はい、消化器外科の専門医なので、多少はアドバイスできるかと思います。
治るか治らないかですが、何とも言えないです。
ちなみに、何型の肝炎ですか？
肝炎もＡ・Ｂ・Ｃ・非Ａ・非Ｂ・非Ｃと色々なタイプがあります。
それぞれ治療法が異なりますし、ご自分の肝炎が何型なのか、しっかりと把
握されることかと思います。
肝炎で怖いのは劇症化と言って、突然症状が悪化してしまうことです。
劇症肝炎になってしまえば、肝硬変・肝がんへと症状が進行してしまう確率
が高いですし、そうなれば最悪は肝移植でないと助からないこともありま
す。
もう既に黄疸や前進のむくみ等の症状は出ていますか？
出ていなくても肝炎が疑われるのなら、お酒・タバコ・刺激物・過剰な塩分
は禁物です。
また、風邪薬などの一般薬も制限があります。
まずは、劇症化しないように、専門医の診察を受けて、生活指導を受けて下
さい。

判り辛かったら、ごめんなさいね。
検査に立ち会ったわけではないので、全部推測です。
私が診察するのなら、こういう検査をするだろう、ということで読んで下さ
いね。
まずは、血液検査でＢ・Ｃ型肝炎の抗体の有無を調べます。
この抗体が血中にあれば、肝炎ウイルスに感染していて、潜伏期間中という
ことになります。
それから、同じく血中のＧＯＴとＧＰＴというものの濃度を調べます。
これは肝細胞が破壊されたときに血中に出てくる酵素で、この濃度は肝炎の
進行具合を示すものです。
γＧＴＰ、ＡＬＰ、ＬＡＰというものも調べます。
これは肝臓と密接な関係にある胆嚢という臓器の機能を調べるものです。
ちゃんと肝臓と連動して胆汁が分泌されているのかを示すものです。
これが低かったりすると、「胆管閉塞症」という病気が疑われるのです。
また、この数値が高いと脂肪肝の疑いがあり、たとえなのですが肝臓が「フ
ォアグラ」のようになって、解毒や脂肪の分解と言った機能を果たさなくな
るのです。
こういう検査は人間ドックでも行いますし、消化器科の外来診療でも通常に
行っています。
とにかく、劇症化したり、肝硬変や肝がんへ進行しないように主治医の指示
に従うことですね。