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2014/06/08 20:33:28 (5J6SqjAg)
22歳で、スーパーで働いています。

一昨年、嫁いだ姉の義理の母が亡くなった。旦那のお母さんですね。61歳でガンでした。僕も、葬儀に参列しました。

去年、一周忌があり、家族代表で僕が出席します。旦那の親族などわかるはずもなく、居場所がありません。
御焼香を済ませると、係の方が御焼香セットを持ってある方の元へ向かいます。
車イスのおじいさんのために、そこまで持って行ってました。その傍らに、60歳後半くらいでしょうか、キレイなご婦人がいました。奥さんのようです。

お墓から帰ると昼食です。知らない方ばかりなので、どこに座っても同じ。偶然にも、そのご婦人が横に座っています。
話をすると、この方は亡くなった方のお姉さんでした。キレイな方で、話し方も丁寧、マダムって感じです。わかりにくいですね。しゃべり方が『オホホホホ…』って方です。
知らない方ばかりの僕に気をつかってくれて話をしてくれて、逆に僕のつまらない話にもちゃんと相づちをいれてくれて、帰るときの挨拶も完璧、立ち振舞いも素晴らしい方です。
帰りに、旦那のものでしょうか?高級車に乗って帰って行きました。

その2日後、店内で仕事をしてますと、僕の顔を覗く方が。目を合わせると、あのご婦人でした。『あっ!やっぱり~。ここで働いていたの?知らなかったわぁ~。』と声を掛けられました。『あれ?うちで買い物ですか?』と聞くと『なに言ってるの?私のおうち、この裏なのよ。歩いて来られるの。』と近所らしいです。ということは、何回も何十回も会っていたということです。

それから、会えば声を掛けてくれました。ある惣菜が好きで、いつも買って行き、『これ、美味しいの。冷蔵庫で保存も効くから、いつも買うの。』と言っていました。『余ったら、持って行きますよ。』と社交辞令的に話します。人気商品なので、必ず売り切れますが。

それから、8ヶ月くらいたったと思います。姉が来た時に、その話になり『ああ、あの旦那さん亡くなったよ。私、葬式行ったもん。』と、車イスのおじいさん、ご婦人の旦那が亡くなってたのを聞きました。ついでに、家族とは別居してて、一人暮らし、名前は里子さんだという情報まで得ることに成功します。

それからというもの、会う度に話をしますが、もうおばあさんではなく、女にしか見えませんでした。

ある時、『今日、あれ余りそうです。帰りに持っていきましょうか?』と言うと、一度は断りましたが『そお?じゃあ。』とOKをもらいます。すぐに、仲間に頼み、自分が払うということで押さえました。

7時になり、仕事は終了。すぐに、里子の家に向かいます。意外と小さな家でした。ただ、駐車場はデカい。車3台は停められそうです。
荷物を渡しますが、もちろんすぐに帰されることもなく、お宅に招かれ、コーヒーをいただきます。後ろを見ると、
仏壇があり、あのおじいさんの遺影もありました。話をすると、おじいさんはも5ヶ月も前に亡くなってたようで、里子も、かなり落ち着いたらしいです。

話も弾み、その中で『あの~、今度デートしてください。』と頼んでみます。キョトンとしてましたが、イヤらしい意味ではなく、買い物とか一緒に行きましょうと取ってくれたようで、『こんな、おばあちゃんと一緒に歩くのイヤでしょ。』と言われましたが、取りあえずOKはもらい、次の金曜日に買い物に行こうと決まり、帰宅します。

金曜日になり、朝から迎えに行きますが、結局里子さんの高級車に乗り換えて、出掛けます。午前中、大型スーパーで買い物を済ませ、昼食は高級なレストランでおごってもらい(カードで精算してました。)、誘ったのにもてなされました。
最後は、映画です。里子さんが観たがってた日本映画です。4割くらいのお客さんの数でした。
座ると同時に里子さんの手を取ります。小さな声で『あら?』と言いましたが、デートというのが前提でしたから、それ以上は何も言いません。最古は両手で、里子さんの手を握っていました。





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投稿者:サトウ
2014/06/22 13:23:55    (p8Yb0YI8)
ほのぼのとしたとてもよい話で楽しく読ませていただきました。
ありがとうございます。
また、機会がありましたらエピソードなど聞かせてください。
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