翌日出張から戻り、20時頃帰宅した。
智子に「今帰ったよ。仕事終わったら電話して。」と
メールを打つ。コーヒーを飲みながらボーっとしてると
智子から電話が来た。「いま仕事終わりました~。」
「もう家着いたの?」「我慢できずに帰り道です。」
言うことも本当にかわいい。本当に舞の同級生か?と
思う。「家に来る?」「えっ?いいんですか?」
「当たり前だろ?」コンビニに寄ってから家に来るという。
ここで少し場所を説明する。
俺の住む町はA駅、会社はC駅。舞の住むB駅は
A駅とC駅の中間にある。
A駅は住宅街で、智子の勤める病院とナース用に病院が
借り上げているマンションがあり、智子の先輩洋子も
そこに住んでいる。それでこの前洋子が夜中に智子の部屋に
乱入したのである。
智子が息を切らせて部屋に来た。
「お帰りなさーい。寂しかったよ~」と俺に抱きしめキスを
してきた。
「おとといも一緒にいただろ?」「だって昨日声も聴けなかったし・・・」
智子が中高生の様に話をする。彼氏いなくて恋に恋している感じ。
もちろん嫌な気はしない。
「何飲む?コーヒー?ビール?」
「その前にシャワー借りてもいいですか?ちょっと今日汗かいて
気持ち悪いので」「じゃ、タオルと俺のだけど着替え、洗面所に
置いておくよ。先に入ってて。」「ありがとう。」
一緒に入る気はなかったが、タオル等をバスルームの前に置こうと
すると智子の来ていた物が見えた。下着チェックしちゃおうかとも
思ったが、智子が擦りガラス越しにチェックしてるかも。。。と思い
そこは我慢。「ここに置いとくよ」と声を掛け部屋に戻る。
智子は着替えのロンTだけで下は履いてなかった。(パンティは履いてる)
「あぁ、さっぱりした。ありがとうございました。」
化粧も落としたようだが、睫毛が長いのでスッピンの方がより清楚な
感じ。やっぱり可愛い!と再度思う。メークも上手くすればその辺の
芸能人には負けないぞ、と欲目だとはそう思う。
「俺さんは何飲んでるんですか?」「コーヒー。昨日飲んじゃったからね」
「じゃ、私もコーヒーもらっていいですか?」「あぁ・・いいよ」
智子へのお土産として買ったタルトケーキを渡すと
「おいしそう、、、一緒に食べよう~」とあの笑顔で言われた。
「その前に・・・」と言って智子を抱きしめキスをする。
智子は腕を首に回し激しくキスをする。1分位してたんじゃないかな。
「コーヒー淹れるよ。」と言って離れた。顔を見ると上気で赤くなっていた、
お菓子を食べながら「週末まで準夜勤だから中々会えないですね。」と
ポツンと言うので、「毎日来てもいいよ。準夜なら俺が残業しても
家にいるから。」「本当に来ちゃいますよ。」「大歓迎だ」
「嬉しい」と今度は智子からキスしてきた。本当に甘いキスだった。
「そろそろ寝るか。。。泊まっていくでしょ?」「う、うん」と
智子。歯を磨いていると智子も新しい歯ブラシを出して一緒に磨いた。
「買ってきたの?」「へへへ・・・置いてってもいい?」
「どうしようかなぁ?」ちょっと暗い顔をする。「嘘だよっ。
今度智子用のカップも飼っておくよ」すぐににこやかな顔になり
「カップは家にあるので明日持ってきます。」と言った。