前置きが長く激しいエロ表現はありません。
一昨年の10月、地方都市に転勤した37歳の
筋肉大好きな独身男です。
職場環境の善し悪しより5年暮らす住居の方が
重要だった。
会社が与えてくれたのは、小高い丘に建つ3階建ての
マンション。1~2階は8部屋のワンルーム。
3階は私が暮らすことになる1LDKと中年夫婦が
暮らす2DKの2部屋だった。
全部屋の挨拶が終わるのに10日を要した。
最初隣に挨拶に行ったときだった。ご主人も在宅で
ご夫婦に挨拶ができた。
奥さんからはゴミ出しや自治会のことなどを教わる。
地域情報源の一つとして自治会に入ることにした。
奥さん「回覧板はうちのドアポストに入れといてね」
この奥さんは、身長150半ばで体重は-100ぐ
らいか?ショートヘアが似合っている。明るそう人
だった。
このマンションのいいところは、周りに高い建物が
なく、3階直結のエレベーターがあることだ。
珍しく貴重な建物だ。
こうして転勤生活が始まった。
奥さんにはゴミ出しや休みの日に顏を合わせること
がよくあった。挨拶とちょっとした会話してくれる
気さくさを感じる女性だった。
3週間ぐらいしたときだった。電車を降りたところ
で、隣のご主人に声をかけられた。
ご主人「お近づきに軽くどお?」
断る理由もないし、長い付き合いになることだし
2時間ほど居酒屋で酒を酌み交わしした。
ご主人の話でわかったことは、二人のお嬢さんを
嫁だし今の住まいに移って5年だそうだ。
ご主人は61歳で定年後、嘱託として勤務を続けて
いる。
ご主人「中島さんの名前教えてよ」
私「ケイです。尊敬の敬の字です」
ご主人「中島敬か~、いい名前だね」
私「ありがとうございます」
ご主人「敬って呼んでいいか?」
私「もちろんです。その方が僕も落ち着きます」
ご主人「実は女房も敬と同じ字でタカコって
言うんだよ」
私「奇遇ですね。明るくて気さくないい奥さん
ですよね」
ご主人「そうか~、それを言ったら喜ぶよ」
そんなこんなで2時間たち自宅向かう。
道すがらの話で奥さんは56歳で2時間ドラマが
大好きらしい。特に京都ものがお気に入りだとか。
翌朝だった。インターフォンが鳴り画像を見ると
隣の奥さんだった。
奥さん「朝からごめんね。洗濯干してたら音楽が
聞こえたから」
私「音大きかったですか?」
奥さん「そうじゃなくて、おかず多め作ったから
どうぞ」
私「いいんですか?」
奥さん「おせっかいかな、って思ったんだけどね」
私「僕は大感激ですよ。遠慮なく頂きます」
奥さん「コーヒーのいい香り」
私「今淹れたところです。ブラックでよかったら
飲みませんか?」
奥さん「催促しちゃったかな」
ご主人に付き合ってくれたお礼やら世間話で小一時間
コーヒーを共にした。
ご主人と飲んだときも話に出たが、奥さんからも
同じ話が出る。ご主人の長い習慣で晩酌をして
9時には寝るらしい。
奥さん「いじゅえあなんでも早すぎよねー、
寝たら起きないから楽だけど」
ご夫婦それぞれと話は好印象だった。
11月に入って程なく奥さんから食事に誘われる。
奥さん「中島さん、おでん食べに来ない?」
私「いいんですか?」
奥さん「旦那が呼べっていうのよ。明日8時頃
どうかなぁ?」
私「行きます!嬉しいです!」
実は三日ぐらい前にちょっとした事件があった。
転居して一カ月がたち、来訪者は隣の奥さんが
おかずや回覧板をもってきてくれるだけだった。
休みの朝、シャワーを浴び髪を拭いているとき、
インターフォンがなった。どうせ隣の奥さん。
今の自分がどういう姿か忘れていた。
私「開いてますよ、どうぞー」
大きめの声を出す。
奥さん「これおかず…」
髪を拭きながら玄関に近ずく。
私「いつもありがとうございます」
そのときになって、やっと自分の姿を思い出した。
髪を拭きながら、あそこをぶらぶらさせながら
奥さんに近づいたのだった。
奥さん「ごめんね、こここに置くから食べてね」
と言い残しさっさと帰って行った。
「まぁ、いっか。おばさんだし問題ないだろう」
とかってに決めつけていた。
私の中では女性、おばさん、おばあさんの区別
しかなく、おばさん以上対象外だった。
ジャージにTシャツ、長めのフリースで隣に伺う。
親父さん「おう、入れよー」
奥さん「どうぞ、どうぞ」
部屋に入るとコタツだ!
コタツの上には数品の惣菜と鍋敷きやグラスが
置かれていた。
親父さん「今どき珍しいか?」
私「実家出て以来だから、すっごい久しぶりですよ」
親父さん「いいもんだぞ、入れよ。遠慮しないで
足のばせよ」
奥さん「そうよ、遠慮しちゃダメよ」
私「じゃ、遠慮なく」
奥さんの手によっておでんが取り分けられ
二人の前に置かれる。ビールが注がれ乾杯!
奥さん「取り分けるの最初だけだからね、後は
遠慮なく自分で好きなものとってね」
ビールが一杯二杯と進み、親父さんは芋のお湯割り
に移る。
親父さん「俺はいつもの芋7、敬は5だったな?」
奥さん「お父さん!敬って呼んでるの!?」
親父さん「俺は親父さんって呼ばれてる」
奥さん「それなら私は敬君って呼ぶわよ」
私「その呼ばれ方もいいですね。僕は敬子さでいきまsy」
親父さん「俺は胡座の方が楽だが、敬足のばせよ」
敬子さん「そうよ、、足のばして。私ものばそっと」
お互いが足をのばすと、足が触れる。触れるとお互いの
足が引っ込む。3回目に触れたとき違和感を覚えた。
錯覚か?3回目に触れたとき、敬子さんは足引っ込め
なかったように感じたのだ。次触れたら…。
4回目に触れたとき私も足を引っ込めなかった。
足の指と指が触れている。
3人とも会話をしているのだが、コタツの中では
指ち指が触れ合っている。敬子さんの指が動く気配はない。
いたずら心で指で指をなぞってみる。
話をしながら敬子さんの表情を伺う。
俯向きかげんになったり、テレビに
目をやったりしている。