2025/07/20 15:41:21
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雅さんの喘ぎ声、俺はこの時初めてアダルト動画以外での生での女性の喘ぎ声を聞いた。
(シリーズを読んでくれてる人はご存知だと思いますが18の時はまだ童貞です)
自分の恋焦がれた人が壁の向こうでオッサンにヤラれてしまうという構図。どうしてらいいかわからず俺はただ硬直するのみであった。。。
、、、、そして、、接待されたオッサンと雅さんの行為が終わると、、オッサンと雅さんがシャワーを浴びる為に廊下側に出てきたんだ。
オッサン「自分、まだおったんか?」
雅「なんでここいるのよ?」
須藤「いや、待機場所は他の人もいるので、、、」
雅「いたらなんなん?」
須藤「顔にでちゃいますよ!」
オッサン「まぁええやんか。覗いてた訳でもあるまいに」
顔に出ちゃう。これが俺の最大の言い訳であった。だが非常に有効な理由でもあった。
こんな背信行為、バレてしまっては元も子もない。
そしてオッサンと雅さんは二人でシャワーを浴び、俺はやっと室内に入ることが許されて最後の片付け作業にとりかかることができた。
そしてあずき色の作務衣を着直した雅さん、最後の最後だけ俺の片付けを手伝ってくれた。
雅「後で話あるから」
須藤「はい。僕からもあります」
そして全ての作業が終了し、俺の部屋に雅さんがくる事になったんだ。
話し合った内容はたいした事ではない。
雅さんからすれば、「なんだか所々で邪魔されたような感じがした」であった。
俺の返答は「あの状況で放って置ける訳ないですよ」と返事した。
結局、「お金うけとったんだよね?だったらわかるよね?」と結局は共犯に仕立て上げられたんだ?
ここで初めて俺は、、雅というのは馬鹿な俺がただ一方的に恋焦がれ憧れてただけのオンナであり、めくってみれば所詮はパパ活女子であったんだ。その実感が湧いてきたのだった。
2018年にパパ活女子という言葉があったかどうかは知らないが、そういった特殊な自営業をしているオンナがいるのは知っていたが、、まさか身近にいるとは思わなかった。しかもそれに片想いをしていたなんて。。
そして俺は(こんなクソバイトやめよう)と思った。
そして以前にも表現したが、、辞めると決意した者は強い。
須藤「雅さん」
雅「なに?」
須藤「このカネあげるんで、ヤラせてもらえませんか?」
雅「はぁ?何いってんの?させる訳ないやん!」
須藤「別に俺はこんな金いらないし、バイトも辞めるつもりだし、チクってもいいんですよ?」
雅「辞めるって、、、」
須藤「はい。何かやる気うせましたわ。アホらしくて」(失恋、いや失望か。ヤケになっている)
雅「そんなに気に食わなかったの?私がやってること?自分だってお金うけとったやん!」
須藤「その頃はまだ全貌が分からなかったんですよ。訳もわからず受け取っただけですよ」
雅「受け取ってから手のひら返すん?」
須藤「だからぁ、お金はいらないって言ってるでしょ」
雅「ヤラせろって言ったやん」
須藤「いいましたね。何か問題でもあります?一方的な脅迫じゃないですよね?ヤラせてくれたら口止め料も返すし、俺は明日はもう出勤しません。始発に乗って地元に帰りますわ」
すると相手も俺のことを2度と会うことのないヤツとなったのだろう。
雅「わかったわ!ヤラせたったらええんやろ!先カネかえせや!」
、、と本性を剥き出しにしてきたんだ。
須藤「はいどうぞ」
すると雅は奪い取るように三万を掴んで行った。
須藤「三万ですからね。いちおうSEXの一通りの行為はしてくださいね」
雅「SEXのひととおりってなによ!?」
須藤「キス、、はまぁいいですよ。恋人同士じゃないので。フェラチオ、クンニ、シックスナイン、時間は2時間ってとこですかね。それが三万円分ぐらいやと思いますわ」
雅「ほな好きにしぃや!時間が勿体無いわ!」
須藤「じゃ遠慮なく」
俺はこの時、、、悪に支配されていたのかもしれない。身勝手な男の思考、、勝手にイメージ膨らませて恋焦がれて、それが裏切られた時の怒りの反動。
可愛さ余って憎さ100倍。そんな状態だったのかもしれない。
未練が残らないくらいまで、、、この人に嫌われたい。心理学ではこういう男の心理現象をなんというのだろうか。
別れた後に「今まで出した金返せ!
」なんていうオトコがいるとは知ってるがこの時の俺はその気持ちがわかった気がしていた。
俺の中に秘めていた醜い本性、、嫌味を含めた言葉攻めの数々が展開していくのであった。
つづく