自分の部署に同格の職員が異動してくることになった。
年齢はお前と同じ40歳で名前は飯田環さん。少しまじめすぎるきらいがあって、移動も初めてで緊張しているみたいだから、向こうの部下と上手いこと繋いでやってくれ。
上からはこんな風に伝えられた、それが移動10日前のこと。
自分より一つしたですね。という余計な一言は飲み込んだ(笑)
実際に来てみると、実に真面目そうな、十人並みな容姿で、少し腐女子臭のする感じ、丸いメガネで肩までの黒髪をキュッと縛って、細身で胸はさほど大きくない。ただヒップが細いながらもムチッとプリッとしていて、お!いい尻!と思ってしまった。
Aマッソの加納を限りなく地味にした感じ。
そして見た目通り無駄口は叩かず、少しおどおどした様子で、でもやることはきっちりといった感じ。
もし処女です。と言われたら、でしょうね。と思ってしまいそうな、そんな方でした。
そんな彼女でしたから、なるほど上手く繋いでやってくれってことか…と、何かというと隣のチームに顔を出し、彼女を巻き込んで世間話なんかしたり、何か気になるところや知りたい情報はある?なんて隙間時間に尋ねたりして、環境を整えていった。
すると一月もすると、元来自分なんかよりは仕事キッチリなタイプだし、指示も的確なので部下からの信頼も得られたようだった。
上にも大丈夫そうだなと満足していだけたようだった。