中出し体験告白

年末に続いて、また大学時代の話。

彼女の浮気と別れで荒れた俺の大学生活は、バイトとバイクとギターと女漁
り。
大学３年になり、長渕の「夏祭り」でアルペジオにのめり込んでいた俺。
コンパで俺の大したことのないバイクの話に興味を持った１年の女の子。
その子は「高校時代から付き合っている彼がいるから」と言いつつ、
「１度乗せて下さーい」。
なら乗せてやりましょ、ということでツーリングへ。
彼女には悪いが、渡したヘルメットはスクーター時代の安物。
俺のヘルメットはアライのＳＺ、メットを外さずに煙草を吸えるやつ。

ちょっと格好良いとこ見せてやろうかと、いい気になって峠へ。
でも、慣れないタンデムに本当はオロオロの俺。

峠の途中にある滝を眺め、持ってきた缶コーヒーと煙草で一服。
煙草に興味を持つ彼女に人生初の煙草をプレゼント。
直後咳き込み、涙目になる彼女。
ここまでは楽しいデート。

その帰り道、俺の後ろから峠を攻めてくる黒いセドリック。
すぐ後ろにつかれたが、タンデムにも慣れてきた俺、
彼女の前で調子に乗り、少しスピードを上げてみた。
直後、サイレン。そして、「前のバイク、止まりなさい」。
大したスピードではなかったが、初めての違反。
彼女のアパートまで送るが、アパート前でしょげ込む俺。
俺を励ますために、スキンシップをとろうと俺の手に触れてくる彼女。
彼女「お茶でも飲んでいきますか？」　俺「うん」

はじまりはどうだったか覚えていない。
気づけばワンルームのテーブルの横の狭いところで、
俺は半裸の彼女とキスをしていた。
覆面パトカーが悪いわけではないかもしれないが、
俺は捕まった怒りを彼女にぶちまけていた。

彼女の体とか気持ちとか、そんなことは関係なく、
濡れたとかも関係なく、
挿入したくなったから挿入し、痛がっていても続けた。
そして、そのまま中に出した。

終わってから、すぐに彼女から離れて煙草を一服。
気持ちが落ち着いてくる俺。
ふと横を見ると、裸でうつぶせの彼女。
その尻に今度はムラッときてもう一度始めようとしたら、
「先輩、ベッドで・・・」
また彼女を抱き、今度は体の一部一部をかみしめる。
さっきまで処女だったらしい痕跡。しかし、出血は多くない。
少し痛がる彼女、でも止まらない俺。
顔をしかめている彼女、それでも止まらない俺。
最後はどうせ一度中出ししているからと、やっぱり中出し。

その後も会って、３回ほどセックス。
いつも彼女の家、俺の土産は缶コーヒー。
セックスが終わると一服、煙草に慣れた彼女も一服。
お互い、告白もしていなかったが、何となく付き合っているような気分になっ
ていた。
そこに彼女の高校時代から付き合っている彼氏が遊びに来た。

数日後、その彼氏が帰った後で彼女から電話が来た。
「先輩、もう会えません」
高校まではキスもしていなかった２人。
大学生となり、彼は彼女を求め、彼女は彼を裏切ったことを悔やみ、
事実を彼に打ち明け、でも彼は許し、
そんな彼と別れるわけにはいかないし、もう裏切られない、
たしかそんな感じだった。

彼が帰ったらまた会えると思い込んでいた浅はかな俺。
会えないと気づき、少しやけになって性欲のはけ口を探す俺。
その日から数日後、初めてテレクラを利用した。
初めてのアポは人妻の自称３０歳、見た目４５歳。
それでも良かった。誰でも良かった。

そして、この日から数年が経過するまで、
俺がこの彼女と彼に申し訳ないことをしたことに気づけないほど、
当時の俺はただの馬鹿だった。