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2017/02/06 05:08:52 (cP3cl.P6)
社長が新入社員として紹介した志織、当時短大出たばかりの二十歳でした。
隣にいた先輩がポツリと言いました。
『豆タンクみたいな子だな』
背は小さくて丸々してて、確かに豆タンク。
でも俺は違うこと考えてました。
(こいつだ!)
グレーのリクルートスーツ姿の胸の部分はかなりきつそうに見えました。
ぽっちゃり女子好きな俺には、ド真ん中ストライクの一目惚れでした。
半年ほど経ち、職場にも慣れてきた志織、それまでも何かにつけて、お近づきになるチャンスを狙ってましたがうまくいかずでしたが、ついにそのチャンスが巡ってきました。
提携する会社が展示会に出店、その手伝い役に部長は、俺と志織を指名しました。
四日間、俺は志織を自宅まで迎えに行き、帰りも志織を自宅に送る、会場から直行直帰だったんです。
社会人一年目の志織、慣れない社外での仕事に苦戦してるのをフォローする俺。
四日間、通勤やランチを一緒にしてるうちに、かなり打ち解けることが出来ました、が。
その四日間で志織には、交際中の彼氏有りも知ることになりました。
(こりゃダメだ~)
展示会最終日の帰宅途中でした。
志織の携帯が鳴り、メールを見た志織が、深いため息をつきました。
『彼氏?』
『はい』
志織の様子から、彼氏とうまくいってないのでは?そう感じました。
『ご馳走するからさ、飯一緒に食べて帰らない?』
再び携帯の画面に目を落とした志織、少し考えるような感じをしました。
そしてチクチクと携帯を操作し、パタンと携帯を閉じた志織でした。
『いいですよ』
(キター!)
ちょっとお酒もあり、そこで聞けたのは、志織の彼氏に対する愚痴でした。
先ほどの彼氏メール、展示会終わったなら今夜会わないかの誘いだったらしい。
その返事は疲れたから無理と返しながら、俺とここにいる。
そのことを聞きました。
『高校の頃からの付き合いなんですが、彼氏はまだ学生でこちらは社会人、彼氏のわがままが最近、ちょっと我慢出来なくなってて』
(よしキタ!)
チャンスと見た俺、でも焦ってはダメだと思い、愚痴聞き役に徹してました。
『ごめんなさい。四日間も色々お世話してくれたお礼言わなきゃならないの、愚痴ばかりになって』
『いや、いいよ』
一気に距離が縮まった感がありました。
(今日のとこは、これくらいにしといてやるか)
そんな感じでその日は帰りました。
 
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投稿者:がた   01019155
2017/02/06 07:02:24    (mA62jFFM)
早く続きをお願いします
2
投稿者:亮介
2017/02/06 06:15:58    (cP3cl.P6)
その翌週末、俺は志織をアフターに誘って見ました。
最初は断られました。
先週展示会の絡みで会ってない彼氏と、会うんだろうなは簡単に予想出来ました。
予想しつつもあえて誘ってみたんです。
夕方、出先からの帰社途中、俺の携帯が鳴りました。
志織からでした。
『彼氏の方キャンセルしたので、行きます』
(キタキタキタ~!)
誘ったときの志織の様子から、もしかしたらこうなるかも、それも予想してました。
でもまさかほんとにそうなるとは思ってなかったですが。
待ち合わせて志織と会いました。
『彼氏、怒ってたでしょ?』
『はい、それもメチャクチャ怒ってました。でも社会人には会社の付き合いってもんがあるの、そう言ってやりました』
そう言って悪戯っぽく笑い、ぺろっと舌を出した志織に、脈はあると直感しました。
『彼氏と別れちゃいなよ』
う~んと唸った志織。
そして沈黙。
『だって彼氏をキャンセルして、俺とこうしてる、気持ち離れてるでしょ?』
沈黙からまた、う~んと唸ってました。
『なんとなく』
そう言った志織は再び沈黙、言葉を選んでるようでした。
『先が見えてきたような、彼氏と』
『先?』
『続けてられないな~、みたいな』
志織が社会人になり、すれ違いが増えて、衝突することが増えていたそうです。
『会うと、まず彼氏の機嫌を直す作業からなんですよ。正直楽しくないし、疲れるんです』
本音が聞けたような気がしました。
『Hしてやっと機嫌直る、そんなとこでしょ?』
Hと言う言葉に、ピクッと反応した志織。
『まぁ、そう、ですね』
『それじゃ楽しくはないよな』
『なんでそんなことまでして、機嫌とらなきゃならないのか、疑問に感じるんです。前はそんな疑問、感じませんでしたけど』
(終わってるな~)
そう感じました。
攻撃に転ずるタイミングを計りながら、話をしてました。
そんな時、志織は質問を投げかけてきました。
『亮介さんはどうしてそんな、私と彼氏を別れさせたいんですか?』
直球勝負に出る、そう思いました。
『社長から新入社員と紹介された志織ちゃん見て、一目惚れだったから。彼氏の後釜に座りたいからさ』
おそらく志織は、俺の気持ちに気づいてました。
やっぱり、みたいな納得したような態度でしたが、嬉しそうではありませんでした。
二者択一を迫られたと思ったんでしょう。
『今は何も答えられません』
困惑気味の志織を、それ以上追い詰めてはと思いました。
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