妊娠するのは卵子と精子が卵管膨大部で受精し、受精卵と成って１週間後に
子宮内膜に完全に着床して、初めて妊娠した事に成ります。
卵子は排卵後１日(２４時間以内)が受精可能です。
もし卵子が受精しなかったら死んで、１０日後位に、受精卵が必要とする子
宮内膜が必要無く成り、子宮壁から剥がれ落ちます。
剥が落ちる時に痛みが生じ、これが生理痛です。
剥がれ落ちた子宮内膜が生理血として体外に排出され、この時死んだ卵子も
一緒に排出されます。
生理が終わって次の排卵期間(排卵日は排卵期間内の１日です)までの日数は
基本生理周期２８日の人は(生理不順の無い場合)前月の生理開始日から１３
日目、次の生理開始日から１６日前から５日間が排卵期間です。
生理不順の場合は当てはまりません。
精子は女性の生殖器内で３～４日間生存しますが、まれに１週間位生存する
事があります。
そのため危険日は(何時でも危険日ですが、特に)排卵期間初日(５日間)の前
３日から排卵期間終了後１日間と成ります。
と言って、その期間以外にセックスをしても安全日とは言えません。
ただ、妊娠をする確率が単に低いと言うだけです。
生理中でも、精神的、肉体的な面から、異常排卵を起こす事が有ります。
生理期間だけは絶対安全期間と言う事は有りませんから、注意して下さ
い。

妊娠するのは卵子と精子が出会うからです。卵子は排卵後１～２日が受精可
能で、それを過ぎると壊れていきます。２週間位かけて壊れきると生理とし
て出血とともに残骸は排出されます。生理が終わって数日経つと次の排卵が
可能になりますが、次の排卵までの日数は体調で変化します。生理サイクル
が一定でない人は生理終了から排卵日までが一定でないのです。さて精子は
女性の体内で最長２日位の生存が可能です。そのため危険日は排卵日の前２
日から排卵後４日間となります。逆に安全日は生理中、生理前２週間と生理
終了直後ということになります。生理期間だけは絶対安全期間ですが、生理
前は「生理予定日の２週間」と言っても生理が遅れれば２週間以上前という
ことになってしまします。また生理後は通常排卵までに数日あるのですが、
場合によっては生理終了後すぐに排卵ということもありえるので油断できま
せん。月経周期が殆ど狂わない人なら生理予定日前２週間と生理終了後３日
位は安全日と言えますが、生理が狂うことのある人は慎重になる必要があり
ます。排卵日がわかれば良いのですが、人間の場合排卵は自分では分からな
いようなのです。朝起床時の体温(基礎体温)を精度の高い婦人体温計で記録
していると、排卵日に体温が急に下がることで排卵が検知できます。これが
利用するのが荻野式避妊法です。