貴方がおっしゃっている「カウパー液」正確には「カウパー線液」はの説明はほ
ぼ間違いでは有りませんが「精液は１００％含まれておりません」は間違ってい
ますよ。
カウパー腺液は、男性が性的に興奮すると、尿道へ分泌される、アルカリ性の分
泌液で、通常酸性になっている尿道や、女性の膣内部を中性から弱アルカリ性の
環境にする働きがあります。
精子は、酸性の環境では活動が悪くなり、死んでしまいますが、弱アルカリ性の
環境では、より活発に運動する性質があります。
尿道をカウパー腺液でアルカリ性にするとともに、尿道を潤すことで、その後に
引き続いて起こる射精の時、精子の活動を高めながらスムーズに送り出すことが
できます。
外尿道口から出たカウパー腺液は亀頭を潤し、膣への陰茎の挿入をスムーズにし
陰茎挿入後、膣内の環境を弱アルカリ性へと変化させ、精子の行動をスムーズし
て卵子と受精しやすい環境を作るのです。
男性は性的に興奮して陰茎が勃起している状態では、カウパー腺液が分泌される
と同時に、子孫を残すために作られている体の働きで、すでに精管膨大部から精
子は尿道に漏れだしています。
このため、カウパー腺液には受精に可能な精子が比較的多く含まれています。