「あぁん!…また逝く!」
カーテンの隙間から朝日が差し出した寝室のベッドで、えりかはそのだらしない身体を波打たせて何度目かの絶頂に至る。
俺は上半身を起こし、脱力したえりかを押し倒してその上に覆い被さった。
「あぁ…来てぇ…」
えりかは来年50になるとは思えないような甘えた声を出しながら、両手を肩に回してくる。
結合部からはビチャッ、ビチャッ、と濡れた肉同士がぶつかる音が。
「あっ、あっ、んんっ」
えりかの口からは短く切羽詰まったような声が、それぞれ俺の腰の動きと連動してそれが興奮をより高めている。
朝からこんなにあえぎ声あげてたら、出るときおとなりさんに顔でも見られると気まずいなぁ
何てことを考えながらえりかの柔らかな身体に密着してその唇を貪るように塞ぐ。
「んっ、んっ、んっ」
えりかは舌を絡ませながら俺を離すまいと脚を腰にからめ、俺の頭を引き寄せる。
あそこは濡れすぎてほとんど摩擦を感じることはないはずなのに、えりかの意思が働いているように絡み付いてくる肉の感触が俺に射精感をもたらした。
「逝くよ」
嵐のようなキスの合間に短く言うと、えりかは目を閉じたまま何度か頷き俺を拘束する手足にいっそう力を込めた。
俺はえりかの暑すぎるんじゃないかと思うような体温と、ぴったりと吸い付くように俺を包み込む肌の感触を感じながら腰の回転をあげる。
「んっ、んっ、んっ、来て…来てぇ」
「あぁ~出るよ。出るっ!」
「あぁ~んっ、あっ、あっ、逝くぅっ!」
お互いに腰を震わせながらこの日最後の絶頂を味わう。
俺はえりかの中に広がる自分の精子の感触でによって征服感を、えりかは自分の中に広がる我が子ほど年下の男のほとばしりにより女の喜びを。
そうしてしばらく甘えるように鼻先を首筋に押し付けてくるえりかのパサついた髪をといてやっていると、スースーと規則正しい寝息が聞こえだした。
しばらくそのまま頭を撫で、えりかが完全に寝たのを確認し、えりかの中からゆっくりと抜け出して隣で眠る。
いつもこうだ。
えりかの誘いがあるときは翌日の夕方までは必ず拘束される。
というかほぼ毎回徹夜になるので、眠気に勝てた試しがないからだが。
昨日だって21時過ぎにえりかの家についてから、今までほぼぶっ通しでやり続けていた。
いくら夏の明るくなるのが早い時期とは言えもう6時は回っているだろう。
9時間やりっぱなしだったのだ。
50を間近にしてこの体力は素直にすごいと思う。
それに付き合う俺を大概だとは思うが。
とにかく俺は母親よりも年上なこのデブな
おばさんの(自己申告155/70ぐらい、ほんとはもっとあると思うが)「抱いて」という言葉にさからえない。
惚れてるわけでもましてや恋人というわけでもないが、とにかくエッチが抜群にいいから。