アナルセックスはもちろんなんですが、アナルフィストのあの感覚が忘れられません。
指が一本一本滑り込んできて、入り口を撫で擦り、一本一本がまるで生き物のようにうねうね襞に絡みついてあちこちを捏ね回す…
生暖かいローションがたっぷり足されるたびに中が熱く満たされ、さらに本数を増やしてねじ込んでくる。
くちょくちゃといやらしい音をさせながら、祈るかのように無言で繰り返される拡張と揉みほぐし。
親指を残して残りは全て中へ、あちこち蠢いて撫で回しながら、ぐるりぐるりと捏ね回され刺激されてないところはないくらい。
吐息が漏れ、荒い息がつき、漏れ出るか細い喘ぎを引き出すようにさらに奥へ奥へと滑り込む。
意を決したように、親指も織り込まれてドリルのようになった掌が、アナルにねじ込まれていきます。
手のひらに貯めたローションを流し込みながら、指を拡げたりすぼめたりしながら侵入を執拗に狙い続ける掌。
極限まですぼめた拳が、上下にお尻を揺すりながら1ミリまた1ミリと上下ににじり込んでいきます。突き込むのではなく、まるでひだ一枚ずつ捲り上げて滑り込んで行くように…
息を飲み、力を緩めた刹那、掌は狙ったかのようにめりめりと中に侵入します。
その衝撃と脳天を突き抜ける快感、反射的にアナルを締めればもう、アナルは自らの意思で拳を手首まで引き混んで飲み込んでいきます。
まるで自分のではないような長く大きく遠吠えのような喘ぎ声を叫んだ刹那、ごりんと手首が廻されます。
もう糸を引くような喘ぎは止まることがありません。
マリオネットのように、アナルから腕を生やした情けない姿態は意のままに操られ、快楽にのたうちます。
嬌声は呼吸のように漏れ続け、ごりごりと拳が回り突き込まれるたびに身体は跳ねのたうち悦びます。
もう私の身体は私でない、突き込まれた拳のイキ人形に堕ちるのです。
哀願しても失禁しても、もうお相手の意のまま玩具のまま。すっぽりと抜けた空虚な穴を埋めるように、また拳をおねだりしてヨガり狂う哀れな肉人形です。
虜になったら、なんでもしてしまうでしょう。性奴隷?、肉便器?、もうその価値すらないかも知れません。
それでもあの快楽を求め縋りつき、服従を違うかも知れません。
それは愉悦?それは苦痛?
もうフィストマゾは快楽の虜ですから、あとは思いのままです。嗚呼…