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1

ゆきずり

投稿者:sarah
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2010/06/08 11:19:21 (zUcotrFr)
そのひととは,その日初めて会ったのでした。
まったく知らないひとで,私が上司の代理でそこに行かなければ,会うことのな
かった全く縁がないひとです。
取引先でもなんでもない,ただその場に居合わせただけのひと。
でも,何故か私はそのひととふたり,Barで飲んでいました。

接点がまるでない私達は,それでも話の波長というかテンポが合うひとでし
た。
ぽつぽつと話すそのひとの話が,私の心にすぅーっと入ってきて,すごくくつろ
いだ気分でいました。
そしていつの間にか,私の方からそのひとの肩に凭れかかって,そのひとの話を
音楽のように聞いていました。

声が素敵なひとでした。
そのひとの音楽のようなゆっくりとした話し方は,私の気持ちをほぐしてくれ
て,気持ちが和らぐ過程を噛みしめていたら,この時間が永遠に続くと良いの
に,と思えてきました。

「ねぇ。帰りたくなくなっちゃったんです。どうしてくれますか?」
そう,そのひとの肩に頭をあずけたまま呟いていました。

バーカウンターの奥にいるマスターに声をかけ支払いを済ましたそのひとは,
Barを出るときに私にコートを掛けてくれました。
Barを出て,そのひとの車があるホテルの駐車場まで無言で歩きます。
でも,私の方からそのひとの右手に指を絡めて並んで歩きました。

ホテルのロビーを横切り,エレベーターホールに向かい,地下へ向かう箱に乗
り,そしてそのとき,初めてそのひとにキスされました。
さっきまでの穏やかな態度ではなく,とても濃密で淫らなキスでした。

地下2階の駐車場に着き,車に向かって歩きました。
そのひとの車は,閑散とした深夜の駐車場の隅のほうにありました。
北欧の外車の右側のドアを開ける彼が私を促します。
私は,そのひとの言うとおり,そこに座って待ちました。

車を出してどこかに行くのだろうか,とぼんやり考えていると,運転席に座った
そのひとは私にキスをしてきました。
キスの最初はくちびるの温度を暖めて濡らす程度のものでした。
でもそのキスが長く続いて,そのひとの舌の動きがゆっくりと大きく動き,私の
歯や舌の裏側を舐めるようになる頃には,私にはもうそのひととそのひとのそ
こでの行為を制止することが出来なくなってきました。

「ここでするよ」
そうそのひとが言った時には,私はもう引き返す気が全くなくなってしまってい
て,声を出さずに少し頷いて,そのひとの行為の続きを期待してしまったので
す。

スカートの下から手を入れられました。
その手がガーターで吊ったストッキングの境い目を確認し,Tバックで露出した
私の尻の肉を掴みます。
そして,割れ目をなぞるように指を動かし,Barにいるときから滲み出てすっか
り濡らしてしまった小さなクロッチに触れました。

「すごいね」
言われて,何がすごいのかが分かりませんでした。
ガーターで吊ったストッキングや,Tバックのことを言われたのかと思ったので
す。

「スカートの裏地まで濡れてるよ」
同じ声なのに,Barで話していた時と違って,少し下卑た感じがしました。
でも,その方がそのときの行為には合っている様にも思っていました。

「このまま,上に乗ってみる?」
そう言われました。
流されてするセックスだから,男性の少し強引な行為に流されたかったのに,私
にアクションをとらせるなんて・・・。
でも,私はそのひとの言うとおりにしていました。

そのひとのベルトを外し,ファスナーを降ろしてトランクスの窓からペニスを取
り出します。
自分から跨り,自分でショーツの底をずらし,中心を先端にあてがい,私の潤ん
だ粘膜が先端を少し飲み込んだところで,そのひとの肩に手をかけました。

「はぅぅっ!・・・くぅふぅうーん」
そんな独りよがりの声を吐き出しながら,私の入り口がそのひとの根元も覆い
隠すぐらいまで腰を沈めました。
そして,着ていたコートを自分から脱いで後部座席に放ります。
車の窓ガラスが曇るほどすっかり車内は暑くなり,それになにより,私の身体が
熱くなっていて,おでこにうっすら汗をかいていました。

そのひとはあまり動きませんでした。
でも,私が上下に動くたびに,そのひとのペニスはどんどんと固く大きくなって
私の中で膨らみ,車の中は私の荒くなってきた呼吸と,繋がった場所の淫らな音
が響いていました。

「はぁ,はぁ,はぁ,ぁあ,ぁあ,あぁ,はぁ,ああぅ,あうっ,はぁ・・・」
「ぬちゅぅっ,にゅちゅっ,びゅちゅぅ,じゅびゅぅ,くちゅぅ,く
ちゅぅ・・・」

私のブラウスがスカートの上からはみ出します。
そのひとがその下から手を伸ばし,ブラジャーをずらして乳房を掴みました。
両方のカップが上にずれ,両手で乳房をもまれ,時々乳首をつままれました。

「はぅうぅっ!ぃやぁあ!あん,あん,あん,ぁん,ぁんっ,ぁんっ・・・」

上下の運動を止め,深く腰を沈めたままの状態で,腰を回転させました。
恥骨を押し付けるようにしながら回していたので,そのひとのズボンやトラン
クスを濡らしていました。
ファスナーの金属部分が私の粘膜に当たって時々痛みました。でも初めて会った
男のひとの車の中で,上になって腰を回す自分の淫らさや罪悪感がそれを曖昧
なものにしました。

「中で出すよ」
そのひとがそう言いました。
私は顎をがくがくさせて頷き,そのひとの射精を直に受け止めました。
そして,そのひとが果てた後も,自分勝手に腰を動かしていました。

射精が終わってしばらくすると,今度は私のゴールが見えてきました。
わがままに恥骨を押し付け,終わってしまったそのひとの肩を少し強く掴み,勝
手に上りつめました。

そのままにして息を整えていると,私の中でペニスが縮んでいくのが分かりま
した。
「いぃゃぁあああぁっ,また,くるぅ。あっ,あっ,あっぁ,あ!あ!あ!
あぁっ!ぁああつぅ・・・」

知らない間に声が出てしまい,何故か私の中でまた内側の粘膜の壁が収縮を始
め,痺れるような感覚が奥まで走り,また私だけが勝手に上りつめ果てました。


その後はふたり無言で身繕いをしました。
「送っていくよ」とそのひとは言ってくれましたが,自分で帰る事にし,車を降
りました。


ゆきずりのセックスでしたが,今になってもゆきずりだったような気がしませ
ん。

 
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5
投稿者:(無名)
2010/06/12 17:29:49    (g.FTMXrA)
エロ作家?
4
投稿者:
2010/06/11 15:15:09    (evoHxCMG)
文章上手い
3
投稿者:×
2010/06/08 21:16:31    (6T2Bb/95)
相手がわかってるからゆきずりじゃないね
2
投稿者:ちん
2010/06/08 19:47:00    (Ld5zaAui)
とてもいいお話しでした◎
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