2004/11/30 23:37:08
(.kHzZJ0n)
宇宙の起源へ挑むNASAが宇宙の年齢は137億歳と算出・・・マイクロ波非等方
性探査衛星WMAP (ダブリューマップ)の観測結果
これまで宇宙年齢は120~150億年の間で確定していなかった
宇宙がこの先膨張するのかやがて収縮するのかにも結論 → 膨張を続ける
宇宙誕生38万年後の温度の高低 = 物質の密度の濃淡
↓
星、銀河、銀河団などの宇宙の大規模構造へ発展
そのほかにわかったこと
・宇宙は平坦である・・・宇宙空間に三角形を書くと内角の和が180度にな
る。地球は平坦ではなく閉じているので内角の和は180度より大きくなる。
・宇宙の構成は普通の物質が4%、ダークマターが23%、ダークエナジー
が73%
宇宙が無から生まれた直後の様子と、最近の宇宙の様子はよく調べられて
いたが、宇宙の誕生から少し経って以降これまでのちょうど中間付近の歴史
は明らかになっていなかったが、今回のWMAPの観測で明らかとなった。
宇宙は無から生まれ、インフレーションと呼ばれる急激な膨張の後にビッ
グバンを起こし 膨張を続ける。ビッグバンまでの要した時間は1秒よりはる
かに小さく、現在の私たちの感覚では生まれた瞬間に一連のイベントが続
き、1秒後には原子核ができ始めた。宇宙誕生から2分程度までは、あらゆ
るものを突き抜けるニュートリノでさえまっすぐに進めないほど混沌とした
状態。宇宙誕生後38万年たってやっと光が直進できるようになった。
星が輝き始めた時期はこれまで未確定だったが、宇宙ができて2億年後と
決まった。最も古い銀河は9億年ごろにはすでに存在していた。
日本の研究者による「すばる」を用いた観測で、宇宙誕生から12億年経っ
た頃の銀河が多数見つかり 、このこりには宇宙の大規模構造 ができていた
ことが示唆された。つまり、宇宙誕生からわずか12億年 で宇宙の大規模構造
ができていたらしい。ただ、できた時期は明らかになってきたがその仕組み
はまだ明らかでない。ダークマターが関与していることは明らか。そうでな
けれWMAPで観測されたようなわずかな揺らぎから宇宙の大規模構造がこんな
に早くできる理由は説明できない。
WMAPは、今後3年間運用される予定で観測を続ける。ビッグバン直後の宇宙
の状態や、宇宙の構成成分の4分の3を占める「ダークエネルギー」が何なの
かについて研究を進める。
パラグライダー。