよかったです。
話を失敗談に戻します。
この日は特別ミッションをかけるつもりも無かったです。ちょっと脱いで直ぐ帰ろうと思っていました。
もう完全に明るくなりました。ますます身動きが取れなくなりました。せめてズボンを履いていれば普通に動けたのに。携帯持ってきていれば最悪主人に助けてを呼べたのに。後悔です。
それでも何とか車まで!途中離れた所にいた警察官に見つかって、必死に走って逃げたりもしながら、
建物の間を抜けて、車の見える所まで戻ってきました。
太陽が完全にのぼりました。
車や人が動きだしてます。
建物の陰から車をみると、5、6人の刑事さんらしき人が私の車を囲んでいます。そのうち一人は女性です。
ドラマでみるようなスーツ姿の刑事さんはいません。みんなジャンバーとか作業服とかの格好をしてます。
車には鍵をかけていなくて、助手席には私のズボンとパンツたブラジャーと携帯が置いてあります。
警察は、この車は間違いなく露出犯の物だと確信しているのでしょう。犯人は必ず戻ってくると。
私は父に祈りました。父は数年前に病気で亡くなっています。私がこんな事ばかりしているから、きっとお父さんが怒ったんだ。私に罰を与えたんだと思いました。
「お父さんごめんなさい。お願いだから今回だけアミを助けて」って。当然何も起こりませんでした。
来る時が来ました。アミはもう逃げられない。
意を決死しました。
アミは自分から姿を表しました。
刑事さん達は私に気付きました。
ノーブラ小さめTシャツ。前は両手で隠してますが、お尻丸見えです。その格好で一度深くお辞儀をして、警察さんたちに近づきました。
なんて無様でしょう。恥ずかしくて仕方ありません。もう死にたいと思いました。
刑事さん達に囲まれます。
私は「すみません。ごめんなさい」と謝りました。「これあなたの車?」「はい…」
「◯時◯分現行犯で逮捕します。」
「はい両手を前へ上げて」と言われ少しためらったけど、オマンコを隠していた手を上げました。
すかさず女性刑事がアミの腰にバスタオルを巻いてくれました。そしてその上からベルトを巻いてくれました。
アミの両手に手錠がかけられて、誰かが着ていたジャンバーを肩からかけてくれました。
パトカーに乗せられて警察署に連行されました。
アミは逮捕されました…
取調べは基本女性刑事さんでしたが、時々男性刑事も同席しました。
警察から主人に電話をいれたと聞かされました。
後から聞きましたが主人はまだ先輩の家で寝ていましたがら慌てて飛び起きて一度家に帰ってきたそうです。
女性刑事さんに露出はアミさんの性癖なの?とか
興奮するの?とかいろいろ聞かれました。
私は嘘をついて「性癖ではありません。ただ解放感を感じてみたかっただけです」と供述しました。
携帯も没収され、中身を全て調べられ、見ていたネット、写真まで全部見られました。
そこまでする必要があるんでしょうか。
ネットを見て「こういうの興味あるの?」とか
スクショしてあった、女の人がクンニされてる写真で顔が写ってなければ、「これはアミさん?」とか「どこで撮ったの?ホテル?」とか聞いてきます。たまに男性刑事さんのいる前で。
アミは聞かれることに真面目に答えていましたが、
少し腹が立って「その質問は今回の事と何か関係が有るんですか?」と聞いたら、それ以降聞いてこなくなりました。
主人が身元引き受け人として迎えに来た時、刑事さんに、私の性癖についていろいろ聞かれたそうです。主人はアミの性癖を少し変わってるとは思ってるそうですが、警察では「妻はいたってノーマルです!」と言っといたそうです。
変な行動の有無についても、「有りません!」と言っておいてくれたそうです。
アミの職場には、具合が悪くて仕事を休ませますと連絡してくれてたそうです。
2日間勾留されました。
釈放され、迎えに来てくれた主人とめを合わせた時、主人は少し困ったような目で微笑みながら、
「何やってるんだぁ。ばかだな。」って言われました。その瞬間アミは思いっきり泣きました。
「ごめんなさい。ごめんなさい。」って。
これがアミの記憶から消したい失敗談です。
ジンさん、
主人には露出した理由を解放感を味わいたかっただけと説明しました。
一応信じてくれたようです。
それ以来露出は辞めました。これが本当の最後です。
クラウンさん、推理、見事正解でしたね。流石です!
これでアミの逮捕を知っているのは、
アミと主人とジンさんとクラウンさんだけです。
聞いてくださってありがとうございました。
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