2025/07/04 02:38:05
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更に一月程経ち余裕が出来てきたのか昼食一緒にどうですか?と彼女から打診があった。
自分は休憩時間はリセットするために、1人でぼんやりしていたいタイプなんだけど、無下に断るわけにもいかず、近所の洋食屋へ食事に出た。
「へぇこんなところあるんですね」
『俺の隠れ家ね(笑)』
「隠れ家バラしていいんですか?」
『まぁ戦友みたいなもんだしいいんじゃない?』
「戦友ですか?」
『そう戦友、なかなかしんどいでしょ?』
「はい。正直いろいろ違うので戸惑いました」
『でも、上手くいってるじゃない?うちよりいい気がするよ?w』
「本当にお世話になりました、繋いでもらえたのでありがたかったです」
『それならよかった』
「結構、こちらにかかりきりでしたけど大丈夫でしたか?」
『上司がちゃらんぽらんだから、うちの子たちは上司にゃ頼れんって、ちゃんとしてくれてるから平気平気(笑)』
「そんな…」
『いやまぁでも、任すとこは任せたらいいと思うよ、ミスしたらケツ拭いてあげればいいんだし、ちょっと頑張りすぎかな?って思っちゃう。俺ちゃらんぽらんだから(笑)』
「そういうもんですかね」
『うん。失敗してもごめんなさいで済むようなところは、あえて失敗覚悟でさせたりもしてる。糧になるからね。』
「参考になるなぁ…」
『うちのボスがそうしてくれたからね、チャレンジした結果のミスは許してくれるけど、やらないこと、やろうとしないことは、めちゃくちゃ怒るから。』
「…」
『指摘された答えが出ないならあいつに聞いてこいとでも言われた?(笑)』
「ええまあ」
『抱えすぎんなって事じゃない?後は毎日でなくてもいいから、たまには定時でパッと帰んな。それは自分のためでもあるし、部下のためでもあるよ、抱えすぎちゃえば、やってくれる便利な人になっちゃうし、下は上司を差し置いて帰りにくいもんだしね。』
それから、このへんはあいつにちょっと振ってみたら?とかここらは彼女が適任かも?とかアドバイスをして解散となった。
上司にはめんどくさいことこっちに振ったアドバイス料として、翌日晩飯をおごらせました(笑)