大学に進学、アパートでの一人暮らし開始、母と一緒に他の住人に粗品を配り、挨拶に回った。
中年の男性が出てきた。
出身を聞かれたので答えると、俺も同じだと言う。
言葉の雰囲気でそう思ったと、その男性は言った。
「俺のババアで良かったら、なんでも言って使っていいよ。今は仕事でまだ帰ってないがな」
その中年男性はトラックドライバー、普段あまり家にいることはないようだった。
夜、その中年男性が言ったババアが訪ねて来て挨拶。
丸々太ったおばさん、民子と言った。
同郷のよしみ、民子はよく部屋に来た。
慣れない一人暮らし、中年男性が言った通り、便利に使わせてもらった。
中年男性と民子、夫婦だと思っていた。
慣れ親しんできて、実は違うと知った。
民子はただの同居人と、中年男性を言った。
内縁関係みたいなものなのかは不明。
晩のおかず持ってきたり、掃除だ洗濯だとお節介をやく民子。
初夏、ある日曜日。
Tシャツ短パン姿で民子がやってきた。
大根足なんてレベルを遥かに上回る太い足に、突き出たお腹、ボヨンボヨンと胸を揺らしながら、掃除をしていた民子。
ムラムラした。
童貞だった俺、女なら誰でもという気持ちもあったし、若い男の部屋に、のこのこ頻繁に来るんだから、民子にもその気あるだろうと読んだ。
それに、俺に変なことされて来なくなったらそれはそれでもいいさ、そう割り切って考えた。
中年男性とは夫婦ではないし、後腐れもない。
勃起した下半身を晒した。
「民子さん、民子さんのお尻見てたらこうなった」
民子はこちらを振り返った。
勃起したチンコを見て笑った。
「何考えてんの!早くしまいなさい」
一蹴された。
でも俺の暴走は止まらなかった。
勢いに任せ、背後から抱きつき、全く手のひらに収まらないデカパイを掴んだ。
「ちょっと待ちなさい」
語気が強くなった。
振り解かれた。
あぁやっぱりダメかなと思ったが、民子は怒ってる様子ではなかった。
「したいの?」
したい、お願いします、そう言った。
「そう!まずお願いしますだよね?」
すいませんと謝った。
民子は少し微笑んだ。
「こんなおばさんのお尻見て、若い清隆君がこんなになるんだから、女としては喜ばしいことだけど。清隆君、初めてでしょ?」
うん、答えた。
「やっぱり。何となくそう思ってたけど、こんなおばさんでもいいの?」
念を押され、うんと答えた。
「わかったわ」
民子は同意してくれた。