30代です。
普段は二人ペアで営業車に乗り営業回りしてます。
ペアの相手が男と時もあれば女の時もあります。
男はどうでもいいんですが、女の場合は若くて可愛い子の時もあれば40代の熟女の場合もあります。
可愛い子の時は「こんな可愛い子と営業放ったらかしでラブホでも行けたらいいのになぁ」と思っていても、世の中そんなに甘くはなく、同僚なので下手な事は出来ないので…
普段から「この人とはそんな気にならないなぁ」と思っている熟女さん(島崎さん)がいて、島崎さんと営業回りの時は何も考えずに変な緊張もせず、よく冗談を言いながら二人でゲラゲラ笑ってます。
そんな島崎さんと営業回りの日、島崎さんとはそんな感じで一緒にいるのが楽しかったので気分良く出発しました。
朝から何となく元気ないなと思ってましたが僕が言う冗談にいつもの笑顔で笑ってたので、さほど気にせず午前中を過ごしました。
二人でラーメン屋で昼食を終わらせて車に乗ると「今日って後は急がなくても明日でも大丈夫だよね?」と島崎さん。
「そうだね、ここ2~3日でかなり貯金できてるし、何何?二人でサボッて何処かに遊びに行こうとか?」と僕は冗談言いました。
「う~ん、遊びにも行きたいけど(笑いながら)ちょ~っと相談に乗ってほしいんだよね」と言われたので「相談て!僕お金ないですからね!」と笑いながら冗談で返しました。
「じゃあ、ちょっと行きたい所あるから私が運転するね」と座席を乗り換えると、普段通り二人で冗談を言い合いながら島崎さんは車を走らせました。
「何処に行くんですか?」と聞くと「もう少し」と車を走らせ、なんかちょっと寂しい町並みに入ったと思ったら遠くの町外れにポツンとラブホが見え「まさかそれはないでしょ」と何の疑いも持たず、でも車はラブホに向かって進んでました。
車はラブホの前で曲がり、そのままラブホ駐車場に入ってしまいました。
僕は「島崎さん…ちょっと…」とマジになり慌てて言うと「な~に慌ててんのよ~、違う違う、人には聞かれたくないのと、車の中は暑いじゃん、だから」とその時は納得してしまいましたが、後々から考えるとその理由はやっぱりちょっとおかしい。
「心配しなくても部屋代は私が持つから」と笑いながら言いました。
そこのラブホは古臭く廃れた感じで部屋の中も全体的にボロい感じでした。
普段は全くそんな気にならない島崎さんとは言え、「二人でラブホ」と思うとドキドキしてしまいました。
部屋に入るとベッドのすぐ横に藤で編んだような一人掛けの椅子が小さな丸テーブルを挟んで二脚あり二人で向かい合って座りました。
「何か飲む?」と言われ「何がありますか?」と二人で設置された自販機を覗くと、缶コーヒーや缶ジュース、缶ビールやお茶が入っている中でバイブやローターなんかのオモチャも入ってました。
僕は冗談で「これがいいかな」とバイブを指差しました。
すると「そうそうこれを飲もうかってバカタレ!」と島崎さんはノリ突っ込みしました。
二人でゲラゲラ笑いながら僕は缶コーヒーと島崎さんはお茶を抜き出し、それを飲みながら二人ともタバコを吸い始めました。