2018/07/04 12:47:03
(nMKhXveS)
門脇さんの家を訪れ、そこで長居したことは、その後の僕の行動を楽にさせてくれました。適当な理由さえ作れば、いつでも訪問が出来るのです。
適当な理由が作れなくても、『門脇さん、ちょっと相手にしてよぉ~。』と言って伺えば、彼女はちゃんと出迎えてくれます。
そんな日曜日でした。
『また来てしまった!』と笑顔で言うと、彼女は呆れ顔をしながらも、まんざらでもないのかちゃんと迎え入れてくれました。
訪れる回数の増えた僕に、『最近、どうしたの~?』と言いはしますが、嫌がる素振りは見せず、どちらかと言えば、『ありがとう。』とそんな感じです。
『ここが一番楽しいかも。』と言えば、もう何も言わないのです。
この日も、彼女はラフな服を着ていました。たまに覗く胸元には、しっかりとブラジャーがされています。
そうです。この家は、僕にとってはエロさを感じことが出来る、楽しい空間だったのです。
そして、その女優が61歳の彼女。こんな年齢の方と話をする機会もありませんし、ちゃんと話を出来ている自分を偉く思ったりもしてしまいます。
昼過ぎに訪れた僕でしたが、時間は過ぎていき、気がつけば夕方4時になっています。『門脇さん、車は?』と聞いてみました。
『日曜日と言えば、お出掛けと買い物。』、そんなイメージがある僕は、自動車の見えないこの家に疑問があったのです。
『私、免許持ってないのよぉ~。旦那さんはあったんだけどねぇ~。』と彼女の一言で疑問が解けました。
すぐに、『なら、ご飯食べに行きましょ。』と誘ってみます。しかし、女性らしく返事の即答はありません。
それでも、『デートいくよ!今から、僕とデートするんよ!』と強く押してあげると、『もぉ~。』と言いながらも、嬉しそうにしてくれるのでした。
『私、お酒はダメだから。』と先に言われました。本当に飲めないのか、知らない僕を警戒をしているのか、本当の理由は分かりません。
飛び込んだのは、有名なハンバーグ店。かなりの席があり、その中でも廻りから見えづらい個室に近い席を選びます。
『わたし払うから、なんでも食べて。』と先に言われてしまいました。これではデートではなく、ただの家族の外食です。
有名店らしく、料理は出てくるのにかなりの時間が掛かりました。ようやく来た料理。それと一緒に支払い伝票が置かれました。
僕は伝票を引き抜き、先に取りあげます。それを見た彼女は、『ダメダメ!私が払うから。』とそれを拒みました。
しかし、『デートなの!こんな時は男が払うの!門脇さんは、黙って奢られたらいいの!』と言ってあげました。
その言葉に彼女は面白い反応を見せたのです。うつむいて、『ありがとう…。』と小さく答えました。
遠慮をした演技のおばさんらしいの仕草ではなく、男にちゃんとお礼をいう女性らしい仕草でした。
旅行の時に思った『男を立てられる女性。』、まさにそれが彼女にあらわれました。そして、彼女の見せたその反応によって、僕と門脇さんとの関係は少しずつ変わっていったのです。
普段は、自分の意見などしない僕。彼女もそれ以上なところがあって、それまで当たり障りのない会話をして来てきたかも知れません。
しかし、僕が『こうだ!』と意見した時には、彼女は必ず下がります。彼女を見て、『男を立てられる。』と思ったのは、きっとそういうところから。
下手に意見などしない、平和主義者なところがあるのです。僕も同じで、家では子供、会社ではまだまだ下っ端。親や先輩にはかなわず、自分を押し殺して来ました。
それが門脇さんには、必要ないのです。年上なのに、人生経験豊富なのに、こんな僕にでも折れてくれるのです。
敷いたげられてきた弱い男に、それは危険でした。彼女の家が心地よいと思ったのも、そのせいだったのです。
ハンバーグ屋を出ました。以来、どこかしおらしくなっていた彼女は、『どこか行きます?』の僕の質問にも答えが口から出ません。
僕も自分のいつも行く場と、彼女の行きそうな場の違いが分かっているだけに、本当はちゃんと答えて欲しかったのです。
結局向かったのは、スーパーの食品売り場でした。彼女は買いだめを、僕は『荷物さえあれば、また家に入れて貰える。』と考え、結果意見があったのです。
買い物を済ませ、門脇さんの家に戻りました。彼女のの手で門が開かれ、そのスペースに僕の軽四はちょうど停めることが出来ます。
買い物をした荷物を家に運び込み、また家の中で二人の時間が出来るのです。そこである実験をしてみました。
門脇さんの反応を見たかったのです。ハンバーグ店以来、少ししおらしくなっていた彼女も、少し普段通りに戻っています。
その彼女に向け、自分の意見をぶつけて見たのです。思った通りの女性でした。大声ではなく、ちゃんと自分の意見をした男性には何も言えなくなるのです。
その反応はとても愉しいものでした。40歳近い年上の女性が、僕の言葉にひれ伏すのです。僕が強ければ、立場は完全に逆転してしまえるのです。
その頃からです。門脇さんを、完全に女として見るようになったのは。『僕がもう少し押せば、落ちてくれるかも。』、そんな自信もあったのです。
しかし、ないのはその自信です。やはり、40歳も年上のおばさんです。いろんな意味で、『僕が敵うはずもない。』と思ってしまうのです。
うまく付き合える自信もない、彼女をリードする自信もない、そもそもそんな熟女とうまくセックスする自信がありません。ないないだらけなのです。
それでも、想像だけは人一倍に働きました。彼女の顔を思い浮かべ、キスをする彼女の唇、揉んだ彼女の胸、そして入れた彼女のアソコ、想像ばかりでした。